星のカービィシリーズ

任天堂のコンピュータゲームシリーズ

星のカービィシリーズ(ほしのカービィシリーズ)は、ハル研究所が開発し任天堂から発売された『星のカービィ』を第1作とするアクションゲームシリーズの総称。

星のカービィ
ジャンル アクション
開発元 ハル研究所
任天堂
フラグシップ
トーセ
グッド・フィール
バンプール
発売元 任天堂
主な製作者 桜井政博(生みの親)
熊崎信也(ゼネラルディレクター)
宮本茂
下村真一
石川淳
安藤浩和
1作目 星のカービィ
1992年4月27日
最新作 星のカービィ Wii デラックス
2023年2月24日
公式サイト 星のカービィポータル
テンプレートを表示

概要

編集

第1作はゲームボーイ対応ソフトとして日本1992年4月27日に発売し世界売上で500万本以上を記録。シリーズ累計販売本数は全世界で2024年時点で3800万本以上にも及ぶ[1]

漫画アニメ、小説といったメディアミックス作品も多数製作されている。また、星のカービィのテーマカフェである「KIRBY CAFÉ」が2016年8月8日より順次、大阪名古屋東京博多で期間限定店舗としてオープンし、2019年12月12日には東京ソラマチ4Fで常設店舗がオープンした。さらに、2020年12月3日より、阪急三番街のB1F キデイランド大阪梅田店において、カービィのグッズ常設売り場となるKIRBY’S PUPUPU MARKET[2]がオープンした。

ゲーム内容

編集

ほとんどのシリーズが、主人公のカービィがプププランドの平和を乱すデデデ大王などの悪者を倒す横スクロールアクションである。

カービィの特徴的なアクションは主に3つある。

1つ目は吸い込み攻撃で、敵を吸い込んだり、吸い込んだ敵を吐き出し星にして別の敵にぶつけて攻撃する。カービィの基本的な攻撃である。

2つ目はコピーで、吸い込んだ敵を飲み込むと、その敵の種類に応じたコピー能力を使った攻撃ができるようになる。コピーをすると吸い込みはできなくなるが、コピー能力を捨てることはいつでもできる。また、一部のステージでは、特定のコピー能力を使わないと入れない隠し部屋などがある。

3つ目は空気を吸い込んで空を飛ぶことである(ホバリング)。カービィはゲーム開始時からいつでも飛び続けることができる。この能力を使って、プレイヤーは、敵を避けたり、地面の穴を越えたりすることが簡単にできる。星のカービィシリーズの初心者向けのゲームバランスを決定付けている要素の1つである。

他に、空を飛ぶときに吸い込んだ空気を吐き出して攻撃する空気弾や、スライディング攻撃などがある。

ただし、第1作にはコピー能力はまだなく、代わりにカレーさつまいもなどの特殊アイテムがあった。

操作方法・ゲームシステム

編集

使用するボタンは基本的に「ジャンプ」と「吸い込み、コピー能力の使用」にそれぞれ対応したAボタン、Bボタン(一部例外あり)、そして移動を行う十字キーのみとシンプルであり、現在もほとんど変わっていない。

それは、第1作目発売当時(1992年)は難しいゲームが多く、このころからゲームを始める初心者たちのための導入口として作られたという経緯からである。そのため、当時ではほとんど見られなかった要素として、最初のステージで基本的な操作を修得できるように、難易度を下げながらもプレイヤーへのトレーニング要素を内包したステージ構成を取り込んでいる。これは独立したチュートリアルステージではなく、プレイヤーの成長を自然と促す作りを意識している。これらのゲームデザインを行った桜井政博ディレクターによると、甲斐(かい)あって、プレゼンや多くのテストプレイヤーにも気づかれず自然になじんでもらえたとのこと。ただし、宮本茂には唯一すぐに見抜かれたと語っている[3]。他にも、後述のとおり、即ミスしないよう飛行能力を持たせたり、バイタリティ(体力)を設けたりした。

