JR西日本広島メンテック
株式会社JR西日本広島メンテック(ジェイアールにしにほんひろしまメンテック)は、広島県広島市に本社を置いていた西日本旅客鉄道(JR西日本)のグループ会社である。
種類 | 株式会社 |
---|---|
本社所在地 |
日本 〒732-0056 広島県広島市東区上大須賀町16番1号 |
設立 | 1965年(昭和40年)4月1日 |
廃止 | 2021年(令和3年)7月1日(合併) |
業種 | サービス業 |
法人番号 | 7240001004366 |
事業内容 |
駅業務受託 駅舎清掃 新幹線・在来線の車両清掃 ビルメンテナンス |
代表者 | 川端 則安(代表取締役社長) |
資本金 | 3,500万円 |
売上高 | 44億円 |
純利益 | 4987万3000円(2021年03月31日時点)[1] |
総資産 | 29億7545万6000円(2021年03月31日時点)[1] |
従業員数 | 1,076名(2020年4月1日現在) |
決算期 | 3月31日 |
主要株主 |
JR西日本メンテック 中国ジェイアールバス |
業務内容
編集- JR西日本宮島フェリー宮島航路の窓口業務と改札業務
- 駅舎の清掃
- 新幹線・在来線の車両清掃
- 在来線車両の構内入換作業
- ビルメンテナンス
事業所・営業所
編集- 2020年8月1日から2021年6月30日まで
- 本社 - 広島市東区上大須賀町16番1号
- 広島東事業所 - 安芸郡府中町青崎南4-18(向洋駅構内)
- 広島西事業所 - 広島市南区松原町1-2(広島駅構内)
- 広操事業所 - 広島市南区東駅町1-8(下関総合車両所広島支所構内)
- 新幹線事業所 - 広島市東区矢賀5-1-1(博多総合車両所広島支所構内)
- 山口東事業所 - 周南市住崎町30(徳山駅構内)
- 山口西事業所 - 下関市竹崎町4-3-1(下関駅構内)
- 広島営業所 - 広島市南区松原町1-2(広島駅構内)
- 山口営業所 - 周南市住崎町30(徳山駅構内)
- 2019年4月現在[2]
- 本社 - 広島市東区上大須賀町16番1号
- 三原営業所 - 三原市城町1-1-1(三原駅構内)
- 西条・呉営業所 - 安芸郡府中町青崎南4-18(向洋駅構内)
- 広島駅営業所 - 広島市南区松原町1-2(広島駅構内)
- ビルメン営業支所
- 広島駅務所 - 広島市南区松原町1-2(広島駅構内)
- 広操営業所 - 広島市南区東駅町1-8(下関総合車両所広島支所構内)
- 新幹線営業所 - 広島市東区矢賀5-1-1(博多総合車両所広島支所構内)
- 西広島営業所 - 広島市西区己斐本町1-11-1(西広島駅構内)
- 徳山営業所 - 周南市住崎町30(徳山駅構内)
- 新山口営業所 - 山口市小郡下郷1357(新山口駅構内)
- 厚狭営業所 - 山陽小野田市厚狭8-3(厚狭駅構内)
- 下関営業所 - 下関市竹崎町4-3-1(下関駅構内)
沿革
編集企業全般(駅事業以外)
編集特記のないものは、公式サイト[3] またはマイナビ2023[4] による。
- 1965年(昭和40年)
- 1971年(昭和46年) - 中国弘済サービスに厚生事業を譲渡
- 1988年(昭和63年)
- 4月1日 - 日本交通観光社中国支社から駅業務を譲受し、社名を中国交通事業株式会社へ改称。
- 1996年(平成8年)
- 4月1日 - 新幹線の車両整備を行ってきた日本車輌整備と合併し、株式会社ジェイアール西日本広島メンテックへ改称。
- 7月1日 - 在来線の車両整備を行ってきた住福車輌整備と合併
- 1997年(平成9年)
- 1999年(平成11年)
- 4月1日 - ひろしま駅ビル ASSEの清掃業務受託
- 2000年(平成12年)
- 10月1日 - 西日本旅客鉄道広島支社よりJR広島車検センターの運営を継承し「JR広島メンテック車検センター」を発足[5]
- 2004年(平成16年)
- 3月31日 - 岡山営業所を閉所し、ジェイアール西日本岡山メンテックに業務移管。
- 2005年(平成17年)
- 4月1日 - 美祢グランドホテル運営業務受託
- 2006年(平成18年)
- 8月11日 - 広島コールセンター受託
- 2007年(平成19年)
- 3月15日 - 美祢グランドホテルを買収
- 2009年(平成21年)
- 4月4日 - MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島の一部清掃業務受託
- 10月1日 - 車両検修部門をジェイアール西日本テクノス、ジェイアール西日本新幹線テクノスに移管。下関競艇場案内業務受託。
