弟 (テレビドラマ)

2004年の日本のテレビドラマ

』(おとうと)は、テレビ朝日の開局45周年記念スペシャルドラマとして、2004年11月17日から同年同月21日にかけて5夜連続で放送された日本のテレビドラマである。製作は石原プロモーションハイビジョン制作だが、アナログ放送では14:9のサイズで放送された。

概要

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題材となった石原裕次郎
1957年

石原慎太郎(放映時、15代東京都知事)による、弟・石原裕次郎の生涯を題材にした同名小説(1996年幻冬舎)を原作とする[1]

石原慎太郎と弟の裕次郎との絆を描いている。随所の端役においても豪華なキャスティングで仕立てられた。特に、かつて石原プロに所属した寺尾聰が実父の宇野重吉を演じたことは話題になった。『報道STATION』を通常の放送より繰り下げ、『土曜ワイド劇場』 『日曜洋画劇場』枠でも放送された(厳密には両番組は休止という扱いである)。ハワイにある裕次郎の実際の別荘や黒部ダムなどでのロケも話題を呼び、視聴率が連日20%を超えた。

また、劇中で、裕次郎が出演した「松竹梅」(宝酒造) のCMの製作過程が描かれ、その後に実際の映像がCMとして放送された[2]

なお、石原プロ社長の渡哲也は石原潔および石原慎太郎の一人二役を演じた。

サブタイトル

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  • 放送日:2004年11月17日 - 21日

以下の視聴率データはビデオリサーチ・関東地区調査のものである。放送時間はJST

  • 第1夜「父の背中」…21:00 - 22:54、視聴率23.6%(通常編成番組:相棒 3rd Season 放送枠縮小:報道STATION - 15分縮小)
  • 第2夜「家族の崩壊」…21:00 - 22:30、視聴率20.8%(通常編成番組:黒革の手帖
  • 第3夜「スター誕生」…21:00 - 22:30、視聴率21.1%(通常編成番組:笑いの金メダル
  • 第4夜「黒部の太陽」…21:00 - 23:06、視聴率25.7%(通常編成番組:土曜ワイド劇場
  • 最終夜「日本中が泣いた日」(平成16年度文化庁芸術祭参加作品)…21:00 - 23:09、視聴率28.0%(通常編成番組:日曜洋画劇場
  • 5夜連続放送の平均視聴率は関東24.2%、関西24.6%、最高視聴率は最終夜の28.0%

キャスト

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石原家

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石原プロモーション

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慶應義塾大学病院

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その他

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スタッフ

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  • 監督:若松節朗共同テレビ
  • 原作:石原慎太郎
  • 脚本:ジェームス三木
  • 音楽:住友紀人
  • 企画:早河洋(テレビ朝日)、小林正彦(石原プロモーション)
  • チーフプロデューサー:五十嵐文郎(テレビ朝日)
  • スーパーアドバイザー:金宇満司(石原プロモーション)
  • プロデューサー:西河喜美子・大川武宏(テレビ朝日)、福原昇(石原プロモーション)
  • 撮影:伊藤清一(ジェニック
  • 照明:椎野茂(石原プロモーション)、加瀬弘行(FLT
  • 録音:佐藤泰博(石原プロモーション)、高橋英史(テイクシステムズ
  • テクニカルプロデューサー:説田比登志(テレビ朝日)
  • テクニカルディレクター:山岸桂一(ジェニック)
  • カメラ:熱田大(テレビ朝日)
  • 美術監督:高原篤(テレビ朝日)
  • 選曲∶塚田益章(SPOT
  • 音響効果∶大河原将
  • デザイン:宮崎洋(テレビ朝日クリエイト)、村竹良二(テレビ朝日)
  • 演出補:村谷嘉則
  • 製作担当:服部紹男(セントラル・アーツ
  • コスチュームデザイン∶加藤和孝
  • 衣裳:渋沢茂・会田晶子(東京衣裳)
  • メイク:森田京子、マービィ
  • 結髪:本田文子
  • 美術プロデュース:草間康雄(テレビ朝日クリエイト)
  • 車両:宇角長七、森田三良
  • 協力∶JAL
  • 制作:tv asahi石原プロモーション

主題歌

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脚注

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  1. ^ 著書「弟」は石原裕次郎さんを見守り続けた兄・慎太郎さんの記憶 ドラマ化は高視聴率連発”. 日刊スポーツ (2022年2月1日). 2022年2月1日閲覧。
  2. ^ このCMは裕次郎の23回忌法要の中継番組でも流された。

関連項目

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