しかしその一方、使用するコピー能力の変更(コピー能力のない第1作目では、エキストラモードとコンフィグモードがこれに相当する)など、さまざまなプレイスタイルを持たせることにより、上級者でもしっかりと遊べる内容となっている。

初期のシリーズではコンプリートアイテムをすべて集めなければ真のラストボスに到達できない作品が多かったが、2000年以降、あつめて!カービィの発売まで11年間存在していなかった。

開発の経緯

編集
名前
カービィ#名前の由来も参照。
開発当初のゲームタイトルは『ティンクル・ポポ』で、カービィの名前は「ポポポ」だった。
カービィという名前は、アメリカにあった掃除機に「カービィ型」というタイプの物があった、というものと当時アメリカ任天堂にジョン・カービィという名の弁護士がいたため、という2説がある[4]。直接的な理由ではないが、命名候補の中にあった「カービィ」という名前を見て宮本茂がジョン・カービィを想起したために選ばれたものだと本人が語っている[5]
カービィ#概要も参照。
創った桜井政博はピンク色のつもりだったが、ゲーム画面が白黒だったため、そのことを彼以外は知らなかった。名前を考えてもらおうとアメリカに送ったところ、アメリカのゲーム会社のスタッフはカービィが白黒だと思ってしまい、白黒カービィとして発表されてしまった[6]
能力
カービィ#概要も参照。
吸い込み能力のアイディアは空を飛ぶことから浮かんだらしい。桜井はまず、初心者が画面下に落ち、即ミスになることを防ぐために空気を吸い込んで空を飛ぶ飛行能力を考え、その際「空気を吸うなら他の物も吸い込めるに違いない」と吸い込み能力を付加した。現在のカービィの代名詞でもある「吸い込み」はそうしたエピソードから生まれた。

