MF文庫Jライトノベル新人賞
MF文庫Jライトノベル新人賞(エムエフぶんこジェイらいとのべるしんじんしょう)は、KADOKAWAの社内ブランド・メディアファクトリーが2004年から主催している日本の公募新人文学賞である[1][2][3]。
MF文庫Jライトノベル新人賞 | |
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国 | 日本 |
主催 | メディアファクトリー |
報酬 | 概要参照 |
初回 | 2004年 |
最新回 | 2024年 |
公式サイト | https://mfbunkoj.jp/rookie/award/ |
概要
編集3ヵ月単位で年4回の予備審査を行い、通年で各賞を決定する[4](該当作品無しの場合もある[注釈 1])。佳作以上の作品は同ブランドのライトノベル系文庫レーベル・MF文庫Jからの刊行が確約される。第8回では優秀賞、審査員特別賞、佳作の10作品全てにPVを制作したことでも話題となった[5]。
なお、第13回より応募要項が一部改訂され、最優秀賞該当作が特に抜きんでて優れていると認定された場合、最優秀賞に代わって大賞が授与されるようになった[6]。
さらに、各期の予備審査で惜しくも佳作には選出されなかったものの、投稿作が三次選考を通過しており、「光る才能がある」と認められた作品の応募者について認定し、決定後3ヶ月間に限り毎月2万円を活動支援費として進呈するチャレンジ賞が追加されている[4]。
第19回現在では、大賞・最優秀賞・優秀賞・佳作に正賞の楯が送られるほか、大賞は副賞300万円、最優秀賞が副賞100万円、優秀賞は副賞50万円、佳作は副賞10万円が送られる[7]。又、各期ごとにチャレンジ賞を設け、活動支援費として6万円(3ヶ月間に渡り毎月2万円)を贈呈している[7]。第4回までは最優秀賞受賞者が出なかったが、第5回以降は最終審査の得点で第1位を最優秀賞・第2位を優秀賞とする方式に変更され、原則として最優秀賞を出すようになっている[8]。
なお応募規定違反である場合を除き、投稿者全員に評価シートが送付される[4]。
第19回より郵送応募が廃止され、Web応募のみの受け付けとなった[9]。
選考委員
編集- 第0回(2004年) - 第3回(2007年)
- 冲方丁・桑島由一・榊一郎・清水マリコ・MF文庫J編集部
- 第4回(2008年) - 第5回(2009年)
- 桑島由一・清水マリコ・ヤマグチノボル・MF文庫J編集部
- 第6回(2010年)
- 日日日・築地俊彦・西野かつみ・三浦勇雄・ヤマグチノボル・MF文庫J編集部
- 第7回(2011年) - 第8回(2012年)
- 日日日・西野かつみ・三浦勇雄・MF文庫J編集部・映像事業部
- 第9回(2013年) - 第10回(2014年)
- あさのハジメ・さがら総・三浦勇雄・MF文庫J編集部・映像事業部
- 第11回(2015年)
- さがら総・志瑞祐・三浦勇雄・MF文庫J編集部・映像事業部
- 第12回(2016年) - 第13回(2017年)
- さがら総・志瑞祐・三浦勇雄・MF文庫J編集部
- 第14回(2018年) - 第15回(2019年)
- さがら総・志瑞祐・鈴木大輔・三浦勇雄・MF文庫J編集部
- 第16回(2020年)
- 榎宮祐・さがら総・志瑞祐・鈴木大輔・三浦勇雄・MF文庫J編集部
- 第17回(2021年) - 第18回(2022年)
- 榎宮祐・さがら総・志瑞祐・鈴木大輔・MF文庫J編集部
- 第19回(2023年) -
- 志瑞祐・鈴木大輔・花間燈・MF文庫J編集部
入賞作品一覧
編集後にシリーズ化された作品については、受賞作(第1巻)の刊行時サブタイトルは割愛している場合がある。また、最終選考者中でデビューした作家については本表より割愛している。
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ “第10回MF文庫Jライトノベル新人賞、最優秀賞は越智文比古さんの「Yの紋章師」”. アニメ!アニメ! (2014年8月25日). 2022年1月26日閲覧。
- ^ “第7回MF文庫Jライトノベル新人賞/第5回・6回MFコミック大賞 授賞式”. エキサイトニュース (2011年12月6日). 2022年1月26日閲覧。
- ^ “MF文庫Jライトノベル新人賞の歴史~10年を振り返る~”. MF文庫J. 2022年1月26日閲覧。
- ^ a b c “新人賞のここがすごい”. MF文庫Jライトノベル新人賞. 2022年2月1日閲覧。
- ^ “第8回新人賞授賞式も盛況だったMF文庫J スペシャルPV10作品も出揃う”. アニメ!アニメ! (2013年1月5日). 2022年1月26日閲覧。
- ^ a b “第13回MF文庫J ライトベル新人賞 最終結果”. MF文庫Jライトノベル新人賞. KADOKAWA. 2021年11月12日閲覧。
- ^ a b “応募要項”. MF文庫Jライトノベル新人賞. 2022年2月1日閲覧。
