銀河の一覧
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以下は、著名な銀河の一覧である。
銀河の一覧
編集銀河 | 星座 | 備考 |
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M82 | おおぐま座 | 「葉巻銀河」とも呼ばれる。スターバースト銀河のプロトタイプ銀河である。 |
M87 | おとめ座 | おとめ座超銀河団の中心にあるおとめ座銀河団の中心銀河である[1]。 |
M102 | りゅう座 (おおぐま座) | この銀河は未だ確定されていない。最も確からしい候補はNGC 5866であり、M101の誤認の可能性もある。その他の候補も提案されている。 |
NGC 2770 | やまねこ座 | NGC 2770では近年3つの超新星が発生し、「Supernova Factory」とも呼ばれる。 |
NGC 3314 | うみへび座 | 1対の渦巻銀河であるが、一方が他方に重なっており、相互作用はない。このような配置は非常に珍しい。 |
ESO 137-001 | みなみのさんかく座 | じょうぎ座銀河団の中にあり、銀河団の中を高速で移動しているため、星間物質の圧力でガスを剥ぎ取られつつあり、大量の星形成が行われる高密度の尾を形成している。この尾は、これまで銀河系以外で観測された最も大量の星形成である。この銀河は、尾を持った彗星のように見える[2][3][4][5]。 |
彗星銀河 | ちょうこくしつ座 | Abell 2667の中にある渦巻銀河で、銀河団の中を高速で移動しているため、潮汐力により恒星やガスを剥ぎ取られつつあり、彗星のように見える。 |
命名された銀河の一覧
編集以下は、カタログの登録番号などのシステム的な命名法以外の何らかのよく知られた名前を持つ銀河の一覧である。
銀河 | 星座 | 命名の由来 | 備考 |
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銀河系 (天の川銀河) | いて座 (中心) | 地球が含まれる銀河である。銀河系内の恒星の密度の濃い部分が夜空に霞がかかったように見え、微かな光でぼやけて見えることから、英語ではMilky Way、日本語では天の川銀河とも呼ばれる。 | |
アンドロメダ銀河 | アンドロメダ座 | 存在する星座の名前に由来する。単に「アンドロメダ」とも呼ばれる。 | |
ボーデの銀河(M81) | おおぐま座 | 1774年にこの銀河を発見したヨハン・ボーデの名前に由来する。 | |
車輪銀河 | ちょうこくしつ座 | 形がスポークのある車輪のように見えることから名付けられた。 | |
葉巻銀河(M82) | おおぐま座 | 形が葉巻のように見えることから名付けられた。 | |
彗星銀河 | ちょうこくしつ座 | 彗星のように見える特異な形から名付けられた。 | この彗星のような形は、銀河団Abell 2667の潮汐力のせいである。 |
ホーグの天体 | へび座 | この環状銀河を発見したアート・ホーグの名前にちなむ。 | 中心天体の回転平面にリングを持つ極リング銀河である可能性がある。 |
大マゼラン雲 | かじき座/テーブルさん座 | フェルディナンド・マゼランの名前に因む。 | 局所銀河群で4番目に大きい銀河であり、小マゼラン雲と対を作っている。最近の研究では、銀河系の伴銀河ではないことが明らかとなった。 |
小マゼラン雲 | きょしちょう座 | フェルディナンド・マゼランの名前に因む。
大マゼラン雲と対を作っている。最近の研究では、銀河系の伴銀河ではないことが明らかとなった。 | |
メイオール天体 | おおぐま座 | 発見者であるリック天文台のニコラス・メイオールに因む[6][7][8]。 | VV 32やArp 148とも呼ばれる。非常に奇妙な形の天体で、単独の銀河ではなく、紡錘形と環形の2つの銀河が衝突しているように見える。 |
風車銀河(M101) | おおぐま座 | 風車 (玩具)のように見えることから名付けられた。 | |
ソンブレロ銀河 | おとめ座 | ソンブレロのように見えることから名付けられた。 | |
ひまわり銀河(M63) | りょうけん座 | ||
おたまじゃくし銀河 | りゅう座 | オタマジャクシのように見えることから名付けられた。 | この形は、潮汐相互作用のために尾を引いているように見えるためである。 |
子持ち銀河 | りょうけん座 |
裸眼で見える銀河の一覧
編集以下は、裸眼で見える、または見えたとされる記録のある銀河の一覧で、視等級の高い順番に並んでいる。高度が高く非常に暗い環境の澄んだ空で、安定した気候の時に視力の良い人が見た場合である。
銀河 | 視等級 | 距離 | 星座 | 備考 |
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銀河系 (天の川銀河) | -26.74 (太陽) | 0 | いて座 (中心) | 我々の銀河である。銀河面吸収帯を構成する天の川を含め、夜空に裸眼で見える天体の大部分は、この銀河に属している[9]。 |
