江松

名古屋市中川区の地名
日本 > 愛知県 > 名古屋市 > 中川区 > 江松富田町大字江松

江松(えまつ)は、愛知県名古屋市中川区にある町名。現行行政地名は江松一丁目から江松五丁目と富田町大字江松。住居表示未実施[WEB 5]。富田町大字江松は新川の河川用地のみに残存し、現在7つの小字が設置されている[WEB 6]

江松
江松の位置(愛知県内)
江松
江松
江松の位置
江松の位置(名古屋市内)
江松
江松
江松 (名古屋市)
北緯35度7分25.06秒 東経136度49分24.13秒 / 北緯35.1236278度 東経136.8233694度 / 35.1236278; 136.8233694
日本の旗 日本
都道府県 愛知県の旗 愛知県
市町村 名古屋市
中川区
支所 富田支所
町名制定[1] 1998年(平成10年)1月17日
人口
2019年(平成31年)2月1日現在)[WEB 1]
 • 合計 3,596人
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号[WEB 2]
454-0954
市外局番 052 (名古屋MA)[WEB 3]
ナンバープレート 名古屋
富田町大字江松
日本の旗 日本
都道府県 愛知県
市町村 名古屋市
中川区
町名制定[2] 1889年(明治22年)10月1日[注釈 1]
人口
(2021年(令和3年)3月1日現在)[WEB 1]
 • 合計 0人
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号[WEB 4]
454-0954
市外局番 052(名古屋MA
ナンバープレート 名古屋

地理

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名古屋市中川区の南西部に位置し、新川を挟んで東に下之一色町一色新町、北に富田町大字榎津、西に江松西町、南西に港区東蟹田に接する。下之一色町や一色新町との間には国道1号の三日月橋が架かっているが、都市計画道路の万場藤前線の延伸に伴い、こちらにも橋(正江橋)が架けられている[WEB 7]

富田町大字江松は町名整理によりほとんどが他の町名に編入され、現在は新川の河川用地にのみ残存する。北から字北大縄場、字川向、字附合、字三日月、字勘蔵裏、字訳裏、字南大縄場の順に存在する[WEB 6]。東に一色新町と下之一色町が、西に江松が、南に港区南陽町大字福田字船頭場と江松が、北に富田町大字助光字大縄場と富田町大字榎津字東新海がそれぞれ接する[WEB 6]

河川

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字一覧

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750 m
7
6
5
4
3
2
1
略地図
1
勘蔵裏
2
三日月
3
川向
4
北大縄場
5
附合
6
南大縄場
7
訳裏

富田町大字江松とその前身である江松村の小字は以下の通り[3][4][1][WEB 6]。消滅した字については背景色    で示す。

井大縄場(いおおなわば) 石橋(いしはし)
井箱(いばこ) 懸杁先(かけいりさき)
上戌新田(かみいぬしんでん) 上新田(かみしんでん)
萱場(かやば) 川向(かわむかえ)
勘蔵裏(かんぞううら) 北大縄場(きたおおなわば)
郷付(ごうづき) 三石代(さんごくじろ)
下戌新田(したいぬしんでん) 城屋敷(しろやしき)
外下(そとした) 附合(つきあわせ)
寺裏(てらうら) 長池(ながいけ)
東並(ひがしなみ) 東屋敷(ひがしやしき)
松本上之切(まつもとかみのきり) 松本下之切(まつもとしものきり)
三日月(みかづき) 南大縄場(みなみおおなわば)
南大縄場(みなみおおなわば) 宮屋敷(みややしき)
山前(やままえ) 訳裏(わけうら)

歴史

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町名の由来

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隣接する榎津と同様に、かつて当地にあった「江奈津」と称する港に由来すると言われている[5]。『尾張国地名考』は、もともと榎津村と江松村は一村であり後世に二村に分離したのではないかと考察している[4]

行政区画の変遷

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富田町大字江松

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  • 1878年(明治11年)12月28日 - 江松村・納屋山新田が合併し、海東郡江松村となる[2]
  • 1889年(明治22年)10月1日 - 合併により、海東郡豊治村大字江松となる[2]
  • 1906年(明治39年)7月1日 - 合併により、富田村大字江松となる[2]
  • 1924年(大正13年)8月26日 - 海部郡南陽村大字福田の一部が同郡富田村大字福田となる[2]
  • 1925年(大正14年)9月20日 - 富田村大字福田の一部を編入する[2]
  • 1955年(昭和30年)10月1日 - 名古屋市編入により、中川区富田町大字江松となる[2]
  • 1998年(平成10年)1月17日 - 富田町大字江松字北大縄場・萱場・懸杁先・東並・上新田・山前・上戌新田・三日月の一部または全部が江松一丁目と江松二丁目に編入される[6]
  • 2001年(平成13年)9月1日 - 富田町大字江松字下戌新田の一部と富田町大字江松字長池・東並・松本上之切・松本下之切の全部が江松西町に、富田町大字江松字勘蔵裏・川向・三日月・南大縄場・訳裏・井箱・城屋敷・東屋敷・郷付・三石代・下戌新田・寺裏・宮屋敷・山前の全部または一部が江松三丁目から五丁目にそれぞれ編入される[WEB 8]
  • このほか富田町大字江松は一色新町二丁目・榎松町かの里二丁目にそれぞれ編入されている[2]

