玉造駅
玉造駅(たまつくりえき)は、大阪府大阪市天王寺区玉造元町および玉造本町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)・大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro) の駅である。JR西日本の駅番号はJR-O05。Osaka Metroの駅番号はN19。
玉造駅 | |
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たまつくり Tamatsukuri | |
所在地 | 大阪市天王寺区 |
所属事業者 |
JR西日本の大阪環状線と、Osaka Metroの長堀鶴見緑地線が乗り入れ、接続駅となっている。JRの駅はアーバンネットワークエリア、および特定都区市内制度における「大阪市内」に属する。JR西日本の駅シンボルフラワーは「稲穂」である。
歴史
編集JR西日本
編集- 1895年(明治28年)
- 1900年(明治33年)6月6日:大阪鉄道の路線を関西鉄道が承継し、同社の駅となる。
- 1907年(明治40年)10月1日:関西鉄道が国有化され、国有鉄道の駅となる[1]。
- 1909年(明治42年)10月12日:線路名称が制定され、当駅は城東線の所属駅となる。
- 1932年(昭和7年)3月29日:高架化される。ただし貨物駅は地上に残したため、貨物駅と猫間信号場(森ノ宮駅北側付近にあった)まで貨物用の別線が敷設された。
- 1961年(昭和36年)
- 1970年(昭和45年)3月:2代目の駅舎に改築する。
- 1986年(昭和61年)11月1日:荷物の取り扱いを廃止する[1]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる[1]。
- 1997年(平成9年)9月28日:自動改札機を設置し、供用開始[2]。
- 2003年(平成15年)11月1日:ICカード「ICOCA」の利用が可能となる[3]。
- 2009年(平成21年)10月4日:大阪環状・大和路線運行管理システム導入。
- 2014年(平成26年)3月18日:「ビエラ玉造」が開業する[4]。
- 2015年(平成27年)3月22日:発車メロディを導入。曲は「メリーさんのひつじ」。
- 2017年(平成29年)9月5日:大阪環状線改造プロジェクトの一環により駅改修工事に着工[5]。
- 2018年(平成30年)3月17日:駅ナンバリングが導入される。
- 2019年(令和元年)
- 2024年(令和6年)
- 10月31日:みどりの窓口の営業を終了[10]。
- 11月1日:みどりの券売機プラスを導入[10]。
大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro)
編集駅構造
編集JR西日本
編集JR 玉造駅 | |
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北口(2019年10月) | |
たまつくり Tamatsukuri | |
◄JR-O04 鶴橋 (0.9 km) (0.9 km) 森ノ宮 JR-O06► | |
所在地 | 大阪市天王寺区玉造元町1-40 |
駅番号 | JR-O05 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | ■大阪環状線 |
キロ程 | 3.9 km(天王寺起点) |
電報略号 | ツリ |
駅構造 | 高架駅[11] |
ホーム | 2面2線[11] |
乗車人員 -統計年度- |
15,298人/日(降車客含まず) -2022年- |
開業年月日 | 1895年(明治28年)5月28日[1] |
備考 |
|
相対式ホーム2面2線を持つ高架駅[11]。ホーム有効長は8両編成。分岐器や絶対信号機を持たないため、停留所に分類される。改札・コンコースが1階、ホームが2階にある[11]。改札口は2箇所設置されている。
地上駅時代のホームがわずかに残っていたが、再開発のため2008年に消滅している。
鶴橋駅が管理しているJR西日本交通サービスによる業務委託駅。ICOCAの利用が可能である(相互利用が可能なIC乗車券はICOCAの項を参照)。
のりば
編集のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | 大阪環状線 | 内回り | 京橋・大阪方面[12] |
2 | 外回り | 鶴橋・天王寺方面[12] |
長らくのりば番号が存在しなかったが、2006年9月中にのりば番号が付与された。
発車メロディ
編集「大阪環状線改造プロジェクト」の一環として、2015年3月22日からアメリカ民謡の「メリーさんのひつじ」が発車メロディとして使用されている[13]。当駅高架下の商業施設「ビエラ玉造」において、窓枠を音階に見立てて同曲を表現していることにちなんでいる。
-
改札(2019年10月)
-
ホーム(2019年10月)
-
ビエラ玉造(2014年10月)
大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro)
編集Osaka Metro 玉造駅 | |
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たまつくり Tamatsukuri | |
◄N18 谷町六丁目 (1.3 km) (1.0 km) 森ノ宮 N20► | |
所在地 | 大阪市天王寺区玉造本町1-2 |
駅番号 | N19 |
所属事業者 | 大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro) |
所属路線 | ●長堀鶴見緑地線 |
キロ程 | 5.7 km(大正起点) |
駅構造 | 地下駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
7,172人/日(降車客含まず) -2023年- |
乗降人員 -統計年度- |
14,110人/日 -2023年- |
開業年月日 | 1996年(平成8年)12月11日 |
島式ホーム1面2線を持つ地下駅。改札口は森ノ宮寄りの1か所のみ。
当駅はドーム前千代崎管区駅に所属し、谷町六丁目駅が管轄している。
当駅(地下鉄駅)のテーマは「勾玉」である。薄い紫とグレーを基調とした和風のデザインであり、コンコースの壁画は難波宮などをモチーフにした「過去から未来への時間の旅」となっている。ホーム壁面は和紙を思わせるデザイン。コンコースには、勾玉をデザインした方位盤を設置している。
森ノ宮側には直角のカーブがある。
のりば
