滋賀県道・三重県道4号草津伊賀線

滋賀県と三重県の道路

滋賀県道・三重県道4号草津伊賀線(しがけんどう・みえけんどう4ごう くさついがせん)は、滋賀県草津市から三重県伊賀市に至る主要地方道滋賀県道三重県道)である。

主要地方道
滋賀県道4号標識

三重県道4号標識
滋賀県道4号草津伊賀線
三重県道4号草津伊賀線
地図
路線延長 25.6km
陸上区間 25.6km
海上区間 指定なし
制定年 1920年大正9年)4月1日滋賀県認定
1954年昭和29年)1月20日主要地方道昇格

1955年(昭和30年)3月8日三重県認定
1972年(昭和47年)3月31日路線名称変更。

起点 滋賀県草津市
主な
経由都市
栗東市湖南市甲賀市
終点 三重県伊賀市
接続する
主な道路
記法
国道1号
国道8号
国道307号
国道25号
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路
甲賀市水口町牛飼にて(2017年10月)
伊賀市柘植にて(2022年3月)

概要

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杣街道を沿うように通っており、県道4号の旧道は杣街道である。倉歴峠を越えて滋賀県と三重県を結ぶ[1]。途中、湖南市には三雲トンネル(長さ900m)がある。

1920年大正9年)4月1日に滋賀県が草津柘植線として県道に指定されており、現存する最も古い県道のひとつ。

1954年昭和29年)1月20日建設省(現・国土交通省)が草津柘植線の名称で主要地方道へ昇格。

滋賀県側は1954年(昭和29年)9月6日に県道7号草津柘植線として主要地方道に認定、1960年から県道331号草津柘植線となり、1972年(昭和47年)3月21日に県道331号草津伊賀線へ改称され、1990年平成2年)9月17日から整理番号を三重県側に合わせ県道4号草津伊賀線となった。

三重県側は1955年(昭和30年)3月8日に旧県道柘植草津線を廃止し三重県道5号草津柘植線として主要地方道に認定[2]1965年(昭和40年)8月27日に県道4号草津柘植線となり、1972年(昭和47年)3月31日に県道4号草津伊賀線へ改称された。

国道1号バイパス栗東水口道路整備の進捗にともない、2016年平成28年)4月1日に国道1号旧道より、滋賀県湖南市三雲西交差点から石部大橋交差点までを県道4号に移管した[3]。この区間は1952年(昭和27年)10月に一級国道1号のバイパスとして沖積低地を直線で通れるように新設された道路で、名神高速道路1963年1964年開通)と連絡する関係から沿線に多数の工場が立地していった[4]

路線データ

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  • 陸上距離:25.6 km (2016年国道1号旧道移管前)
  • 起点:滋賀県湖南市石部2丁目(石部大橋交差点=国道1号交点)
  • 終点:三重県伊賀市柘植町字北打山1058番105地先[5]上柘植IC国道25号交点)

路線状況

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重複区間

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  • 国道1号(草津市 - 湖南市石部大橋交点)(栗東IC付近から国道8号重複)

利用状況

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交通量[6]
地点 平日12時間 平日24時間
2005年度2010年度 2005年度2010年度
滋賀県湖南市三雲 9,280台 ⇒ 8,849台 12,157台 ⇒ 11,415台
滋賀県甲賀市甲南町竜法師 10,668台 ⇒ 10,124台 13,762台 ⇒ 13,161台
滋賀県甲賀市甲賀町大原市場 4,615台 ⇒ 4,826台 6,002台 ⇒ 6,274台
三重県伊賀市野村 4,615台 ⇒ 4,168台 6,002台 ⇒ 5,332台

道路施設

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  • 勅使野橋(湖南市三雲)
  • 三雲トンネル(湖南市三雲)
  • 新杣川橋(甲賀市甲南町)

地理

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通過する自治体

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接続道路

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滋賀県湖南市

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滋賀県甲賀市

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三重県伊賀市

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沿線

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脚注

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  1. ^ 木村至宏『近江の峠道 -その歴史と文化-』サンライズ出版、2007年11月25日。 
  2. ^ 昭和30年3月8日三重県告示第179号
  3. ^ 国道1号水口道路・栗東水口道路及び国道8号塩津バイパスの現道区間を移管 ~国管理から滋賀県管理へ~ 国土交通省近畿地方整備局滋賀国道事務所 (2016年3月29日)
  4. ^ 小林博『石部町のあゆみ』石部町教育委員会、1985年3月、55頁。 
  5. ^ 三重県県土整備部"三重県の道路/県管理道路一覧"(2012年7月1日閲覧。)
  6. ^ 国土交通省"平成22年度道路交通センサス 一般交通量調査 箇所別基本表(三重県)","平成22年度道路交通センサス 一般交通量調査 箇所別基本表(滋賀県)"(2012年7月1日閲覧。)

関連項目

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