1962年の阪神タイガース

1962年の阪神タイガース
成績
	日本シリーズ敗退
日本S	2勝4敗1分（対東映）
	セントラル・リーグ優勝
	75勝55敗3分勝率.577
本拠地
都市	兵庫県西宮市
球場	甲子園球場
球団組織
オーナー	野田誠三
経営母体	阪神電気鉄道
監督	藤本定義
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1962年の阪神タイガース（1962ねんのはんしんタイガース）では、1962年の阪神タイガースにおける動向をまとめる。

この年の阪神タイガースは、シーズン途中で就任をした1961年を含めて、藤本定義監督の2年目のシーズンである。

概要

1リーグ時代の1947年を最後に優勝から遠ざかるチーム立て直しのため、藤本監督は自らの教え子である青田昇を打撃兼ヘッドコーチに招聘。また投手陣でも前年不振だった小山正明が開幕から勝ち星を重ねれば、2枚看板の村山実も勝ち星を重ねて好調だった。打撃陣では三宅秀史・吉田義男の1・2番コンビが健在で、4番にはマイク・ソロムコ、さらに下位打線にはルーキーの藤井栄治やバックトスの名人・鎌田実が控えたが、全体ではやや低調だった。チームは開幕から大洋と首位争いを展開し、9月6日の三宅の負傷脱落で戦力が落ちた次の試合から6連敗で7月半ばから走っていた首位を大洋に明け渡し、再び首位を奪い返したが最後の直接対決で相手エース秋山登に2日連続完封を喫し、再び首位を明け渡すなど一進一退の攻防が続いた。最後の直接対決を終え大洋にマジック6がついたが、その直後の国鉄3連戦（甲子園）に3連勝し、逆に大洋は巨人3連戦（後楽園）で3連敗を喫し阪神に逆マジック1が点灯、次戦の10月3日の広島戦（甲子園）で勝利し藤本監督の胴上げがようやく実現した。小山と村山の両エースは、チーム75勝中52勝を上げた^[3]。日本シリーズは巨人時代の教え子である水原茂監督率いる東映との師弟対決となり、第3戦まで2勝1分と好調だったが舞台が明治神宮野球場と後楽園球場に移ると打線が東映投手陣の前に沈黙。第4戦以降は4連敗を喫し、藤本監督の日本一は夢と消えた。

順位	9/15 終		9/16① 終		9/16② 終		9/19① 終		9/19② 終		9/22 終		9/23① 終		9/23② 終		9/25 終		9/26 終		9/29 終		9/30① 終		9/30② 終		10/2 終		10/3 終
1位	大洋	--	阪神	--	阪神	--	阪神	--	阪神	--	阪神	--	阪神	--	阪神	--	阪神	--	大洋	M6	阪神	--	阪神	--	阪神	M1	阪神	M1	阪神	優勝
2位	阪神	0.5	大洋	0.5	大洋	1.0	大洋	2.0	大洋	2.5	大洋	2.5	大洋	1.5	大洋	1.5	大洋	0.5	阪神	0.5	大洋	M6 0.5	大洋	1.5	大洋	2.5	大洋	2.0	大洋	2.5
試合結果	国2-1神洋6-2中		神4-0国中6-5洋		中4-2洋		神5-1広国2-1洋		神2-0広		神5-0巨洋3-2中		巨4-0神洋5-1中		神2-1巨洋5-1中		洋3-0神		洋1-0神		神2-1国巨11-2洋		神5-3国巨3-0洋		神5-2国巨8-0洋		洋3-1巨		神6-0広

チーム成績

レギュラーシーズン

開幕オーダー^[4]
1	三	三宅秀史
2	遊	吉田義男
3	中	並木輝男
4	一	藤本勝巳
5	左	ソロムコ
6	右	藤井栄治
7	二	鎌田実
8	捕	山本哲也
9	投	小山正明

1962年セントラル・リーグ順位変動
順位	4月終了時		5月終了時		6月終了時		7月終了時		8月終了時		最終成績
1位	大洋	--	大洋	--	大洋	--	阪神	--	阪神	--	阪神	--
2位	阪神	0.0	阪神	1.0	阪神	2.5	大洋	2.0	大洋	2.5	大洋	4.0
3位	巨人	1.0	巨人	1.5	巨人	4.5	巨人	8.0	中日	6.5	中日	5.0
4位	中日	1.5	国鉄	5.0	国鉄	6.0	中日	9.5	巨人	8.0	巨人	8.0
5位	広島	1.5	中日	5.0	中日	10.0	国鉄	12.5	広島	16.5	広島	19.0
6位	国鉄	2.0	広島	5.5	広島	13.0	広島	16.0	国鉄	20.5	国鉄	24.0