編集番線 | 路線 | 行先 |
---|---|---|
1 | 長堀鶴見緑地線 | 森ノ宮・京橋・鶴見緑地・門真南方面[14] |
2 | 谷町六丁目・心斎橋・ドーム前千代崎・大正方面[14] |
-
改札口(2022年2月)
-
構内の壁面画(2005年11月)
-
ホーム(2017年4月)
利用状況
編集- JR西日本 - 2022年(令和4年)度の1日平均乗車人員は15,298人である。
- 大阪市高速電気軌道 - 2023年11月7日の1日乗降人員は14,110人(乗車人員:7,172人、降車人員:6,938人)である[利用客数 1]。
各年度の1日乗降・乗車人員は下表のとおりである。
- JRのデータは1日平均乗車人員である。
- 大阪市営地下鉄のデータは交通量調査に基づく特定の1日の乗降・乗車人員である。
年度 | JR西日本 | 大阪市高速電気軌道[注 1] | 出典 | ||
---|---|---|---|---|---|
1日平均 乗車人員 |
特定日 | ||||
調査日 | 乗降人員 | 乗車人員 | |||
1990年(平成 | 2年)20,692 | 未 開 業 |
[* 1] | ||
1991年(平成 | 3年)21,103 | [* 2] | |||
1992年(平成 | 4年)21,264 | [* 3] | |||
1993年(平成 | 5年)21,223 | [* 4] | |||
1994年(平成 | 6年)20,922 | [* 5] | |||
1995年(平成 | 7年)20,807 | [* 6] | |||
1996年(平成 | 8年)20,484 | [* 7] | |||
1997年(平成 | 9年)18,968 | - | [* 8] | ||
1998年(平成10年) | 18,354 | 11月10日 | 9,356 | 5,013 | [* 9] |
1999年(平成11年) | 17,808 | - | [* 10] | ||
2000年(平成12年) | 17,386 | - | [* 11] | ||
2001年(平成13年) | 17,058 | - | [* 12] | ||
2002年(平成14年) | 16,741 | - | [* 13] | ||
2003年(平成15年) | 16,869 | - | [* 14] | ||
2004年(平成16年) | 16,758 | - | [* 15] | ||
2005年(平成17年) | 16,721 | - | [* 16] | ||
2006年(平成18年) | 16,853 | - | [* 17] | ||
2007年(平成19年) | 16,739 | 11月13日 | 11,741 | 5,997 | [* 18] |
2008年(平成20年) | 16,588 | 11月11日 | 12,483 | 6,375 | [* 19] |
2009年(平成21年) | 16,152 | 11月10日 | 12,877 | 6,519 | [* 20] |
2010年(平成22年) | 16,071 | 11月 | 9日12,217 | 6,150 | [* 21] |
2011年(平成23年) | 16,034 | 11月 | 8日12,442 | 6,282 | [* 22] |
2012年(平成24年) | 16,039 | 11月13日 | 12,942 | 6,512 | [* 23] |
2013年(平成25年) | 16,203 | 11月19日 | 12,734 | 6,444 | [* 24] |
2014年(平成26年) | 16,101 | 11月11日 | 13,663 | 6,927 | [* 25] |
2015年(平成27年) | 16,445 | 11月17日 | 13,910 | 6,997 | [* 26] |
2016年(平成28年) | 16,588 | 11月 | 8日14,663 | 7,427 | [* 27] |
2017年(平成29年) | 16,857 | 11月14日 | 14,969 | 7,553 | [* 28] |
2018年(平成30年) | 16,919 | 11月13日 | 14,953 | 7,505 | [* 29] |
2019年(令和元年) | 17,006 | 11月12日 | 14,698 | 7,447 | [* 30] |
2020年(令和 | 2年)13,827 | 11月10日 | 13,056 | 6,602 | [* 31] |
2021年(令和 | 3年)14,340 | 11月15日 | 13,811 | 7,007 | |
2022年(令和 | 4年)15,298 | 11月7日 | 14,110 | 7,172 | |
2023年(令和 | 5年)
駅周辺
編集名勝・旧跡など
編集文教施設
編集商業施設・金融機関
編集近年、スーパーマーケットが急増している。
- 玉造商店街
- 玉造日之出通商店街
- 近商ストア 玉造店
- デイリーカナートイズミヤ 玉造店
- ライフ 玉造店
- ダイコクドラッグ 玉造店
- サンドラッグ 玉造店
- ロイヤルホームセンター 森ノ宮店
- 日本郵便 大阪玉造郵便局
- 三菱UFJ銀行 玉造支店
- 三井住友銀行 玉造支店・上町支店
- りそな銀行 玉造支店
主な企業
編集- 京セラドキュメントソリューションズ 本社
- 森下仁丹 本社
バス路線
編集隣の駅
編集- 大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro)
- 長堀鶴見緑地線
- 谷町六丁目駅 (N18) - 玉造駅 (N19) - 森ノ宮駅 (N20)
脚注
編集記事本文
編集注釈
編集- ^ 2017年度までは大阪市営地下鉄。
出典
編集- ^ a b c d e f 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』 II(初版)、JTB、1998年10月1日、121頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '98年版』ジェー・アール・アール、1998年7月1日、185頁。ISBN 4-88283-119-8。
- ^ 「ICOCA」いよいよデビュー! 〜 平成15年11月1日(土)よりサービス開始いたします 〜(ニュースリリース) - 西日本旅客鉄道(2003年8月30日付)
- ^ 石戸諭(2014年3月17日). “ビエラ玉造:駅ビルも車両型 あす開業”. 毎日新聞 (毎日新聞社)
- ^ “JR西日本 玉造駅リニューアル着手”. 交通新聞 (交通新聞社). (2017年9月11日)