シリーズ一覧

編集
発売の年表
1992星のカービィ
1993星のカービィ 夢の泉の物語
カービィのピンボール
1994カービィボウル
1995Kirby's Avalanche
星のカービィ2
カービィのブロックボール
1996カービィのおもちゃ箱
星のカービィ スーパーデラックス
1997カービィのきらきらきっず(GB版)
星のカービィ3(海外)
1998カービィのきらきらきっず(NP版)
星のカービィ3(日本)
1999カービィのきらきらきっず(SFC版)
2000星のカービィ64
コロコロカービィ
2001
2002星のカービィ 夢の泉デラックス
2003カービィのエアライド
2004星のカービィ 鏡の大迷宮
2005タッチ!カービィ
2006星のカービィ 参上! ドロッチェ団
2007
2008星のカービィ ウルトラスーパーデラックス
2009
2010毛糸のカービィ
2011あつめて!カービィ
星のカービィ Wii
2012星のカービィ 20周年スペシャルコレクション
2013
2014星のカービィ トリプルデラックス
カービィファイターズZ
デデデ大王のデデデでデンZ
2015タッチ!カービィ スーパーレインボー
2016星のカービィ ロボボプラネット
2017みんなで!カービィハンターズZ
カービィのすいこみ大作戦
カービィ バトルデラックス!(日本)
2018カービィ バトルデラックス!(海外)
星のカービィ スターアライズ
2019毛糸のカービィ プラス
スーパーカービィハンターズ
2020カービィファイターズ2
2021
2022星のカービィ ディスカバリー
カービィのグルメフェス
2023星のカービィ Wii デラックス
作品名 対応機種 ジャンル 発売日 北米名 欧州名 備考
メインシリーズ
星のカービィ ゲームボーイ アクション 1992年4月27日 KIRBY'S DREAM LAND
星のカービィ 夢の泉の物語 ファミリーコンピュータ 1993年3月23日 KIRBY'S ADVENTURE
星のカービィ2 ゲームボーイ 1995年3月21日 KIRBY'S DREAM LAND 2
星のカービィ スーパーデラックス スーパーファミコン 1996年3月21日 KIRBY SUPER STAR KIRBY'S FUN PAK
星のカービィ3 1998年3月27日 KIRBY'S DREAM LAND 3
星のカービィ64 NINTENDO64 2000年3月24日 KIRBY 64: The Crystal Shards
星のカービィ 鏡の大迷宮 ゲームボーイアドバンス 2004年4月15日 Kirby & The AMAZING MIRROR
星のカービィ 参上! ドロッチェ団 ニンテンドーDS 2006年11月2日 Kirby: Squeak Squad Kirby Mouse Attack
星のカービィ Wii Wii 2011年10月27日 Kirby's Return to Dream Land Kirby's Adventure Wii
星のカービィ トリプルデラックス ニンテンドー3DS 2014年1月11日 Kirby: Triple Deluxe
星のカービィ ロボボプラネット 2016年4月28日 Kirby: Planet Robobot
星のカービィ スターアライズ Nintendo Switch 2018年3月16日[7] Kirby: Star Allies
星のカービィ ディスカバリー 2022年3月25日 Kirby and the Forgotten Land メインシリーズ初の3Dアクション
リメイク・移植
星のカービィ 夢の泉デラックス ゲームボーイアドバンス アクション 2002年10月25日 Kirby: NIGHTMARE IN DREAMLAND
星のカービィ ウルトラスーパーデラックス ニンテンドーDS 2008年11月6日 Kirby Super Star Ultra
星のカービィ 20周年スペシャルコレクション Wii 2012年7月19日 Kirby's Dream Collection: Special Edition
毛糸のカービィ プラス ニンテンドー3DS 毛糸アクション 2019年3月7日 Kirby's Extra Epic Yarn
星のカービィ Wii デラックス Nintendo Switch アクション 2023年2月24日 Kirby's Return to Dream Land Deluxe
その他
カービィのピンボール ゲームボーイ ピンボール 1993年11月27日 KIRBY'S PINBALL LAND
カービィボウル スーパーファミコン ゴルフビリヤードアクション 1994年9月21日 KIRBY'S DREAM COURSE
カービィのブロックボール ゲームボーイ ブロックくずし 1995年12月14日 KIRBY'S BLOCK BALL
カービィのきらきらきっず ゲームボーイ
スーパーファミコン
落ち物パズル 1997年1月25日(GB)
1999年6月25日(SFC)
KIRBY'S STAR STACKER SFC版は日本国内のみ発売
コロコロカービィ ゲームボーイカラー 転がりボールアクション 2000年8月23日 Kirby Tilt 'n' Tumble 世界初の動きセンサー使用ソフト
カービィのエアライド ニンテンドーゲームキューブ レースゲーム 2003年7月11日 Kirby AIR RIDE
タッチ!カービィ ニンテンドーDS ペンアクション 2005年3月24日 Kirby: Canvas Curse Kirby: Power Paintbrush
毛糸のカービィ Wii 毛糸アクション 2010年10月14日 Kirby's Epic Yarn
あつめて!カービィ ニンテンドーDS 群体アクション 2011年8月4日 Kirby Mass Attack
カービィファイターズZ ニンテンドー3DS(DL 対戦アクション 2014年7月23日 Kirby Fighters Deluxe
デデデ大王のデデデでデンZ リズムアクション Dedede’s Drum Dash Deluxe
タッチ!カービィ スーパーレインボー Wii U タッチペンアクション 2015年1月22日 Kirby and the Rainbow Curse Kirby and the Rainbow Paintbrush
みんなで!カービィハンターズZ ニンテンドー3DS(DL) アクション 2017年4月13日 Team Kirby Clash Deluxe ダウンロード無料・アイテム課金あり
カービィのすいこみ大作戦 3Dアクション 2017年7月4日 Kirby's Blowout Blast
カービィ バトルデラックス! ニンテンドー3DS 対戦アクション 2017年11月30日 Kirby's Battle Royale
スーパーカービィハンターズ Nintendo Switch(DL) アクション 2019年9月5日 Super Kirby Clash ダウンロード無料・アイテム課金あり
カービィファイターズ2 対戦アクション 2020年9月24日 Kirby Fighters 2
カービィのグルメフェス 対戦アクション 2022年8月17日 Kirby’s Dream Buffet

