予讃線

四国旅客鉄道の鉄道路線
予讃本線から転送)

予讃線(よさんせん)は、香川県高松市高松駅から愛媛県松山市松山駅を経て、愛媛県宇和島市宇和島駅に至る四国旅客鉄道(JR四国)の鉄道路線幹線)である。このほか、愛媛県内の向井原駅から内子駅までと、新谷駅から伊予大洲駅までの支線を持つ。この2つの支線は、内子駅から新谷駅までの内子線を経由して繋がっており、向井原駅 - 伊予大洲駅間を結ぶ短絡ルートを形成している。

予讃線
予讃線を走行する特急「しおかぜ」 (海岸寺 - 津島ノ宮 2017年1月)
予讃線を走行する特急「しおかぜ
海岸寺 - 津島ノ宮 2017年1月)
基本情報
通称 瀬戸大橋線高松駅 - 宇多津駅間)
愛ある伊予灘線(伊予市駅 - 伊予長浜駅 - 伊予大洲駅間)
日本の旗 日本
所在地 香川県愛媛県
種類 普通鉄道在来線幹線
起点 高松駅(本線)
向井原駅支線
新谷駅(支線)
終点 宇和島駅(本線)
内子駅(支線)
伊予大洲駅(支線)
駅数 97駅(貨物駅、臨時駅含む)
電報略号 ヨサホセ[1]
路線記号 Y(高松駅 - 松山駅間)
U(松山駅 - 宇和島駅間(新線))
S(向井原駅 - 伊予大洲駅間(旧線))
開業 1889年5月23日[2]
全通 1945年6月20日
所有者 四国旅客鉄道
運営者 四国旅客鉄道(全線 第一種鉄道事業者)
日本貨物鉄道(高松駅 - 松山貨物駅間 第二種鉄道事業者)
使用車両 使用車両を参照
路線諸元
路線距離 297.6 km(高松駅 - 宇和島駅間)
23.5 km(向井原駅 - 内子駅間)
5.9 km(新谷駅 - 伊予大洲駅間)
軌間 1,067 mm狭軌
線路数 複線(高松駅 - 多度津駅間)
単線(上記以外)
電化方式 直流1,500 V 架空電車線方式
(高松駅 - 伊予市駅間)
非電化(上記以外)
最大勾配 33 八幡浜駅 - 伊予石城駅間、下宇和駅 - 立間駅間、伊予吉田駅 - 高光駅間)
最小曲線半径 200 m
最高速度 130 km/h(高松駅 - 松山駅間)
路線図
テンプレートを表示

日本国有鉄道(国鉄)時代は予讃本線(よさんほんせん)と呼ばれていたが、民営化後の1988年にJR四国は線路名称を改正し、予讃線に改称した。瀬戸大橋の開通後、本州四国間連絡を担う区間の一部である高松駅 - 坂出駅 - 宇多津駅間には本四備讃線宇野線茶屋町駅 - 岡山駅間と共に「瀬戸大橋線」という愛称が付けられている。また、2014年3月15日から伊予市駅 - 伊予大洲駅間の海回り区間に「愛ある伊予灘線」の愛称が付けられている。

なお、旅客向けの時刻表や『鉄道要覧』では内子駅経由の短絡ルートの分岐点を伊予大洲駅としているが、実際の分岐点は五郎駅 - 伊予大洲駅間にある伊予若宮信号場である。ここでは便宜上、時刻表や『鉄道要覧』に倣い伊予大洲駅を分岐点として記述する。

概要

編集

四国北部の瀬戸内海沿いを走り、香川県(旧讃岐国)西部と南予地方を含む愛媛県(旧伊予国)を東西に横断する路線である。JR四国の路線では最長の距離を持つ。

高松駅 - 松山駅間はJRの前身である国鉄の時代から四国の重要幹線として位置づけられ、早くから一線スルー化や遠隔操作 (RC) 化でスピードアップに取り組んでいた。さらに1986年、向井原駅 - 伊予大洲駅間について内子経由の新線が完成し、これまで伊予灘に面した伊予長浜駅経由の従来線で運転されていた特急急行列車は、内子線を含めた内子駅経由の短絡ルートに変更され所要時間が短縮された。民営化後も高松駅から伊予市駅までの電化による電車の投入や重軌条化、未改良だった駅構内の一線スルー化、弾性分岐器化により高速化が図られ、単線区間を運転する列車の表定速度は日本全国の幹線の中でも最高水準である。

内子駅経由の新線の開通は、従来線でしばしば起こった台風上陸などによる運転見合わせから解放されたという点でも重要である。2005年夏に、相当な豪雨のため、並行する松山自動車道国道56号、伊予長浜駅経由の予讃線旧線と並行する国道378号が全て不通になったときも、予讃線全体では不通とならなかった。しかし依然として八幡浜駅 - 宇和島駅間は、総じて旧線と同じくらいかそれ以上に険しい道のりであり、2006年夏に八幡浜駅 - 双岩駅間で倒木に上り特急列車の先頭車が接触して損傷してからは、旧線が運転見合わせになった場合、ほぼそれに合わせて徐行または運転見合わせをするようになった。

近代的な線路と裏腹に、通票閉塞時代の面影を残す駅が多い。伊予大洲駅 - 宇和島駅間の交換駅は、双岩駅と伊予石城駅以外では両開き分岐器を使用しており一線スルー化されておらず、特急停車駅でない駅のホーム嵩も低く当時をしのばせている。

JR四国は2006年に国土交通省交通政策審議会・交通体系分科会の地域公共交通部会に提出した資料で、長期的に望まれる投資として伊予市駅 - 内子駅 - 宇和島駅間の電化と、高縄半島の付け根を結ぶ伊予西条駅 - 松山駅間の短絡線建設を挙げている[3]

高松駅 - 多度津駅間はIC乗車券ICOCA」のエリアに含まれている[4]。なお2020年3月14日には、土讃線高徳線の一部区間と同様に、ICOCAエリアを詫間駅観音寺駅まで拡大した[5]

松山駅 - 高松駅間のうち単線である松山駅 - 多度津駅間の複線化の要望もあるが、2020年4月現在、採算性の問題もあって複線化の予定はないと愛媛県は回答している[6]。なお、松山駅を過ぎてから市坪駅まで約2kmが複線化されているが、これは行き違い線(市坪駅の構内扱い)であり複線とは見做されてはいない。

キロポストは新線経由も内子線区間も含め高松駅からの距離の表示となっている。

路線データ

編集
  • 管轄・路線距離(営業キロ):
  • 軌間:1067mm
  • 駅数:97
    • 旅客駅:95(起終点駅・臨時駅含む)
      • 予讃線所属の旅客駅に限定した場合、内子駅と新谷駅(どちらも内子線所属[7])が除外され、93駅となる。
    • 貨物駅:2(高松貨物ターミナル駅、松山貨物駅)
  • 複線区間:高松駅 - 多度津駅間
  • 電化区間:高松駅 - 伊予市駅間(直流1500V
  • 閉塞方式[8]
    • 自動閉塞式(高松駅 - 向井原駅 - 内子駅、新谷駅 - 伊予若宮信号場 - 宇和島駅)
    • 特殊自動閉塞式(向井原駅 - 伊予若宮信号場)
  • 最高速度:
    • 130km/h(高松駅 - 松山駅間) [9]
    • 120km/h(松山駅 - 内子駅間、伊予石城駅 - 卯之町駅間)[9]
    • 110km/h(新谷駅 - 伊予石城駅間、卯之町駅 - 宇和島駅間)[9]
      • 内子駅 - 新谷駅間の内子線も110km/h[9]
    • 85km/h(向井原駅 - 伊予長浜駅 - 伊予若宮信号場間)[要出典]
  • 最急勾配:33(八幡浜駅 - 伊予石城駅間、下宇和駅 - 立間駅間、伊予吉田駅 - 高光駅間)
  • 最小曲線半径:200m

