錦橋出口(にしきばしでぐち)とは、愛知県名古屋市中村区名駅にある名古屋高速都心環状線出口である[1]

錦橋出口
所属路線 名古屋高速都心環状線
IC番号 C05
R05(旧)
本線標識の表記 錦橋
起点からの距離 7.1 km(東片端JCT起点)
新洲崎JCT (0.8 km)
(0.5 km) 名駅入口
供用開始日 1987年8月31日
所在地 450-0002
愛知県名古屋市中村区名駅4丁目[1]
北緯35度10分10.4秒 東経136度53分26.4秒 / 北緯35.169556度 東経136.890667度 / 35.169556; 136.890667座標: 北緯35度10分10.4秒 東経136度53分26.4秒 / 北緯35.169556度 東経136.890667度 / 35.169556; 136.890667
テンプレートを表示

概要

編集

当該出口は錦通方面行き車線に合流する[2]。一般道路との円滑な合流を期するために出口専用の信号機が設置されている[3]。出口では反対方向(名古屋駅方面)への転回が可能であるが、これが当該出口付近における都心環状線の渋滞発生の一要因とされている[4]

ランプの最小曲線半径は45mの急カーブで[3]、通過速度は30km/hに規制されている[5]

歴史

編集
 
錦橋(手前)と錦橋出口(奥)。

錦橋出口(当時は名駅出口)は新洲崎JCTから0.8km北へ延伸する形で開業し、高速3号(清須市東海市間を結ぶ路線)としては初めての開通であった[6]。当時は他の都心環状線とは繋がらない孤立した路線で、1号万場線(現・5号万場線)千音寺方面からの交通のみが利用できた[6]。よって、今回の延伸で恩恵を受けたのは三重県方面からの利用者で、従来の白川出口に加えて名古屋駅付近でも流出可能となったことで利便性が向上した[6]。なお、名駅出口の名前は中村区名駅四丁目にあることから付けられた[7]

ところが、名駅出口と名乗る割には名古屋駅とは正反対の方向へ流出することから、「名駅」と想像した利用者から遠回りになるとして公社に苦情が寄せられた[7]。名古屋駅への出口と混乱しやすい「名駅出口」については、都心環状線全線開業を機に「錦橋出口」に改められることになり、1995年9月に改称された[8]。なお、錦橋はオフランプに近接する堀川に架かる橋の名称である[8]

年表

編集

周辺

編集
名古屋高速都心環状線
(C04)東別院入口 - (JCT)山王JCT - (JCT)新洲崎JCT - (C05)錦橋出口/(C06)名駅入口

脚注

編集

注釈

編集

出典

編集
  1. ^ a b 名古屋高速道路公社 工事誌編集委員会 1998, pp. 613.
  2. ^ a b 名古屋高速道路公社20年史編集委員会 1991, pp. 156.
  3. ^ a b 名古屋高速道路公社20年史編集委員会 1991, pp. 157.
  4. ^ “名古屋駅近くに新インター 名高速、リニア開業に合わせ”. 中日新聞朝刊: p. 1. (2016年10月26日) 
  5. ^ 名古屋高速道路速度規制図”. 名古屋高速道路公社. 2016年4月3日閲覧。
  6. ^ a b c d “名古屋都市高速3号線 名古屋駅-新洲崎間が開通”. 中日新聞: pp. 1. (1987年8月31日夕刊) 
  7. ^ a b “読者と結ぶ わかりにくい標識 名古屋高速道路”. 中日新聞. (1989年12月9日朝刊) 
  8. ^ a b c “名古屋高速 650円に上げ 7年ぶり50円 9月中旬実施へ”. 中日新聞: pp. 1. (1995年7月1日朝刊) 
  9. ^ 名古屋高速道路公社30年史編集委員会 2002, pp. 96.
  10. ^ 名古屋高速道路公社 工事誌編集委員会 1998, pp. 15.

参考文献

編集
  • 名古屋高速道路公社 工事誌編集委員会『名古屋高速道路工事誌II』1998年。 
  • 名古屋高速道路公社20年史編集委員会『名古屋高速道路公社二十年史』1991年。 
  • 名古屋高速道路公社30年史編集委員会『名古屋高速道路公社30年史』2002年。 
  • 名古屋高速道路公社四十年史編集委員会『名古屋高速道路公社四十年史』2012年。 
  • 『名古屋高速道路ミニマップ』名古屋高速道路公社経営企画部、平成27年6月版(電子版でも閲覧可能[1]
  • 『名古屋高速道路案内地図 Access Guide Map』名古屋高速道路公社経営企画部、平成27年6月版

関連項目

編集

外部リンク

編集
  •   ウィキメディア・コモンズには、錦橋出口に関するカテゴリがあります。