第68回ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞
第68回ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞(だい68かいダヴィッド・ディ・ドナテッロしょう)の授賞式は、2023年5月10日にローマで行われた。
ノミネートは2023年3月30日に発表された。『夜の外側 イタリアを震撼させた55日間』が最多18のノミネートを獲得し、『帰れない山』、『夜の外側 イタリアを震撼させた55日間』、『奇妙なこと』がそれぞれ最多4部門で受賞した。
受賞とノミネート一覧
編集太字が受賞者。
- 帰れない山 Le otto montagne(監督:フェリックス・ヴァン・フルーニンゲン、シャルロッテ・ファンデルメールシュ)
- 夜の外側 イタリアを震撼させた55日間 Esterno notte[1](監督:マルコ・ベロッキオ)
- 蟻の王 Il signore delle formiche[2](監督:ジャンニ・アメリオ)
- 奇妙なこと La stranezza[2](監督:ロベルト・アンドー)
- ノスタルジア Nostalgia[2](監督:マリオ・マルトーネ)
- マルコ・ベロッキオ(『夜の外側 イタリアを震撼させた55日間』)
- ジャンニ・アメリオ(『蟻の王』)
- ロベルト・アンドー(『奇妙なこと』)
- フェリックス・ヴァン・フルーニンゲン、シャルロッテ・ファンデルメールシュ(『帰れない山』)
- マリオ・マルトーネ(『ノスタルジア』)
- ジュリア・スタイガーウォルト(『Settembre』)
- カロリーナ・カヴァッリ(『Amanda』)
- ジャスミン・トリンカ(『Marcel!』)
- ニッコロ・ファルセッティ(『Margini』)
- ヴィンチェンツォ・ピッロッタ(『Spaccaossa』)
- ロベルト・アンドー、ウーゴ・キーティ、マッシモ・ガウディオーゾ(『奇妙なこと』)
- ジャンニ・ディ・グレゴリオ、マルコ・ペッテネッロ (『Astolfo』)
- スザンナ・ニッキアレッリ(『キアラ』[2])
- マルコ・ベロッキオ、ステファノ・ビセス、ルドヴィーカ・ランポルディ、ダヴィデ・セリーノ(『夜の外側 イタリアを震撼させた55日間』)
- ジャンニ・アメリオ、エドアルド・ペッティ、フェデリーコ・ファーヴァ(『蟻の王』)
- エマヌエーレ・クリアレーゼ、フランチェスカ・マニエーリ、ヴィットリオ・モローニ(『無限の広がり』[2])
- フェリックス・ヴァン・フルーニンゲン、シャルロッテ・ファンデルメールシュ(『帰れない山』)
- サルヴァトーレ・メレウ(『Bentu』)
- マッシモ・ガウディオーゾ、キム・ロッシ・スチュアート(『Brado』)
- フランチェスカ・アルキブージ、ラウラ・パオルッチ、フランチェスコ・ピッコロ(『はちどり』[2])
- マリオ・マルトーネ、イッポリタ・ディ・マヨ(『ノスタルジア』)
プロデューサー賞
編集- アルベルト・バルバガッロ(Bibi Film)アッティリオ・デ・ラッツァ(Tramp Limited)、Medusa Film、Rai Cinema(『奇妙なこと』)
- ロレンツォ・ミエーリ(The Apartment)、シモーネ・ガットーニ(Kavac Film)(『夜の外側 イタリアを震撼させた55日間』)
- Wildside、Rufus、Menuetto、Pyramide Productions、Vision Distribution、Elastic、Canal+ 、Cine+、Sky(『帰れない山』)
- Medusa Film、マリア・カロリーナ・テルツィ、ルッチアーノ&カルロ・ステッラ(Mad Entertainment)、ロベルト・セッサ(Picomedia)、アンジェロ・ラウディーザ(Rosebud Entertainment Pictures)(『ノスタルジア』)
- カルラ・アルティエーリおよびロベルト・デ・パオリス(Young Films)、ニコラ・ジュリアーノおよびフランチェスカ・チーマおよびカルロッタ・カローリおよびヴィオラ・プレスティエーリ(Indigo Film)、Rai Cinema(『Princess』)