沿線概況

編集

予讃線の沿線には日本100名城にも選定されているが多く、うち丸亀松山宇和島の3城には現存天守がある。予讃線始発駅は高松駅本州四国連絡橋ができるまでは、宇高連絡船高松城(別名玉藻城)の月見櫓を横に見て入港した。丸亀城天守丸亀駅南側の石垣で覆われた亀山山頂(標高66m)にあり、車窓からも見える。

高松からしばらく住宅地と田園風景の入り混じる中を走り、坂出駅 - 宇多津駅間では瀬戸大橋を見ることができる。瀬戸大橋線開業後、宇多津駅は手前の短絡線で快速「マリンライナー」など高松方面から本州方面に向かう列車が分岐し、同駅で松山・高知方面へ向かう列車が高松及び本州方面から合流する四国有数の鉄道における交通の要衝として発展している。多度津駅で高知方面に向かう土讃線と分岐し、海岸寺から詫間にかけては海沿いを走る。この両駅の間には、毎年8月4・5日の津嶋神社大祭期間中しか営業しない臨時駅の津島ノ宮駅がある。詫間から観音寺までは内陸部を進み、香川・愛媛県境付近で再び海沿いに出る。愛媛県に入ると川之江駅伊予三島駅周辺で製紙・化学工場が海側に広がる。新居浜駅伊予西条駅付近では、四国最大の工業地帯を北側に、西日本最高峰の石鎚山から続く山並みを南側に望むことができる。

伊予小松駅からは西進するほうが松山市に近いが、予讃線は四国第5の都市(県都以外では四国最大)である今治市今治駅の利用者数も愛媛県内で第2位)を経由するために、海岸線と並行するように北へと回り込む。その今治には、しまなみ海道来島海峡大橋今治城模擬天守があるが、市街地の向こうにあり良く見えない。大西駅から大浦駅付近にかけては予讃線電化区間で最も長く瀬戸内海に沿い、視界が良好な日には広島県の島々まで見渡せる絶景区間が広がる。日本最古の道後温泉を擁する四国最大の都市松山は、明治の俳人正岡子規に「春や昔十五万の城下かな」と詠われた城下町で、駅の東側に松山城天守が標高132mの勝山山頂にそびえ、西側に西欧の古城の形をした松山総合公園展望台(標高131m)が見える。

伊予市駅で電化区間が終わり、その次の向井原駅では旧線(愛ある伊予灘線)と新線が分かれる。「愛ある伊予灘線」には下灘駅串駅など海に近い駅として知られる駅があり海岸路線の趣も強いが、伊予長浜駅で進路を南東に変えると伊予大洲まで肱川に沿って内陸を走行する。一方、内子駅を経由する新線には犬寄峠を越える四国最長の犬寄トンネル(長さ6,012m)を始め多くのトンネルが介在し、山峡の風景はあまり広がらない。新旧両線が合流する伊予大洲駅から宇和島寄りに少し進み肱川橋梁(長さ269m)上に出ると、車窓には2004年に再建された大洲城の木造復元天守が現れる。

夜昼トンネル(長さ2,870m)を抜けると港町八幡浜へ向かう下り坂の行路となるが、八幡浜駅を過ぎても海岸には沿わず、最大33‰の急勾配で再び山中に分け入り、やがて穀倉地帯の宇和盆地へと達する。内子駅以西では、この宇和盆地内の平坦で直線区間が多い伊予石城駅 - 卯之町駅間だけ120km/h走行が可能である。下宇和駅から高光駅まで一気に下る途中ではリアス式海岸の風景が顔を出し、予讃線のハイライトとなっている。高光駅以南は宇和島市内の市街地を通り終点宇和島駅に到着する。宇和島城天守は宇和島駅から徒歩15分ほどの標高80mの山頂にそびえている。

運行形態

編集

多度津駅 - 宇和島駅間は単線であることと、各駅の有効長が特急停車駅でも大半が8両であるため、予讃線の輸送力は限界に来ている(ダイヤを見れば分かる通り、交換駅ではほとんど待避列車がある)。特急停車駅以外では有効長の短い駅が多いことと運転停車を減らす目的から、ダイヤ面で日中の特急列車の交換は極力伊予三島駅または川之江駅多度津駅で行うようにダイヤが編成されている(このほか伊予北条駅から今治駅の間と、今治駅から伊予西条駅までの間の各1回、特急列車同士の行き違いが発生する)。なお、かつて特例として、団体輸送のためにキハ185系「しおかぜ」の5両編成を2組併結した10両編成や1990年11月ダイヤ改正前に2000系の松山運転所への車両の送り込みで6両(営業)+4両(回送)の10両編成で高松駅 - 松山駅間を運転したことがある。

優等列車

編集

以下の区間に特急列車が通る。松山駅 - 宇和島駅間の特急列車は全て内子駅経由で運転される。

高松駅 - 松山駅間
特急「いしづち
高松駅 - 伊予西条駅間
特急「モーニングEXP高松」:伊予西条駅発高松駅行き
宇多津駅 - 伊予西条駅・松山駅間
特急「しおかぜ
松山駅 - 内子駅間、新谷駅(通過) - 宇和島駅間
特急「宇和海」:松山駅 - 宇和島駅間
高松駅 - 多度津駅間
特急「しまんと」:高松駅 - 高知駅中村駅宿毛駅
宇多津駅 - 多度津駅間
特急「南風」:岡山駅 - 高知駅・中村駅間
高松駅 - 宇多津駅間
特急「うずしお」:徳島駅 - 岡山駅間
高松駅 - 坂出駅 - 宇多津駅(通過線)間
寝台特急サンライズ瀬戸」:高松駅 - 東京駅間。なお多客時には高松駅発琴平駅行きで延長運行されることがある。
新居浜駅 - 松山駅間
特急「モーニングEXP松山」:新居浜駅発松山駅行き

特急「しおかぜ」は土讃線の特急「南風」とともに1972年3月15日に四国初の特急として運行を開始し[10]、2022年に運行開始50周年を迎える。

地域輸送

編集

普通列車は概ね観音寺駅・伊予西条駅・松山駅で運転系統が分かれており、各区間をまたがって運転される列車もあるが、高松駅 - 宇和島駅間の全線を通して運転される列車はない。ここ数年、長距離を運行する普通列車が増えてきており、伊予西条駅 - 高松駅間直通の快速「サンポート」や、高松駅 - 松山駅間を走行し一部区間を「サンポート南風リレー」として運行する列車が上下各1本ずつある。2020年3月改正までは各駅に停車する高松発松山行きが朝に存在したが、運行区間が短縮されて多度津発松山行きとなった。

瀬戸大橋線直通の本四連絡列車として高松駅 - 坂出駅間に快速「マリンライナー」、土讃線直通列車として高松駅 - 多度津駅間に琴平駅発着の列車があり、予讃線内の高松駅 - 琴平駅・観音寺駅間(一部は伊予西条駅・松山駅発着)には快速「サンポート」が運転されている。「マリンライナー」と「サンポート」は同じ快速という種別でありながら停車駅が異なり、前者は高松駅 - 坂出駅間は早朝・深夜を除き途中の駅には停車しない。このような運行形態のため、高松駅 - 坂出駅間には、日中時間帯1時間に3本の快速列車が運転されている。さらに、2本の普通列車、特急「いしづち」1本(特急「しまんと」運転時間帯は2本)が走るため、通過列車が多い。瀬戸大橋線開業後の1988年9月からは岡山駅 - 観音寺駅・土讃線琴平駅間直通の普通列車も運転されていたが、2019年3月16日のダイヤ改正で廃止された[11]