1962年セントラル・リーグ最終成績
順位	球団	勝	敗	分	勝率	差
1位	阪神タイガース	75	55	3	.577	優勝
2位	大洋ホエールズ	71	59	4	.546	4.0
3位	中日ドラゴンズ	70	60	3	.538	5.0
4位	読売ジャイアンツ	67	63	4	.515	8.0
5位	広島カープ	56	74	4	.431	19.0
6位	国鉄スワローズ	51	79	4	.392	24.0

^[2]

日本シリーズ

1962年日本シリーズ
日付	試合	ビジター球団（先攻）	スコア	ホーム球団（後攻）	開催球場
10月13日（土）	第1戦	東映フライヤーズ	5 - 6x	阪神タイガース	阪神甲子園球場
10月14日（日）	第2戦	東映フライヤーズ	0 - 5	阪神タイガース	阪神甲子園球場
10月15日（月）	移動日
10月16日（火）	第3戦	阪神タイガース	2 - 2	東映フライヤーズ	明治神宮野球場
10月17日（水）	第4戦	阪神タイガース	1 - 3	東映フライヤーズ	明治神宮野球場
10月18日（木）	第5戦	阪神タイガース	4 - 6x	東映フライヤーズ	後楽園球場
10月19日（金）	移動日
10月20日（土）	第6戦	東映フライヤーズ	7 - 4	阪神タイガース	阪神甲子園球場
10月21日（日）	第7戦	東映フライヤーズ	2 - 1	阪神タイガース	阪神甲子園球場
優勝：東映フライヤーズ（初優勝）

^[1]

入団・退団

シーズン開幕前

本節では、前シーズン終了から本シーズン開幕までの入退団について記述する。

入団

選手名	背番号	前所属	備考
投手
飯尾為男	12	大映	交換トレード
ブラウン	18	カリフォルニア大	新外国人
石川緑	20	中日	金銭トレード
西村繁一	27	近畿大	新入団
捕手
福塚勝哉	8	大映	交換トレード
伊藤舜二	50	滝実業高	新入団
本田広司	68	明星高	新入団
内野手
滝田政治	1	阪急	自由契約
安藤統夫	9	慶応大	新入団
外野手
藤井栄治	19	関西大	新入団
室山皓之助	22	法政大	新入団

退団

選手名	背番号	退団区分	去就
投手
柴山宗守	2	引退
土井豊	12	交換トレード	大毎
中村和臣	27	引退
山本一義	63	引退
捕手
藤重登	18	引退
内野手
高井良一男	24	交換トレード	大毎
外野手
伊藤光四郎	4	金銭トレード	西鉄
後藤正美	9	引退	2軍マネージャー
大津淳	19	引退

シーズン開幕後

本節では、本シーズン開幕から本シーズン終了までの入退団について記述する。

入団

選手名	背番号	前所属	備考
投手
バッキー	4		新外国人
鈴村充男	29	中京大中退	新入団
捕手
辻恭彦	67	西濃運輸	新入団

退団

選手名	背番号	退団区分	去就
投手
谷車明	29	自由契約

オールスターゲーム1962

→詳細は「1962年のオールスターゲーム (日本プロ野球)」を参照

選出選手及びスタッフ
ポジション	名前	選出回数
コーチ	藤本定義
投手	~~村山実~~	4
投手	小山正明	6
遊撃手	吉田義男	9
外野手	並木輝男	2

太字はファン投票による選出。取り消し線は出場辞退した選手。

選手・スタッフ

試合結果

凡例
勝利試合	敗北試合	引き分け	中止

1962年レギュラーシーズン

4月(10勝8敗0分 .556)

