方部(ほうぶ)とは

1.福島県において地方、地域、地区を表す言葉である。主に官公庁[1]や企業組合などの団体[2]で用いられ、県内全体を分ける場合だけでなく、市町村内の地区について表す[3]こともある。
2.漢字部首により分類したグループの一つであり、当頁で扱う。康熙字典214部首では70番目に置かれる(4画の10番目)。
康熙字典 214 部首
斤部 方部 无部
1 丿 2
3
广
4
5
6
7
8
9
10 11 鹿
12 13 14 15
16 17

概要

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「方」の字は『説文解字』によると並びを意味し、二艘の舟とその先頭をまとめた形に象るという。偏旁では「ホウ」といった音を表す音符として使われる。

しかし、方部が収める漢字はもっぱら「㫃(方+人、U+3AC3)」を意符とする漢字である。「㫃(方+人)」の音は「エン(偃)」、が翻る様子に象る。実際、『説文解字』では「㫃部」が立てられ、現在方部に属する漢字のほとんどが㫃部に属していた。

「㫃」は偏旁の意符としては旗や軍隊に関することを示す。「旅」の左から右上部のように変形して使われる。

方部は上記の意符を構成要素とする漢字および「方」を筆画に持つ漢字を収める。

字体差

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」同様、印刷書体(明朝体)における「方」字の1画目には地域による差異がある。『康熙字典』は1画目を短い縦棒とし、日本・韓国はこれに従う。一方、中国の新字形・台湾の国字標準字体・香港の常用字字形表ではこれを点画としている(「」と表記)。

部首の通称

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  • 日本:かたへん・ほうへん・ほう
  • 中国:方字旁
  • 韓国:모방부(mo bang bu、角の方部)
  • 英米:Radical square

部首字

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例字

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脚注

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