日本未発売の作品

編集
Kirby's AvalancheSuper NES
北米名は「Kirby's Avalanche」、欧州名は「Kirby's Ghost Trap」。
1995年に欧米で販売された『す〜ぱ〜ぷよぷよ』の英語版のキャラクターやBGMをカービィシリーズのものに差し替えた作品(タイトルをそれぞれ直訳すると『カービィの雪崩』、『カービィのおばけの罠』)。開発はコンパイル、販売は任天堂。欧米では既にメガドライブ版『ぷよぷよ』がソニックシリーズ関連作『Dr. Robotnik's Mean Bean Machine』に姿を変えて発売されていたが、それに対しSNES版の本作は、元々は日本の『す〜ぱ〜ぷよぷよ』をそのまま翻訳して発売される予定だった。しかし、コンパイルの開発スタッフが任天堂から直接頼まれたため、急遽カービィシリーズのキャラクターへ差し替えて製作が行われることになった[8]
欧米では、2007年にWiiのバーチャルコンソールでも配信されたほか、2022年7月21日よりNintendo Switch向けのオンラインサービス『スーパーファミコン Nintendo Switch Online』(海外名は『Super Nintendo Entertainment System Nintendo Switch Online』)で配信開始された[9]。いずれも日本では未配信。
Kirby Slide(ゲームボーイアドバンス)
カードに書かれたタイトルは「Kirby Slide」、カード読み込み時のゲーム内表記は「Kirby Puzzle」。
2003年に欧米で配布されたカードe用の専用カード。

配信作品、アーケード作品

編集
カービィのおもちゃ箱(サテラビュー
『星のカービィ スーパーデラックス』の発売を記念して、1996年1月から3月にかけて放送されたミニゲーム群。『星のカービィ スーパーデラックス』に収録されたミニゲーム2作を先行放送するとともに、新たに製作したミニゲーム8種類を放送した。
星のカービィ きらきらメダルランド(アーケードゲーム
2006年3月に稼働開始。開発・販売はアトラス。内容はシングルプッシャーメダルゲーム[10]
星のカービィ メダルランドの魔法の塔(アーケードゲーム)
2007年12月に稼働開始。ハル研究所とアトラスとの共同開発[11]。販売はアトラス。内容は8人掛け大型マスプッシャーメダルゲーム[11][12]
星のカービィ ぱくぱくグルメレース(アーケードゲーム)
2022年11月に稼働開始。開発・販売はバンダイナムコアミューズメント。レバーを押してボールを飛ばし、ボールをカービィの口の中に出来るだけ多く入れて高得点を目指す内容となっている[13]

開発中止となった作品

編集
kid kirby(SNES
1995年に海外で開発していた詳細不明のソフト。開発から2〜3年経った後中止された。開発はハル研究所ではなく、レミングスなどで知られるDMA Designである。カービィの頭に触覚のようなカールした髪らしき物が生えているのが特徴。マウスコントローラを操作して、カービィを誘導するゲームになる予定だったが通常のコントローラでの操作性で開発中止となった。
カービィボウル64(NINTENDO64)
カービィボウル』の続編として発表されたソフト。しかし、企画は途中で変更されて『カービィのエアライド』になる。
カービィのエアライド(64)
『カービィボウル64』の企画が変更されて発表されたソフト。64では開発中止になってしまうが、後に新たに作り直した『カービィのエアライド』がニンテンドーゲームキューブで発売された。
カービィファミリー(ゲームボーイカラー)
任天堂スペースワールド2001で出展されたカービィのキャラクターを使ったコンピューターミシン刺繍専用ソフト。開発はナツメが担当。任天堂ではなくジャガーインターナショナルコーポレーションが発売元になる予定だった[14]
星のカービィGBA(ゲームボーイアドバンス)
『星のカービィ 夢の泉の物語』のリメイクとして発表されたソフト。
コロコロカービィ2(ニンテンドーゲームキューブ)
『コロコロカービィ』の続編として発表されたソフト。GCをGBAケーブルで接続したゲームボーイアドバンスで操作をする。しかし、開発途中でキャラクターがカービィから変更されて「Roll-o-Rama」というタイトルに変わり、またセンサーカートリッジが使えないGBASPに変える人が多くなり、結局は開発中止になった[要出典]
星のカービィGC(GC)
2004年11月にGC用ソフトとして発表され[15]、半年後のE3 2005で初めて映像が公開された[16]3Dアクションゲーム。
本作を含めコンセプトの違う3作品が試作される間にプラットフォームもWiiに変わり、最終的には開発中止となったが、新たに開発・発売された『星のカービィ Wii』や『星のカービィ スターアライズ』にさまざまな要素が再利用されている。