愛媛県内の区間は伊予市駅までは日中で1時間1 - 2本(伊予西条駅 - 今治駅間は2時間ほど開く時間帯あり)、伊予市駅 - 八幡浜駅間においては、伊予長浜駅経由と内子駅経由の気動車列車がほぼ交互に運転されており、1 - 2時間に1本の運転(伊予長浜駅・内子駅経由とも日中に3時間ほど開く時間帯あり)であるが、八幡浜駅 - 宇和島駅間は運行本数が少なく、下り8本、上り7本のみとなっている。松山駅 - 伊予市駅間は、1990年の電化後数年は昼間は大半が7000系電車での運転だったが、伊予市駅での乗り換えが嫌われたことと電車は多度津駅 - 松山駅間で重点的に運用する都合から、近年は電車は気動車列車のすき間を埋める形での運転になり、乗客数が少ない列車の廃止が進んだことと合わせ、2021年3月13日のダイヤ改正後は松山駅 - 伊予市駅間での電車列車は下り6本、上り5本となっている。松山駅を跨いて伊予北条駅・今治駅 - 伊予市駅間を直通する普通列車も減少傾向にあり、2023年3月改正時点で下りは3本、上りは1本となった。なお、2002年1月時点では今治発5時の松山行き始発列車がそのまま松山発内子線経由伊予大洲・八幡浜行きになる運用があった。[12]

かつては高松駅 - 松山駅間の電化区間においても土讃線(阿波池田駅発着)との直通や出入庫の関係上、営業運転での気動車列車の運用も存在していた。

八幡浜駅 - 宇和島駅間では、キハ32形が33勾配の登坂でスリップして列車の運行に支障をきたさないようにする対策として、キハ54形を連結(編成の後部車両は締め切り)して走行している。この区間は2020年3月14日の改正で最終が22時台から21時台に繰り上げられた。

なお、当路線は四国地方では唯一日付を跨ぐ普通列車が運行されている路線である。

運転本数

編集

高松駅 - 観音寺駅間の日中の各区間における1時間あたりの平均的運転本数は以下の通り。

日中の運行パターン
種別\駅名 松山方面 観音寺 多度津 丸亀 宇多津 坂出 高松 備考
運行本数 特急しおかぜ 1本 1本 →岡山
特急いしづち 1本
特急南風 土讃線高知方面← 1本 →岡山
快速マリンライナー 岡山← 2本
快速サンポート南風リレー 一部直通 1本 坂出以西例外無く各駅停車
普通 土讃線琴平← 1本
  0-1本

観光列車

編集

2014年7月26日より四国初の本格的な観光列車「伊予灘ものがたり」が松山駅 - 伊予大洲駅・八幡浜駅間(愛ある伊予灘線経由)で運行されている。2022年からはキハ185系改造の2代目車両3両編成を使用し松山駅 - 伊予大洲駅間1往復、松山駅 - 八幡浜駅間1往復が土・日・祝日に設定されている。車内では愛媛産食材を使用した本格的な食事が提供されており、メニューは便毎に異なる。

ラッピング列車

編集

2016年2月よりキハ54の内外装に愛媛県のマスコット「みきゃん」や愛媛県南予地域のマスコットおよび名所が描かれたラッピング列車おさんぽなんよ」(列車名は一般公募により決定)が運行されている。これは同年に開催される「えひめいやしの南予博2016」に合わせて企画されたもので、車体はみかん畑をイメージしたオレンジと緑のツートンカラー。運行区間は予讃線松山駅以南および予土線宇和島駅 - 江川崎駅間。愛媛国体全国障害者スポーツ大会が開催される2017年までの2年間、普通列車やイベント時の臨時列車に使用される予定だったが[13][14]、2018年以降も引き続き使用されている。

トロッコ列車

編集

1998年、当時の伊予長浜駅長の発案により、キハ32系を使用して7月・8月の計4回「夕焼けビール列車」を松山駅 - 伊予長浜駅間で運転した。翌1999年からは運転回数を増やし、車両も大型化してキハ54系を使用して運転。2001年よりキハ185系とキクハ32形を使用してトロッコ列車化され、「夕焼けビールトロッコ列車」として運転されている[15]

松山駅を発車後、愛ある伊予灘線の海沿い区間で夕焼けを鑑賞しながら飲食をし、伊予長浜駅で折り返して松山駅に戻る行程となっている[16][17]

貨物列車

編集

貨物列車高松貨物ターミナル駅 - 松山貨物駅間で運行されている。コンテナ車のみで編成された高速貨物列車が、高松貨物ターミナル駅 - 伊予三島駅間に1日2往復、高松貨物ターミナル駅 - 新居浜駅間に1日2往復、高松貨物ターミナル駅 - 松山貨物駅間に1日1往復、高松貨物ターミナル駅 - 坂出駅 - 岡山駅間に1日4往復設定されている。新鶴見機関区のEF65形電気機関車が全区間で牽引するほか、EF210形電気機関車が岡山駅 - 高松貨物ターミナル駅 - 新居浜駅間で運用されている。現在では基本的にEF210形電気機関車牽引での運転となっている。

予讃線の貨物列車の発着がある駅は高松貨物ターミナル駅、伊予三島駅、新居浜駅、松山貨物駅。このほか、高松駅と多度津駅が新車引渡しのため貨物駅(臨時車扱)に設定されている。

利用状況

編集

平均通過人員

編集

各年度の平均通過人員(人/日)は以下のとおりである。

年度 平均通過人員(人/日) 出典
高松 - 宇和島 高松 - 多度津 多度津 - 観音寺 観音寺 - 今治 今治 - 松山 松山 - 内子
新谷 - 宇和島
向井原 - 伊予大洲
1989年度(平成元年度) 8828 30,372 13,300 7,978 9,224 3,965 1,072 [18]
2012年度(平成24年度) 6,471 22,416 9,224 5,605 7,172 3,244 382
2013年度(平成25年度) 6,591 23,093 9,270 5,714 7,245 3,274 387
2014年度(平成26年度) 6,517 22,746 9,184 5,710 7,189 3,189 394
2015年度(平成27年度) 6,748 23,923 9,401 5,924 7,389 3,199 444 [19]
2016年度(平成28年度) 6,824 24,542 9,596 6,029 7,366 3,101 457
2017年度(平成29年度) 6,872 24,769 9,609 6,093 7,471 3,079 442 [20]
2018年度(平成30年度) 6,448 24,441 8,856 5,544 6,981 2,698 381
2019年度(令和元年度) 6,395 24,014 8,949 5,514 6,807 2,769 364
2020年度(令和02年度) 4012 15,654 5,355 3,059 4,422 1,876 280 [21]
2021年度(令和03年度) 4,240 16,317 5,696 3,376 4,668 1,927 274 [22]
2022年度(令和04年度) 5,171 19,605 7,207 4,411 5,549 2,195 307 [23]
2023年度(令和05年度) 5,790 22,302 8,086 4,994 6,092 2,353 321 [24]

収支・営業系数

編集

各年度の収支(営業収益、営業費、営業損益)、営業係数は以下のとおりである。営業系数は共通費を含んだ金額であり、2022年度(令和4年度)は営業費と営業損益についても共通費を含んだ金額が開示されている。▲はマイナスを意味する。