大マゼラン雲 | 0.9 | 160 kly (50 kpc) | かじき座/テーブルさん座 | 南半球のみで見ることが出来、最も明るい銀河である[9][10][11]。 |
小マゼラン雲 (NGC292) | 2.7 | 200 kly (60 kpc) | きょしちょう座 | 南半球のみで見ることが出来る[9][12]。 |
アンドロメダ銀河 (M31, NGC224) | 3.4 | 2.5 Mly (780 kpc) | アンドロメダ座 | かつては、「アンドロメダ大星雲」と呼ばれていた。アンドロメダ座の中にある[9][13]。 |
Ω星団 (NGC5139) | 3.7 | 18 kly (5.5 kpc) | ケンタウルス座 | かつては恒星であると思われていたが、後に球状星団であることが分かった。2008年4月にΩ星団の中心にブラックホールが発見され、矮小銀河の可能性があるとされている[14]。 |
さんかく座銀河 (M33, NGC598) | 5.7 | 2.9 Mly (900 kpc) | さんかく座 | 希薄な銀河で、わずかの光害に強く影響される。真に暗い空では容易に見ることができる[15]。 |
ケンタウルス座A (NGC 5128) | 7.8 | 13.7 ± 0.9 Mly (4.2 ± 0.3 Mpc) | ケンタウルス座 | ケンタウルス座Aは、Stephen James O'Mearaによって裸眼で観測された[16]。 |
ボーデの銀河(M81, NGC3031) | 7.89 | 12 Mly (3.6 Mpc) | おおぐま座 | 非常に良い環境下で、経験を積んだアマチュア天文家であれば、見ることができる、という報告がある[17][18][19]。 |
NGC 253 | 8.0 | 11.4 ± 0.7 Mly (3.5 ± 0.2 Mpc) | ちょうこくしつ座 | ブライアン・スキッフによると、この銀河が裸眼で見えるか否かについて、1960年代末から1970年代初めにかけて、Sky & Telescopeの投書欄で議論された[20]。 |
M83 (NGC 5236) | 8.2 | 14.7 Mly (4.5 Mpc) | うみへび座 | M83は裸眼で見えたと言われている[21]。 |
最初に発見・観測された銀河
編集主題 | 銀河 | 星座 | 日付 | 備考 |
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銀河 | 銀河系 & アンドロメダ銀河 | いて座 (中心) & アンドロメダ座 | 1923年 | エドウィン・ハッブルは、アンドロメダ銀河までの距離を測定して銀河系の一部ではなく別の銀河であることを発見し、銀河系は宇宙全体ではないと認識した。最初に観測された銀河は、裸眼で見える全ての銀河であるが、20世紀までは銀河であると認識されていなかった。 |
電波銀河 | はくちょう座A | はくちょう座 | 1952年 | かつては「電波星」とされていたが、遠方の銀河であることが確認され、多々の電波星の中で最初に「電波銀河」とされた[22]。 |
クエーサー | 3C 273 3C 48 |
おとめ座 さんかく座 |
1962年 1960年 |
3C 273は最初に赤方偏移が観測され、クエーサーであると考える者もいた。3C 48は解読不能のスペクトルを持つ最初に発見された「電波星」であり、クエーサーと考えられた最初の天体。 |
セイファート銀河 | M77 (NGC 1068) | くじら座 | 1908年 | セイファート銀河の特徴は、1908年にM77で初めて観測されたが、分類として確立されたのは1943年である[23]。 |
低表面輝度銀河 | Malin 1 | かみのけ座 | 1986年 | Malin 1は最初に低表面輝度銀河であることが証明された銀河である。低表面輝度銀河はは1976年に理論化された[24]。 |
電波銀河 | はくちょう座A | はくちょう座 | 1951年 | [25] |
食われつつある銀河 | Ω星団 | ケンタウルス座 | Ω星団は、銀河系に食われつつある矮小銀河の核であると考えられており、1677年に星雲として初めてカタログに登録された。現在は、球状星団に分類されている。 | |
超輝度銀河ジェット | 3C 279 | おとめ座 | 1971年 | ジェットはクエーサーから放出されている。 |
超輝度セイファート銀河ジェット | III Zw 2 | うお座[26] | 2000年 | [27] |
渦巻銀河 | 子持ち銀河 | りょうけん座 | 1845年 | ウィリアム・パーソンズが「渦巻星雲」として発見した[28]。 |
プロトタイプ銀河
編集以下は、銀河の分類におけるプロトタイプ(原型)となった銀河の一覧である。
分類 | 銀河 | 星座 | 日付 | 備考 |
