車輪銀河
車輪銀河(英: Cartwheel Galaxy)はレンズ状銀河の一つ。ちょうこくしつ座方向の5億光年先にある。直径約15万光年。
車輪銀河[1] | ||
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右上が車輪銀河。昔、中央部を左下の小さな銀河が通過した。(色は調整してある。)
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星座 | ちょうこくしつ座 | |
見かけの等級 (mv) | 15.18[2] | |
視直径 | 1.1' × 0.9'[2] | |
分類 | S pec (Ring)[2] | |
位置 元期:J2000.0 | ||
赤経 (RA, α) | 00h 37m 41.11s[2] | |
赤緯 (Dec, δ) | −33° 42′ 58.8″[2] | |
赤方偏移 | 0.030187[2] | |
視線速度 (Rv) | 9050 ± 3 km/s[2] | |
距離 | 5 億光年 (約150Mpc)[3] | |
他のカタログでの名称 | ||
MCG-06-02-022a, PGC 2248, 2MASS J00374113-3342586[2] | ||
■Template (■ノート ■解説) ■Project |
特徴
編集元々はごく普通の銀河であったが、近くの銀河が中央部に衝突したため、新たな恒星が次々と誕生して明るい模様ができた[4]。ただし、銀河を構成する恒星の密度は非常に小さいため、銀河同士が衝突しても星の衝突が起こることはめったにない。恒星間を漂うガスが衝突して巨大なエネルギーが生まれ、恒星の誕生につながったものである[5]。
車輪銀河は衝突によって楕円形にひずんでいる。銀河同士の衝突でひずみが発生することは、コンピュータシミュレーションでも確認されている[6]。
外部リンク
編集出典、注釈
編集- ^ 沼澤茂美・脇屋奈々代『星座の事典』ナツメ社 2007年。ISBN 978-4-8163-4364-3
- ^ a b c d e f g h “NASA/IPAC Extragalactic Database”. Results for Cartwheel Galaxy. 2019年10月5日閲覧。
- ^ NASA
- ^ 岐阜市科学館 車輪銀河
- ^ 西浦慎悟 宇宙と地球と災害(PDF)
- ^ 玉川徹 宇宙の不思議 科学のフロンティア(PDF)