高松駅 - 多度津駅間
年度 収支(百万円) 営業
係数
(円)
出典
営業
収益
営業費 営業
損益
2019年度(令和元年度) 4,257 5,194 ▲937 122 [25]
2020年度(令和02年度) 2,509 4,814 ▲2,305 192 [26]
2021年度(令和03年度) 2,698 4,791 ▲2,093 178 [27]
2022年度(令和04年度) 3,388 5,205 ▲1,817 154 [28]
多度津駅 - 観音寺駅間
年度 収支(百万円) 営業
係数
(円)
出典
営業
収益
営業費 営業
損益
2019年度(令和元年度) 1,426 1,557 ▲131 109 [25]
2020年度(令和02年度) 676 1,609 ▲933 238 [26]
2021年度(令和03年度) 781 1,382 ▲601 177 [27]
2022年度(令和04年度) 1,096 1,518 ▲423 139 [28]
観音寺駅 - 今治駅間
年度 収支(百万円) 営業
係数
(円)
出典
営業
収益
営業費 営業
損益
2019年度(令和元年度) 3,362 4,410 ▲1,049 131 [25]
2020年度(令和02年度) 1,612 4,031 ▲2,419 250 [26]
2021年度(令和03年度) 1,855 3,948 ▲2,092 213 [27]
2022年度(令和04年度) 2,612 4,307 ▲1,695 165 [28]
今治駅 - 松山駅間
年度 収支(百万円) 営業
係数
(円)
出典
営業
収益
営業費 営業
損益
2019年度(令和元年度) 2,096 2,755 ▲659 131 [25]
2020年度(令和02年度) 1,178 2,744 ▲1,566 233 [26]
2021年度(令和03年度) 1,285 2,622 ▲1,337 204 [27]
2022年度(令和04年度) 1,877 2,897 ▲1,021 154 [28]
松山駅 - 宇和島駅間
年度 収支(百万円) 営業
係数
(円)
出典
営業
収益
営業費 営業
損益
2019年度(令和元年度) 1,983 3,403 ▲1,420 172 [25]
2020年度(令和02年度) 1,354 3,437 ▲2,083 254 [26]
2021年度(令和03年度) 1,625 3,476 ▲1,852 214 [27]
2022年度(令和04年度) 1,519 3,540 ▲2,021 233 [28]
向井原駅 - 伊予大洲駅間
年度 収支(百万円) 営業
係数
(円)
出典
営業
収益
営業費 営業
損益
2019年度(令和元年度) 142 769 ▲627 541 [25]
2020年度(令和02年度) 93 698 ▲605 754 [26]
2021年度(令和03年度) 120 752 ▲632 626 [27]
2022年度(令和04年度) 205 832 ▲627 405 [28]

使用車両

編集

予讃線はトンネル断面(建築限界)が小さいまま電化したため、トロリ線高さが4250mmとなっている[29]。トロリ線とパンタグラフはパンタグラフ折りたたみ時に250mm以上の隔離が必要であるが、JR四国は会社の方針で350mm以上の隔離を規定しているため、[要出典]パンタグラフ折りたたみ高さが3900mmを超える[注 1]電車は予讃線高松側から最初のトンネルである箕浦駅西側の鳥越トンネルを越えて愛媛県に入ることができない。JR四国所有のほとんどの電車、および貨物列車牽引のEF65形EF210形電気機関車、寝台特急「サンライズ瀬戸」に使われる285系電車は鳥越トンネル通過対策がなされているが、「マリンライナー」専用の5000系の電動車は223系がベースでパンタグラフ折りたたみ高さが3900mmを超えるため鳥越トンネルを越えられない。

なお、トロリ線の最高高さは沿線の祭りのだんじりの通過対策として許容限度いっぱいの5400mmとしている[30]

特急列車用

編集

特記ないものはJR四国所有車。

  • 現在の使用車両
    • 2000系 気動車(松山駅 - 内子駅、新谷駅 - 宇和島駅) - 特急「宇和海」で運用。過去には「いしづち」「しおかぜ」「しまんと」「南風」「うずしお」「モーニングEXP高松」「ミッドナイトEXP高松」として高松駅 - 内子駅、新谷駅 - 宇和島駅でも運用された。
    • 2700系 気動車(高松駅 - 多度津駅) - 特急「南風」「しまんと」「うずしお」で運用。一部車両は土佐くろしお鉄道 所有。
    • 8000系 電車(高松駅 - 松山駅) - 特急「いしづち」「しおかぜ」「モーニングEXP松山」「ミッドナイトEXP松山」「モーニングEXP高松」「ミッドナイトEXP高松」で運用。また、松山運転所との間の回送列車として松山駅 - 南伊予駅間も走行する。
    • 8600系電車(高松駅 - 松山駅) - 特急「いしづち」「しおかぜ」で運用。また、松山運転所との間の回送列車として松山駅 - 南伊予駅間も走行する。
    • 285系電車(高松駅 - 坂出駅) - 寝台特急「サンライズ瀬戸」で運用。JR西日本JR東海所有。ほかに不定期で高松駅 - 多度津駅( - 琴平駅)でも運用されることがあるほか、過去には高松駅 - 松山駅でも臨時の延長運転として運用されたこともあった。
    • キハ185系気動車(松山駅 - 八幡浜駅) - 観光列車「伊予灘ものがたり」(2代目車両)で運用。それ以前には特急「しおかぜ」「いしづち」「宇和海」などとして高松駅 - 内子駅、新谷駅 - 宇和島駅でも運用された。
  • 過去の使用車両
    • 381系電車(高松駅 - 坂出駅) - 瀬戸大橋の開業後の1988年から1991年の間、臨時列車として「やくも」「マリンやくも」で使用された。JR西日本所有。
    • キハ181系気動車(内子線経由も含む高松駅 - 宇和島駅)
    • 24系25形客車(高松駅 - 坂出駅) - 寝台特急「瀬戸」で1988年4月10日から1998年7月9日まで運用。JR西日本所属(牽引機のEF65形電気機関車はJR東日本所属)。

普通列車用

編集

特記ないものはJR四国所有車(過去の使用車両で1987年までに運行終了したものは国鉄所有車)。

  • 現在の使用車両
    • 5000系電車(高松駅 - 坂出駅) - 快速「マリンライナー」で運用。
    • 223系5000番台電車(高松駅 - 坂出駅) - 快速「マリンライナー」で運用。2007年6月下旬から2010年1月23日までは、網干総合車両所から貸し出されたサハ223形2000番台も組み込まれていた。JR西日本所有
    • 6000系電車(高松駅 - 伊予西条駅) - 観音寺以西は1日1往復のみ
    • 7000系電車(高松駅 - 伊予市駅) - 四国島内の電化区間の全て(宇多津駅 - 児島駅を除く)で見られ、伊予西条駅 - 松山駅間の普通列車は全列車本系列で運行されている。
    • 7200系電車(高松駅 - 伊予西条駅)
    • キハ185系3100番台気動車(松山駅 - 宇和島駅) - 2000年から2006年までは、トイレ付きの3000番台も使用していた。
    • キハ32形気動車(松山駅 - 宇和島駅)
    • キハ54形気動車(松山駅 - 宇和島駅)

7000系・7200系・キハ185系3100番台、キハ32・54形にはトイレが設置されていない。よって、これらのみで運用される伊予西条 - 宇和島間の普通列車は全てトイレなしとなる。伊予市駅 - 宇和島駅間では日中の列車は全てオールロングシート車となっている。

  • 過去の使用車両
    • 111系電車(高松駅 - 観音寺駅) - 2001年3月で運行終了。日本で最後に残った111系であった[注 2]
    • 113系電車(高松駅 - 観音寺駅 - 伊予西条駅) - 2019年に運行終了。JR西日本所有の車両が115系電車の替わりに岡山駅 - 琴平駅間の運用で使用された時期がある。
    • 121系電車(高松駅 - 伊予西条駅) - 7200系に改造。
    • 211系電車スーパーサルーン「ゆめじ」(高松駅 - 坂出駅、宇多津駅 - 多度津駅) - 1988年から2003年まで快速「マリンライナー」増結車で運用。また2009年までの元日には、岡山駅 - 琴平駅間で「こんぴら初日の出号」「こんぴら初詣号」として運転された[31][32]。JR西日本所有。
    • 213系電車(高松駅 - 坂出駅) - 1988年から2003年まで快速「マリンライナー」で運用されていた。「マリンライナー」の運用から撤退した後も、223系・5000系の代走で「マリンライナー」に入ったことがあるほか、2016年から観光列車として7000番台「ラ・マル・ド・ボァ」が乗り入れている。JR西日本所有。
    • 117系電車(高松駅 - 坂出駅) - 瀬戸大橋の開業間もない頃、「臨時マリンライナー」で使用された。JR西日本所有。
    • 115系電車(宇多津駅 - 多度津駅) - 2019年3月で運行終了。瀬戸大橋の開業間もない頃、「臨時マリンライナー」・臨時快速でも使用された。JR西日本所有。
    • 115系3000番台電車(高松駅 - 坂出駅) - 瀬戸大橋の開業間もない頃、「臨時マリンライナー」で使用された。JR西日本所有。
    • 165系・167系電車(高松駅 - 坂出駅) - 瀬戸大橋の開業間もない頃、高松駅 - 岡山駅間の臨時快速で使用された。JR西日本所有。
    • 221系電車(高松駅 - 坂出駅) - 登場間もない1989年頃、「臨時マリンライナー」で使用された。JR西日本所有。
    • DF50形機関車 - 1985年で運行終了。
    • キハ40系気動車 - 一般車用は2016年3月25日まで使用され、松山運転所に同月まで配置されていた5両のうち4両が徳島運転所へ転属、1両は廃車となった。観光列車「伊予灘ものがたり」用(初代車両)は2021年12月27日まで松山駅 - 八幡浜駅間で使用された。
    • キハ58系気動車 - 2008年秋で運行終了。
    • キハ65形気動車 - 2008年秋で運行終了。
    • キハ20系気動車 - 1990年で運用終了。
    • 50系客車 - 1990年で運用終了。