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とかげ座BL型天体 | とかげ座BL (BL Lac) | とかげ座 | この活動銀河核は、当初は変光星としてカタログに登録された。この型の「天体」は、とかげ座BL型とされている。 | |
ホーグ型銀河 | Hoag's Object | へび座 | ホーグ型環状銀河のプロトタイプ銀河である。 | |
巨大低表面輝度銀河 | Malin 1 | かみのけ座 | 1986年 | [29] |
FR II 電波銀河 (二重ローブ電波銀河) |
はくちょう座A | はくちょう座 | 1951年 | [30] |
極端な銀河
編集主題 | 銀河 | データ | 星座 | 備考 |
---|---|---|---|---|
最も近接する連星ブラックホール | 4C 37.11 | 24 ly (7.3 pc) | ペルセウス座 | OJ 287は、12年の周期で対になっていると推測され、そうであれば4C 37.11の連星より近接していることになる。 |
距離
編集→「最も近い・遠い天体の一覧」も参照
主題 | 銀河 | 星座 | 距離 | 備考 |
---|---|---|---|---|
最も近い隣の銀河 | おおいぬ座矮小銀河 | おおいぬ座 | 2万5000光年 | 2003年に発見された銀河系の伴銀河で、ゆっくりと飲み込まれている。 |
最も遠い銀河 | z8 GND 5296 | z=7.51 | 分光観測によって銀河であることが証明された中で最も遠い天体。291億光年(見かけの距離130億光年)離れていると推測されている。 | |
UDFj-39546284 | ろ座 | z=11.9 | 分光観測されていないので、本当に銀河であることは確かめられていない。329億光年(見かけの距離134億光年)離れていると推測されている。値の不確かさがMACS0647-JDよりも大きい。 | |
z=10.3 | 分光観測されていないので、本当に銀河であることは確かめられていない。319億光年(見かけの距離133億光年)離れていると推測されている。既知の最も古く最も遠い天体であると報じられている[31]。値の不確かさがMACS0647-JDよりも大きい。 | |||
MACS0647-JD | きりん座 | z=10.7 | 分光観測されていないので、本当に銀河であることは確かめられていない。322億光年(見かけの距離133億光年)離れていると推測されている。値の確かさがUDFj-39546284よりも正確である。 | |
最も近いクエーサー | 3C 273 | おとめ座 | z=0.158 | 最初に確認されたクエーサーで、一般的に最も近いクエーサーとされる。 |
最も遠いクエーサー | ULAS J1120+0641 | うお座 | z=7.085 | |
最も近い電波銀河 | ケンタウルス座A (NGC 5128, PKS 1322-427) | ケンタウルス座 | 13.7 Mly | [32] |
最も遠い電波銀河 | TN J0924-2201 | うみへび座 | z=5.2 | |
最も近いセイファート銀河 | ESO 97-G13 | コンパス座 | 13 Mly | 最も近いセイファート2銀河でもある。最も近い最も近いセイファート1銀河は、NGC 4151である。 |
最も遠いセイファート銀河 | z= | |||
最も近いブレーザー | マルカリアン421 | おおぐま座 | z=0.030 | とかげ座BL型天体である[33][34]。 |
最も遠いブレーザー | Q0906+6930 | おおぐま座 | z=5.47 | 平らなスペクトルを持つ電波型ブレーザーである[35][36]。 |
最も近いとかげ座BL型天体 | マルカリアン421 | おおぐま座 | z=0.030 | [33][34] |
最も遠いとかげ座BL型天体 | z= | |||
最も近いLINER | ||||
最も遠いLINER | z= | |||
最も近いLIRG | ||||
最も遠いLIRG | z= | |||
最も近いULIRG | IC 1127 | へび座 | z=0.018 | [37] |
最も遠いULIRG | z= | |||
最も近いスターバースト銀河 | M82 | おおぐま座 | 3.2 Mpc | [38][39] |
最も遠いスターバースト銀河 | マウス銀河 | 髪の毛座 | 14.8g, 17.1g | |
最も遠いスターバースト銀河 | z= |
明るさ
編集主題 | 銀河 | データ | 備考 |
---|---|---|---|
見かけが最も明るい銀河 | オロチ | 実際には重力レンズ効果による増光が原因である。重力レンズ効果を考慮しないならばCOSMOS J100054.13+023434.9が最も明るい。 | |
見かけが最も暗い銀河 | |||
最も明るい銀河 | WISE J224607.57-052635.0 | 2015年に発見された全宇宙で最も明るい銀河 | |
最も暗い銀河 | うしかい座矮小銀河 (Boo dSph) | 絶対等級 -6.75 | 暗黒銀河ではない。 |
