ヴェネツィア国際映画祭 審査員特別賞

ヴェネツィア国際映画祭 審査員特別賞 (ヴェネツィアこくさいえいがさい しんさいんとくべつしょう、イタリア語: Premio speciale della giuria英語: Special Jury Priz) はヴェネツィア国際映画祭の作品賞のひとつ。審査員と冠された賞は1950年(第11回ヴェネチア国際映画祭)から授与されており、2012年(第69回)までは金獅子賞に次ぐ第2席の作品に与えられ、2013年(第70回)からは第2席と第3席の作品に与えられている。

第2席の作品に与えられる賞の名称は、2003年(第60回)2004年(第61回)は審査員大賞 [1] [2]2005年(第62回)から2012年(第69回)までは審査員特別賞 [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] 、2013年(第70回)から2015年(第72回)までは審査員大賞 [11] [12] [13]2016年(第73回)からは銀獅子 審査員大賞 [14] となっている。

第3席の作品に与えられる賞は、2013年(第70回)から審査員特別賞[11]となっている。

本項目では、2012年までの第2席の賞と、2013年以降の第3席の賞について記述する。

受賞作品

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2012年まで

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開催年 受賞作 監督 製作国
1950年 シンデレラ
Cinderella
ウィルフレッド・ジャクソン   アメリカ合衆国
1951年 欲望という名の電車
A Streetcar Named Desire
エリア・カザン   アメリカ合衆国
1952年 Mandy アレクサンダー・マッケンドリック   イギリス
やぶにらみの暴君 ポール・グリモー   フランス
1953年 - 1957年 - - -
1958年 恋人たち
Les Amants
ルイ・マル   フランス
挑戦
La sfida
フランチェスコ・ロージ   イタリア  スペイン
1959年 魔術師
Ansiktet
イングマール・ベルイマン   スウェーデン
1960年 若者のすべて
Rocco e i suoi fratelli
ルキノ・ヴィスコンティ   イタリア  フランス
1961年 壮絶!敵中突破
Myr Vchodjashchcemu
アレクサンドル・アロフ
ウラジミール・ナウモフ
  ソビエト連邦
1962年 女と男のいる舗道
Vivre sa vie : film en douze tableaux
ジャン=リュック・ゴダール   フランス
1963年 鬼火
Le feu follet
ルイ・マル   フランス  イタリア
Vstuplijenije イーゴリ・タランキン   ソビエト連邦
1964年 奇跡の丘
Il Vangelo secondo Matteo
ピエル・パオロ・パゾリーニ   イタリア  フランス
ハムレット
Gamlet
グリゴーリ・コージンツェフ   ソビエト連邦
1965年 砂漠のシモン
Simón del desierto
ルイス・ブニュエル   メキシコ
私は20歳
Mne Dvadcat' let
マルレン・フツイエフ   ソビエト連邦
1966年 昨日からの別れ
Abschied von gestern
アレクサンダー・クルーゲ   西ドイツ
チャパクア
Chappaqua
コンラッド・ルークス   アメリカ合衆国
1967年 中国は近い
China is Near
マルコ・ベロッキオ   イタリア
中国女
La Chinoise
ジャン=リュック・ゴダール   フランス
1968年 トルコ人たちのマドンナ
Nostra Signora dei Turchi
カルメロ・ベーネ   イタリア
Le Socrate ロベール・ラプジャド   フランス
1969年 - 1979年 - - -
1980年 アレクサンダー大王
Μεγαλέξανδρος
テオ・アンゲロプロス   ギリシャ  イタリア  西ドイツ
1981年 監督ミケーレの黄金の夢
Sogni d'oro
ナンニ・モレッティ   イタリア
Eles não usam black tie レオン・ヒズマン   ブラジル
1982年 Imperativ クシシュトフ・ザヌッシ   ポーランド
1983年 ビクファール
Biquefarre
ジョルジュ・ルーキエ   フランス
1984年 Le favoris de la lune オタール・イオセリアーニ   イタリア
1985年 タンゴ -ガルデルの亡命-
Tangos. El exilio de Gardel
フェルナンド・E・ソラナス   アルゼンチン  フランス
ライトシップ
The Lightship
イエジー・スコリモフスキ   アメリカ合衆国
1986年 Cuzaja, belaja i rjaboj セルゲイ・ソロヴィヨフ   ソビエト連邦
Storia d'amore フランチェスコ・マゼリ   イタリア
1987年 Hip hip hurra! シェル・グレーデ   スウェーデン  デンマーク  ノルウェー
1988年 Camp de Thiaroye センベーヌ・ウスマン
チェルノ・ファティ・ソウ
  セネガル
1989年 Et la lumière fut オタール・イオセリアーニ   フランス  西ドイツ  イタリア
1990年 エンジェル・アット・マイ・テーブル
An Angel at My Table
ジェーン・カンピオン   ニュージーランド
1991年 神曲
A Divina Comédia
マノエル・ド・オリヴェイラ   ポルトガル  フランス
1992年 Morte di un matematico napoletano マリオ・マルトーネ   イタリア
1993年 アブノーマル
Bad Boy Bubby
ロルフ・デ・ヒーア   オーストラリア
1994年 ナチュラル・ボーン・キラーズ
Natural Born Killers
オリヴァー・ストーン   アメリカ合衆国
1995年 ジェラートの天国(神の喜劇)
A Comédia de Deus
ジョアン・セーザル・モンテイロ   ポルトガル
明日を夢見て
L'uomo delle stelle
ジュゼッペ・トルナトーレ   イタリア
1996年 群盗、第七章
Brigands, chapitre VII
オタール・イオセリアーニ   フランス
1997年 Ovosodo パオロ・ヴィルズィ   イタリア
1998年 Terminus Parabys ルシアン・ピンティリエ   ルーマニア
1999年 風が吹くまま
باد ما را خواهد برد
アッバス・キアロスタミ   イラン
2000年 夜になるまえに
Before Night Falls
ジュリアン・シュナーベル   アメリカ合衆国
2001年 ドッグ・デイズ
Hundstage
ウルリヒ・ザイドル   オーストリア
2002年 Дом дураков アンドレイ・コンチャロフスキー   ロシア  フランス
2003年 ラミアと白い凧
طيّارة من ورق
ランダ・シャハル・サッバーグ   レバノン  フランス
2004年 海を飛ぶ夢
Mar adentro
アレハンドロ・アメナーバル   スペイン
2005年 マリー 〜もうひとりのマリア〜
Mary
アベル・フェラーラ   アメリカ合衆国  イタリア
2006年 Daratt マハマト=サレ・ハルーン   チャド  フランス
  ベルギー  オーストリア
2007年 アイム・ノット・ゼア
I'm Not There
トッド・ヘインズ   アメリカ合衆国
クスクス粒の秘密
La graine et le mulet
アブデラティフ・ケシシュ   フランス
2008年 テザ 慟哭の大地
Teza
ハイレ・ゲリマ   エチオピア  ドイツ  フランス
2009年 ソウル・キッチン
Soul Kitchen
ファティ・アキン   ドイツ
2010年 エッセンシャル・キリング
Essential Killing
イエジー・スコリモフスキ   ポーランド  ノルウェー
  ハンガリー  アイルランド
2011年 海と大陸
Terraferma
エマヌエーレ・クリアレーゼ   イタリア
2012年 パラダイス:神
Paradies: Glaube
ウルリヒ・ザイドル   オーストリア  フランス  ドイツ