歴史

編集

讃岐鉄道により開業した高松駅 - 多度津駅 - 琴平駅間を、山陽鉄道による買収を経て、1906年に国有化し「讃岐線」とした。その後、多度津駅から川之江駅、伊予西条駅までと順次延伸開業し、壬生川駅まで開業した際に「讃予線」と改称された。その後、「予讃線」「予讃本線」と名を改め1945年に高松駅 - 宇和島駅間が全通した。

うち伊予長浜駅 - 伊予大洲駅間は軽便鉄道であった愛媛線を1067mm軌間に改軌して編入したもの、宇和島駅 - 卯之町駅間は宇和島線を編入したものである。支線であった多度津 - 琴平間は後に阿波池田駅まで延伸され、高知線と繋がった際に土讃線として分離された。

年表

編集

高松駅 - 下灘駅間

編集
 
山陽鉄道株式会社 1906年の路線図。買収した讃岐鉄道会社線も掲載されている。

下灘駅 - 八幡浜駅間

編集
愛媛鉄道
 
種類 株式会社
本社所在地 愛媛県喜多郡大洲村[35]
設立 1915年(大正4年)6月24日[35]
業種 鉄軌道業
事業内容 旅客鉄道事業[35]
代表者 社長 大石大[35]
公称資本金 1,500,000円[35]
株式数 30,000株[35]
株主数 1,019名[35]
主要株主
特記事項:上記データは1928年(昭和3年)5月末現在(第26期決算)[35]
テンプレートを表示
  • 1918年(大正7年)2月14日:愛媛鉄道の長浜町駅(現在の伊予長浜駅) - 大洲駅(現在の伊予大洲駅)間が開業[2]。軌間762mm[2]
  • 1928年(昭和3年)7月16日:加屋駅移転。
  • 1933年(昭和8年)10月1日:愛媛鉄道を国有化し、愛媛線とする[34]。長浜町駅を伊予長浜駅、加屋駅を伊予白滝駅、大洲駅を伊予大洲駅に改称[34]
  • 1935年(昭和10年)
    • 10月6日:下灘駅 - 伊予長浜駅間が開業[34]。愛媛線の伊予長浜駅 - 伊予大洲駅間を1067mmに改軌して予讃本線に編入する[34]。同時に伊予白滝駅 - 五郎駅間の線路と八多喜駅を移設[34]
    • 11月28日:多度津駅 - 阿波池田駅間を土讃線として分離。
  • 1936年(昭和11年)9月19日:伊予大洲駅 - 伊予平野駅間が開業[34]
  • 1939年(昭和14年)2月6日:伊予平野駅 - 八幡浜駅間が開業[34]
  • 八幡浜駅 - 宇和島駅間

    編集

    全通後

    編集

    民営化以後

    編集
    • 1987年(昭和62年)
      • 4月1日:国鉄分割民営化により四国旅客鉄道(JR四国)に承継[45]日本貨物鉄道(JR貨物)が高松駅 - 松山駅間を第二種鉄道事業者として承継[45]、松山駅 - 内子駅間、新谷駅 - 宇和島駅間の第二種鉄道事業開始(松山駅 - 宇和島駅間では貨物の運行は無し)。
      • 10月2日:坂出駅 - 多度津駅間が電化[50]、宇多津駅移転、宇多津駅 - 丸亀駅間高架化[38]。坂出駅 - 宇多津駅間のうち、坂出駅寄り1.4キロメートルを除く区間が複線化[38]
        • この区駅間のみ電化開業が後回しになったのは、宇多津駅の移転・高架化と坂出駅 - 多度津駅間の電化を同時に行うためである[49]
    • 1988年(昭和63年)
      • 4月10日:伊予北条駅 - 八幡浜駅間でワンマン運転開始[51]
      • 6月1日:線路名称改正により予讃線に改称[45]
    • 1989年(平成元年)3月11日:八幡浜駅 - 宇和島駅間でワンマン運転開始。
    • 1990年(平成2年)
      • 10月30日:今治駅付近高架化[50]
      • 11月21日:伊予北条駅 - 伊予市駅間が電化[50]浅海駅 - 伊予北条駅間に大浦信号場開設。高松駅 - 宇和島駅間高速化(最高速度120km/h、一部110km/h)。
    • 1991年(平成3年)
      • 3月16日:大浦信号場が駅に変更され大浦駅開業[45]
      • 11月21日:伊予上灘駅 - 伊予白滝間CTC化[52]
    • 1992年(平成4年)7月23日:観音寺駅 - 新居浜駅間、今治駅 - 伊予北条駅間が電化[53]・ワンマン運転開始[54]
    • 1993年(平成5年)
      • 3月18日:新居浜駅 - 今治駅間が電化・ワンマン運転開始[54](高松駅 - 伊予市駅間が全線電化[50])。高松駅 - 松山駅間高速化(最高速度130km/h)[45]
      • 7月21日:坂出駅高架化工事に伴う仮線移転により坂出駅 - 宇多津駅間が完全複線化される[38][57]
      • 9月21日:宇多津駅 - 丸亀駅間複線化[38][57][58]
      • 10月1日:多度津駅 - 観音寺駅間ワンマン運転開始。
    • 1994年(平成6年)12月3日:高瀬大坊駅をみの駅に改称。
    • 1997年(平成9年)2月26日:坂出駅高架化完成[50]
    • 2000年(平成12年)8月16日:(貨)高松貨物ターミナル駅開業[45]
    • 2001年(平成13年)5月13日:高松駅移転。新駅ビルが完成[45]。0.3km短縮[59]
    • 2006年(平成18年)4月1日:JR貨物による伊予横田駅 - 内子駅間・新谷駅 - 宇和島駅間の第二種鉄道事業廃止。
    • 2008年(平成20年)3月15日:ダイヤ改正で高松駅 - 松山駅間から気動車普通列車が姿を消す。
      • これによってこの区駅間を走る快速・普通列車は「マリンライナー」の5000系5100形を除き、全て3ドア車に統一された(普通車自由席に限ってみれば「マリンライナー」を含めた全ての快速・普通列車が3ドア車で運行されることになった)。
    • 2010年(平成22年)3月13日:高松駅 - 多度津駅間でワンマン運転開始。これにより全区間においてワンマン運転が行われることとなった。
    • 2014年(平成26年)
      • 3月15日:伊予市駅 - 伊予大洲駅(海回り)間の線区愛称が「愛ある伊予灘線」となる。
      • 7月26日:松山駅 - 伊予大洲駅・八幡浜駅間(愛ある伊予灘線経由)で観光列車「伊予灘ものがたり」の運行を開始[60]
    • 2018年(平成30年)
       
      2017年に松山方へ延長された市坪駅行き違い線
    • 2020年令和2年)
    • 2021年(令和3年)
      • 3月13日:ダイヤ改正により、運休となっている松山23時26分発下り伊予市行き普通列車が廃止となり、最終列車の時間が繰り上がる[68]
      • 6月19日:伊予土居駅 - 伊予西条駅間開通100周年記念事業イベントで、鉄道ホビートレインが新居浜駅 - 伊予西条駅間で運転された[69] [70]
    • 2024年(令和6年)9月29日:松山駅付近を高架に切り替え[71]
       