#	日付	対戦相手	スコア	勝利投手	敗戦投手	セーブ	本塁打	球場	勝敗
1	4月7日	巨人	2-1	小山（1-0）	-	-		後楽園	1-0
2	4月8日	巨人	4-2	村山（1-0）	-	-	並木（1）藤本（1）遠井（1）	後楽園	2-0
3	4月11日	広島	2-4	-	牧（0-1）	-		甲子園	2-1
4	4月12日	広島	5-2	飯尾（1-0）	-	-		甲子園	3-1
5	4月14日	巨人	0-2	-	村山（1-1）	-		甲子園	3-2
6	4月15日a	巨人	4-2	小山（2-0）	-	-		甲子園	4-2
7	4月15日b	巨人	2-1	村山（2-1）	-	-	ソロムコ（1）藤本（2）	甲子園	5-2
8	4月17日	大洋	1-3	-	本間（0-1）	-		甲子園	5-3
	4月18日	大洋	中止					甲子園	–
9	4月19日	大洋	2-1	渡辺（1-0）	-	-		甲子園	6-3
10	4月21日	中日	1-10	-	小山（2-1）	-		甲子園	6-4
11	4月22日a	中日	5-1	村山（3-1）	-	-		甲子園	7-4
12	4月22日b	中日	0-10	-	渡辺（1-1）	-	藤本（3）	甲子園	7-5
13	4月24日	国鉄	0-1	-	小山（2-2）	-		後楽園	7-6
14	4月25日	国鉄	2-3	-	村山（3-2）	-		後楽園	7-7
15	4月27日	国鉄	5-2	牧（1-1）	-	-	吉田（1）藤本（4）ソロムコ（2）	後楽園	8-7
16	4月28日	大洋	7-2	小山（3-2）	-	-		川崎	9-7
17	4月29日a	大洋	4-0	村山（4-2）	-	-		川崎	10-7
18	4月29日b	大洋	1-5	-	伊奈（0-1）	-		川崎	10-8

5月(12勝10敗2分 .545)

#	日付	対戦相手	スコア	勝利投手	敗戦投手	セーブ	本塁打	球場	勝敗
19	5月1日	中日	0-4	-	飯尾（1-1）	-		中日	10-9
20	5月2日	中日	3-2	村山（5-2）	-	-		中日	11-9
21	5月3日a	中日	0-0	-	-	-		中日	11-9-1
22	5月3日b	中日	4-1	石川緑（1-0）	-	-	藤本（5）藤井（1）	中日	12-9-1
	5月5日	国鉄	中止					甲子園	–
23	5月6日a	国鉄	3-1	小山（4-2）	-	-		甲子園	13-9-1
24	5月6日b	国鉄	1-4	-	飯尾（1-2）	-		甲子園	13-10-1
25	5月8日	広島	3-1	村山（6-2）	-	-	藤本（6）	広島市民	14-10-1
26	5月9日	広島	2-3	-	小山（4-3）	-		広島市民	14-11-1
27	5月10日	広島	2-4	-	渡辺（1-2）	-	ソロムコ（3）	広島市民	14-12-1
	5月12日	中日	中止					甲子園	–
28	5月13日a	中日	0-1	-	村山（6-3）	-		甲子園	14-13-1
29	5月13日b	中日	3-1	小山（5-3）	-	-	戸梶（1）	甲子園	15-13-1
	5月15日	巨人	中止					後楽園	–
30	5月16日	巨人	3-3	-	-	-	ソロムコ（4）	後楽園	15-13-2
31	5月17日	巨人	1-0	小山（6-3）	-	-	ソロムコ（5）	後楽園	16-13-2
32	5月19日	中日	0-1	-	石川良（0-1）	-		中日	16-14-2
33	5月20日a	中日	2-5	-	本間（0-2）	-		中日	16-15-2
34	5月20日b	中日	1-0	村山（7-3）	-	-	西山（1）	中日	17-15-2
35	5月22日	大洋	3-1	小山（7-3）	-	-		甲子園	18-15-2
36	5月23日	大洋	6-8	-	太田（0-1）	-	藤本（7）	甲子園	18-16-2
37	5月24日a	大洋	0-2	-	村山（7-4）	-		甲子園	18-17-2
38	5月24日b	大洋	3-0	牧（2-1）	-	-		甲子園	19-17-2
39	5月26日	巨人	7-5	小山（8-3）	-	-	ソロムコ（6）	甲子園	20-17-2
	5月27日	巨人	中止					甲子園	–
40	5月29日	広島	4-2	村山（8-4）	-	-		広島市民	21-17-2
41	5月30日	広島	1-4	-	牧（2-2）	-		広島市民	21-18-2
42	5月31日	広島	1-0	村山（9-4）	-	-		広島市民	22-18-2

