熊手 (北九州市)
福岡県北九州市八幡西区の地名
熊手(くまで)は福岡県北九州市八幡西区の地名。熊手一丁目から三丁目の町がある。住居表示実施済み。郵便番号は806-0028。
熊手 | |
---|---|
北緯33度51分46.33秒 東経130度46分1.96秒 / 北緯33.8628694度 東経130.7672111度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 福岡県 |
市町村 | 北九州市 |
区 | 八幡西区 |
町名制定 | 1969年(昭和44年)6月1日 |
人口 | |
• 合計 | 839人 |
等時帯 | UTC+9 (JST) |
郵便番号 |
806-0028[2] |
市外局番 | 093(北九州MA)[3] |
ナンバープレート | 北九州 |
地理
編集八幡西区の北部東側に位置し、北に黒崎、東に藤田、南に西神原町,岡田町,岸の浦、西に菅原町と接する。
河川
編集- 二級河川 撥川
地域の特徴
編集ほぼ平坦な地形の商業地域。南縁に沿って東西に山手通りが走り、西部を南側から撥川が北流する。黒崎商店街の一角をなし、三番街,栄町通り,カムズ一番街,くまで通り,寿通り,千日名店街,麻生市場,熊手市場といったアーケード商店街・市場がある。山手通り沿いには八幡熊手郵便局がある。
歴史
編集江戸時代には長崎街道の筑前六宿の一つ、黒崎宿が置かれており、二丁目に西搆口跡の案内板が設置されている。
昭和初期より通称地名として熊手町と呼ばれており、黒崎宿以来の上市を一丁目、下市を二丁目と通称していた[4]。その後区画整理によって通称の熊手町一 - 四丁目が置かれていた[4]。黒崎商店街の一角として発展し、過去にはダイエー黒崎店(のち、トポス黒崎店に業態変更)が熊手二丁目にあった。
地名の由来
編集大字熊手より。
沿革
編集- 1960年(昭和35年) - 大字熊手の一部より熊手町新設[4]。
- 1963年(昭和38年)2月1日 - 八幡市、戸畑市、小倉市、若松市、門司市の5市が合併し、北九州市が発足。八幡市熊手町は北九州市八幡区熊手町となる。
- 1963年(昭和38年)4月1日 - 北九州市が政令指定都市に指定され、八幡区、戸畑区、小倉区、若松区、門司区の5区を設置。北九州市八幡区熊手町は北九州市八幡区熊手町となる。
- 1969年(昭和44年)6月1日 - 熊手一丁目 - 三丁目新設[5]。
- 1974年(昭和49年)4月1日 - 八幡区が八幡西区と八幡東区に分かれ、八幡区熊手一丁目 - 三丁目は八幡西区熊手一丁目 - 三丁目となる[6]。
町名の変遷
編集実施内容 | 実施年月日 | 実施後 | 実施前 |
---|---|---|---|
町名新設 住居表示 |
1969年(昭和44年)6月1日 | 熊手一丁目 | 神原町,大字熊手の各一部[7] |
熊手二丁目 | 熊手町,大字熊手,黒崎町の各一部[7] | ||
熊手三丁目 | 熊手町,黒崎町の各一部[7] |
世帯数と人口
編集2024年(令和6年)3月31日現在(北九州市発表)の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
町 | 世帯数 | 人口 |
---|---|---|
熊手一丁目 | 258世帯 | 361人 |
熊手二丁目 | 86世帯 | 117人 |
熊手三丁目 | 228世帯 | 361人 |
計 | 572世帯 | 839人 |
人口の変遷
編集国勢調査による人口の推移。
1995年(平成7年) | 638人 | [8] | |
2000年(平成12年) | 572人 | [9] | |
2005年(平成17年) | 604人 | [10] | |
2010年(平成22年) | 509人 | [11] | |
2015年(平成27年) | 857人 | [12] | |
2020年(令和2年) | 833人 | [13] |
世帯数の変遷
編集国勢調査による世帯数の推移。
1995年(平成7年) | 318世帯 | [8] | |
2000年(平成12年) | 316世帯 | [9] | |
2005年(平成17年) | 306世帯 | [10] | |
2010年(平成22年) | 288世帯 | [11] | |
2015年(平成27年) | 530世帯 | [12] | |
2020年(令和2年) | 544世帯 | [13] |
治安
編集熊手1丁目、2丁目及び3丁目(1番から3番までに限る)は、福岡県暴力団排除条例に基づき、暴力団排除特別強化地域に指定されており、暴力団と飲食店等との間でみかじめ料のやりとり、便宜供与などが禁止されている(双方に罰則が有り)[14]。また、地域内に営業所を置く特定接客業者は、所定の標章を掲示することで暴力団員の立入りを禁止することができる[15]。
学区
編集市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[16]。
町 | 街区 | 小学校 | 中学校 |
---|---|---|---|
熊手一丁目 | 全域 | 北九州市立黒崎中央小学校 | 北九州市立黒崎中学校 |
熊手二丁目 | 全域 | ||
熊手三丁目 | 1 - 3番 | ||
4番 | 北九州市立筒井小学校 | 北九州市立熊西小学校 |
交通
編集バス
編集運行事業者 | 西鉄バス北九州 | 北九州市交通局 | |||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
系統 | 無番 | 40 | 41 | 42 | 50 | 53 | 57 | 73 | 75 | 80 | 82 | 90 | 91 | 197 | 51 | 57 | |
停留所 | 熊手四ツ角 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
熊手通り | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
施設
編集金融機関
編集- 八幡熊手郵便局
脚注
編集- ^ a b “北九州市の人口(町別)#八幡西区” (XLS). 北九州市 (2024年4月19日). 2024年8月9日閲覧。
- ^ “郵便番号”. 日本郵便. 2023年9月1日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2023年9月1日閲覧。
- ^ a b c 角川日本地名大辞典編纂委員会『角川日本地名大辞典 40.福岡県』角川書店、1988年、504頁。ISBN 4040014006。
- ^ “北九州市政だより 昭和44年6月15日版”. 北九州市広報室広報課. 2023年9月2日閲覧。
- ^ “北九州市政だより 昭和47年4月1日版”. 北九州市広報室広報課. 2023年9月2日閲覧。
- ^ a b c 国土地理協会『国土行政区画総覧 7』国土地理協会、2002年、6620頁。
- ^ a b “平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年3月28日). 2023年7月17日閲覧。
- ^ a b “平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年5月30日). 2023年7月17日閲覧。
- ^ a b “平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年6月27日). 2023年7月17日閲覧。
- ^ a b “平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2012年1月20日). 2023年7月17日閲覧。
- ^ a b “平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2017年1月27日). 2023年7月17日閲覧。
- ^ a b “令和2年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2022年2月10日). 2023年7月17日閲覧。
- ^ “暴力団排除特別強化地域一覧”. 福岡県警察. 2024年1月29日閲覧。
- ^ “暴力団員立入禁止標章の御案内”. 福岡県警察 (2014年). 2024年1月29日閲覧。
- ^ “北九州市立小学校・中学校 通学区域検索”. 北九州市教育委員会 総務部企画調整課 (2023年8月2日). 2023年9月2日閲覧。
- ^ 西日本鉄道. “にしてつ時刻表”. 2024年8月16日閲覧。
- ^ 西日本鉄道. “北九州市営バス時刻表”. 2024年8月16日閲覧。