大門 (岡崎市)
(大門町 (岡崎市)から転送)
大門(だいもん)は、愛知県岡崎市岩津地区の町名。現行行政地名は大門一丁目から大門五丁目。
大門 | |
---|---|
大門水郷公園 | |
北緯34度59分22.26秒 東経137度8分54.44秒 / 北緯34.9895167度 東経137.1484556度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 愛知県 |
市町村 | 岡崎市 |
地区 | 岩津地区 |
町名制定[1] | 1978年(昭和53年)3月21日 |
面積 | |
• 合計 | 1.316562141 km2 |
人口 | |
• 合計 | 4,476人 |
• 密度 | 3,400人/km2 |
等時帯 | UTC+9 (日本標準時) |
郵便番号 |
444-2135[4] |
市外局番 | 0564(岡崎MA)[5] |
ナンバープレート | 岡崎 |
地理
編集岡崎市の北西部に位置する。南から時計回りに1~5丁目が置かれている。
河川
編集世帯数と人口
編集2019年(令和元年)5月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[3]。
丁目 | 世帯数 | 人口 |
---|---|---|
大門一丁目 | 55世帯 | 153人 |
大門二丁目 | 325世帯 | 810人 |
大門三丁目 | 702世帯 | 1,661人 |
大門四丁目 | 377世帯 | 941人 |
大門五丁目 | 387世帯 | 911人 |
計 | 1,846世帯 | 4,476人 |
人口の変遷
編集国勢調査による人口の推移
1995年(平成7年) | 3,083人 | [6] | |
2000年(平成12年) | 3,559人 | [7] | |
2005年(平成17年) | 3,916人 | [8] | |
2010年(平成22年) | 4,101人 | [9] | |
2015年(平成27年) | 4,353人 | [10] |
小・中学校の学区
編集市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[11]。
丁目 | 番・番地等 | 小学校 | 中学校 |
---|---|---|---|
大門一丁目 | 全域 | 岡崎市立大門小学校 | 岡崎市立北中学校 |
大門二丁目 | 全域 | ||
大門三丁目 | 全域 | ||
大門四丁目 | 全域 | ||
大門五丁目 | 全域 |
歴史
編集だいもんむら 大門村 | |
---|---|
廃止日 | 1889年10月1日 |
廃止理由 |
新設合併 大樹寺村、大門村、上里村、鴨田村、藪田村、百々村 → 大樹寺村 |
現在の自治体 | 岡崎市 |
廃止時点のデータ | |
国 | 日本 |
地方 | 中部地方、東海地方 |
都道府県 | 愛知県 |
郡 | 額田郡 |
隣接自治体 |
額田郡 上里村、薮田村、大樹寺村、日名村 碧海郡 森越村、北野村 |
大門村役場 | |
所在地 | 愛知県額田郡大門村 |
ウィキプロジェクト |
額田郡大門村を前身とする。
大門遺跡からは弥生土器などが出土している。かつての集落は矢作川右岸に位置した。
大門の名の由来は2つの説がある。一つは奈良時代に矢作北野に七堂伽藍の北野廃寺があり、その山門があったことに由来するというもの。もう一つは昌泰3年(900年)に、熊野の大門神社の宝剣を護持していた八剱神社がこの地に降臨したというもの[12]。
13世紀に足利氏宗家第3代足利義氏が鎌倉幕府の三河守護として拠点を構えて以降、岡崎は足利氏の第二の本拠地となり、1358年に足利尊氏が死去すると、大門の八剣神社に足利尊氏石宝塔が作られた[13][14][15]。
また八剣神社には鎌倉時代末から室町時代にかけて作られたと見られている木造神像(附薬師如来坐像)も伝わっており、足利尊氏石宝塔及び、1296年作成の懸仏とともに岡崎市指定文化財となっている[16]。1296年作成の懸仏によるとかつてこの地に大門寺という寺があり、その南方には勝蓮寺という寺があったとされる[17]。
この他、八剣神社の敷地からは平安時代から室町時代にかけての土器や瓦も発掘されている[18][19]。
1625年と1705年の矢作川決壊によって、現在の大門水郷公園周辺に大門池ができた。また大圓寺北から生じた水が、大門池に流れ込んでいた[18]。
沿革
編集- 1878年(明治11年)12月28日 - 上大門村・中大門村・下大門村・大門新田村が合併し、大門村となる[20]。
- 1889年(明治22年)10月1日 - 町村制施行に伴い、大門村が大樹寺村・上里村・鴨田村・藪田村・百々村と合併し、大樹寺村大字大門となる[20]。