登場キャラクター

編集

カービィのキャラクターにはさまざまな種類のキャラクターが存在し、カービィの仲間のキャラクターと敵キャラクターがいる。

コピー能力

編集
 
例えば、カービィが剣を所持した敵を吸い込んだ場合、カービィは剣を所持した状態となる。

『夢の泉の物語』以降に導入されたシステムで、カービィが吸い込んだ相手の能力を吸収する特技のことである。『スーパーデラックス』と『ウルトラスーパーデラックス』では、「コピーのもと」に触れることで、それに対応した能力を得ることができる。

コンサート

編集
星のカービィ25周年オーケストラコンサート(2017年
星のカービィシリーズ25周年を記念して、開発元のハル研究所の主催で行われたコンサート。歴代作品の人気楽曲が演奏された。
東京公演が4月16日、大阪公演が6月18日に行われ、東京は東京フィルハーモニー交響楽団、大阪は大阪交響楽団が演奏した。本公演が完売したため、東京は7月20日、21日、大阪は6月18日に追加公演が行われた。
本公演当日はスペシャルゲストとして、カービィシリーズ生みの親である桜井政博と、カービィの声優役大本眞基子が招かれ、桜井は1作目の星のカービィ開発時のエピソードを語った。
4月16日の東京公演を収録したCD2枚組と、7月21日の公演の模様を収録したライブDVDBlu-ray Discが、11月8日に発売された。
星のカービィ 30周年記念ミュージックフェス(2022年
星のカービィシリーズ30周年を記念して、開発元のハル研究所の主催のもと8月11日に東京ガーデンシアターで行われたコンサート。
8月11日の昼公演、夜公演に分けて行われた[17]
当初は夜公演のみの予定だったがチケットの申し込み状況を受け、昼公演が追加されることになった。
また、YouTube公式チャンネル『星のカービィポータル』では全世界に向けて夜公演の模様の無料生配信が実施された[17]

KIRBY CAFÉ

編集

星のカービィシリーズをテーマにしたカフェである。店内のインテリアからメニューに至るまでの全てが星のカービィシリーズの世界観で彩られている。2016年8月8日から順次、大阪名古屋東京博多で期間限定店舗をオープンした後、2019年12月12日に東京ソラマチ4Fに常設店舗がオープンした。併設グッズショップではカフェ利用者を対象にカフェ限定グッズや最新グッズの販売が行われている。

プププ☆トレイン

編集

カービィたちがでんしゃごっこをするというコンセプトの元、2016年7月7日〜2020年8月20日迄の期間限定でオープンしたショップ・及びイベントを指す。

テーマが鉄道である為、ショップも殆どが駅や駅直結のデパートなどに開設された。 第1弾〜第5弾とEXTRAがあり、第1弾は東京、第2弾からは大阪、第3弾からは名古屋が会場として選ばれた。また、第4弾からはそれぞれの会場に「えきちょう」が設定され[注釈 1]、コックカワサキの駅弁やワドルディのWADOSKといった派生商品も増えていった。

尚、このイベント用に路線図が制作され、そこに記載のある各駅に発車メロディも制作された。

派生作品

編集

テレビアニメ

編集

漫画

編集

『星のカービィ 20周年スペシャルコレクション』には、さくま良子、ひかわ博一、谷口あさみの漫画の第一話が収録されている。すべて小学館の雑誌収録の作品。2017年10月27日発売の『星のカービィ 〜まんぷくプププファンタジー〜』コミックス第1巻の発売をもって、『月刊コロコロコミック』連載版のコミックスの累計発行部数が1000万部を突破した[18]