6月(10勝7敗0分 .588)

#	日付	対戦相手	スコア	勝利投手	敗戦投手	セーブ	本塁打	球場	勝敗
43	6月2日	国鉄	3-5	-	牧（2-3）	-		甲子園	22-19-2
	6月3日	国鉄	中止					甲子園	–
44	6月5日	広島	2-1	村山（10-4）	-	-		甲子園	23-19-2
45	6月6日	広島	5-3	渡辺（2-2）	-	-	藤本（8）	甲子園	24-19-2
	6月7日	広島	中止					甲子園	–
	6月9日		中止						–
	6月10日		中止						–
46	6月12日	国鉄	2-1	村山（11-4）	-	-	並木（2）	後楽園	25-19-2
	6月13日	国鉄	中止					後楽園	–
	6月14日	国鉄	中止					後楽園	–
47	6月16日	中日	3-2	小山（9-3）	-	-		甲子園	26-19-2
48	6月17日a	中日	1-3	-	村山（11-5）	-		甲子園	26-20-2
49	6月17日b	中日	2-0	石川緑（2-0）	-	-		甲子園	27-20-2
50	6月19日	広島	6-3	伊奈（1-1）	-	-	ソロムコ（7）	甲子園	28-20-2
51	6月20日	広島	5-3	小山（10-3）	-	-		甲子園	29-20-2
52	6月21日a	広島	1-2	-	村山（11-6）	-		甲子園	29-21-2
53	6月21日b	広島	1-5	-	牧（2-4）	-		甲子園	29-22-2
54	6月23日	大洋	3-0	伊奈（2-1）	-	-	三宅（1）	川崎	30-22-2
55	6月24日a	大洋	4-0	小山（11-3）	-	-		川崎	31-22-2
56	6月24日b	大洋	0-4	-	太田（0-2）	-		川崎	31-23-2
57	6月26日	巨人	7-1	村山（12-6）	-	-	三宅（2・3）	札幌	32-23-2
58	6月27日	巨人	2-6	-	小山（11-4）	-	ソロムコ（8）	札幌	32-24-2
59	6月30日	国鉄	0-3	-	石川緑（2-1）	-		甲子園	32-25-2

7月(16勝7敗1分 .696)

#	日付	対戦相手	スコア	勝利投手	敗戦投手	セーブ	本塁打	球場	勝敗
60	7月1日a	国鉄	2-4	-	小山（11-5）	-		甲子園	32-26-2
61	7月1日b	国鉄	2-1	村山（13-6）	-	-		甲子園	33-26-2
62	7月3日	巨人	4-2	渡辺（3-2）	-	-		甲子園	34-26-2
	7月4日	巨人	中止					甲子園	–
	7月5日	巨人	中止					甲子園	–
63	7月7日	中日	5-0	小山（12-5）	-	-		中日	35-26-2
64	7月8日a	中日	1-3	-	村山（13-7）	-		中日	35-27-2
65	7月8日b	中日	2-4	-	牧（2-5）	-	三宅（4）	中日	35-28-2
66	7月10日	国鉄	5-1	渡辺（4-2）	-	-		後楽園	36-28-2
67	7月11日	国鉄	4-0	小山（13-5）	-	-	並木（3）	後楽園	37-28-2
68	7月12日a	国鉄	4-2	村山（14-7）	-	-		後楽園	38-28-2
69	7月12日b	国鉄	0-1	-	石川緑（2-2）	-	三宅（5）	後楽園	38-29-2
70	7月14日	大洋	2-7	-	牧（2-6）	-		甲子園	38-30-2
71	7月15日a	大洋	5-0	小山（14-5）	-	-		甲子園	39-30-2
72	7月15日b	大洋	3-2	村山（15-7）	-	-		甲子園	40-30-2
73	7月17日	広島	6-11	-	石川良（0-2）	-	三宅（6・7）並木（4）藤本（9）	広島市民	40-31-2
74	7月18日	広島	4-0	村山（16-7）	-	-	三宅（8）藤井（2）並木（5）	広島市民	41-31-2
75	7月19日a	広島	5-0	小山（15-5）	-	-		広島市民	42-31-2
76	7月19日b	広島	2-1	石川緑（3-2）	-	-	ソロムコ（9）	広島市民	43-31-2
77	7月21日	中日	7-1	石川緑（4-2）	-	-	三宅（9）	甲子園	44-31-2
78	7月22日a	中日	6-0	小山（16-5）	-	-		甲子園	45-31-2
79	7月22日b	中日	5-2	渡辺（5-2）	-	-	鎌田（1）	甲子園	46-31-2
80	7月28日	巨人	2-0	村山（17-7）	-	-	ソロムコ（10）	甲子園	47-31-2
81	7月29日a	巨人	5-4	渡辺（6-2）	-	-		甲子園	48-31-2
82	7月29日b	巨人	4-4	-	-	-	ソロムコ（11）横山（1）	甲子園	48-31-3
83	7月31日	国鉄	0-2	-	飯尾（1-3）	-		甲子園	48-32-3

