津島ノ宮駅
香川県三豊市三野町大見にある四国旅客鉄道の駅
津島ノ宮駅(つしまのみやえき)は、香川県三豊市三野町大見にある、四国旅客鉄道(JR四国)予讃線の駅(臨時駅)である[4]。臨時駅のため、駅番号は設定されていない。
津島ノ宮駅 | |
---|---|
営業時の駅舎(2017年) | |
つしまのみや Tsushimanomiya | |
◄Y13 海岸寺 (3.3 km) (2.2 km) 詫間 Y14► | |
香川県三豊市三野町大見甲6884-1[2][3] | |
所属事業者 | 四国旅客鉄道(JR四国)[1][2] |
所属路線 | ■予讃線[1] |
キロ程 | 39.8 km(高松起点) |
電報略号 | ツミ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線[4] |
乗車人員 -統計年度- |
9人/日(降車客含まず) -2019年- |
開業年月日 | 1915年(大正4年)5月7日[1][2][5] |
備考 | 臨時駅[4] |
毎年8月3日・4日・5日の津島ノ宮(津嶋神社)の夏季大祭開催日のうち8月4日・5日の2日のみ営業する駅であり[1]、長期休止中の駅を除くと日本一営業日数の少ない駅である[2]。ただし、2013年12月22日の予讃線開通100周年記念イベント、および2015年5月10日の当駅開業100周年記念イベント[2]の際には、夏季大祭以外での営業が行われた。
大型時刻表に掲載されるのは夏の臨時列車が掲載される6 - 8月号のみである。
歴史
編集- 1915年(大正4年)5月7日:津島ノ宮仮乗降場として開設[1][2][5]。
- 1969年(昭和44年)10月1日:臨時駅となる[5]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、四国旅客鉄道の駅となる[5]。
- 2013年(平成25年)12月22日:「予讃線(多度津駅〜観音寺駅間)開通100周年記念コンサートin津嶋ノ宮(みとよ)」開催のため、臨時営業。当駅発着の臨時列車『ふるさと列車「三豊市民号」』運行[6][7]。
- 2015年(平成27年)5月10日:当駅の開業100周年記念イベントのため、臨時営業実施[2][8][9]。営業時間は9時 - 16時45分[10]。
- 2020年(令和2年)5月22日:新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行の影響で津嶋神社夏季大祭の中止が決定したため[11]、同年の当駅開設を取り止めることが発表された[12]。
- 2021年(令和3年)5月30日:新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行の影響により津嶋神社夏季大祭の中止決定を受け、同年の当駅開設も取りやめ。2年連続の中止となった[13]。
- 2022年(令和4年)6月24日:津嶋神社夏季大祭の開催決定を受け、当駅の3年ぶりの開設(8月4日・5日)が発表される[14][15]。
駅構造
編集利用状況
編集乗車人員推移[20] | |
---|---|
年度 | 1日平均人数 |
2010年 | 6 |
2011年 | 7 |
2012年 | 5 |
2013年 | 7 |
2014年 | |
2015年 | |
2016年 | |
2017年 | 9 |
2018年 | 8 |
2019年 | 9 |
二日間の利用者数(1,752人)を年度日数(365または366)で割った数字のため、2012年(平成24年度)の実際の乗車は1日平均876人となる[21]。香川県の統計資料によると2017年度の利用人数は6296人、一日平均3148人、年平均17人となる[22]。
営業時間
編集両日共営業時間が異なり、2011年までは例年、8月4日が7時頃 - 23時頃、5日が8時頃 - 15時30分頃となっていた。2012年以降は短縮され、2022年では8月4日が8時 - 21時、5日が8時 - 15時半頃となった。
駅周辺
編集- 津島ノ宮(津嶋神社)[1][2] - 本殿は津島(かつては鼠島とも呼ばれた)に建てられている。
- 香川県道21号丸亀詫間豊浜線
- 香川県道221号宮尾高瀬線
- 三豊市コミュニティバス詫間三野線 東久保谷停留所(最寄りのバス停<日曜・祝日・年末年始は運休>)
※公衆トイレは津嶋神社に併設されている。
隣の駅
編集脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b c d e f 山中尚登(2015年4月22日). “JR津島ノ宮駅:100周年 来月10日イベント”. 毎日新聞 (毎日新聞社)
- ^ a b c d e f g h 初見翔(2015年5月11日). “開業100年、人波続くよどこまでも 1年に2日だけ営業のJR津島ノ宮駅”. 朝日新聞(朝日新聞社)