江松

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  • 1998年(平成10年)1月17日 - 富田町大字江松字北大縄場・萱場・懸杁先・東並・上新田・山前・上戌新田・三日月の一部または全部より江松一丁目・江松二丁目が成立[6]
  • 2001年(平成13年)9月1日 - 江松三丁目が富田町大字江松字勘蔵裏・川向・三日月・南大縄場・訳裏の各一部より、江松四丁目が富田町大字江松字井箱・城屋敷・東屋敷の全部より、江松五丁目が富田町大字江松字郷付・三石代・下戌新田・寺裏・宮屋敷・山前の全部または一部よりそれぞれ成立[WEB 8]

世帯数と人口

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2019年(平成31年)2月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[WEB 1]

丁目 世帯数 人口
江松一丁目 422世帯 1,138人
江松二丁目 212世帯 532人
江松三丁目 310世帯 683人
江松四丁目 136世帯 363人
江松五丁目 335世帯 880人
1,415世帯 3,596人

人口の変遷

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国勢調査による人口の推移。

2000年(平成12年)[WEB 9] 1,269人
2005年(平成17年)[WEB 10] 3,396人
2010年(平成22年)[WEB 11] 3,654人
2015年(平成27年)[WEB 12] 3,606人

世帯数の変遷

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国勢調査による世帯数の推移。

2000年(平成12年)[WEB 9] 406世帯
2005年(平成17年)[WEB 10] 1,128世帯
2010年(平成22年)[WEB 11] 1,266世帯
2015年(平成27年)[WEB 12] 1,315世帯

学区

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市立小・中学校に通う場合、学校等は以下の通りとなる[WEB 13]。また、公立高等学校に通う場合の学区は以下の通りとなる[WEB 14]

丁目 番・番地等 小学校 中学校 高等学校
江松一丁目 全域 名古屋市立豊治小学校 名古屋市立供米田中学校 尾張学区
江松二丁目 全域
江松三丁目 全域
江松四丁目 全域
江松五丁目 全域

交通

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施設

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300 m
2
1
略地図
1
中川コロナワールド
2
引越社中部本部

その他

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日本郵便

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脚注

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注釈

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  1. ^ 大字江松としての成立日。

出典

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  1. ^ a b c 町・丁目(大字)別、年齢(10歳階級)別公簿人口(全市・区別)”. 名古屋市 (2019年2月20日). 2019年2月20日閲覧。
  2. ^ a b 郵便番号”. 日本郵便. 2019年2月10日閲覧。
  3. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2019年1月6日閲覧。
  4. ^ 愛知県名古屋市中川区富田町江松の郵便番号”. 日本郵便株式会社Webサイト. 日本郵便. 2022年3月13日閲覧。
  5. ^ 中川区の町名一覧”. 名古屋市 (2015年10月21日). 2019年2月13日閲覧。
  6. ^ a b c d 名古屋市道路認定図”. 名古屋市. 2022年3月12日閲覧。「中川区富田町大字江松」のページを参考とした。
  7. ^ “名古屋・中川区の正江橋、24日午後に開通 「市道万場藤前線」全線開通へ”. 中日BIZナビ. (2021年7月15日). https://biz.chunichi.co.jp/news/article/10/22285/ 2021年7月24日閲覧。 
  8. ^ a b 中川区の一部で町名・町界を変更します”. 名古屋市. 2001年11月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月2日閲覧。
  9. ^ a b 総務省統計局 (2014年5月30日). “平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等” (CSV). 2021年7月20日閲覧。
  10. ^ a b 総務省統計局 (2014年6月27日). “平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等” (CSV). 2021年7月21日閲覧。
  11. ^ a b 総務省統計局 (2012年1月20日). “平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等” (CSV). 2021年7月21日閲覧。
  12. ^ a b 総務省統計局 (2017年1月27日). “平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等” (CSV). 2021年7月21日閲覧。
  13. ^ 市立小・中学校の通学区域一覧”. 名古屋市 (2018年11月10日). 2019年1月14日閲覧。
  14. ^ 平成29年度以降の愛知県公立高等学校(全日制課程)入学者選抜における通学区域並びに群及びグループ分け案について”. 愛知県教育委員会 (2015年2月16日). 2019年1月14日閲覧。
  15. ^ 中川店 無料シャトルバス時刻表”. コロナワールド (2020年8月20日). 2021年7月21日閲覧。
  16. ^ 郵便番号簿 平成29年度版 - 日本郵便. 2019年02月10日閲覧 (PDF)

書籍

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参考文献

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  • 名古屋市計画局『なごやの町名』名古屋市計画局、名古屋、1992年3月31日。 NCID BN08352481全国書誌番号:93012879 
  • 山田寂雀 編『中川区の歴史』愛知県郷土資料刊行会、名古屋〈名古屋区史シリーズ〉、08-01。ISBN 4871610039NCID BN00080366全国書誌番号:83027745 
  • ゼンリン 編『ゼンリン住宅地図 愛知県名古屋市中川区』北九州〈ゼンリン住宅地図〉、03。 

関連文献

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関連項目

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外部リンク

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  •   ウィキメディア・コモンズには、江松に関するカテゴリがあります。