- ^ a b “第5回 MF文庫Jライトノベル新人賞”. MF文庫Jライトノベル新人賞. メディアファクトリー. 2019年9月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年11月12日閲覧。
- ^ MF文庫Jライトノベル新人賞事務局 [@MFbunkoJ_AWARD] (2022年4月1日). "第19回より「郵送応募の廃止/Web応募のみの受け付け」へと応募規約の変更をおこなっております。". X(旧Twitter)より2022年8月28日閲覧。
- ^ “第0回 MF文庫Jライトノベル新人賞”. MF文庫Jライトノベル新人賞. メディアファクトリー. 2019年9月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年11月12日閲覧。
- ^ a b “第1回 MF文庫Jライトノベル新人賞”. MF文庫Jライトノベル新人賞. メディアファクトリー. 2019年9月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年11月12日閲覧。
- ^ “第2回 MF文庫Jライトノベル新人賞”. MF文庫Jライトノベル新人賞. メディアファクトリー. 2019年9月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年11月12日閲覧。
- ^ “第3回 MF文庫Jライトノベル新人賞”. MF文庫Jライトノベル新人賞. メディアファクトリー. 2019年9月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年11月12日閲覧。
- ^ “第4回 MF文庫Jライトノベル新人賞”. MF文庫Jライトノベル新人賞. メディアファクトリー. 2019年9月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年11月12日閲覧。
- ^ “第6回 MF文庫Jライトノベル新人賞”. MF文庫Jライトノベル新人賞. メディアファクトリー. 2019年9月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年11月12日閲覧。
- ^ “第7回 MF文庫Jライトノベル新人賞”. MF文庫Jライトノベル新人賞. メディアファクトリー. 2019年9月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年11月12日閲覧。
- ^ a b “第8回 MF文庫Jライトノベル新人賞”. MF文庫Jライトノベル新人賞. メディアファクトリー. 2019年9月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年11月12日閲覧。
- ^ “第9回 MF文庫Jライトノベル新人賞”. MF文庫Jライトノベル新人賞. メディアファクトリー. 2019年9月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年11月12日閲覧。
- ^ “第10回 MF文庫Jライトノベル新人賞”. MF文庫Jライトノベル新人賞. メディアファクトリー. 2019年9月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年11月12日閲覧。
- ^ “第11回MF文庫J ライトベル新人賞 最終結果”. MF文庫Jライトノベル新人賞. KADOKAWA. 2021年11月12日閲覧。
- ^ “第12回MF文庫J ライトベル新人賞 最終結果”. MF文庫Jライトノベル新人賞. KADOKAWA. 2021年11月12日閲覧。
- ^ “第14回MF文庫J ライトベル新人賞 最終結果”. MF文庫Jライトノベル新人賞. KADOKAWA. 2021年11月12日閲覧。
- ^ “第15回MF文庫J ライトベル新人賞 最終結果”. MF文庫Jライトノベル新人賞. KADOKAWA. 2021年11月12日閲覧。
- ^ “第16回MF文庫J ライトベル新人賞 最終結果”. MF文庫Jライトノベル新人賞. KADOKAWA. 2021年11月12日閲覧。
- ^ “第17回MF文庫J ライトベル新人賞 最終結果”. MF文庫Jライトノベル新人賞. KADOKAWA. 2021年11月12日閲覧。
- ^ “第18回MF文庫J ライトベル新人賞 最終結果”. MF文庫Jライトノベル新人賞. KADOKAWA. 2022年8月28日閲覧。
- ^ “第19回MF文庫J ライトベル新人賞 最終結果”. MF文庫Jライトノベル新人賞. KADOKAWA. 2023年8月29日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 公式ウェブサイト
- MF文庫Jライトノベル新人賞 (@MFbunkoJ_AWARD) - X(旧Twitter)
- MF文庫Jライトノベル新人賞 歴代受賞作 - ブックオフオンライン
- MF文庫Jライトノベル新人賞の歴史 10年を振り返る - MF文庫J