- ^ 『日本一営業日が短い駅「津島ノ宮駅」が開業!~期間中に上り下り併せて52本の普通列車が臨時停車します~』(PDF)(プレスリリース)四国旅客鉄道、2016年7月29日。オリジナルの2016年7月29日時点におけるアーカイブ 。2016年7月29日閲覧。
- ^ a b c d 『週刊 JR全駅・全車両基地』 53号 松山駅・伊予西条駅・下灘駅ほか83駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年8月25日、21頁。
- ^ a b c d 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、633頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ “「予讃線(多度津駅~観音寺駅間)開通100周年記念コンサートin津嶋ノ宮(みとよ)」の開催について”. 四国旅客鉄道株式会社・三豊市 (2013年11月29日). 2013年12月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年12月1日閲覧。
- ^ “開通100周年、多彩な催しで/22日津嶋神社”. SHIKOKU NEWS (四国新聞社). (2013年12月20日). オリジナルの2013年12月22日時点におけるアーカイブ。
- ^ “津島ノ宮駅100周年で記念行事/10日”. 四国新聞. (2015年5月9日). オリジナルの2015年5月10日時点におけるアーカイブ。 2022年8月12日閲覧。
- ^ “鉄道ファンら集い盛況/津島ノ宮駅100周年イベント”. 四国新聞. (2015年5月11日). オリジナルの2015年5月17日時点におけるアーカイブ。 2022年8月12日閲覧。
- ^ “予讃線「津島ノ宮駅開業100周年記念イベント」みとよシーサイドコンサートin津嶋ノ宮(つしまのみや)の開催について”. 四国旅客鉄道プレスリリース (2015年3月20日). 2015年4月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年4月17日閲覧。
- ^ “祭事・行事”. 津嶋神社 (2020年5月3日). 2020年7月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年7月10日閲覧。
- ^ “夏の臨時列車運転のお知らせ” (PDF). 四国旅客鉄道 (2020年5月22日). 2022年7月10日閲覧。
- ^ “夏の臨時駅2駅、2年連続で開設見送り”. 朝日新聞 (2021年5月30日). 2021年8月25日閲覧。
- ^ “日本一営業日が短いJR駅「津島ノ宮駅」を3年ぶりに開設します!” (PDF). 四国旅客鉄道 (2022年6月24日). 2022年7月10日閲覧。
- ^ “2日だけ「日本一営業日が短い」駅3年ぶり開設 予讃線・津島ノ宮駅”. 朝日新聞デジタル (朝日新聞社). (2022年6月26日) 2022年7月10日閲覧。
- ^ “幻の駅(第4弾)・津島ノ宮ってどこ?”. Notte (2015年5月1日). 2015年5月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月12日閲覧。
- ^ 山中尚登 (2015年5月11日). “JR津島ノ宮駅:開業100周年 年2日開く駅、新看板も”. 毎日新聞 (毎日新聞社). オリジナルの2015年5月17日時点におけるアーカイブ。 2015年5月17日閲覧。
- ^ “ICOCAガイド”. 四国旅客鉄道. 2020年4月24日閲覧。
- ^ 『観光地へのアクセス駅で新たに「ICOCA」がご利用できるようになります!』(PDF)(プレスリリース)四国旅客鉄道/西日本旅客鉄道、2019年7月29日。オリジナルの2019年12月23日時点におけるアーカイブ 。2020年1月13日閲覧。
- ^ “令和2年版 香川県統計年鑑 11.運輸・通信” (XLS). 香川県 (2020年11月). 2021年4月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月14日閲覧。
- ^ “統計年鑑 運輸・通信 四国旅客鉄道(株)の駅別輸送実績 (平成24年度)”. 香川県 (2017年1月24日). 2015年7月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年7月10日閲覧。
- ^ 草町義和 (2019年3月3日). “開くのは2日だけ! 「日本最少」JR四国の津島ノ宮駅、営業しない日はどうなっている?”. 乗りものニュース. メディア・ヴァーグ. p. 2. 2019年5月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月24日閲覧。