      松山駅付近の高架化によって不要になった踏切警報機(松山-三津浜間)

    将来

    編集
     
    高架化工事中の松山駅

    伊予市駅 - 内子駅 - 宇和島駅間の電化と高縄半島の付け根を結ぶ伊予西条駅 - 松山駅間の短絡線建設、松山駅以西 (内子線経由の新線のみ) の特急列車を130km/h運転できるようにすること、伊予市駅以西の特急列車停車駅以外の駅についてもホームかさ上げが要望されている。特急列車の130km/h化の要望や検討は土讃線や牟岐線でもみられる。こういった背景には、JR化後に供用された松山自動車道今治小松自動車道宇和島道路四国横断自動車道を走る高速バスと競合していること、八幡浜駅 - 宇和島駅間でキハ32形がスリップや車輪空転を頻発していることがあげられる。なお、JR四国の2009年度の事業に新型特急気動車の設計に着手することが盛り込まれている。

    2023年に海回りの向井原駅 - 伊予長浜駅 - 伊予大洲駅間(愛ある伊予灘線)が、予土線、牟岐線の阿南駅 - 牟岐駅間と牟岐駅 - 阿波海南駅間とともに存廃議論の候補に挙げられている[72]

    駅一覧

    編集
    • 駅名 … (臨):臨時駅、(貨):貨物専用駅、◆・◇:貨物取扱駅(貨物専用駅を除く。◇は定期貨物列車の発着なし)
    • 停車駅
      • 普通…すべての旅客駅に停車
      • 快速(サンポートマリンライナー)…●印の駅は全列車停車、▲印の駅は一部の列車が停車、|印の駅は通過、‖印の宇多津駅はホームは経由せず同駅構内の短絡線を経由、空欄の駅は運行されない、背景色が黄色の駅(サンポート:高松駅 - 坂出駅、マリンライナー:高松駅 - 宇多津駅)は当線での快速運転区間。
        • サンポート:快速「サンポート南風リレー号」を含む。ただし快速ではない「南風リレー号」は全旅客駅に停車する
      • 特急…#優等列車に挙げられている各列車記事参照
    • 線路 … ∥:複線区間、◇・|:単線区間(◇は列車交換可能)、∨:ここより下は単線(列車交換可能)、∧:ここより下は複線(列車交換可能)

    高松駅 - 松山駅間

    編集
    • この区間は全線直流電化区間。
    駅番号 駅名 駅間
    営業キロ
    累計
    営業キロ
    快速 接続路線・備考 線路 所在地
    サンポート マリンライナー
    Y00 高松駅 - 0.0 四国旅客鉄道●T 高徳線(T28)
    高松琴平電気鉄道琴平線長尾線[* 1]高松築港駅: K00・N00)
    香川県 高松市
    Y01 香西駅 3.4 3.4  
      (貨)高松貨物ターミナル駅 1.3 4.7  
    Y02 鬼無駅 1.4 6.1  
    Y03 端岡駅 3.4 9.5  
    Y04 国分駅 2.4 11.9  
    Y05 讃岐府中駅 2.3 14.2   坂出市
    Y06 鴨川駅 2.4 16.6  
    Y07 八十場駅 2.0 18.6  
    Y08 坂出駅 2.7 21.3 四国旅客鉄道: 本四備讃線瀬戸大橋線:「マリンライナー」直通[* 2]
    Y09 宇多津駅 4.6 25.9 四国旅客鉄道: 本四備讃線(瀬戸大橋線:多度津方面・高松方面[* 2]と直通あり) 綾歌郡
    宇多津町
    Y10 丸亀駅 2.6 28.5     丸亀市
    Y11 讃岐塩屋駅 1.6 30.1    
    Y12 多度津駅 2.6 32.7   四国旅客鉄道:●D 土讃線(D12)(宇多津を経て高松・岡山方面と直通あり) 仲多度郡
    多度津町
    Y13 海岸寺駅 3.8 36.5    
      (臨)津島ノ宮駅 3.3 39.8     三豊市
    Y14 詫間駅 2.2 42.0    
    Y15 みの駅 2.5 44.5    
    Y16 高瀬駅 2.5 47.0    
    Y17 比地大駅 3.0 50.0    
    Y18 本山駅 2.4 52.4    
    Y19 観音寺駅 4.1 56.5     観音寺市
    Y20 豊浜駅 5.5 62.0    
    Y21 箕浦駅 4.4 66.4    
    Y22 川之江駅 5.8 72.2     愛媛県 四国中央市
    Y23 伊予三島駅 5.4 77.6    
    Y24 伊予寒川駅 4.1 81.7    
    Y25 赤星駅 4.2 85.9    
    Y26 伊予土居駅 2.7 88.6    
    Y27 関川駅 3.6 92.2   上下列車の同時客扱い不可
    Y28 多喜浜駅 7.2 99.4     新居浜市
    Y29 新居浜駅 3.7 103.1    
    Y30 中萩駅 4.8 107.9    
    Y31 伊予西条駅 6.4 114.3 西条市
    Y32 石鎚山駅 3.5 117.8  
    Y33 伊予氷見駅 2.5 120.3  
    Y34 伊予小松駅 1.3 121.6  
    Y35 玉之江駅 2.9 124.5  
    Y36 壬生川駅 2.3 126.8  
    Y37 伊予三芳駅 3.4 130.2  
    Y38 伊予桜井駅 7.6 137.8   今治市
    Y39 伊予富田駅 3.8 141.6  
    Y40 今治駅 3.3 144.9  
    Y41 波止浜駅 4.7 149.6  
    Y42 波方駅 2.7 152.3  
    Y43 大西駅 4.1 156.4  
    Y44 伊予亀岡駅 5.5 161.9  
    Y45 菊間駅 4.0 165.9  
    Y46 浅海駅 4.7 170.6   松山市
    Y47 大浦駅 3.2 173.8 上下列車の同時客扱い不可
    Y48 伊予北条駅 3.1 176.9  
    Y49 柳原駅 2.2 179.1  
    Y50 粟井駅 1.2 180.3  
    Y51 光洋台駅 2.0 182.3  
    Y52 堀江駅 2.6 184.9  
    Y53 伊予和気駅 2.1 187.0  
    Y54 三津浜駅 3.7 190.7  
    Y55 松山駅 3.7 194.4 伊予鉄道大手町線JR松山駅前停留場: 05)
    四国旅客鉄道:●U 予讃線(宇和島方面: U00)
    1. ^ 長尾線の起点は瓦町駅だが、長尾線の列車は、一部列車を除き高松築港駅まで乗り入れる
    2. ^ a b 高松方面から本四備讃線に直通する列車は宇多津駅のホームには入らないが、同駅構内を通行する。運賃計算上は宇多津駅経由と見なされる。

    松山駅 - 内子駅 - 宇和島駅間

    編集
    • 全駅愛媛県内に所在。便宜上、内子線の区間も合わせて記載する。
    路線名 電化/非電化 駅番号 駅名 駅間
    営業キロ
    累計
    営業キロ
    接続路線・備考 線路 所在地
    予讃線 直流電化 U00 松山駅 - 高松から
    194.4
    伊予鉄道大手町線JR松山駅前停留場: 05)
    四国旅客鉄道:●Y 予讃線(高松方面: Y55)
    松山市
    U01 市坪駅 3.5 197.9  
    U02 北伊予駅 2.4 200.3   伊予郡
    松前町
    [** 1]
      松山貨物駅    
    U02-1 南伊予駅 1.6 201.9   伊予市
    U03 伊予横田駅 1.1 203.0   伊予郡
    松前町
    U04 鳥ノ木駅 1.8 204.8   伊予市
    U05 伊予市駅 1.2 206.0 伊予鉄道:郡中線郡中港駅: IY35)
    非電化 U06 向井原駅 2.5 向井原
    から