- バルバラ・ロンキ(『Settembre』)
- ベネデッタ・ポルカローリ(『Amanda』)
- マルゲリータ・ブイ(『夜の外側 イタリアを震撼させた55日間』)
- ペネロペ・クルス(『無限の広がり』)
- クラウディア・パンドルフィ(『乾いたローマ』)
- ファブリツィオ・ジフーニ(『夜の外側 イタリアを震撼させた55日間』)
- ルイジ・ロ・カーショ(『蟻の王』)
- フィカッラ&ピコーネ(『奇妙なこと』)
- アレッサンドロ・ボルギ(『帰れない山』)
- ルカ・マリネッリ(『帰れない山』)
- エマヌエーラ・ファネッリ(『乾いたローマ』[2])
- ジョヴァンナ・メッツォジョルノ(『Amanda』)
- ダニエーラ・マッラ(『夜の外側 イタリアを震撼させた55日間』)
- ジュリア・アンドー(『奇妙なこと』)
- アウロラ・クアットロッキ(『ノスタルジア』)
- フランチェスコ・ディ・レーヴァ(『ノスタルジア』)
- ファウスト・ルッソ・アレージ(『夜の外側 イタリアを震撼させた55日間』)
- トニ・セルヴィッロ(『夜の外側 イタリアを震撼させた55日間』)
- エリオ・ジェルマーノ(『蟻の王』)
- フィリッポ・ティーミ(『帰れない山』)
- ルーベン・インペンス(『帰れない山』)
- フランチェスコ・ディ・ジャコモ(『夜の外側 イタリアを震撼させた55日間』)
- ジャンニ・マンモロッティ(『I racconti della domenica - La storia di un uomo perbene』)
- マウリツィオ・カルヴェージ(『奇妙なこと』)
- パオロ・カルネラ(『ノスタルジア』)
作曲賞
編集- ステファノ・ボッラーニ(『Il pataffio』)
- ファビオ・マッシモ・カポグロッソ(『夜の外側 イタリアを震撼させた55日間』)
- ミケーレ・ブラガ、エマヌエーレ・ボッシ(『奇妙なこと』)
- ダニエル・ノーグレン(『帰れない山』)
- フランコ・ピエルサンティ(『乾いたローマ』)
オリジナル歌曲賞
編集- Proiettili (ti mangio il cuore)(作曲:ジョアン・ティーレ、エリサ、エマヌエーレ・トリーリャ、作詞・歌:Elodie、ジョアン・ティーレ)(『Ti mangio il cuore』)
- Se mi vuoi(作詞作曲・歌:Diodato)(『Diabolik - Ginko all'attacco!』)
- Caro amore lontanissimo(作曲:セルジオ・エンドリーゴ、作詞:リッカルド・シニガリア、歌:マルコ・メンゴーニ)(『はちどり』)
- Culi culagni(作曲:ステファノ・ボッラーニ、作詞:ルイジ・マレルバ、ステファノ・ボッラーニ、歌:ステファノ・ボッラーニ)(『Il pataffio』)
- La palude(作詞作曲:ニッコロ・ファルセッティ、ジャコモ・ピエーリ、アレッシオ・リッチョッティ、フランチェスコ・トゥルバンティ、歌:フランチェスコ・トゥルバンティ、エマヌエーレ・リンファッティ、マッテオ・クレアティーニ)(『Margini』)
美術賞
編集- ジャーダ・カラブリア、ロレダーナ・ラッフィ(『奇妙なこと』)
- アンドレア・カストリーナ、マルコ・マルトゥッチ、ラウラ・カザリーニ(『夜の外側 イタリアを震撼させた55日間』)
- マルタ・マッフッチ、カロリーナ・フェッラーラ(『蟻の王』)
- トニーノ・ゼーラ、マリア・グラツィア・スキリッパ、マルコ・バニョーリ(『L'ombra di Caravaggio』)
- マッシミリアーノ・ノチェンテ、マルチェッラ・ガレオーネ(『帰れない山』)
衣装デザイン賞
編集- マリア・リータ・バルベラ(『奇妙なこと』)
- マッシモ・カンティーニ・パッリーニ(『キアラ』)
- ダリア・カルヴェッリ(『夜の外側 イタリアを震撼させた55日間』)
- ヴァレンティーナ・モンティチェッリ(『蟻の王』)
- カルロ・ポッジョーリ(『L'ombra di Caravaggio』)
メイクアップ賞
編集- エンリコ・イアコポーニ(『夜の外側 イタリアを震撼させた55日間』)
- フェデリーコ・ラウレンティ、ロレンツォ・タンブリーニ(『Dante』)