8月(15勝13敗0分 .536)

#	日付	対戦相手	スコア	勝利投手	敗戦投手	セーブ	本塁打	球場	勝敗
84	8月1日	国鉄	3-0	村山（18-7）	-	-		甲子園	49-32-3
85	8月2日a	国鉄	3-0	小山（17-5）	-	-		甲子園	50-32-3
86	8月2日b	国鉄	3-1	石川緑（5-2）	-	-	横山（2）	甲子園	51-32-3
87	8月4日	中日	4-9	-	村山（18-8）	-	並木（4）	中日	51-33-3
88	8月5日a	中日	5-4	渡辺（7-2）	-	-		中日	52-33-3
89	8月5日b	中日	1-3	-	石川緑（5-3）	-	室山（1）	中日	52-34-3
90	8月6日	中日	3-2	渡辺（8-2）	-	-	室山（2）	中日	53-34-3
91	8月8日	国鉄	11-4	村山（19-8）	-	-	並木（7）藤本（10）	東京	54-34-3
92	8月9日a	国鉄	4-3	小山（18-5）	-	-		東京	55-34-3
93	8月9日b	国鉄	2-6	-	バッキー（0-1）	-	吉田（2）	東京	55-35-3
94	8月11日	巨人	3-2	渡辺（9-2）	-	-	吉田（3）	後楽園	56-35-3
95	8月12日a	巨人	0-1	-	小山（18-6）	-		後楽園	56-36-3
96	8月12日b	巨人	0-2	-	石川緑（5-4）	-		後楽園	56-37-3
97	8月13日	巨人	3-5	-	渡辺（9-3）	-		後楽園	56-38-3
98	8月14日	大洋	4-2	村山（20-8）	-	-		川崎	57-38-3
99	8月15日	大洋	4-2	牧（3-6）	-	-	三宅（10）	川崎	58-38-3
100	8月16日	大洋	3-1	小山（19-6）	-	-		川崎	59-38-3
101	8月18日	広島	2-5	-	牧（3-7）	-		広島市民	59-39-3
102	8月19日a	広島	1-4	-	村山（20-9）	-		広島市民	59-40-3
103	8月19日b	広島	0-3	-	バッキー（0-2）	-		広島市民	59-41-3
104	8月21日	広島	6-0	小山（20-6）	-	-	ソロムコ（12）	甲子園	60-41-3
	8月22日	広島	中止					甲子園	–
105	8月23日	広島	7-0	村山（21-9）	-	-		甲子園	61-41-3
106	8月25日	大洋	1-3	-	渡辺（9-4）	-		甲子園	61-42-3
107	8月26日a	大洋	4-6	-	小山（20-7）	-		甲子園	61-43-3
108	8月26日b	大洋	6-1	伊奈（3-1）	-	-	藤本（11）	甲子園	62-43-3
109	8月28日	巨人	2-7	-	バッキー（0-3）	-		甲子園	62-44-3
110	8月29日	巨人	5-1	小山（21-7）	-	-		甲子園	63-44-3
111	8月30日	巨人	0-3	-	村山（21-10）	-		甲子園	63-45-3

9月(11勝10敗0分 .524)