表面輝度の最も高い銀河 | |||
表面輝度の最も低い銀河 | アンドロメダ座IX | ||
視等級の最も高い銀河 | 大マゼラン雲 | 視等級 0.6 | |
視等級の最も暗い銀河 |
質量
編集主題 | 銀河 | 質量 | 備考 |
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最も軽い銀河 | Willman 1 | 500,000 MSun | [40] |
最も重い銀河 | M87 | 6×1012 MSun | [41][42] |
最も重い渦巻銀河 | ISOHDFS 27 | 1.04×1012 MSun | 2番目に重い渦巻銀河は、UGC 12591である[43]。 |
最も軽い球状星団を伴った銀河 | アンドロメダ座I | [44] |
大きさ
編集主題 | 銀河 | 大きさ | 備考 |
---|---|---|---|
最も大きい銀河 | IC 1101 | 500万-600万光年 | |
最も大きい渦巻銀河 | NGC 6872 | 52万2000光年 | |
最も小さい銀河 | |||
見かけの大きさが最も大きい銀河 | 大マゼラン雲 | 650 × 550′ | 大マゼラン雲は、銀河系に近いため、どの銀河よりも広い面積を占める。 備考:我々は銀河系の中にいるため、その見かけの大きさを測定することができない。しかし、銀河系も考慮にいれるなら、天の川の大きさからもわかるように遙かに最大となる。
|
見かけの大きさが最も小さい銀河 | 遠い銀河の多くは解像できないほど小さく、角が決定できない。 |
最も近い銀河
編集→「近い銀河の一覧」も参照
順位 | 銀河 | 距離 | 備考 |
---|---|---|---|
1 | 銀河系 (天の川銀河) | 0 | 我々の銀河であり、地球もその一部である。 |
2 | Ω星団 | 0.0183 Mly | |
3 | おおいぬ座矮小銀河 | 0.025 Mly | |
4 | おとめ座ストリーム | 0.030 Mly | |
5 | いて座矮小楕円銀河 | 0.081 Mly | |
6 | 大マゼラン雲 | 0.163 Mly | |
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主題 | 銀河 | 日付 | 距離 | 備考 |
---|---|---|---|---|
最も近い銀河 | 銀河系 (天の川銀河) | 0 | 我々の銀河である | |
銀河系から最も近い銀河 | おおいぬ座矮小銀河 | 2003年 | 0.025 Mly | |
最も近い矮小銀河 | おおいぬ座矮小銀河 | 2003年 | 0.025 Mly | |
銀河系から最も近い大規模銀河 | アンドロメダ銀河 | 2.54 Mly | 1923年に最初に系外銀河として同定された | |
最も近い巨大銀河 | ケンタウルス座A | 12 Mly |
銀河 | 日付 | 距離 | 備考 |
---|---|---|---|
おおいぬ座矮小銀河 | 2003年 - | 0.025 Mly | |
いて座矮小楕円銀河 | 1994年 - 2003年 | 0.081 Mly | |
大マゼラン雲 | 古代 - 1994年 | 0.163 Mly | 裸眼で見える最も近い銀河であるため、これ以上遡ることはできない。 |
小マゼラン雲 | 1913年-1914年 | 1993年に最初に距離が測られた銀河である。アイナー・ヘルツシュプルングがケフェイド型変光星を用いて測定した。彼は1914年には大マゼラン雲までの距離も測定した。 | |
アンドロメダ銀河 | 1923年 | 銀河系の一部ではないことが明らかとなった最初の銀河である。 | |
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- Ω星団は、現在では銀河に分類されていないため、この一覧には含めていない。
最も遠い銀河
編集→「最も遠い天体の一覧」も参照
主題 | 銀河 | 日付 | 距離 | 備考 |
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最も遠い銀河 | UDFj-39546284 | 2011年 | z=10.3 | [31] |
最も遠い普通の銀河 | UDFy-38135539 | 2010年 | z=8.55 | [45] |
最も遠いクエーサー | ULAS J1120+0641 | 2011年 | z=7.085 | これは、議論のない最も遠いクエーサーで、赤方偏移が初めて7を超えたものである。
→詳細は「クエーサーの一覧」を参照
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最も遠いクエーサー以外のサブミリ波銀河 | ベビーブーム銀河 (EQ J100054+023435) | 2008年 | z=4.547 | [46] |
最も遠いグランドデザイン渦巻銀河 | Q2343-BX442 | 2012年 | z=2.18 | [47] |