- ^ 『「大阪環状線改造プロジェクト」進行中 玉造駅リニューアル工事が完了します! ~駅ナカに8つの店舗がオープン~』(プレスリリース)西日本旅客鉄道、2019年7月12日 。2019年7月13日閲覧。
- ^ “JR玉造駅リニューアル フードコート本格オープン”. 大阪日日新聞. (2019年9月1日). オリジナルの2019年9月1日時点におけるアーカイブ。 2019年10月21日閲覧。
- ^ “玉造駅リニューアル完了”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (2019年9月6日)
- ^ “会社概要”. JR西日本交通サービス. 2019年10月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月21日閲覧。
- ^ a b “玉造駅 | 駅情報:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2024年10月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年10月2日閲覧。
- ^ a b c d 『週刊 JR全駅・全車両基地』 02号 大阪駅・神戸駅・鶴橋駅ほか77駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年8月12日、27頁。
- ^ a b “玉造駅|構内図:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2023年1月17日閲覧。
- ^ 『大阪環状線改造プロジェクト』進行中 大阪環状線発車メロディ全駅曲目決定! - 西日本旅客鉄道ニュースリリース 2015年3月16日
- ^ a b “玉造|Osaka Metro”. Osaka Metro. 2023年1月17日閲覧。
利用状況
編集- 地下鉄の統計データ
- ^ “路線別乗降人員(2020年11月10日 交通調査)” (PDF). Osaka Metro. 2021年4月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月8日閲覧。
- 大阪府統計年鑑
- ^ 大阪府統計年鑑(平成3年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成4年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成5年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成6年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成7年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成8年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成9年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成10年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成11年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成12年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成13年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成14年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成15年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成16年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成17年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成18年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成19年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成20年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成21年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成22年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成23年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成24年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成25年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成26年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成27年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成28年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成29年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成30年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(令和元年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(令和2年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(令和3年) (PDF)
関連項目
編集外部リンク
編集- 玉造駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道
- 玉造駅 - Osaka Metro
- ひと駅ひと物語 大阪環状線めぐり 玉造駅(1) - ウェイバックマシン(2002年10月2日アーカイブ分) - 読売新聞
- 鉄道沿線ぶらり旅 玉造駅 - ウェイバックマシン(2008年4月3日アーカイブ分) - 大阪日日新聞