- 1906年(明治39年)5月1日 - 合併に伴い、岩津村大字大門となる[20]。
- 1928年(昭和3年)5月1日 - 町制施行に伴い、岩津町大字大門となる[21]。
- 1955年(昭和30年)2月1日 - 岡崎市へ編入し、同市大門町となる[21]。
- 1976年(昭和51年)3月25日 - 一部が日名北町となる[21][1]。
- 1978年(昭和53年)3月21日 - 町名変更を実施に伴い、大門一丁目から大門五丁目を設置[21][1]。
- 大門町の残部が上里3丁目、大樹寺1・2丁目、薮田2丁目の各一部となり廃止。
町名の変遷
編集実施後 | 実施年月日 | 実施前(各町名ともその一部) |
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大門一丁目 | 1978年(昭和53年)3月21日 | 大門町の一部 |
大門二丁目 | ||
大門三丁目 | 大門町、上里町の各一部 | |
大門四丁目 | 大門町、大樹寺町の各一部 | |
大門五丁目 |
交通
編集鉄道
編集道路
編集- 愛知県道26号岡崎環状線
- 竜北メーンロード
- 岡崎大橋
- 都市計画道路岡崎環状線[22]
施設
編集- 上大門公民館
- 中大門公民館
- 大門新田公民館
- 第12号大門河川緑地
- 大門水郷公園
- 洲山公園
- 境公園
- 大樹寺公園
- 勝蓮寺公園
- 大圓寺
- 慈雲寺
- 八剣神社
- 大門遺跡
- 岩谷瓦斯 岡崎工場
- マルヤス工業 日名工場(2016年9月16日稼働)[23]
- ファミリーマート 岡崎大門一丁目店
- ファミリーマート 岡崎大門駅前店
- ミニストップ 岡崎大門店
- 西濃運輸 岡崎支店岡崎ターミナル
- 大門雨水ポンプ場
教育
編集ギャラリー
編集-
社会福祉法人えこう会 大門保育園
-
大門雨水ポンプ場
-
岩谷瓦斯岡崎工場
-
大圓寺
-
大門水源公園
その他
編集日本郵便
編集脚注
編集- ^ a b c “「4 新旧町名対照一覧表」” (XLS). 岡崎市. 2019年5月26日閲覧。
- ^ “愛知県岡崎市の町丁・字一覧”. 人口統計ラボ. 2019年5月19日閲覧。
- ^ a b “支所・町別人口・世帯集計表(各月1日現在)” (XLS). 岡崎市(統計ポータルサイト) (2019年5月1日). 2019年5月19日閲覧。
- ^ a b “郵便番号”. 日本郵便. 2019年5月19日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2019年5月19日閲覧。
- ^ 総務省統計局 (2014年3月28日). “平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 2019年3月23日閲覧。
- ^ 総務省統計局 (2014年5月30日). “平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 2019年3月23日閲覧。
- ^ 総務省統計局 (2014年6月27日). “平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 2019年3月23日閲覧。
- ^ 総務省統計局 (2012年1月20日). “平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 2019年3月23日閲覧。
- ^ 総務省統計局 (2017年1月27日). “平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 2019年3月23日閲覧。
- ^ “岡崎市立小中学校通学区域”. 岡崎市 (2018年6月9日). 2019年5月19日閲覧。
- ^ “岡崎まちものがたり 31 大門学区”. 岡崎市ホームページ (2023年7月14日). 2024年1月17日閲覧。
- ^ 「市のあゆみ」岡崎市
- ^ 「1-3 岡崎市の沿革」岡崎市
- ^ 「沿革」岡崎市
- ^ 「岡崎市指定文化財目録」岡崎市
- ^ 「愛知県における中世瓦の展開とその特徴」愛知県埋蔵文化財センター研究紀要 第15 号2014-3
- ^ a b [1]消防庁
- ^ 『新編岡崎市誌』
- ^ a b c 新編岡崎市史編さん委員会 1993, p. 654.
- ^ a b c d 新編岡崎市史編さん委員会 1993, p. 655.
- ^ 「交通量調査位置図」岡崎市
- ^ ニュースリリース 日名工場稼働式を執り行いました。 :: マルヤス工業株式会社
- ^ “郵便番号簿 2018年度版” (PDF). 日本郵便. 2019年5月18日閲覧。