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銀河 | 日付 | 距離 | 備考 |
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UDFj-39546284 | 2011年 - | z=10.3 | 発見時、最も遠い天体であった[31] |
UDFy-38135539 | 2010年 - 2011年 | z=8.55 | 発見時、IOK-1とGRB 090423を上回って最も遠い天体であった[45]。 |
IOK-1 | 2006年 - 2010年 | z=6.96 | 発見時、最も遠い天体であった。2009年にz=8.2のガンマ線バーストGRB 090423が発見され、最も遠い天体となった[45][48][49]。 |
SDF J132522.3+273520 | 2005年 - 2006年 | z=6.597 | 発見時、最も遠い天体であった[49][50]。 |
SDF J132418.3+271455 | 2003年 - 2005年 | z=6.578 | 発見時、最も遠い天体であった[50][51][52][53]。 |
HCM-6A | 2002年 - 2003年 | z=6.56 | 発見時、最も遠い天体であった。この銀河は、銀河団Abell 370のレンズ効果を受けていた。クエーサーを除くと、赤方偏移が6を超える初めての銀河であった。クェーサSDSSp J103027.10+052455.0の赤方偏移z=6.28も超えた[51][52][54][55][56][57]。 |
SSA22−HCM1 | 1999年 - 2002年 | z=5.74 | 発見時、最も遠い天体であったが、2000年にz=5.82のクエーサーSDSSp J104433.04-012502.2が発見され、既知の最も遠い天体となった。2001年には、さらに赤方偏移が初めて6を超えてz=6.28であるSDSSp J103027.10+052455.0が発見された[58][59]。 |
HDF 4-473.0 | 1998年 - 1999年 | z=5.60 | 発見時、最も遠い天体であった[59]。 |
RD1 (0140+326 RD1) | 1998年 | z=5.34 | 発見時、最も遠い天体であった。赤方偏移が初めて5を超える天体となった[59][60][61][62][63]。 |
CL 1358+62 G1 & CL 1358+62 G2 | 1997年 - 1998年 | z=4.92 | 発見時、最も遠い天体であった。1対の銀河で、銀河団CL1358+62 (z=0.33)のレンズ効果を受けていた。z=4.897のクエーサーPC 1247-3406を超え、1964年以降初めて、クエーサー以外が最も遠い天体となった。[59][61][62][64][65][66]。 |
1964年から1997年まで、宇宙で最も遠い天体は、常にクエーサーによって更新されていた[66]。それについては、クエーサーの一覧を参照。 | |||
8C 1435+63 | 1994年 - 1997年 | z=4.25 | この銀河は、電波銀河である。発見時、1991年に発見されたz=4.73のクエーサーPC 1247-3406が既知の最も遠い天体であった。最も遠い銀河が電波銀河であったのは、これが最後である。クエーサーを除き、初めて赤方偏移が4を超えた銀河となった[59][67][68][69]。 |
4C 41.17 | 1990年 - 1994年 | z=3.792 | この銀河は、電波銀河である。発見時、1989年に発見されたz=4.73のクエーサーPC 1158+4635が宇宙で最も遠い天体であった。1991年には、z=4.897のクエーサーPC 1247-3406が宇宙で最も遠い天体となった[59][68][69][70][71]。 |
1 Jy 0902+343 (GB6 B0902+3419, B2 0902+34) | 1988年 - 1990年 | z=3.395 | この銀河は、電波銀河である。発見時、1987年に発見されたz=4.43のクエーサーQ0051-279が宇宙で最も遠い天体であった。1989年、z=4.73のクエーサーPC 1158+4635が発見され、宇宙で最も遠い天体となった。赤方偏移が3を超えた初めての銀河であったが、2を超えた銀河としてもこれが初めてであった[59][71][72][73][74]。 |
3C 256 | 1984年 - 1988年 | z=1.819 | この銀河は、電波銀河である。発見時、1982年に発見されたz=3.78のクエーサーPKS 2000-330が宇宙で最も遠い天体であった[59][75]。 |
3C 241 | 1984年 | z=1.617 | この銀河は、電波銀河である。発見時、1982年に発見されたz=3.78のクエーサーPKS 2000-330が宇宙で最も遠い天体であった[76][77]。 |