連載中

編集

連載終了

編集

アンソロジー

編集
  • 双葉社
    • 星のカービィ 4コマまんが王国(1995年・1997年、全2巻)
    • 星のカービィ64 4コマまんが王国(2000年、全1巻)
    • コロコロカービィ 4コマまんが王国(2001年、全1巻)
    • カービィのエアライド 4コマまんが王国(2003年、全1巻)
  • エニックス / スクウェア・エニックス
    • 星のカービィ 4コママンガ劇場(エニックス、1995年 - 1998年、全5巻)
    • 星のカービィ ショートコミック劇場(エニックス、1996年、全1巻)
    • 星のカービィ64 4コママンガ劇場(エニックス、2000年 - 2001年、全3巻)
    • 星のカービィ 夢の泉デラックス 4コママンガ劇場(スクウェア・エニックス、2003年、全1巻)
    • 星のカービィ 鏡の大迷宮 4コママンガ劇場(スクウェア・エニックス、2004年、全1巻)
  • 光文社
    • 星のカービィ スーパーデラックス 4コマギャグバトル(1996年)
    • 星のカービィ スーパーデラックス 4コマギャグバトル まんぷく編(1996年)
    • 星のカービィ スーパーデラックス ギャグパラダイス(1997年)
    • 星のカービィ スーパーデラックス 4コマギャグバトル はらぺこ編(1997年)
    • 星のカービィ3 4コマギャグバトル(1999年)
    • 星のカービィ64 4コマギャグバトル(2000年)
    • 星のカービィ64 4コマギャグバトル ミックス編(2000年)
    • 星のカービィ 夢の泉デラックス 4コマギャグバトル(2003年)
    • 星のカービィ 夢の泉デラックス 4コマギャグバトル とことん編(2003年)
    • 星のカービィ 夢の泉デラックス 4コマ大事典(2003年)
    • 星のカービィ 鏡の大迷宮 4コマギャグバトル パート1(2004年)
    • 星のカービィ 鏡の大迷宮 4コマギャグバトル パート2(2004年)
    • 星のカービィ 鏡の大迷宮 4コマ大事典(2004年)
    • タッチ! カービィ 4コマギャグバトル(2005年)
    • 星のカービィ 参上! ドロッチェ団 4コマギャグバトル(2007年)
    • 星のカービィ ウルトラスーパーデラックス 4コマギャグバトル(2009年)

未単行本化作品

編集
  • かっとび星のカービィ(あべさより作、小学一年生連載、1992年 - 1993年)
  • 星のカービィ(ちびにゃんね作、小学三年生掲載、1993年 - 1994年)
  • 星のカービィ(前田のえみ作、小学一年生掲載、1994年 - 1996年)
  • 星のカービィ プププランドはおおさわぎ!(山下たかひろ作、小学四年生連載、2003年)
  • 星のカービィ プププランドの仲間たち姫野かげまる作、小学五・六年生連載、2003年)
  • ポヨポヨカービィ(はりぶきしきみ作、ファミ通DS+Wii連載、2006年 - 2009年?)
  • 星のカービィ 参上!ドロッチェ団(宮須弥作、キャラぱふぇ連載、2006年 - 不明)

絵本

編集

小説

編集

角川つばさ文庫(KADOKAWA/アスキー・メディアワークス)より発刊されている児童向け小説。ゲームの設定を元としたオリジナルストーリーとなっている。いずれも小学中級以上向けで、高瀬美恵作、苅野タウ・ぽとが挿絵を担当。メタナイトが主人公を務める作品もあり、これらは副題が「メタナイト」で始まる。
2019年5月にはシリーズ累計が100万部に到達した[21]

