マリオ・マルトーネ(Mario Martone、1959年11月20日 - ) は、イタリア映画監督脚本家演出家

マリオ・マルトーネ
Mario Martone
Mario Martone
生年月日 (1959-11-20) 1959年11月20日(64歳)
出生地 ナポリ
国籍 イタリアの旗 イタリア
職業 映画監督脚本家演出家
ジャンル 映画演劇オペラ
活動期間 1976年 -
受賞
ヴェネツィア国際映画祭
審査員特別賞
1992年Morte di un matematico napoletano
パシネッティ賞
2018年カプリ島のレボリューション
2019年サニタ地区の市長
その他の賞
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来歴

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1970年代から演劇オペラ演出家として活動し、1985年に短編『Nella città barocca』で映画監督としてデビュー。1992年に初の長編『Morte di un matematico napoletano』を発表。ヴェネツィア国際映画祭のコンペティション部門に出品され、審査員特別賞を受賞。ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞でも新人監督賞を受賞した。エレナ・フェッランテの作品を映像化し、1995年に発表した長編3作目の『愛に戸惑って英語版』は第48回カンヌ国際映画祭に出品され[1]シカゴ国際映画祭では審査員特別賞を受賞した。その後も短編やドキュメンタリーを中心に10本以上の作品を製作する。

2010年、イタリア統一150周年を記念した歴史大作『われわれは信じていた』が第67回ヴェネツィア国際映画祭に出品され[2]、日本でも翌2011年に開催された「イタリア映画祭2011」で上映された[3]2014年の『レオパルディ』も第71回ヴェネツィア国際映画祭に出品された[4]

作品

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長編

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  • Morte di un matematico napoletano(1992年)
  • Rasoi(1993年)
  • 愛に戸惑って英語版 L'amore molesto(1995年) - エレナ・フェッランテ原作
  • 戦争のリハーサル Teatro di guerra(1998年)
  • Lulu(2001年)
  • L'odore del sangue(2004年)
  • われわれは信じていた Noi credevamo(2010年)[5]
  • レオパルディ Il giovane favoloso(2014年)[6]
  • カプリ島のレボリューション Capri-Revolution(2018年)[7]
  • Il sindaco del rione Sanità(2019年)
  • 笑いの王 Qui rido io(2021年)[8]
  • ノスタルジア Nostalgia(2022年)[9]

短編・ドキュメンタリー

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  • Nella città barocca (1985年) 短編
  • Perfidi incanti (1985年) テレビ映画
  • Il desiderio preso per la coda (1986年) テレビ映画
  • Veglia (1993年) 短編ドキュメンタリー
  • Luciano Amelio/Terrae motus (1993年) テレビ・ドキュメンタリー
  • Antonio Mastronunzio pittore sannita (1994年) 短編
  • Voce all'intelligenza (1994年) 短編
  • Una storia Saharawi (1996年) 短編ドキュメンタリー
  • Badolato, 10 dicembre 1995. Per Antonio Neiwiller (1996年) 短編ドキュメンタリー
  • La salita (1997年) 短編
  • Appunti da Santarcangelo (1998年) 短編ドキュメンタリー
  • La terra trema (1998年) テレビ・シリーズの1話
  • Una disperata vitalità (1999年) ドキュメンタリー
  • Un posto al mondo (2000年) ドキュメンタリー
  • Nella Napoli di Luca Giordano (2001年) ドキュメンタリー
  • I dieci comandamenti (2001年) テレビ映画
  • Caravaggio, l'ultimo tempo (2005年) 短編ドキュメンタリー
  • La meditazione di Hayez (2011年) 短編

参考文献

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  1. ^ Festival de Cannes: Nasty Love”. Cannes. 25 July 2014閲覧。
  2. ^ Venezia 67”. Venice. 25 July 2014閲覧。
  3. ^ asahi.com : 朝日新聞社 - 「イタリア映画祭2011」”. 25 July 2014閲覧。
  4. ^ International competition of feature films”. Venice. 2014年10月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年7月25日閲覧。
  5. ^ イタリア映画祭2011にて上映。 https://www.asahi.com/italia/2011/works.html
  6. ^ イタリア映画祭2015にて上映。 http://www.asahi.com/italia/2015/works.html
  7. ^ イタリア映画祭2019にて上映。 https://www.asahi.com/italia/2019/works.html
  8. ^ イタリア映画祭2022にて上映。 https://www.asahi.com/italia/2022/works.html
  9. ^ イタリア映画祭2023にて上映。 https://www.asahi.com/italia/2023/works.html

外部リンク

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