キム・ウンジ
キム・ウンジ(朝: 김은지、漢字:金恩智、英: Gim Eun-ji、別名:Gim Un-chi、1990年1月23日 - )は、大韓民国の女子カーリング選手。京畿道議政府市出身[1]。2014年ソチオリンピック代表。グランドスラム・オブ・カーリング優勝1回。議政府CC所属。
Gim Eun-ji | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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基本情報 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
出生国 | 韓国 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
出身地 | 京畿道議政府市 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
生年月日 | 1990年1月23日(34歳) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
身長 | 166 センチメートル | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
チーム | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
所属 | 議政府CC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
スキップ | キム・ウンジ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
サード | キム・ミンジ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
セカンド | キム・スジ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
リード | ソル・イェウン | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
リザーブ | ソル・イェジ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
オリンピック | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
4人制 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
出場大会 |
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最高成績 | 8位 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
世界選手権 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
4人制 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
出場大会 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
最高成績 | 銅メダル | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
パシフィックアジア選手権 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
4人制 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
出場大会 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
最高成績 | 金メダル | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
グランドスラム | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
優勝回数 |
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2024年9月14日現在 |
キム・ウンジ | |
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各種表記 | |
ハングル: | 김은지 |
漢字: | 金恩智 |
発音: | キム・ウンジ |
RR式: | Kim Eunji |
MR式: | Kim Ŭnchi |
経歴
編集韓国放送通信大学校在学時[2]、冬季ユニバーシアードに2回出場。2011年エルズルム大会では銅メダル、2013年トレンティーノでは銀メダルを獲得。
2010-11年シーズン、初めて世界選手権に韓国代表「Team Ji-sun KIM」(キム・ジソン)のリードとして出場するが、結果は12位で最下位に終わる。
2011-12年シーズン、2年連続で世界選手権に韓国代表として出場。ラウンドロビンを8勝3敗で同国代表史上、初めてプレーオフに進出し歴史を作る。準決勝でスイス、3位決定戦でカナダに敗れ最終順位は4位。
2012-13年シーズン、韓国選手権で3位に終わり、チームは韓国代表から外れた。初めてグランドスラムに招待され、マスターズに出場。ラウンドロビンを3勝1敗で通過、初出場でベスト8入り。
2013-14年シーズン、ソチオリンピックに韓国代表として出場。ラウンドロビンを3勝6敗の8位でプレーオフに進めず予選敗退となった。オリンピック直後の世界選手権に韓国代表として出場。2012年大会同様、ラウンドロビンを8勝3敗で4位通過、プレーオフに進出。プレーオフではアンナ・シードロヴァがスキップを務めるロシアに勝利しベスト4に進出したが準決勝でスイス、3位決定戦で再び対戦したロシアにそれぞれ敗れ4位に終わる[3]。
2015-16年シーズン、韓国選手権で優勝し2シーズンぶりに代表返り咲きになる。ワールドカーリングツアー優勝、そしてパシフィックアジア選手権で銀メダルを獲得し、順調なスタートを切った。世界選手権に韓国代表として出場、ラウンドロビンを5勝6敗で7位に終わった。