3C 324 | 1983年 - 1984年 | z=1.206 | この銀河は、電波銀河である。発見時、1982年に発見されたz=3.78のクエーサーPKS 2000-330が宇宙で最も遠い天体であった[59][76][78]。 |
3C 65 | 1982年 - 1983年 | z=1.176 | この銀河は、電波銀河である。発見時、1974年に発見されたz=3.53のクエーサーOQ172が宇宙で最も遠い天体であった。1982年にz=3.78のクエーサーPKS 2000-330が発見され、宇宙で最も遠い天体となった。 |
3C 368 | 1982年 | z=1.132 | この銀河は、電波銀河である。発見時、1974年に発見されたz=3.53のクエーサーOQ172が宇宙で最も遠い天体であった[59]。 |
3C 252 | 1981年 - 1982年 | z=1.105 | この銀河は、電波銀河である。発見時、1974年に発見されたz=3.53のクエーサーOQ172が宇宙で最も遠い天体であった。 |
3C 6.1 | 1979年 - | z=0.840 | この銀河は、電波銀河である。発見時、1974年に発見されたz=3.53のクエーサーOQ172が宇宙で最も遠い天体であった[59][79]。 |
3C 318 | 1976年 - | 0.752 | この銀河は、電波銀河である。発見時、1974年に発見されたz=3.53のクエーサーOQ172が宇宙で最も遠い天体であった[59]。 |
3C 411 | 1975年 - | 0.469 | この銀河は、電波銀河である。発見時、1974年に発見されたz=3.53のクエーサーOQ172が宇宙で最も遠い天体であった[59]。 |
1964年から1997年まで、宇宙で最も遠い天体は、常にクエーサーによって更新されていた[66]。それについては、クエーサーの一覧を参照。 | |||
3C 295 | 1960年 - | z=0.461 | この銀河は、電波銀河である。発見時、その赤方偏移から宇宙で最も天体であった。1997年になるまで、最も遠い天体が銀河であったのは、これが最後である。1964年、クエーサー3C 147が宇宙で最も遠い天体となった[59][66][80][81][82]。 |
LEDA 25177 (MCG+01-23-008) | 1951年 - 1960年 | z=0.2 (V=61000 km/s) |
この銀河は、うみへび座・ケンタウルス座超銀河団の中にある。B1950.0 08h 55m 4s +03° 21′に位置し、暗いうみへび座・ケンタウルス座超銀河団の中で最も明るい銀河である[59][82][83][84][85][86][87][88]。 |
LEDA 51975 (MCG+05-34-069) | 1936年 - | z=0.13 (V=39000 km/s) |
おうし座銀河団 (ACO 1930)で最も明るい銀河である。B1950.0 14h 30m 6s +31° 46′に位置す視等級17.8で、ミルトン・ヒューメイソンが1936年に40,000km/sの速度に相当する赤方偏移を持つことを発見した[86][89][90]。 |
LEDA 20221 (MCG+06-16-021) | 1932年 - | z=0.075 (V=23000 km/s) |
ふたご座銀河団 (ACO 568)で最も明るい銀河であり、B1950.0 07h 05m 0s +35° 04′に位置する[89][91]。 |
BCG of WMH Christie's Leo Cluster | 1931年 - 1932年 | z= (V=19700 km/s) |
[91][92][93][94] |
BCG of Baede's Ursa Major Cluster | 1930年 - 1931年 | z= (V=11700 km/s) |
[94][95] |
NGC 4860 | 1929年 - 1930年 | z=0.026 (V=7800 km/s) |
[96][97] |
NGC 7619 | 1929年 | z=0.012 (V=3779 km/s) |
発見当時、NGC 7619は最も高い赤方偏移であった。発表時点では、これを距離と結びつけることは受け入れられていなかったが、エドウィン・ハッブルが赤方偏移と距離の関係について記述したことで状況は激変し、遠方の距離の推測の手段として受け入れられるようになった[96][98][99]。 |
NGC 584 (Dreyer nebula 584) | 1921年 - 1929年 | z=0.006 (V=1800 km/s) |
発見時、星雲は独立した銀河として認められていなかった。しかし、1923年、銀河は一般的に銀河の外にあることが認識されるようになった[86][96][98][100][101][102][103]。 |
ソンブレロ銀河 (NGC 4594) | 1913年 - 1921年 | z=0.004 (V=1180 km/s) |
