長野原草津口駅

群馬県吾妻郡長野原町にある東日本旅客鉄道の駅

長野原草津口駅(ながのはらくさつぐちえき)は、群馬県吾妻郡長野原町大字長野原にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)吾妻線である[1]

長野原草津口駅[* 1]
駅舎(2021年7月)
ながのはらくさつぐち
Naganoharakusatsuguchi
川原湯温泉 (5.0 km)
(2.2 km) 群馬大津
地図
群馬県吾妻郡長野原町大字長野原1276
北緯36度32分47.54秒 東経138度38分57.58秒 / 北緯36.5465389度 東経138.6493278度 / 36.5465389; 138.6493278座標: 北緯36度32分47.54秒 東経138度38分57.58秒 / 北緯36.5465389度 東経138.6493278度 / 36.5465389; 138.6493278
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 吾妻線
キロ程 42.0 km(渋川起点)
電報略号 ナハ
駅構造 地上駅
ホーム 1面2線
乗車人員
-統計年度-
668人/日(降車客含まず)
-2023年-
開業年月日 1945年昭和20年)1月2日
備考 直営駅管理駅
  1. ^ 1991年に長野原駅から改称。
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長野原駅
ながのはら
Naganohara
(5.8 km) 太子
所属事業者 日本国有鉄道(国鉄)
所属路線 吾妻線(太子支線)
キロ程 0.0 km(長野原起点)
廃止年月日 1971年(昭和46年)5月1日
備考 1970年(昭和45年)11月1日休止
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概要

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特急「草津・四万」の発着駅、および長野原町の中心駅で、草津温泉の最寄り駅となっている。

隣の川原湯温泉駅の東方に建設された八ッ場ダムの本体工事に伴い、2014年平成26年)10月1日から岩島駅 - 当駅間のルートが切り替えられた(旧線は吾妻川の左岸を通っていたが、切替により右岸を通るようになった)。当駅は水没地域に含まれず位置も変わらないが、ダム関連工事が進むにつれて従前から駅前にあった施設(建物)が移転し、現在の駅周辺は水没地域の代替地としての開発段階にある。

なお、八ッ場ダム問題に直面する長野原町の生活再建策の一つとして、群馬県とJR東日本は2011年度から長野原草津口駅を改築する方針を固めた。従来の駅舎の西側に新駅舎が建設され、2013年(平成25年)7月27日に新駅舎の完成式典が行われた後、8月1日から新駅舎で業務が開始となった。1階に改札口とホームが設けられ、バス・タクシー乗り場も駅舎に隣接して設けられている。ホームから改札までは、段差を無くしバリアフリー化した。3年計画で総事業費は14 - 15億円[2]

歴史

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駅構造

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島式ホーム1面2線を有する地上駅[1]で、駅舎は3階建てである。駅構内には留置線が設けられている。2011年6月25日より、新駅舎の建設のため、1番線を行き止まり方式として通路を新設し、駅舎とホームが直接結ばれ跨線橋は撤去された。このため1番線は折り返し専用ホームとなった[* 1]。旧駅舎の2階にあった改札口・自動券売機・売店は新駅舎の地平部分に移設、2階の自動販売機・待合室・コインロッカー・トイレはそのまま存置され、タクシー会社の事務所が入居したが、旧駅舎は2013年度中に解体された。

直営駅駅長配置)であり、管理駅として川原湯温泉駅 - 大前駅間の各駅を管理している。改札口には簡易Suica改札機が設置されている。2006年みどりの窓口が廃止され、その代替として「もしもし券売機Kaeruくん」が設置されたが、2012年2月13日をもって営業終了し撤去された。現在は指定席券売機が設置されている。

のりば

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番線 路線 方向 行先 備考
1 吾妻線 上り 渋川高崎上野方面[14] 当駅始発
2  
下り 万座・鹿沢口大前方面[14]  

(出典:JR東日本:駅構内図

付記事項
  • 特急「草津・四万」は基本的に1番線から発車する。以前の万座・鹿沢口駅発着の臨時列車は2番線を使用していた。
  • 高崎方面への当駅始発・折り返し列車も基本的に1番線からの発車だが、1番線に特急が停車中の場合は2番線で高崎方面へ折り返す。
  • 夜間滞泊が設定されている。

利用状況

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JR東日本によると、2023年度(令和4年度)の1日平均乗車人員668人である[利用客数 1]

2000年度(平成12年度)以降の推移は以下のとおりである。

乗車人員推移
年度 1日平均
乗車人員
出典
2000年(平成12年) 921 [利用客数 2]
2001年(平成13年) 923 [利用客数 3]
2002年(平成14年) 917 [利用客数 4]
2003年(平成15年) 896 [利用客数 5]
2004年(平成16年) 869 [利用客数 6]
2005年(平成17年) 850 [利用客数 7]
2006年(平成18年) 832 [利用客数 8]
2007年(平成19年) 792 [利用客数 9]
2008年(平成20年) 794 [利用客数 10]
2009年(平成21年) 743 [利用客数 11]
2010年(平成22年) 691 [利用客数 12]
2011年(平成23年) 645 [利用客数 13]
2012年(平成24年) 682 [利用客数 14]
2013年(平成25年) 684 [利用客数 15]
2014年(平成26年) 714 [利用客数 16]
2015年(平成27年) 740 [利用客数 17]
2016年(平成28年) 760 [利用客数 18]
2017年(平成29年) 755 [利用客数 19]
2018年(平成30年) 762 [利用客数 20]
2019年(令和元年) 741 [利用客数 21]
2020年(令和02年) 465 [利用客数 22]
2021年(令和03年) 550 [利用客数 23]
2022年(令和04年) 680 [利用客数 24]
2023年(令和05年) 668 [利用客数 1]