- 2010年(平成22年)
- 10月1日 - ひろしま駅ビル ASSEの防災警備・設備保全業務受託
- 2011年(平成23年)
- 4月1日 - 中国弘済サービスと合併
- 2013年(平成25年)
- 2018年(平成30年)
- 3月26日 - 駅務社員制服リニューアル
- 7月1日 - 商号を株式会社JR西日本広島メンテックへ変更
- 2019年(平成31年・令和元年)
- 3月31日 - 広島支社管内のコールセンター業務をJR西日本カスタマーリレーションズへ業務移管
- 6月1日 - 下関競艇場案内業務受託終了
- 2020年(令和2年)
- 3月31日 - 警備業務をジェイアール西日本総合ビルサービスへ業務移管
- 8月1日 - 6事業所・2営業所体制に組織再編
- 2021年(令和3年)
- 7月1日 - JR西日本岡山メンテック、JR西日本米子メンテック、JR西日本福岡メンテックと合併し、「株式会社JR西日本中国メンテック(広島支店)」となる。駅業務をJR西日本中国交通サービスへ業務移管[6]。ただし、JR西日本宮島フェリーの業務はJR西日本中国メンテックが継承。
駅事業(駅業務、忘れ物センター・案内所)
編集年 | 月日 | 受託開始駅[注 2] | 備考 | 受託終了駅 | 理由 |
---|---|---|---|---|---|
1988年 (昭和63年) |
4月3日 | *宮内串戸駅 | 新駅開業 | ||
1989年 (平成元年) |
8月11日 | *中野東駅、*阿品駅 | 新駅開業 | ||
1990年 (平成2年) |
5月1日 | 岩鼻駅 | 無人化 | ||
6月1日 | 小野田港駅 | ||||
1991年 (平成3年) |
4月1日 | 滝部駅、小串駅、安岡駅 | 黒井村駅 | 無人化 | |
11月1日 | 安芸長束駅、古市橋駅、梅林駅 | ||||
1992年 (平成4年) |
3月19日 | 呉ポートピア駅 | 新駅開業 | ||
12月1日 | 西岩国駅、高水駅、周防花岡駅 | 無人化 | |||
1994年 (平成6年) |
1月14日 | 下関駅(案内所) | |||
4月1日 | 東岡山駅(北口)、備前一宮駅、東総社駅 | 業務移管[注 3] | |||
8月20日 | 大町駅 | 新駅開業 | |||
12月3日 | 藤生駅、*岩田駅、*島田駅、櫛ケ浜駅、 福川駅、大道駅、埴生駅、*玖珂駅、*周防高森駅 |
吉名駅、安芸幸崎駅 | 無人化 | ||
1995年 (平成7年) |
12月3日 | 西広島駅(西口) | |||
1996年 (平成8年) |
6月1日 | 通津駅、柳井港駅、岩田駅、島田駅、 *新南陽駅、安浦駅、忠海駅、下祇園駅、 志和口駅、玖珂駅、周防高森駅 |
大町駅、安芸矢口駅 | 直営化 | |
1997年 (平成9年) |
3月8日 | *本郷駅、*河内駅、岩国駅(東口)、 *南岩国駅、*由宇駅、*田布施駅、 *小月駅、*長府駅、*幡生駅(出改札業務)、*安芸津駅 |
新井口駅 | 直営化 | |
1998年 (平成10年) |
4月1日 | 広島駅(地下改札口、南口案内所)、 白市駅、中野東駅、阿品駅、居能駅 |
宮内串戸駅 | 直営化 | |
宇部岬駅、小野田港駅 | 無人化 | ||||
1999年 (平成11年) |
4月1日 | 広島駅(ASSE改札) | |||
2000年 (平成12年) |
3月11日 | 前空駅 | 新駅開業 | ||
2001年 (平成13年) |
3月4日 | 美祢駅 | |||
2002年 (平成14年) |
4月1日 | 玖珂駅、周防高森駅、阿知須駅、 丸尾駅、床波駅、東新川駅、 琴芝駅、川棚温泉駅 |
簡易委託化 | ||
居能駅 | 無人化 | ||||
10月5日 | 広島駅(ジパングサロン) | ||||
2003年 (平成15年) |
4月1日 | 玖波駅、吉浦駅 | |||
5月1日 | 忠海駅 | 簡易委託化 | |||
10月1日 | 竹原駅、東萩駅 | 安芸津駅 | 簡易委託化 | ||
仁方駅 | 無人化 | ||||
11月1日 | 津和野駅、新山口駅(案内所) | ||||
2004年 (平成16年) |
3月13日 | 天神川駅 | 新駅開業 | ||
4月1日 | 大畠駅 | 大道駅、岩田駅 | 簡易委託化 | ||
島田駅 | 無人化 | ||||
10月1日 | 下深川駅 | ||||
2005年 (平成17年) |
4月1日 | 大野浦駅、下松駅、小野田駅、新下関駅(南口) | 吉見駅、安岡駅、柳井港駅、福川駅 | 無人化 | |
安芸矢口駅 | 再受託 | ||||
2006年 (平成18年) |
4月1日 | 横川駅(北口) | |||
