浜田自動車道
浜田自動車道(はまだじどうしゃどう、英語: HAMADA EXPWY[1])は、広島県山県郡北広島町から島根県浜田市へ至る高速道路(高速自動車国道)である。略称は浜田道(はまだどう)。
高速自動車国道 (有料) | |
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E74 浜田自動車道 | |
地図 | |
路線延長 | 56.6 km |
開通年 | 1989年(平成元年) - 1991年(平成3年) |
起点 | 北広島町(千代田JCT) |
主な 経由都市 |
邑南町 |
終点 | 浜田市(浜田IC) |
接続する 主な道路 (記法) |
E2A 中国自動車道 E9 山陰自動車道 |
■テンプレート(■ノート ■使い方) ■PJ道路 |
高速道路ナンバリングによる路線番号は、広島自動車道・中国自動車道(広島北JCT - 千代田JCT間)とともに「E74」が割り振られている[2]。
概要
編集1989年(平成元年)10月18日に旭インターチェンジ(IC) - 浜田ICで供用を開始し、1991年(平成3年)12月7日に全線開通した。
全区間を西日本高速道路(NEXCO西日本)が管理・運営している。
政令による正式な路線名は中国横断自動車道広島浜田線。また、浜田JCT - 浜田IC間は山陰自動車道鳥取益田線も重複している。
付加車線設置、4車線化の動き
編集浜田自動車道は暫定2車線での供用となっている。2019年(令和元年)9月、国土交通省 第35回国土幹線道路部会にて「高速道路における安全・安心基本計画」が検討され、4車線化の優先整備区間として、瑞穂IC - 金城PA/SIC が選定された[3][4][5]。順次事業化が進められている[6]。
インターチェンジなど
編集- IC番号欄の背景色が■である区間は既開通区間に存在する。施設欄の背景色が■である区間は未開通区間または未供用施設に該当する。未開通区間の名称は全て仮称である。
- スマートインターチェンジ (SIC) は背景色■で示す。
- バスストップ (BS) のうち、○は運用中、◆は休止中の施設。無印はBSなし。
- その他の略字は、ICはインターチェンジ、JCTはジャンクション、PAはパーキングエリア、TBは本線料金所、TNはトンネルをそれぞれ示す。
IC番号 | 施設名 | 接続路線名 | 起点から (km) |
BS | 備考 | 所在地 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
25 | 千代田JCT | E2A 中国自動車道 | 0.0 | - | 広島県 山県郡 北広島町 | ||
- | 千代田西チェーン脱着所 | - | 0.5 | - | 浜田方面 | ||
- | 千代田西BS | - | 2.1 | ○ | |||
- | 蔵迫チェーン脱着所[7] | - | 4.8[8] | - | |||
1 | 大朝IC | 国道261号 県道5号浜田八重可部線 |
12.6 | ○ | |||
- | 寒曳山PA | - | 16.5 | ||||
- | 大塚チェーン脱着所 | - | 18.7[9] | - | |||
- | 猪子山TN | - | - | 長さ 2,595 m | |||
島根県 | 邑智郡 邑南町 | ||||||
- | 市木チェーン脱着所 | - | 22.3[10] | - | 猪子山トンネルに隣接 | ||
2 | 瑞穂IC | 県道5号浜田八重可部線 県道50号田所国府線 |
24.2 | ○ | |||
- | 中郡チェーン脱着所 | - | 25.7 | - | 大朝・広島方面 | 浜田市 | |
- | 重富BS | - | 34.9 | ○ | |||
- | 旭チェーン脱着所[7] | - | 36 | - | |||
3 | 旭IC | 県道329号桜江旭インター線 県道52号弥栄旭インター線 |
39.2 | ○ | |||
- | 旭西チェーン脱着所 | - | 41.4 | - | 大朝・広島方面 | ||
3-1 | 金城PA/SIC | 47.0 | ○ | ||||
3-2 | 浜田JCT | E9 山陰道・江津道路 | 55.3 | - | |||
- | 浜田TB | - | 56.0 | - | |||
4 | 浜田IC | 国道9号(E9 浜田バイパス) | 56.6 |
歴史
編集- 1989年(平成元年)10月18日: 旭IC - 浜田IC開通。
- 1991年(平成3年)12月7日: 千代田JCT - 旭IC開通により全線開通。
- 2003年(平成15年)9月21日: 浜田JCT開通により山陰道(江津道路)と接続。
- 2004年(平成16年)12月18日: 金城PAスマートIC社会実験開始(2005年3月15日終了)。
- 2007年(平成19年)4月1日: 金城PAスマートIC供用開始。
- 2010年(平成22年)2月2日: 全線が、無料化社会実験の対象区間に指定される。
- 2010年(平成22年)6月28日0時:2010年度無料化社会実験開始。
- 2011年(平成23年)6月20日0時:無料化社会実験が一時凍結される。
- 2019年(平成31年/令和元年)9月4日:国土交通省が浜田道の暫定2車線区間のうち、瑞穂IC - 金城PA/SIC間を10~15年後を目処に4車線化する優先整備区間に選定する方針を発表[3][4][5]。
- 2022年(令和4年)
路線状況
編集車線・最高速度
編集区間 | 車線 上下線=上り線+下り線 |
最高速度 | 備考 |