設定資料集

編集
  • 20th Anniversary 星のカービィプププ大全(小学館、2012年8月3日発売、ISBN 978-4091065117
  • 星のカービィ25周年記念 星のカービィ コピー能力大集合図かん(KADOKAWA、2017年8月3日発売、ISBN 978-4047332713
  • 星のカービィ アート&スタイル コレクション(KADOKAWA、2017年11月2日発売、ISBN 978-4048933865
  • 星のカービィ コピー能力大図鑑(KADOKAWA、2018年12月20日発売、ISBN 978-4049121711
    • ポケット版 星のカービィ コピー能力大図鑑(KADOKAWA、2021年12月15日発売、ISBN 978-4049139945
  • 星のカービィ スターアライズ 公式設定資料集(徳間書店、2021年3月17日発売、ISBN 978-4198652418
  • 星のカービィ キャラクター大図鑑(KADOKAWA、2022年9月28日発売、ISBN 9784049139952

雑誌・ムック

編集
  • 別冊てれびげーむマガジン スペシャル 星のカービィ スターアライズ号(KADOKAWA、2018年5月24日発売、ISBN 9784047333352
  • 星のカービィ ニードルフェルトぽよぽよマスコット(KADOKAWA、2018年10月25日発売、ISBN 9784049121575
  • 星のカービィファン(小学館)
    • 第1号(2019年10月4日発売)
      • 付録:星のカービィ ゆらゆらマスコット カービィ&ワドルディセット、「カービィのコピとる!」ミニ
    • 第2号(2020年9月29日発売)
      • 付録:星のカービィ ぬくいーず[カービィファン限定Ver.]
    • 第3号(2021年9月2日発売)
      • 付録:星のカービィ ふわふわポーチ付きエコバッグ、絵本「いつでもカービィ」スペシャルポストカード3枚セット、ナゾトキコピー能力ポスター
    • 第4号(2022年4月27日発売)
      • 付録:星のカービィ ぴたれすとプチ[カービィファン限定Ver.]、星のカービィ 30th 特製パスケース[カービィファン限定Ver.]、星のカービィ 30th コレクション缶バッジ、全コピー能力大集合ポスター、30周年クロニクルポスター
      • このほか、ひかわ博一、さくま良子、武内いぶき、ダイナミック太郎による描きおろし漫画を収録

その他の書籍

編集
  • 星のカービィ スーパーデラックス:ゲームブック(ファミ通ゲーム文庫、作:沙藤樹、1996年8月26日発売、ISBN 978-4893665638
    • 『星のカービィ スーパーデラックス』を題材としたゲームブック
  • 星のカービィ スクラッチアートシリーズ(KADOKAWA)
    • スクラッチ面を削ることで地色が浮かび上がるという趣向の本。
      • 星のカービィ スクラッチアート(2018年12月11日発売、ISBN 978-4049122121
      • 星のカービィ スクラッチアートDX(2022年4月21日発売、ISBN 978-4049142051
  • 星のカービィをさがせ!!シリーズ(絵:苅野タウ絵/ぽと、KADOKAWA)
    • 大量に描かれたカービィの中から指定されたカービィなどを見つけるという問題を収録した児童書。
  • 星のカービィ ナゾトキブック スターアライズ編(KADOKAWA、2019年4月25日発売、ISBN 9784049124903
  • 星のカービィ なぞなぞブック(KADOKAWA、2020年9月18日発売、ISBN 978-4049133370
  • 星のカービィ ハンドメイドブック(KADOKAWA、2021年2月18日発売、ISBN 978-4048968997
  • キャラクターあそぶっく 星のカービィ プププでクイズ(KADOKAWA、2021年3月24日発売、ISBN 978-4049137552
  • 星のカービィ おぼえておきたいことわざ (KADOKAWA、2021年7月20日発売、ISBN 978-4049137743
  • 星のカービィ パズルプラネット ~ナゾトキ脳トレ編~ (小学館、2021年8月5日発売、ISBN 978-4092591929
  • 星のカービィ プププマジックキット (KADOKAWA、2022年3月2日発売、ISBN 978-4049139006