10月1日 | 岩国駅(東口) | 簡易委託化[注 4] | |||
2007年 (平成19年) |
2月1日 | 広島忘れ物センター、新山口忘れ物センター | |||
12月1日 | 安芸阿賀駅 | ||||
2008年 (平成20年) |
3月15日 | 七軒茶屋駅 | 駅移転・無人化 | ||
4月1日 | 滝部駅 | 簡易委託化 | |||
10月1日 | 廿日市駅 | ||||
2009年 (平成21年) |
10月1日 | 広島駅(ジパングサロン) | 無人化 | ||
2011年 (平成23年) |
3月26日 | 向洋駅(北口) | 新規開設 | ||
4月1日 | 安芸中野駅、向洋駅(南口)、宮内串戸駅、光駅 | 横川駅(北口)、西広島駅(西口) | 直営化 | ||
6月1日 | 広島駅(地下改札口) | 直営化 | |||
2013年 (平成25年) |
4月1日 | 大竹駅 | |||
2015年 (平成27年) |
3月14日 | 新白島駅 | 新駅開業 | ||
9月5日 | 玖波駅(西口) | 新規開設 | |||
2016年 (平成28年) |
4月1日 | 西広島駅 | 西口は再受託 | ||
2017年 (平成29年) |
1月28日 | 小屋浦駅 | 無人化 | ||
2月4日 | 新広駅 | [注 5] | |||
3月4日 | 寺家駅 | 新駅開業[注 1] | |||
10月1日 | 広島駅(南口案内所) | リニューアル | |||
2018年 (平成30年) |
4月1日 | 坂駅、八本松駅、瀬野駅 | 河内駅、埴生駅、天応駅 | 無人化 | |
2019年 (平成31年) |
4月1日 | 西高屋駅 | |||
2020年 (令和2年) |
4月1日 | 広島駅(ASSE改札) | 駅ビル閉館 | ||
10月1日 | 梅林駅、藤生駅、綾羅木駅 | 無人化 | |||
2021年 (令和3年) |
4月1日 | 矢野駅 | 呉ポートピア駅 | 無人化 | |
6月1日 | 東萩駅 | 直営化 | |||
志和口駅、向原駅、美祢駅、小串駅 | 無人化 | ||||
7月1日 | 津和野駅 | 直営化 | |||
津和野駅を除く受託駅全駅[注 6] | 業務移管[6] |
脚注
編集注釈
編集- ^ a b 簡易委託駅であるため、JR西日本からの直接受託ではなく、管理・運営する東広島市と契約を締結し指定管理者として受託している。(詳細は寺家駅を参照)
- ^ *の駅は受託当初、暫定的にJR西日本による直営業務があり、後に営業体制が見直され(完全な)直営駅または業務委託駅となる。
- ^ 岡山鉄道興業へ移管。後年、東岡山駅北口は直営化され、備前一宮駅・東総社駅は無人化された。
- ^ 管理・運営する岩国市と契約を締結した錦川鉄道が、指定管理者となって業務を受託した[7]。2017年11月に岩国駅の橋上化で東口が閉鎖され受託終了。
- ^ 利用客増加に伴い実態に合わせた営業体制とするため、簡易委託駅から業務委託駅に変更された。(詳細は新広駅を参照)
- ^ JR西日本宮島フェリーの宮島口桟橋・宮島桟橋を除く
出典
編集- ^ a b 株式会社JR西日本広島メンテック 第56期決算公告
- ^ 「営業所」JR西日本広島メンテック。2019年4月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年10月3日閲覧。
- ^ 「沿革」JR西日本広島メンテック。2019年4月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年10月3日閲覧。
- ^ (株)JR西日本広島メンテック【JR西日本グループ】2022年度会社概要, マイナビ2023
- ^ 「事業継承し営業開始」『交通新聞』交通新聞社、2000年10月5日、1面。
- ^ a b “駅・運輸サービス関係会社グループの再編について” (PDF). 西日本旅客鉄道 (2021年7月1日). 2021年7月2日閲覧。
- ^ 会社概要|錦川鉄道株式会社
関連項目
編集- 西日本旅客鉄道
- JR西日本交通サービス
- JR西日本中国交通サービス(駅業務移管先)
- メンテックグループ
- JR西日本メンテック
- JR西日本福知山メンテック(消滅)
- JR西日本金沢メンテック
- JR西日本中国メンテック(後継会社)
- JR西日本岡山メンテック(消滅)
- JR西日本米子メンテック(消滅)
- JR西日本福岡メンテック(消滅)
- JR西日本メンテック
外部リンク
編集- JR西日本広島メンテック - ウェイバックマシン(2021年3月3日アーカイブ分)