M54 (天体)
いて座の球状星団
M54 Messier 54 | ||
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仮符号・別名 | NGC 6715[1] | |
星座 | いて座 | |
見かけの等級 (mv) | 7.6[2] | |
視直径 | 12.0'[2] | |
分類 | 球状星団[1] | |
発見 | ||
発見日 | 1778年7月24日[3] | |
発見者 | シャルル・メシエ[2] | |
位置 元期:J2000.0[1] | ||
赤経 (RA, α) | 18h 55m 03.33s[1] | |
赤緯 (Dec, δ) | −30° 28′ 47.5″[1] | |
赤方偏移 | 0.000473[1] | |
視線速度 (Rv) | 141.9 km/s[1] | |
固有運動 (μ) | 赤経: -3.75 ミリ秒/年[1] 赤緯: -7.76 ミリ秒/年[1] | |
距離 | 87,400 光年[2](約26.8kpc) | |
M54の位置
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物理的性質 | ||
直径 | 約300 光年[2] | |
他のカタログでの名称 | ||
Mel 216 | ||
■Template (■ノート ■解説) ■Project |
概要
編集南斗六星を構成するいて座ζ星から0.5度南、1.5度西に位置する[2]。
双眼鏡では恒星状にしか見えない。口径20cm程度の望遠鏡でも周辺部の星が見えてくるという人もいる。だが、口径40cmでも星を分離するのは困難で、ざらざらとした印象に見え、ほとんど星は分離できない。明るい部分は東西に延びた楕円に見える。
かつてはM54までの距離は50,000から65,000光年程度と考えられていたが、21世紀現在では約87,400光年とされている[2]。
1994年、M54は天の川銀河に属しているのではなく、天の川銀河の伴銀河であるいて座矮小楕円銀河 (SagDEG) に属する星団であることが確認された[2]。
観測史
編集1778年7月24日にシャルル・メシエが発見した[3]。メシエは「非常に明るい星団。中心が明るく星はない。口径3.5フィートの色消し望遠鏡でよくみえる」と記した[3]。メシエは星に分離して見ることはできなかったが、ウィリアム・ハーシェルも周辺部の星を少し分離しただけで、球状星団であるとは認識できなかった[3]。ジョン・ハーシェルは「球状星団。非常に明るくまるく中心部が周りから急に明るくなっている。星によく分かれ、主に15等級の星からできている。外周2.5'のところに14等星がある」と記している[3]。
出典
編集- ^ a b c d e f g h i “SIMBAD Astronomical Database”. Results for NAME M54. 2016年3月16日閲覧。
- ^ a b c d e f g h Hartmut Frommert, Christine Kronberg (2007年8月30日). “Messier Object 54”. SEDS. 2016年3月16日閲覧。
- ^ a b c d e Hartmut Frommert, Christine Kronberg (2005年3月29日). “Messier 54 Observations and Descriptions”. SEDS. 2016年3月16日閲覧。
関連項目
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