その他の作品

編集
  • カービィのコピとる!
    • 星のカービィのカードゲーム。
  • カービィのスイーツパーティ
    • 星のカービィのボードゲーム。
  • 星のカービィ ワンナイト人狼

脚注

編集

注釈

編集
  1. ^ 東京会場はカービィ、名古屋会場はメタナイト、大阪会場はデデデ大王がえきちょうである。

出典

編集
  1. ^ ZIP!』2016年10月10日放送分より。
  2. ^ 2020年12月3日(木)オープン!『KIRBY’S PUPUPU MARKET』@ 大阪梅田店”. KIDDY LAND. 2021年3月14日閲覧。[リンク切れ]
  3. ^ ファミ通』に連載されているコラム『桜井政博のゲームについて思うこと』第86回における桜井当人のコメントより。
  4. ^ カービィの生みの親・桜井政博さん(HAL研究所)突撃インタビュー”. Nintendo Online Magazine. 2022年10月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月25日閲覧。
  5. ^ Miyamoto Talks Wii U, Zelda, And Nintendo's Past” (英語). Game Informer (2011年6月17日). 2024年1月25日閲覧。
  6. ^ 桜井政博、2011年3月3日の投稿2024年1月24日閲覧。
  7. ^ 星のカービィ スターアライズ|Nintendo Switchソフト”. 任天堂. 2018年3月16日閲覧。
  8. ^ 電波新聞社『ALL ABOUT ぷよぷよ通』スタッフインタビュー、p.143 より。
  9. ^ Nintendo Switch Online adds Fighter’s History, Kirby’s Avalanche, Daiva Story 6” (英語). Nintendo Everything (2022年7月21日). 2022年7月22日閲覧。
  10. ^ 星のカービィ きらきらメダルランド”. アミューズメント・ジャーナル. 株式会社アミューズメント・ジャーナル. 2022年11月23日閲覧。
  11. ^ a b 星のカービィ メダルランドの魔法の塔”. 株式会社ハル研究所. 2022年11月23日閲覧。
  12. ^ 2000年代-01 メダル全盛の時代へ”. アミューズメントマシンの軌跡. 一般社団法人日本アミューズメント産業協会. 2022年11月23日閲覧。
  13. ^ 緑里孝行(クラフル) (2022年11月16日). “カービィのキッズ向けAC「星のカービィ ぱくぱくグルメレース」稼働開始!”. GAME Watch. 株式会社インプレス. 2022年11月23日閲覧。
  14. ^ カービィファミリー - 任天堂
  15. ^ 仲間たちと一緒に大冒険! 『星のカービィ(仮題)』 - ファミ通.com
  16. ^ GCソフト/Kirby for Nintendo GameCube (仮称)
  17. ^ a b 『星のカービィ 30周年記念ミュージックフェス』2022年8月11日(木・祝)に、東京ガーデンシアターにて開催決定!,ハル研究所,(2022年3月14日),PR TIMES,2022年8月10日閲覧。
  18. ^ コロコロ版カービィシリーズが累計1000万部を突破!新作をひかわ博一がアピール、コミックナタリー、2017年10月27日。
  19. ^ パズルプラネット」2016年11月25日。2024年2月14日閲覧
  20. ^ 「星のカービィ〜ゆるっとプププ〜」『ちゃお』2023年4月号、小学館、2023年3月3日、383頁、ASIN B0BVMYTD7P 
  21. ^ 『星のカービィ』100万部突破! 7月の新しい小説もおたのしみに☆”. 角川つばさ文庫 (2019年6月3日). 2019年12月27日閲覧。

関連項目

編集
  • ハル研究所 - シリーズの開発元。
  • 株式会社ワープスター - カービィキャラクターの版権管理などを行っている会社。
  • 桜井政博 - 第1作目などのディレクターで、シリーズの生みの親。シリーズ統括ディレクターも歴任。現在はハル研究所を退社している。
  • 熊崎信也 - シリーズの現ゼネラルディレクター。
  • 石川淳 - カービィシリーズの大半の音楽を担当している。
  • 安藤浩和 - 石川と並びシリーズの大半の音楽を担当。

外部リンク

編集