    0.0
    208.5 四国旅客鉄道:●S 予讃線(伊予長浜方面: S06)
    U07 伊予大平駅 2.8 2.8 211.3  
    U08 伊予中山駅 7.4 10.2 218.7  
    U09 伊予立川駅 6.7 16.9 225.4   喜多郡
    内子町
    U10 内子駅 6.6 23.5 232.0  
    内子線 新谷
    から

    5.3
    U11 五十崎駅 1.6 3.7 233.6  
    U12 喜多山駅 2.5 1.2 236.1   大洲市
    U13 新谷駅 1.2 0.0 237.3  
    予讃線
      伊予若宮信号場 - 3.5 240.8 (伊予長浜方面との実際の分岐点)
    U14 伊予大洲駅 5.9 5.9 内子
    経由

    243.2
    伊予長浜
    経由

    249.5
    四国旅客鉄道:●S 予讃線(伊予長浜方面: S18)
    U15 西大洲駅 2.1 245.3 251.6  
    U16 伊予平野駅 1.9 247.2 253.5  
    U17 千丈駅 7.1 254.3 260.6   八幡浜市
    U18 八幡浜駅 2.2 256.5 262.8  
    U19 双岩駅 4.7 261.2 267.5  
    U20 伊予石城駅 4.9 266.1 272.4   西予市
    U21 上宇和駅 3.0 269.1 275.4  
    U22 卯之町駅 2.0 271.1 277.4  
    U23 下宇和駅 2.6 273.7 280.0  
    U24 立間駅 6.6 280.3 286.6   宇和島市
    U25 伊予吉田駅 2.7 283.0 289.3  
    U26 高光駅 4.6 287.6 293.9  
    U27 北宇和島駅 2.2 289.8 296.1 四国旅客鉄道:●G 予土線(G46)[** 2]
    U28 宇和島駅 1.5 291.3 297.6  
    1. ^ 北伊予駅と伊予横田駅の間は松前町と伊予市の境界が入り組んでおり、松前町→伊予市→松前町→伊予市→松前町というように進む。
    2. ^ 予土線の起終点は北宇和島駅だが、列車はすべて宇和島駅へ乗り入れる

    向井原駅 - 伊予長浜駅 - 伊予大洲駅間(愛ある伊予灘線)

    編集
    • 全駅愛媛県内に所在。
    • この区間は全線非電化区間。
    駅番号 駅名 駅間
    営業キロ
    高松
    からの
    営業キロ
    接続路線・備考 線路 所在地
    S06 向井原駅 - 208.5 四国旅客鉄道:●U 予讃線(内子方面・松山方面: U06/全列車伊予市駅・松山駅方面へ直通) 伊予市
    S07 高野川駅 5.4 213.9  
    S08 伊予上灘駅 3.2 217.1  
    S09 下灘駅 5.3 222.4  
    S10 串駅 2.6 225.0  
    S11 喜多灘駅 3.2 228.2   大洲市
    S12 伊予長浜駅 4.9 233.1  
    S13 伊予出石駅 2.8 235.9  
    S14 伊予白滝駅 3.4 239.3  
    S15 八多喜駅 2.4 241.7  
    S16 春賀駅 1.7 243.4  
    S17 五郎駅 2.3 245.7  
      伊予若宮信号場 - 247.1 (内子線方面との実際の分岐点)
    S18 伊予大洲駅 3.8 249.5 四国旅客鉄道:●U 予讃線(新谷方面・宇和島方面: U14)

    廃止区間

    編集
    貨物支線(1979年7月1日廃止)
    多度津駅 - 浜多度津駅
    廃止後も多度津工場への引き込み線として現存
    貨物支線(1984年2月1日廃止)
    坂出駅 - 坂出港駅

    廃止信号場

    編集

    脚注

    編集

    注釈

    編集
    1. ^ 中央本線の笹子トンネルは3980mm以内、身延線の島尻トンネルは3960mm以内を規定している。
    2. ^ 純粋に編成中全ての車両が111系で組成されたものを指す。113系のユニットに連結された制御車(クハ)や付随車(サハ・サロ)を除く。
    3. ^ これにより、旧宇和島線は国鉄の他の鉄道路線および航路からの孤立状態が解消された。国鉄・JRの旅客営業路線でこのような孤立状態となる区間は、災害等による一時的なケースを除くと、このあと2010年まで65年間発生しなかった(2010年12月に東北本線の経営分離により大湊線が孤立状態となった)。