駅周辺

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吾妻川沿いにある駅の1つで、近隣に集落がある。対岸を結ぶ橋として長野原駅前大橋が架けられており、それを渡ると町役場を経て国道145号に至る。

温泉地・観光地

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バス路線

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バスターミナル(2015年11月)
備考

バスターミナルは駅舎から連絡通路で直結されていたが(旧駅舎写真の裏手にある)、2011年(平成23年)6月25日に駅舎改築工事が始まり、連絡通路は2階の待合室とトイレ、自販機コーナーを結ぶ通路となった。2階にはタクシー会社の事務所も入居した。同工事を行う前は駅の外へ出る通路よりも幅が広く、バスターミナルとほぼ一体化されていた。これは、鉄道 - バス(志賀草津高原線)の連携体制をサポートするための構造であった。新駅舎は2013年(平成25年)7月に完成し、同年8月1日から供用が開始された。この工事に伴い、バスのりばとタクシーのりばの位置変更が行われた。なお、バスターミナルとタクシーのりばまでは改札から段差を無くしたバリアフリー構造の通路で結ばれている。

隣の駅

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東日本旅客鉄道(JR東日本)
吾妻線
川原湯温泉駅 - 長野原草津口駅 - 群馬大津駅

廃止路線

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日本国有鉄道
吾妻線(太子支線)
長野原駅 - 太子駅

脚注

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記事本文

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注釈

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  1. ^ 同様に単線区間で片方の乗り場が両側に通じているが片方は行き止まりになっているため折り返し専用の駅はほかには、JR東日本横須賀線横須賀駅JR九州大村線ハウステンボス駅近鉄生駒線東山駅の他、かつてのJR北海道札沼線北海道医療大学駅JR西日本片町線同志社前駅南海和歌山港線和歌山港駅などが存在する。

出典

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  1. ^ a b 『週刊 JR全駅・全車両基地』 12号 大宮駅・野辺山駅・川原湯温泉駅ほか、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年10月28日、24頁。 
  2. ^ 長野原草津口駅を改築へ・県とJR(47NEWS 2011年2月2日)
  3. ^ a b c d e f g 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、457頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  4. ^ “吾妻線 長野原-大前間が開業”. 交通新聞 (交通協力会): p. 1. (1971年3月9日) 
  5. ^ “長野原橋上新駅舎が完成”. 交通新聞 (交通協力会): p. 2. (1971年3月31日) 
  6. ^ “吾妻線長野原など2駅改称 JR高崎支社12月1日から”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 2. (1991年9月21日) 
  7. ^ “JR高崎支社 14駅に新型券売機”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (2006年3月17日) 
  8. ^ Kaeruくんが指定席券売機に変更になります。券売機変更のお知らせ” (PDF). 東日本旅客鉄道高崎支社. 2014年4月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年6月30日閲覧。
  9. ^ 「長野原草津口駅の新駅舎完成祝う 来月1日に利用開始」『朝日新聞』2013年7月28日33面(群馬)。
  10. ^ 吾妻線にSuicaの一部サービスをご利用いただける駅が増えます』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2014年5月26日。オリジナルの2019年6月29日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20190629084454/https://www.jreast.co.jp/press/2014/20140513.pdf2020年5月24日閲覧 
  11. ^ 「長野原・草津・六合ステーション」 オープン!”. 長野原町. 2016年3月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月10日閲覧。
  12. ^ 長野原・草津・六合ステーションOPEN!”. 草津スカイランドホテル (2015年8月8日). 2023年11月10日閲覧。
  13. ^ 「西吾妻 観光の玄関口 長野原に「ステーション」」『上毛新聞』2015年8月3日。
  14. ^ a b 駅構内図(長野原草津口駅)”. 東日本旅客鉄道. 2019年11月24日閲覧。
  15. ^ a b 長野原・草津・六合ステーション”. 長野原町. 2023年11月10日閲覧。

利用状況

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  1. ^ a b 各駅の乗車人員(2023年度)”. 東日本旅客鉄道. 2024年7月21日閲覧。
  2. ^ 各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
  3. ^ 各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
  4. ^ 各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
  5. ^ 各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
  6. ^ 各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
  7. ^ 各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
  8. ^ 各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
  9. ^ 各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
  10. ^ 各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
  11. ^ 各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
  12. ^ 各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
  13. ^ 各駅の乗車人員(2011年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
  14. ^ 各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
  15. ^ 各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
  16. ^ 各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
  17. ^ 各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
  18. ^ 各駅の乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
  19. ^ 各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
  20. ^ 各駅の乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月17日閲覧。
  21. ^ 各駅の乗車人員(2019年度)”. 東日本旅客鉄道. 2020年7月18日閲覧。
  22. ^ 各駅の乗車人員(2020年度)”. 東日本旅客鉄道. 2021年7月28日閲覧。
  23. ^ 各駅の乗車人員(2021年度)”. 東日本旅客鉄道. 2022年8月12日閲覧。
  24. ^ 各駅の乗車人員(2022年度)”. 東日本旅客鉄道. 2023年7月10日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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