#	日付	対戦相手	スコア	勝利投手	敗戦投手	セーブ	本塁打	球場	勝敗
112	9月1日	中日	4-1	小山（22-7）	-	-	藤本（12）	甲子園	64-45-3
113	9月2日	中日	14-4	渡辺（10-4）	-	-	並木（8）三宅（11）	甲子園	65-45-3
	9月4日	大洋	中止					川崎	–
114	9月5日	大洋	0-3	-	村山（21-11）	-		川崎	65-46-3
115	9月6日	大洋	2-0	小山（23-7）	-	-		川崎	66-46-3
116	9月7日	巨人	0-8	-	伊奈（3-2）	-		後楽園	66-47-3
117	9月8日	巨人	1-5	-	村山（21-12）	-		後楽園	66-48-3
118	9月9日a	巨人	4-5	-	小山（23-8）	-	福塚（1）	後楽園	66-49-3
119	9月9日b	巨人	2-3	-	渡辺（10-5）	-		後楽園	66-50-3
120	9月12日	大洋	0-4	-	小山（23-9）	-		甲子園	66-51-3
121	9月15日	国鉄	1-2	-	村山（21-13）	-	並木（9）	後楽園	66-52-3
122	9月16日	国鉄	4-0	小山（24-9）	-	-		後楽園	67-52-3
123	9月19日a	広島	5-1	村山（22-13）	-	-	ソロムコ（14）	甲子園	68-52-3
124	9月19日b	広島	2-0	小山（25-9）	-	-	ソロムコ（13）	甲子園	69-52-3
125	9月22日	巨人	5-0	村山（23-13）	-	-	藤本（13）	甲子園	70-52-3
126	9月23日a	巨人	0-4	-	小山（25-10）	-		甲子園	70-53-3
127	9月23日b	巨人	2-1	牧（4-7）	-	-	藤本（14）	甲子園	71-53-3
128	9月25日	大洋	0-3	-	村山（23-14）	-		川崎	71-54-3
129	9月26日	大洋	0-1	-	小山（25-11）	-		川崎	71-55-3
130	9月29日	国鉄	2-1	村山（24-14）	-	-		甲子園	72-55-3
131	9月30日a	国鉄	5-3	小山（26-11）	-	-		甲子園	73-55-3
132	9月30日b	国鉄	5-2	村山（25-14）	-	-	並木（10）	甲子園	74-55-3

※日付の後の（a）はダブルヘッダー第1試合（b）はダブルヘッダー第2試合
※セーブ制度は1974年から

個人成績

投手成績

※色付きは規定投球回数（186イニング）以上の選手

太字はリーグ最高
完封合計は継投も含む

選手	登板	完投	完封	勝利	敗戦	勝率	投球回	被安打	被本塁打	与四球	与死球	奪三振	失点	自責点	防御率
むらや/ 村山実	57	23	6	25	14	.641	366.1	261	17	55	5	265	62	49	1.20
こや/ 小山正明	47	26	13	27	11	.711	352.2	268	19	59	7	270	77	65	1.66
いい/ 飯尾為男	15	0	0	1	3	.250	35.0	31	2	7	1	17	12	10	2.57
いしかわみ/ 石川緑	35	5	1	5	4	.556	127.2	111	6	28	4	74	41	33	2.32
いしかわよ/ 石川良照	16	0	0	0	2	.000	25.2	32	0	6	0	7	15	11	3.81
いな/ 伊奈努	21	0	0	3	2	.600	58.1	50	1	26	2	35	18	16	2.44
おお/ 太田紘一	23	0	0	0	2	.000	32.1	24	1	4	2	18	11	8	2.18
なか/ 中島広喜	1	0	0	0	0	.000	2.0	0	0	2	0	0	0	0	0.00
にし/ 西村繁一	3	0	0	0	0	.000	5.0	5	0	2	0	3	1	1	1.80
はつ/ バッキー	8	0	0	0	3	.000	23.0	23	1	10	0	16	12	12	4.70
ほん/ 本間勝	12	0	0	0	2	.000	19.1	20	2	7	2	17	10	9	4.05
まき/ 牧勝彦	30	0	0	4	7	.364	69.1	59	9	21	0	64	29	28	3.60
むらか/ 村上俊義	1	0	0	0	0	.000	0.0	0	0	1	0	0	0	0	-
わた/ 渡辺省三	38	0	0	10	5	.667	105.0	96	10	25	0	39	42	33	2.83
合計		54	24	75	55	.577	1221.2	980	68	253	23	825	330	275	2.03