    出典

    編集
    1. ^ 日本国有鉄道電気局『鉄道電報略号』1937年2月15日、22頁。 
    2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR 10号、16頁
    3. ^ 四国地域における鉄道等の活性化について (PDF) 」第3回地域公共交通部会(2006年11月14日)資料
    4. ^ ICOCA®ガイド ご利用可能エリア 四国旅客鉄道ホームページ(2020年9月27日閲覧)
    5. ^ JR四国の観光地アクセス駅におけるICOCAサービス、2020年3月14日にサービスイン! (PDF) - 四国旅客鉄道、2020年1月27日
    6. ^ 知事に寄せられた提言(2年4月)”. 愛媛県. 2020年7月8日閲覧。
    7. ^ 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTB 1998年
    8. ^ 『鉄道統計年報』平成29年度版
    9. ^ a b c d 四国における鉄道ネットワークのあり方に関する懇談会Ⅱ 事務局資料(資料編)” (PDF). JR四国 (2018年3月29日). 2021年12月7日閲覧。
    10. ^ 原口隆行 (2001). 時刻表でたどる特急・急行史. JTBキャンブックス. JTB. p. 158. ISBN 4-533-03869-7 
    11. ^ “瀬戸大橋渡る直通普通列車廃止へ 16日ダイヤ改定 利便性低下懸念”. 山陽新聞 (山陽新聞社). (2019年3月15日). https://web.archive.org/web/20190326193849/https://www.sanyonews.jp/article/880100 2019年3月27日閲覧。 
    12. ^ 交通新聞社『JR時刻表』2002年1月号
    13. ^ 正面は巨大みきゃん&にゃんよ 南予キャラクター列車登場 JR四国」乗りものニュース(2015年12月1日)2020年9月27日閲覧
    14. ^ 「おさんぽなんよ」発進! 南予キャラ列車 愛称決定 JR松山駅で出発式 愛媛新聞ONLINE(2016年2月22日)2020年9月27日閲覧
    15. ^ JR四国 (2017年7月5日). “「夕焼けビール列車20周年記念号」の運転について”. 2017年7月5日閲覧。
    16. ^ 今年も予讃線でビールトロッコ 来月5日からJR四国運転交通新聞社(2013年6月7日)
    17. ^ 「夕焼けビールトロッコ列車」の運転について 四国旅客鉄道ニュースリリース(2015年5月15日)2020年9月27日閲覧
    18. ^ 区間別平均通過人員(輸送密度)および旅客運輸収入(平成26年度)” (PDF). 四国旅客鉄道. 2015年12月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月19日閲覧。
    19. ^ 区間別平均通過人員(輸送密度)および旅客運輸収入(平成28年度)” (PDF). 四国旅客鉄道. 2018年3月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月19日閲覧。
    20. ^ 区間別平均通過人員(輸送密度)および旅客運輸収入(2019年度)” (PDF). 輸送状況データ一覧:JR四国. 四国旅客鉄道. 2024年2月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月18日閲覧。
    21. ^ 区間別平均通過人員(輸送密度)および旅客運輸収入(2020年度)” (PDF). 輸送状況データ一覧:JR四国. 四国旅客鉄道. 2024年2月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月18日閲覧。
    22. ^ 区間別平均通過人員(輸送密度)および旅客運輸収入(2021年度)” (PDF). 輸送状況データ一覧:JR四国. 四国旅客鉄道. 2024年2月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月18日閲覧。
    23. ^ 区間別平均通過人員(輸送密度)および旅客運輸収入(2022年度)” (PDF). 輸送状況データ一覧:JR四国. 四国旅客鉄道. 2024年2月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月18日閲覧。
    24. ^ 区間別平均通過人員(輸送密度)および旅客運輸収入(2023年度)” (PDF). 輸送状況データ一覧:JR四国. 四国旅客鉄道. 2024年7月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月18日閲覧。
    25. ^ a b c d e f 線区別収支と営業係数(2019年度)” (PDF). 輸送状況データ一覧:JR四国. 四国旅客鉄道. 2024年2月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月18日閲覧。
    26. ^ a b c d e f 線区別収支と営業係数(2020年度)” (PDF). 輸送状況データ一覧:JR四国. 四国旅客鉄道. 2024年2月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月18日閲覧。
    27. ^ a b c d e f 線区別収支と営業係数(2021年度)” (PDF). 輸送状況データ一覧:JR四国. 四国旅客鉄道. 2024年2月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月18日閲覧。
    28. ^ a b c d e f 線区別収支と営業係数(2022年度)” (PDF). 輸送状況データ一覧:JR四国. 四国旅客鉄道. 2024年7月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月18日閲覧。
    29. ^ 『振子気動車に懸けた男たち』交通新聞社新書 2016年
    30. ^ 松田清宏「1993年3月18日 予讃線松山電化と8000系特急電車」『鉄道ジャーナル』第320号、鉄道ジャーナル社、1993年6月、31頁
    31. ^ 冬季臨時列車の運転(別紙詳細) (PDF) (インターネット・アーカイブ)- 西日本旅客鉄道岡山支社プレスリリース 2004年10月15日
    32. ^ 冬季臨時列車の運転について (PDF) (インターネット・アーカイブ)- 西日本旅客鉄道岡山支社プレスリリース 2009年10月16日
    33. ^ 栗田繁光 『愛媛の国鉄50年の歩み』 1980年、22-23頁
    34. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR 10号、17頁
    35. ^ a b c d e f g h i j k l m 『地方鉄道軌道営業年鑑』(国立国会図書館デジタルコレクション)
    36. ^ a b c d e f g h i 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR 10号、18頁
    37. ^ 「三秋信号場完成 両駅の急、準急優先の不満解消」『交通新聞』交通協力会、1963年1月22日、1面。
    38. ^ a b c d e f g h i 上田孝明(四国旅客鉄道 工務部工事課副長)「予讃線高松~多度津間全線複線化の完成」『JREA』第36巻第12号、日本鉄道技術協会、1993年12月1日、39-42頁、doi:10.11501/3256177ISSN 0447-23222023年9月26日閲覧 
    39. ^ “丸亀-多度津間(予讃線) きのう複線開業”. 交通新聞 (交通協力会): p. 1. (1966年4月7日) 
    40. ^ 「通報 ●予讃本線鴨川・坂出間増設線路の使用開始について(運転局)」『鉄道公報日本国有鉄道総裁室文書課、1966年9月28日、28面。
    41. ^ 「通報 ●予讃本線香西・鬼無間増設線路の使用開始について(運転局)」『鉄道公報』日本国有鉄道総裁室文書課、1967年9月21日、3面。
    42. ^ 「香西-鬼無間22日部分開業 予讃線の複線化」『交通新聞』交通協力会、1967年9月14日、1面。
    43. ^ a b 「10月ダイヤ改正まであと9日 工事も最後のヤマ場 前日まで続く切替作業」『交通新聞』交通協力会、1968年9月22日、3面。
    44. ^ “予讃線鬼無-端岡間 27日に複線化完成”. 交通新聞 (交通協力会): p. 1. (1970年3月14日) 
    45. ^ a b c d e f g h i j k l 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR 10号、19頁
    46. ^ a b “予讃線松山-宇和島間CTC化完成”. 交通新聞 (交通協力会): p. 1. (1986年3月5日) 
    47. ^ 鉄道ジャーナル』第20巻第6号、鉄道ジャーナル社、1986年6月、105頁。 
    48. ^ “日本国有鉄道公示第105号”. 官報. (1986年10月8日) 
    49. ^ a b 『鉄道ジャーナル』第21巻第6号、鉄道ジャーナル社、1987年5月、61-63頁。 
    50. ^ a b c d e 「JR7社14年のあゆみ」『交通新聞』交通新聞社、2001年4月2日、9面。
    51. ^ 「JRワンマン運転線区一覧表」『JR気動車客車編成表 '92年版』ジェー・アール・アール、1992年7月1日、192頁。ISBN 4-88283-113-9 
    52. ^ “全線のCTC化実現 JR四国 21日のダイヤ改正時”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (1991年11月7日) 
    53. ^ 「JR四国 予讃線2区間が電化開業 新居浜、今治で出発式」『交通新聞』交通新聞社、1992年7月25日、2面。
    54. ^ a b 「JRワンマン運転線区一覧表」『JR気動車客車編成表 '99年版』ジェー・アール・アール、1999年7月1日、196頁。ISBN 4-88283-120-1 
    55. ^ 種村直樹「JR四国の2時間プロジェクト」『鉄道ジャーナル』第312号、鉄道ジャーナル社、1992年10月、55頁
    56. ^ JR予讃線 電化30年を振り返る 2024年8月25日閲覧。
    57. ^ a b 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '94年版』ジェー・アール・アール、1994年7月1日、190頁。ISBN 4-88283-115-5 
    58. ^ 国土交通省鉄道局(監修)『数字で見る鉄道2005』財団法人運輸政策研究機構、2005年、p.317
    59. ^ 「JR高松駅の新築移転で営業キロ短縮」『交通新聞』交通新聞社、2001年4月18日、3面。
    60. ^ レトロに楽しむ景色と食事 「伊予灘ものがたり」出発式 朝日新聞デジタル2014年7月27日
    61. ^ 「卯之町 - 宇和島間が再開」『交通新聞』交通新聞社、2018年9月18日、1面。
    62. ^ 2020年3月ダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)四国旅客鉄道、2019年12月13日http://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/2019%2012%2013%2001.pdf2019年12月14日閲覧 
    63. ^ JR予讃線への新駅設置について』(PDF)(プレスリリース)四国旅客鉄道 / 伊予市、2018年11月26日http://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/2018%2011%2026%2003.pdf2018年11月26日閲覧 
    64. ^ 2020年3月時刻改正 新しい鉄道貨物輸送サービスのご案内 - JR貨物
    65. ^ 国土交通省鉄道局 監修鉄道要覧』(令和3年度)電気車研究会、2021年10月1日、14頁。ISBN 978-4-88548-134-5 
    66. ^ 運休となる普通列車:JR四国 2020年10月6日閲覧。
    67. ^ “JR四国、最終の普通列車6本を運休へ 10月から”. 朝日新聞 (朝日新聞社). (2020年9月24日). https://www.asahi.com/articles/ASN9R7DCFN9JPTLC01V.html 2020年10月6日閲覧。 
    68. ^ 2021年3月ダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)四国旅客鉄道、2020年12月18日。オリジナルの2020年12月18日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20201218125446/https://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/2020%2012%2018%2002.pdf2020年12月21日閲覧 
    69. ^ 四国の「0系新幹線もどき」気動車 予讃線で6月に特別運行 十河信二ゆかりの伊予西条へ”. 乗りものニュース (2021年5月14日). 2022年7月11日閲覧。
    70. ^ 予讃線で「鉄道ホビートレイン」を使用した団臨運転」『railf.jp(鉄道ニュース)交友社、2021年6月19日。2022年7月11日閲覧。
    71. ^ 四国旅客鉄道『「JR松山駅付近連続立体交差事業」高架線完成に伴う切替について』(PDF)(プレスリリース)2024年7月2日https://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/2024%2007%2002a.pdf2024年7月2日閲覧 
    72. ^ JR四国3路線4線区、存廃議論の候補に 予讃線海回りなど社長意向:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル (2023年4月25日). 2023年4月29日閲覧。

    参考文献

    編集
    • 曽根悟(監修)(著)、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集)(編)「予讃線・予土線・内子線・本四備讃線<瀬戸大橋線>」『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』第10号、朝日新聞出版、2009年9月13日。 

    関連項目

    編集

    外部リンク

    編集