2013年以降の第2席作品については銀獅子 審査員大賞を参照。

2013年以降

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開催年 受賞作 監督 製作国
2013年 Die Frau des Polizisten フィリップ・グレーニング   ドイツ
2014年 シーヴァス 王子さまになりたかった少年と負け犬だった闘犬の物語
Sivas
カーン・ミュデジ   トルコ
2015年 錯乱
Abluka[15]
エミン・アルペール   トルコ  フランス  カタール
2016年 マッドタウン
The Bad Batch
アナ・リリー・アミールポアー   アメリカ合衆国
2017年 [16] スウィート・カントリー
Sweet Country
ワーウィック・ソーントン英語版   オーストラリア
2018年 ナイチンゲール
The Nightingale
ジェニファー・ケント   オーストラリア
2019年 La mafia non è più quella di una volta フランコ・マレスコ   イタリア
2020年 親愛なる同志たちへ
Дорогие товарищи!
アンドレイ・コンチャロフスキー   ロシア
2021年 Il buco ミケランジェロ・フランマルティーノ英語版   イタリア

脚注

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  1. ^ La Biennale - Cinema - News”. ヴェネツィア国際映画祭 (2003年9月6日). 2017年10月16日閲覧。
  2. ^ La Biennale - Cinema - News”. ヴェネツィア国際映画祭 (2004年9月11日). 2017年10月16日閲覧。
  3. ^ La Biennale di Venezia”. ヴェネツィア国際映画祭. 2017年10月16日閲覧。
  4. ^ La Biennale di Venezia”. ヴェネツィア国際映画祭. 2017年10月16日閲覧。
  5. ^ La Biennale di Venezia”. ヴェネツィア国際映画祭. 2017年10月16日閲覧。
  6. ^ La Biennale di Venezia”. ヴェネツィア国際映画祭 (2008年9月6日). 2017年10月16日閲覧。
  7. ^ La Biennale di Venezia - Official Awards”. ヴェネツィア国際映画祭 (2009年9月12日). 2017年10月16日閲覧。
  8. ^ La Biennale di Venezia - Venezia 67 Awards”. ヴェネツィア国際映画祭 (2010年9月11日). 2017年10月16日閲覧。
  9. ^ La Biennale di Venezia - Official Awards of the 68th Venice Film Festival”. ヴェネツィア国際映画祭. 2017年10月16日閲覧。
  10. ^ La Biennale di Venezia - Official Awards of the 69th Venice Film Festival”. ヴェネツィア国際映画祭. 2017年10月16日閲覧。
  11. ^ a b La Biennale di Venezia - Official Awards of the 70th Venice Film Festival”. ヴェネツィア国際映画祭 (2013年9月7日). 2017年10月16日閲覧。
  12. ^ La Biennale di Venezia - Awards of the 71st Venice Film Festival”. ヴェネツィア国際映画祭 (2014年9月6日). 2017年10月16日閲覧。
  13. ^ La Biennale di Venezia - Official Awards of the 72nd Venice International Film Festival”. ヴェネツィア国際映画祭 (2015年9月12日). 2017年10月16日閲覧。
  14. ^ La Biennale di Venezia - Official Awards of the 73rd Venice Film Festival”. ヴェネツィア国際映画祭 (2016年9月10日). 2017年10月16日閲覧。
  15. ^ ベネチア映画祭結果発表!金獅子賞はベネズエラ人新進監督のデビュー作!【第72回ベネチア国際映画祭】(1/2)”. シネマトゥデイ (2015年9月13日). 2015年9月14日閲覧。
  16. ^ Official Awards of the 74th Venice Film Festival”. ヴェネツィア国際映画祭 (2017年9月9日). 2017年10月16日閲覧。

関連項目

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