打撃成績

色付きは規定打席（412打席）以上の選手
太字はリーグ最高

選手	試合	打席	打数	得点	安打	二塁打	三塁打	本塁打	塁打	打点	盗塁	盗塁死	犠打	犠飛	四球	死球	三振	併殺打	打率	出塁率
なみ/ 並木輝男	124	480	431	61	125	23	5	10	188	51	3	5	0	3	40	6	56	7	.290	.358
よし/ 吉田義男	127	527	482	52	126	25	2	3	164	22	22	10	9	1	27	8	22	8	.261	.311
ふしも/ 藤本勝巳	121	475	429	44	110	13	1	15	170	57	0	0	0	2	40	3	66	11	.256	.324
ふしい/ 藤井栄治	127	437	405	29	97	15	5	2	128	38	6	6	3	2	25	2	41	8	.240	.287
みや/ 三宅秀史	114	474	427	54	99	22	2	11	158	35	14	8	4	2	39	2	64	11	.232	.299
そろ/ ソロムコ	122	435	387	43	86	14	2	14	146	42	8	3	3	2	38	5	121	11	.222	.300
かま/ 鎌田実	133	571	532	41	106	10	5	1	129	23	2	10	9	2	25	3	59	9	.199	.239
あさ/ 朝井茂治	27	27	27	1	5	1	0	0	6	1	1	0	0	0	0	0	5	0	.185	.185
あさこ/ 浅越桂一	12	13	12	0	1	0	0	0	1	0	0	0	0	0	1	0	6	0	.083	.154
あん/ 安藤統夫	56	95	82	13	15	0	1	0	17	1	3	2	4	0	7	2	16	1	.183	.264
いした/ 石田博三	3	1	1	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	.000	.000
おおく/ 大黒正一	2	2	2	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	1	0	.000	.000
たき/ 滝田政治	55	73	67	1	10	1	0	0	11	6	0	1	0	0	6	0	14	2	.149	.219
たに/ 谷川勉	16	17	17	1	3	1	0	0	4	0	0	0	0	0	0	0	4	0	.176	.176
とお/ 遠井吾郎	73	119	110	5	29	5	1	1	39	20	1	0	0	0	9	0	13	8	.264	.319
とか/ 戸梶正夫	90	211	197	7	39	8	1	1	52	14	0	2	2	0	10	2	35	1	.198	.244
にし/ 西山和良	51	57	56	3	11	1	0	1	15	8	1	0	0	0	1	0	10	0	.196	.211
ふく/ 福塚勝哉	28	15	12	1	2	0	0	1	5	1	0	0	0	0	3	0	2	0	.167	.333
みやけひ/ 三宅博	5	1	1	0	0	0	0	0	0	0	1	0	0	0	0	0	1	0	.000	.000
むろ/ 室山皓之助	52	112	97	5	17	5	0	2	28	5	1	3	2	2	10	1	20	5	.175	.259
やまも/ 山本哲也	98	164	144	7	34	4	0	0	38	11	4	0	11	0	8	1	17	6	.236	.281
よこ/ 横山光次	67	104	97	7	16	1	1	2	25	11	1	0	0	1	6	0	28	4	.165	.214
よこち/ 横地由松	12	12	10	1	2	1	0	0	3	0	0	0	1	0	1	0	2	0	.200	.273
いい/ 飯尾為男	16	7	4	2	1	1	0	0	2	0	0	0	0	0	2	1	0	0	.250	.571
いしかわみ/ 石川緑	35	36	29	1	2	0	0	0	2	0	0	0	4	0	2	0	9	0	.069	.129
いしかわよ/ 石川良照	18	2	2	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	1	0	.000	.000
いな/ 伊奈努	21	20	18	0	0	0	0	0	0	0	0	1	1	0	1	0	10	0	.000	.053
おおた/ 太田紘一	23	8	8	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	8	0	.000	.000
こや/ 小山正明	47	126	115	3	14	1	0	0	15	4	0	0	7	1	3	0	28	2	.122	.144
はつ/ バッキー	9	5	5	0	3	1	0	0	4	0	0	0	0	0	0	0	0	0	.600	.600
ほん/ 本間勝	12	4	3	0	1	0	0	0	1	0	0	0	1	0	0	0	0	1	.333	.333
まき/ 牧勝彦	30	14	12	0	2	0	0	0	2	0	0	1	1	0	1	0	3	0	.167	.231
むら/ 村山実	57	124	116	3	14	2	0	0	16	4	0	0	3	1	4	0	28	3	.121	.150
わた/ 渡辺省三	39	27	22	1	0	0	0	0	0	1	0	0	3	0	2	0	8	1	.000	.083
合計		4795	4359	386	970	155	26	64	1369	355	68	52	68	19	311	36	698	99	.223	.280