- パオラ・ガッタブルージ、ロレンツォ・タンブリーニ(『はちどり』)
- エスメ・シャローニ(『蟻の王』)
- ルイジ・ロッケッティ(『L'ombra di Caravaggio』)
ヘアスタイリスト賞
編集- デジレ・コッリドーニ(『L'ombra di Caravaggio』)
- アルベルタ・ジュリアーニ(『夜の外側 イタリアを震撼させた55日間』)
- サマンタ・ムーラ(『蟻の王』)
- ダニエーラ・タルタリ(『無限の広がり』)
- ルディ・シファーリ(『奇妙なこと』)
編集賞
編集- フランチェスカ・カルヴェッリ、クラウディオ・ミザントーニ(『夜の外側 イタリアを震撼させた55日間』)
- シモーナ・パッジ(『蟻の王』)
- エスメラルダ・カラブリア(『奇妙なこと』)
- ニコ・ルーネン(『帰れない山』)
- ヤコポ・クアドリ(『ノスタルジア』)
音響賞
編集- アレッサンドロ・パルメリーニ(録音)、アレッサンドロ・フェレッティ(ポストプロダクション)、マルコ・ファッローニ(ミックス)(『帰れない山』)
- ガエターノ・カリート(録音)、リリオ・ロザート(ポストプロダクション)、ナディア・パオーネ(ミックス)(『夜の外側 イタリアを震撼させた55日間』)
- エマヌエーレ・チッコーニ(録音)、ミンモ・グラナータ(ポストプロダクション)、アルベルト・ベルナルディ(ミックス)(『蟻の王』)
- カルロ・ミッシデンティ(録音)、マルタ・ビリングズリー(ポストプロダクション)、ジャンニ・パッロット(ミックス)(『奇妙なこと』)
- エマヌエーレ・チェチェーレ(録音)、シルヴィア・モラエス(ポストプロダクション)、ジャンカルロ・ルティリャーノ(ミックス)(『ノスタルジア』)
特殊視覚効果賞
編集- マルコ・ジェラチターノ(『乾いたローマ』)
- アレッシオ・ベルトッティ、フィリッポ・ロビーノ(『Dampyr』)
- シモーネ・シルヴェストリ、ヴィート・ピッキネンナ(『Diabolik - Ginko all'attacco!』)
- マッシモ・チポッリーナ(『夜の外側 イタリアを震撼させた55日間』)
- ロドルフォ・ミリャーリ(『帰れない山』)
ドキュメンタリー賞(チェチリア・マンジーニ賞)
編集- Il cerchio(監督:ソフィー・キアレッロ)
- 旅するローマ教皇 In viaggio[2](監督:ジャンフランコ・ロージ)
- Kill me if you can(監督:アレックス・インファシェッリ)
- La timidezza delle chiome(監督:ヴァレンティーナ・ベルターニ)
- Svegliami a mezzanotte(監督:フランチェスコ・パティエルノ)
短編映画賞
編集- Le variabili dipendenti(監督:ロレンツォ・タルデッラ)
- Albertine Where Are You?(監督:マリア・グイドーネ)
- Ambasciatori(監督:フランチェスコ・ロマーノ)
- Il barbiere complottista(監督:ヴァレリオ・フェッラーラ)
- Lo chiamavano Cargo(監督:マルコ・シニョレッティ)
外国映画賞
編集- フェイブルマンズ(監督:スティーヴン・スピルバーグ)
- ボーンズ アンド オール(監督:ルカ・グアダニーノ)
- エルヴィス(監督:バズ・ラーマン)
- リコリス・ピザ(監督:ポール・トーマス・アンダーソン)
- 逆転のトライアングル(監督:ルーベン・オストルンド)
ヤング・ダヴィッド賞
編集- L'ombra di Caravaggio(監督:ミケーレ・プラチド)
- あなたのもとに走る Corro da te(監督:リッカルド・ミラーニ)
- はちどり Il colibrì(監督:フランチェスカ・アルキブージ)
- 奇妙なこと La stranezza(監督:ロベルト・アンドー)
- 帰れない山 Le otto montagne(監督:フェリックス・ヴァン・フルーニンゲン、シャルロッテ・ファンデルメールシュ)
観客賞
編集- Il grande giorno(監督:マッシモ・ヴェニエ)
脚注
編集外部リンク
編集- 公式サイト (イタリア語)