2016-17年シーズン、引退したキム・ジソン変わりスキップとして「Team Eun-ji GIM」をスタートさせた。ソル・イェウンがリザーブとして加入。ワールドツアーに数多く出場し、日本で開催された軽井沢国際で優勝。
2018-19年シーズン、ツアーチャレンジ・ティア2に出場、ベスト8入り[4]。
2019-20年シーズン、韓国選手権で優勝[5]、4年ぶりに韓国代表の座を掴む。世界選手権に韓国代表として出場予定であったが、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大の影響により開催中止となった[6]。
2020-21年シーズン、韓国選手権で準優勝に終わり、韓国代表の座を失った。
2021-22年シーズン、北京オリンピックのトライアル大会[7]となる韓国選手権でキム・ウンジョンが率いる「Team Eun-jung KIM」に敗れ自身2度目の五輪出場はならなかった。また、このシーズンから世界チームランキング上位のみが出場可能なグランドスラムへ本格的に参戦するようになった。ナショナル、マスターズ、プレーヤーズ選手権の3大会は全て予選敗退となったが、チャンピオンズカップでは韓国のカーリングチームとしては3チーム目のファイナル進出を果たした。
2022-23年シーズン、「Team Min-ji KIM」のスキップだったキム・ミンジが加入[8]。韓国選手権では準優勝に終わり、3シーズンぶりの代表は掴めなかったがツアーでは好調を維持し、オータムゴールドでは韓国勢で初めての優勝を飾ったほか、ナショナルではベスト8、ツアーチャレンジ、マスターズ、カナディアン・オープン、プレーヤーズ選手権の4大会でそれぞれベスト4進出を果たし、世界チームランキングはチーム最高の5位となった。
2023-24年シーズン、ウンジは過去最高の成績を挙げる。韓国選手権では5度目の優勝を飾り、韓国代表に返り咲いた。大会を通して1度しか負けず、前例のない12勝1敗の記録で大会を終えた[9]。オータムゴールドでは決勝まで全勝で2年連続の優勝[10]。パンコンチネンタルカーリング選手権では準決勝でケリー・エイナーソンがスキップを務めるカナダ、決勝では藤澤五月がスキップを務める日本をそれぞれ破り、韓国初のパンコンチネンタルタイトルを獲得した[11]。ナショナルではラウンドロビンを4戦全勝で全体2位通過でプレーオフ進出。準々決勝ではステファニア・コンスタンティーニがスキップを務める「Team Stefania CONSTANTINI」、準決勝ではシルヴァナ・ティリンツォーニがスキップを務める「Team Silvana TIRINZONI」をそれぞれ破り、チーム2度目の決勝進出。決勝ではレイチェル・ホーマンがスキップを務める「Team Rachel HOMAN」に7–6で勝利し、「Team Satsuki FUJISAWA」(ロコ・ソラーレ)に続くアジア人チーム2度目、韓国人チームとしては初のグランドスラム優勝[12]という快挙を成し遂げた。また、世界選手権では初のメダルを獲得。
戦績
編集韓国代表
編集- 冬季オリンピック
- 世界女子カーリング選手権
- 2011年エスビャウ( デンマーク)- 12位
- 2012年レスブリッジ( カナダ)- 4位
- 2014年セントジョン( カナダ)- 4位
- 2016年スウィフト・カレント( カナダ)- 7位
- 2024年シドニー( カナダ)- 銅メダル
- パンコンチネンタルカーリング選手権
- パシフィックアジアカーリング選手権
- 冬季ユニバーシアード
- 2011年エルズルム( トルコ)- 銅メダル
- 2013年トレンティーノ( イタリア)- 銀メダル
ワールドカーリングツアー
編集グランドスラム
編集ワールドカーリングツアーにおける最高峰の大会シリーズであるグランドスラムの成績。
略語の説明 | |
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C | 優勝 |
F | 準優勝 |
SF | ベスト4 |
QF | ベスト6・ベスト8 |
R16 | ベスト16 |
Q | 予選敗退 |
T2 | ティア2(2部)出場 |
DNP | 大会不参加 |
N/A | 開催せず |
大会 / シーズン | 2013–14 | 2014–15 | 2015–16 | 2016–17 | 2017–18 | 2018–19 | 2019–20 | 2020–21 | 2021–22 | 2022–23 | 2023–24 |
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ツアーチャレンジ | N/A | N/A | DNP | DNP | DNP | T2 | DNP | N/A[13] | N/A[14] | SF | QF |
カナディアン・オープン | DNP | DNP | DNP | DNP | DNP | DNP | DNP | N/A[13] | N/A | SF | QF |
ナショナル | N/A | N/A | DNP | DNP | DNP | DNP | DNP | N/A[13] | Q | QF | C |
マスターズ | QF | DNP | DNP | DNP | DNP | DNP | DNP | N/A[13] | Q | SF | QF |
プレーヤーズ | DNP | DNP | DNP | DNP | DNP | DNP | N/A[15] | DNP | Q | SF | SF |
チャンピオンズカップ | DNP | DNP | DNP | DNP | DNP | DNP | N/A[15] | DNP | F | Q | N/A |
- 2022年チャンピオンズカップ - 準優勝
- 2023年ナショナル - 優勝
旧グランドスラム
編集大会 / シーズン | 2011–12 | 2012–13 | 2013–14 | 2014–15 |
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オータムゴールド | Q | DNP | DNP | Q |
チーム
編集4人制女子
編集シーズン | フォース | サード | セカンド | リード | リザーブ |