アンドロメダ銀河に続いて、赤方偏移が測定された2番目の銀河となった。両者ともヴェスト・スライファーによって行われた。当時、星雲は独立した銀河として認められていなかった。NGC 4594はもともと1000km/sと測定されていたが、その後、1100、1180、1916と改められた[96][100][103]。 |
M81 | 古代 - 20世紀
|
11.8 Mly (z=-0.10) | 裸眼で見えた報告がある最も遠い銀河であるため、これが遡れる下限である。1200万光年離れている。宇宙の膨張よりも速い速度で近づいているため、赤方偏移は距離の推定に利用できない。 |
M101 | 1930年 - | 1950年以前のケフェイド型変光星を用いた測定で、M101は最も遠い銀河の1つと測定された。 | |
さんかく座銀河 | 1924年-1930年 | 1924年、エドウィン・ハッブルはさんかく座銀河までの距離を公表した。 | |
アンドロメダ銀河 | 1923年-1924年 | 1923年、エドウィン・ハッブルはアンドロメダ銀河までの距離を測定し、これは銀河なのか、それとも銀河系に全てが含まれるのかという疑問に答えを出した。 | |
小マゼラン雲 | 1913年-1923年 | 銀河間の距離が初めて測定された。1913年、アイナー・ヘルツシュプルングはケフェイド型変光星を用いて、小マゼラン雲までの距離を測定した。 | |
|
- 2008年に発見されたz=7.6のA1689-zD1は、未だ分光学的な赤方偏移が確定していないため、この一覧表には含めていない。
- 2007年に発見されたz=9のAbell 68 c1とAbell 2219 c1は、未だ確定していないため、この一覧表には含めていない[104]。
- 2007年に発見されたz=9のIOK4 and IOK5は、未だ分光学的な赤方偏移が確定していないため、この一覧表には含めていない。
- 2004年に発見されたz=10.0のAbell 1835 IR1916は、赤方偏移について議論があるため、この一覧表には含めていない。後追いの観測では、この天体自体が全く見つかっていない。
- 1999年に発見されたz=6.68のSTIS 123627+621755は、酸素の吸収線を水素の吸収線と誤解釈したものを元にして赤方偏移が求められているため、この一覧表には含めていない[105][106][107]。
- 1998年に発見されたz=5.64のBR1202-0725 LAEは、位置が確定していないため、この一覧表には含めていない。クエーサーBR1202-0725 (QSO 1202-07)自体は、z=4.6947である。[60][63]。
- z=4.55のBR2237-0607 LA1とBR2237-0607 LA2は、1996年にクエーサーBR2237-0607の周囲を調べていた際に発見された。位置が確定していないため、この一覧表には含めていない。クエーサー自体は、z=4.558である[108][109]。
- クエーサーBR 1202-07 (QSO 1202-0725, BRI 1202-0725, BRI1202-07)のスペクトルの吸収線に2箇所の欠落があることが、前者は1996年初めに、後者は同年末に発見された。位置が確定していないため、どちらもこの一覧表には含めていない。 前者はz=4.38後者はz=4.695である[59][110][111][112][113]。
- 1986年、銀河団CL 2224-02の重力レンズ効果により青い弧を形成する銀河が発見されたしかし、その赤方偏移は1991年になるまで測定されず、z=2.237と決定した時には、既に最も遠い銀河ではなくなっていた[114][115]。
- 1985年、z=3.21のクエーサーの可視光スペクトルに吸収線の欠落が発見されたが、確定していないため、この一覧表には収録していない。当時は、クエーサー以外で初めて赤色偏移が3を超えたと主張された。クエーサー自体は、z=3.197である[59][116]。
- 1964年から1997年にかけて、宇宙で最も遠い天体の地位は、常にクエーサーが占めていた[66]。クエーサーの一覧も参照。
- 195年、銀河団Cl 0024+1654及びCl 1447+2619の赤色偏移はそれぞれz=0.29とz=0.35であると推定された。しかし、分光学的には、銀河の存在は確定されなかった[82]。
散在銀河
編集銀河 | データ | 備考 |
---|---|---|
NGC 4555 | ||
SDSS J1021+1312 | [119] |
相互作用する銀河
編集銀河 | データ | 備考 |
---|---|---|
マゼラン雲は、銀河系の潮汐力によって破壊されつつあり、マゼラニックストリームを形成している。 | ||
小さいNGC 5195が大きい子持ち銀河から潮汐相互作用を受け、グランドデザイン渦巻銀河の構造を作っている。 | ||
これらの3つの銀河は、相互に相互作用を及ぼし合っており、密度の高い尾を引いたように見える。これらの銀河の間のガスの橋は、Arp's Loopとして知られる[120]。 | ||