達成記録・出来事

4月22日 - 三宅秀史が中日3回戦（甲子園）で先発出場し通算1000試合出場
7月12日 - 国鉄14回戦（後楽園）で村田元一に9回二死までパーフェクトに抑えられ、27人目の打者・西山和良が安打を放ち大記録の難を逃れる
7月17日 - 広島15回戦（広島市民）で6回に弘瀬昌彦から並木輝男―藤本勝巳―三宅秀史が1953年 4月16日の洋松2回戦（日生）以来の3者連続本塁打、球団史上2度目
7月19日 - 小山正明が広島17回戦（広島市民球場）で先発し9回無失点で完封勝利をあげ通算150勝
7月21日 - ジーン・バッキーの入団が発表された
7月29日 - 小山正明が巨人14回戦（甲子園）で先発し3回に王貞治などの本塁打で3失点を喫し、7月7日の中日16回戦（中日）から続いていた連続無失点記録が47でストップする
8月11日 - 村山実が巨人15回戦（後楽園球場）で7回を投げ通算1000投球回、史上95人目
9月6日 - 三宅秀史が大洋23回戦（川崎）試合前のキャッチボールで、小山正明の送球を左目に受けて、5針を縫う裂傷。川崎市民病院での精密検査の結果、打撲傷で全治3 - 4週間と診断される。そしてこの日の大洋戦は三宅に代わり朝井茂治が出場、この結果、1956年 4月11日の大洋3回戦（川崎）から始まった三宅の連続試合出場が「882試合」、1957年 7月15日の広島12回戦（甲子園）から始まった三宅の連続イニング試合出場が「700試合」で、共に途絶えた。
10月3日 - 広島26回戦（甲子園）で勝利し1947年以来15年ぶり2リーグ制以降では初めての優勝決める
10月3日 - 小山正明が広島26回戦（甲子園）で完封勝利を挙げ年間13完封目、2リーグ制以降では1961年の権藤博（中日）が持っていた年間完封勝利数の新記録
10月21日 - 10月13日から始まった日本シリーズは東映に2勝4敗1分で敗れる

表彰選手

リーグ・リーダー
選手名	タイトル	成績	回数
村山実	最高殊勲選手		初受賞
村山実	最優秀防御率	1.20	3年ぶり2度目
小山正明	最多奪三振	270個	初受賞
	最高勝率	.711	初受賞
	沢村賞		初受賞

ベストナイン
選手名	ポジション	回数
村山実	投手	初受賞
吉田義男	遊撃手	2年ぶり7度目
並木輝男	外野手	2年ぶり2度目

脚注

[脚注の使い方]

注釈

^ ^a ^b “1962年度日本シリーズ”. 日本野球機構. 2016年5月29日閲覧。
^ ^a ^b “年度別成績 1962年セントラル・リーグ”. 日本野球機構. 2016年5月29日閲覧。
^ １９６２年の優勝は小山正明さん村山実さんの２人で５２勝…阪神入団６０年・安藤統男の球界見聞録＜１３＞ : スポーツ報知
^ 『読売新聞』1962年4月8日付朝刊、14版、7面

[NS1962-1] “1962年度日本シリーズ”. 日本野球機構. 2016年5月29日閲覧。

[NPB1962-2] “年度別成績 1962年セントラル・リーグ”. 日本野球機構. 2016年5月29日閲覧。

[3] １９６２年の優勝は小山正明さん村山実さんの２人で５２勝…阪神入団６０年・安藤統男の球界見聞録＜１３＞ : スポーツ報知

[4] 『読売新聞』1962年4月8日付朝刊、14版、7面

[1]

[2]

[3]

[4]

1962年の阪神タイガース
成績
日本シリーズ敗退
日本S	2勝4敗1分（対東映）^[1]
セントラル・リーグ優勝
75勝55敗3分勝率.577^[2]
本拠地
都市	兵庫県西宮市
球場	甲子園球場

球団組織
オーナー	野田誠三
経営母体	阪神電気鉄道
監督	藤本定義
« 1961 1963 »
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