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2010–11 [16] | キム・ジソン | イ・スルビ | シン・ミソン | キム・ウンジ | イ・ヒョンジョン |
2011–12 | キム・ジソン | イ・スルビ | キム・ウンジ | イ・ヒョンジョン | シン・ミソン |
2012–13 | キム・ジソン | イ・スルビ | オム・ミンジ | キム・ウンジ | |
2013–14 | キム・ジソン | キム・ウンジ | シン・ミソン | イ・スルビ | オム・ミンジ |
2014–15 | キム・ウンジ | イ・スルビ | オム・ミンジ | ヨム・ユンジョン | |
2015–16 | キム・ウンジ | イ・スルビ | オム・ミンジ | キム・ジソン | ヨム・ユンジョン |
2016–17 | キム・ウンジ | オム・ミンジ | イ・スルビ | ヨム・ユンジョン | ソル・イェウン |
2017–18 | キム・ウンジ | オム・ミンジ | ソル・イェウン | ヨム・ユンジョン | イ・スルビ |
2018–19 | キム・ウンジ | オム・ミンジ | ソル・イェウン | キム・スジ | ソル・イェジ |
2019–20 | キム・ウンジ | オム・ミンジ | キム・スジ | ソル・イェウン | ソル・イェジ |
2020–21 | キム・ウンジ | ソル・イェジ | キム・スジ | ソル・イェウン | パク・ユビン |
2021–22 | キム・ウンジ | ソル・イェジ | キム・スジ | ソル・イェウン | パク・ユビン |
2022–23 | キム・ウンジ | キム・ミンジ | キム・スジ | ソル・イェウン | ソル・イェジ |
2023–24 | キム・ウンジ | キム・ミンジ | キム・スジ | ソル・イェウン | ソル・イェジ |
出典
編集- ^ “2024 World Women's Curling Championship Media Guide”. Curling Canada. 2024年3月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月16日閲覧。
- ^ Video (full game): 2013 Winter Universiade – Gold medal game – Russia (Anna Sidorova) vs South Korea (Kim Ji-sun) - YouTube
- ^ Video (full game): 2014 World Women's Curling Championship - Bronze medal game - Russia (Anna Sidorova) vs South Korea (Kim Ji-sun) - YouTube
- ^ “2018 Tour Challenge Tier 2” (英語). CurlingZone. 2024年9月22日閲覧。
- ^ Video (full game): 2019 Korean National Women's Curling Championship - Final - Kim Min-ji vs Gim Un-chi - YouTube
- ^ “女子世界選手権が中止に カーリング”. 時事通信. (2020年3月13日) 2020年3月13日閲覧。
- ^ “베이징 올림픽 대표를 포함한 2021-2022 컬링 국가대표를 뽑는 2021 KB금융 한국컬링선수권대회 with 강릉.” (朝鮮語). curling1spoon. (2021年6月19日). オリジナルの2021年12月26日時点におけるアーカイブ。 2024年9月22日閲覧。
- ^ “Team Gim Curling” (朝鮮語). curling_team_gim 2024年9月22日閲覧。
- ^ “2023 Korean Curling Championships – Women” (英語). CurlingZone. 2024年9月22日閲覧。
- ^ Todd Saelhof (2023年10月9日). “South Korea's Team Gim defends Autumn Gold Curling Classic title” (英語). Calgary Sun 2024年9月22日閲覧。
- ^ “Korea women win Pan Continental Curling Championship” (英語). World Curling Federation. (2023年11月4日) 2024年9月22日閲覧。
- ^ Jonathan Brazeau (2023年11月12日). “Gim wins first career Grand Slam women's title at KIOTI National” (英語). Grand Slam of Curling 2024年9月22日閲覧。
- ^ a b c d “Grand Slam curling circuit forced to drop 4 events because of COVID-19 pandemic” (英語). CBC Sports (2020年7月8日). 2020年7月10日閲覧。
- ^ “Grand Slam of Curling returning to the road for 2021-22 season” (英語). Grand Slam of Curling (2021年7月5日). 2021年10月13日閲覧。
- ^ a b “GSOC cancels remaining events of 2019-20 season” (英語). Grand Slam of Curling (2020年3月13日). 2020年3月14日閲覧。
- ^ “Gim Un-chi Past Teams” (英語). CurlingZone. 2024年9月15日閲覧。
外部リンク
編集- 金恩智 - 国際オリンピック委員会
- 金恩智 - オリンピックチャンネル
- 金恩智 - Olympedia
- 金恩智 - Sports-Reference.com (Olympics) のアーカイブ
- 金恩智 - 世界カーリング連盟
- 金恩智 - CurlingZone.com
- Gim Eun-ji (@curling_gim) - Instagram