大宮隆
大宮 隆(おおみや たかし 1913年(大正2年)4月23日 - 2007年(平成19年)6月4日[1])は、日本の実業家。寳酒造株式会社元会長・社長を務め、京都財界の顔役の一人だった。宝ホールディングス会長の大宮久は子[2]。
経歴・人物
編集- 1913年(大正2年)4月23日、滋賀県出身。旧姓名:市田 隆。
- 1937年(昭和12年)3月、同志社大学法学部経済学科卒。
- 宝酒造中興の祖と言われた大宮庫吉の養女と結婚、大宮家に婿入りして大宮姓を名乗ると共に、1945年(昭和20年)に義父が経営する宝酒造に入社。
- 1966年(昭和41年)3月、義父庫吉の跡を受けて寶酒造社長に就任。社長就任直後に不採算事業になっていたビール製造から撤退する決断を下す。
- 1968年(昭和43年)に清酒『松竹梅』を開発販売。
- 1970年(昭和45年)、映画俳優の石原裕次郎を松竹梅のイメージキャラクターとしてコマーシャルに起用したことをきっかけとして、大宮と石原プロモーションの関係が深まることとなる。
- 1984年(昭和59年)、会長に就任。
- 1993年(平成5年)、相談役に就任。
- 2007年(平成19年)6月7日、肺炎の為、逝去。94歳没。
- 石原裕次郎及び石原プロモーションとのつながりが深く[3]、ドラマへの出演の他、裕次郎のドキュメンタリー番組などにもインタビュー出演し晩年の裕次郎の姿などを証言している。
演じた人物
編集脚注
編集- ^ “大宮隆氏(宝ホールディングス相談役)4日死去”. 日本食糧新聞 (2007年6月11日). 2024年6月4日閲覧。
- ^ 「宝酒造の経営を救った“先取の精神”」--大宮久(創業172年・宝ホールディングス会長)経済界2014年4月24日
- ^ 石原軍団が宝酒造のパーティーに勢ぞろい - nikkansports.com 2008年3月6日
関連項目
編集- 『西部警察』 - 石原裕次郎との縁でゲスト出演。
- 『西部警察 PART-II』 第26話 「-北都の叫び- カムバック・サーモン」
- 『西部警察 PART-III』 第49話 「京都・幻の女殺人事件 -京都篇-」
- 『弟 (テレビドラマ)』 - CM製作のエピソードが扱われた