NGC 6872は、棒渦巻銀河であり、グランドデザインの渦状核を持つが、伴銀河IC 4970からの潮汐作用を受けて外側の棒渦巻き構造を作っている。 | ||
おたまじゃくし銀河 | おたまじゃくし銀河は、非常に近くにある別の銀河からの潮汐相互作用を受けてかなり破壊され、長い尾を引いている。 |
銀河 | データ | 備考 |
---|---|---|
Arp 299 (NGC 3690 & IC 694) | これらの2つの銀河は、最近衝突し、現在は棒状の不規則な形態となっている。 |
銀河 | データ | 備考 |
---|---|---|
メイオールの天体 | 1対の銀河であり、一方が他方にぶつかり、環状銀河となっている。 |
融合銀河
編集銀河 | データ | 備考 |
---|---|---|
触角銀河 (NGC 4038 & NGC 4039) | 2銀河 | 2つの渦巻銀河が衝突、潮汐相互作用を初め、融合の過程にある。 |
Butterfly Galaxies (NGC 4567 & NGC 4568) | 2銀河 | 2つの渦巻銀河が融合し始めた過程にある。 |
マウス銀河 (NGC 4676, NGC 4676A & NGC 4676B, IC 819 & IC 820) | 2銀河 | 2つの渦巻銀河が融合の過程の潮汐相互作用の段階にある。 |
NGC 520 | 2銀河 | 2つの渦巻銀河が衝突しつつあり、融合の過程にある。 |
NGC 2207とIC 2163 (NGC 2207 & IC 2163) | 2銀河 | 2つの渦巻銀河が衝突し始め、融合の過程にある。 |
NGC 5090とNGC 5091 (NGC 5090 & NGC 5091) | 2銀河 | 2つの渦巻銀河が衝突、融合の過程にある。 |
NGC 7318 (NGC 7318A & NGC 7318B) | 2銀河 | 2つの渦巻銀河が衝突し始めている。 |
CL0958+4702の4銀河 | 4銀河 | これら4つの銀河は、銀河団CL 0958+4702の中心付近にあり、融合の過程にある[121]。 |
Galaxy protocluster LBG-2377 | z=3.03 | 既知の最も遠い銀河の融合であると発表されている。このGalaxy protoclusterは、銀河団の中で最も明るい銀河になり、大きな銀河団の核になると考えられている[122][123]。 |
銀河 | データ | 備考 |
---|---|---|
Starfish Galaxy (NGC 6240, IC 4625) | 最近融合したもので、未だ2つの明るい核が残っている。 |
飲み込まれる銀河 | 飲み込む銀河 | 備考 |
---|---|---|
おおいぬ座矮小銀河 | 銀河系 | いっかくじゅう座リングは、破壊されつつあるおおいぬ座矮小銀河の潮汐尾であると考えられている。 |
おとめ座ストリーム | 銀河系 | 完全に破壊された矮小銀河であると考えられている。 |
いて座矮小楕円銀河 | 銀河系 | M54は、この矮小銀河の核であると考えられている。 |
かつての銀河 | 銀河 | 備考 |
---|---|---|
Ω星団 | 銀河系 | 現在は銀河系の球状星団に分類されているが、矮小銀河の可能性も考えられている[14]。 |
メイオールII | アンドロメダ銀河 | 現在は、アンドロメダ銀河の球状星団に分類されている。しかし、かつてはアンドロメダ銀河が飲み込んだ矮小銀河の核であったと考えられている。 |
誤って銀河とされていた天体の一覧
編集「銀河」 | 天体 | データ | 備考 |
---|---|---|---|
G350.1-0.3 | 超新星残骸 | 通常とは異なる形であることから、当初は銀河と誤同定されていた。 |
関連項目
編集銀河の一覧
編集出典
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外部リンク
編集- Wolfram Research: Scientific Astronomer Documentations - Brightest Galaxies
- 1956 Catalogue of Galaxy Redshifts: Redshifts and magnitudes of extragalactic nebulae by Milton L. Humason, Nicholas U. Mayall, Allan Sandage
- 1936 Catalogue of Galaxy Redshifts: The Apparent Radial Velocities of 100 Extra-Galactic Nebulae by Milton L. Humason
- 1925 Catalogue of Galaxy Redshifts:by Vesto Slipher
- (1917) First Catalogue of Galaxy Redshifts: Nebulae by Vesto Slipher