---|---|---|---|
千代田JCT - 浜田JCT | 2=1+1 (暫定2車線) |
70 km/h | ※1 ※2 |
浜田JCT - 浜田IC | 4=2+2 | 50 km/h |
|
- ※1 : 瑞穂IC - 金城PA/SIC間は4車線化優先整備区間[3][4][5]
- ※2 : 各JCT・IC・PA付近は一部、4車線(この他、上り線の中峠TN - 瑞穂IC間、下り線の蔵迫CB - 大朝IC間と本郷TN - 重富BS間に登坂車線あり。)
サービスエリア・パーキングエリア
編集サービスエリア (SA) は設置されていない。
また、パーキングエリア (PA) は自動販売機(飲料)による物販がなされている。ガソリンスタンド・売店については全線にわたり設置されていない。
主なトンネル
編集- 猪子山トンネル(寒曳山PA - 瑞穂IC) : 2,595 m
トンネルの数
編集区間 | 上り線 | 下り線 |
---|---|---|
千代田JCT - 寒曳山PA | 0 | 0 |
寒曳山PA - 瑞穂IC | 1 | 1 |
瑞穂IC - 旭IC | 4 | 4 |
旭IC - 金城PA | 0 | 0 |
金城PA - 浜田JCT | 1 | 1 |
浜田JCT - 浜田IC | 0 | 0 |
合計 | 6 | 6 |
道路管理者
編集ハイウェイラジオ
編集- 大朝(大朝IC - 猪子山トンネル)
交通量
編集24時間交通量(台) 道路交通センサス
区間 | 平成11(1999)年度 | 平成17(2005)年度 | 平成22(2010)年度 | 平成27(2015)年度 | 令和3(2021)年度 |
---|---|---|---|---|---|
千代田JCT - 大朝IC | 3,658 | 3,666 | 5,206 | 3,912 | 3,181 |
大朝IC - 瑞穂IC | 2,826 | 2,888 | 4,740 | 3,121 | 2,493 |
瑞穂IC - 旭IC | 2,707 | 2,788 | 4,665 | 2,887 | 2,410 |
旭IC - 金城PASIC | 2,432 | 2,620 | 6,323 | 2,766 | 2,275 |
金城PASIC - 浜田JCT | 2,608 | 6,649 | 2,711 | 2,267 | |
浜田JCT - 浜田IC | 3,365 | 13,092 | 4,060 | 3,742 |
(出典:「中国地方の平成17年度道路交通センサス断面交通量」(中国地方整備局ホームページ)・「平成22年度道路交通センサス」・「平成27年度全国道路・街路交通情勢調査」・「令和3年度全国道路・街路交通情勢調査」(国土交通省ホームページ)より一部データを抜粋して作成)
- 平成22年度の調査期間中において全線では、高速道路無料化社会実験が行われていた。
2002年度 日交通量(台)[15]
- 全線(平均) : 3,695(前年度比97.0%)
地理
編集通過する自治体
編集接続する高速道路
編集脚注
編集- ^ “Japan's Expressway Numbering System” (PDF). Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism. 2022年4月4日閲覧。
- ^ “高速道路ナンバリング一覧”. 国土交通省. 2020年11月20日閲覧。
- ^ a b c “暫定2車線区間における優先整備区間選定について” (PDF). 国土交通省 (2019年9月4日). 2020年12月15日閲覧。
- ^ a b c “各IC間の課題の評価一覧” (PDF). 国土交通省. 2020年12月15日閲覧。
- ^ a b c “国交省、「暫定2車線」を「4車線化」する優先整備区間。道東道、秋田道、常磐道、東海北陸道、東九州道など約880km”. トラベル Watch (2019年9月6日). 2021年3月18日閲覧。
- ^ “【参考資料】令和4年度における暫定2車線区間の対応等について”. www.mlit.go.jp. 2022年4月1日閲覧。
- ^ a b “チェーン規制区間” (PDF). 国土交通省中国地方整備局・西日本高速道路. p. 6 (2018年12月27日). 2019年1月5日閲覧。
- ^ “Google ストリートビュー 広島県山県郡北広島町蔵迫”. Google ストリートビュー (2011年8月). 2014年1月17日閲覧。
- ^ “Google ストリートビュー 広島県山県郡北広島町大塚”. Google ストリートビュー (2011年8月). 2014年1月17日閲覧。
- ^ “Google ストリートビュー 島根県邑智郡邑南町市木”. Google ストリートビュー (2011年8月). 2014年1月17日閲覧。
- ^ “高速道路の暫定2車線区間の4車線化について” (PDF). 国土交通省 道路局 (2022年3月4日). 2022年3月4日閲覧。
- ^ “国交省、2022年度に4車線化に着手する高速道路の候補7か所を選定”. トラベル Watch (2022年3月4日). 2022年3月4日閲覧。
- ^ “高速道路会社への事業許可について” (PDF). 国土交通省 道路局 (2022年3月30日). 2022年3月30日閲覧。
- ^ “令和2年度全国道路・街路交通情勢調査の延期について” (PDF). 国土交通省 道路局 (2020年10月14日). 2021年5月1日閲覧。
- ^ 2003年度日本道路公団年報