大崎町
大崎町(おおさきちょう)は、鹿児島県(離島を除く)の東南部にある町で、曽於郡に属する。
おおさきちょう 大崎町 | |||||
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国 | 日本 | ||||
地方 | 九州地方 | ||||
都道府県 | 鹿児島県 | ||||
郡 | 曽於郡 | ||||
市町村コード | 46468-6 | ||||
法人番号 | 9000020464686 | ||||
面積 |
100.64km2 | ||||
総人口 |
11,531人 [編集] (推計人口、2024年10月1日) | ||||
人口密度 | 115人/km2 | ||||
隣接自治体 | 曽於市、志布志市、鹿屋市、肝属郡東串良町 | ||||
町の木 | クスノキ[1] | ||||
町の花 | サザンカ[1] | ||||
大崎町役場 | |||||
町長 | 東靖弘 | ||||
所在地 |
〒899-7305 鹿児島県曽於郡大崎町假宿1029番地 北緯31度25分45秒 東経131度00分21秒 / 北緯31.42922度 東経131.00586度座標: 北緯31度25分45秒 東経131度00分21秒 / 北緯31.42922度 東経131.00586度 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
特記事項 | 資源リサイクル | ||||
ウィキプロジェクト |
国の史跡に指定されている横瀬古墳などの史跡を有する町である。
地理
編集鹿児島県・大隅半島の東部に位置する。町域の一部は志布志市に囲まれた飛地となっており、町域内には志布志市の飛地もある。 志布志湾に面しており、今後発生が予見されている南海トラフ巨大地震の際には、町内の海岸に最大7mの津波が到達することが予想されている[2]。
隣接する市町村
編集地名
編集- 井俣
- 岡別府
- 假宿
- 神領
- 永吉
- 菱田
- 益丸
- 持留
- 横瀬
- 野方(旧野方村。野方村時代は大字なし)
歴史
編集古くは救仁(くに)と呼ばれ[3]、明治初期までは現在の志布志市とともに日向国諸県郡に属していた。肝付兼光が建築した大崎城は、『旧大崎城』となり1577年に馬場・丸尾・城内集落一帯に新しい大崎城が建築される。 江戸時代には薩摩藩領となり大崎外城(後に大崎郷と称す)が置かれた。1889年の町村制実施時に大崎郷内の10村が合併し大崎村が成立。1891年2月に野方村が分村したものの、昭和の大合併で一部地域が編入されている。
廃藩置県後は鹿児島県→都城県→宮崎県→鹿児島県所属となったが、(宮崎県再置後の)1884年に完成した『日向地誌』では日向国内として扱われている。
近現代
編集行政
編集- 町長:東靖弘(2001年12月21日就任、6期目)
町の行政機関
編集- 大崎町役場
- 野方支所
大崎リサイクルシステム
編集1998年以降は、ゴミの最終処分場が満杯になる危機感(当時)から、町民で組織される衛生自治会を中心に町全体で資源リサイクルに力を入れている(27種類に分別)。2019年度にはリサイクル率82.6%を達成し(全国平均は19.6%)、2005年度より2018年度を除き、全自治体中で第1位につけている[7][8]。
リサイクルセンターでは40人の雇用を生んだほか、売却した利益で町独自の奨学金制度も拡充させた。
当町のリサイクルは「大崎リサイクルシステム」と呼ばれ、平成24年度-28年度にはJICA経由でインドネシア(デポック、デンパサール、ジャカルタ)にも輸出された[9]。
なお、周辺自治体も当町の影響でリサイクル率が全国平均より大幅に高く、志布志市は75.1%(全国4位)、東串良町は52.4%(全国10位)となっている[7]。
- 受賞歴
- 2018年、第2回ジャパンSDGsアワード内閣官房長官賞[10]
- 2020年、第8回そうしんビジネス・イノベーション大賞
県の行政機関
編集なし
国の行政機関
編集なし
産業
編集地域
編集人口
編集大崎町と全国の年齢別人口分布(2005年) | 大崎町の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 大崎町
■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
大崎町(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
教育
編集中学校
編集小学校
編集交通
編集航空
編集町域に空港はない。最寄空港は鹿児島空港または県外の宮崎空港。 鹿児島空港へは鹿屋市から空港バスで、宮崎空港へは一般路線バスと鉄道を乗り継ぐ形となる。
鉄道
編集町域に鉄道駅はない。鉄道を利用する際の最寄り駅はJR九州日南線志布志駅。
かつて存在した鉄道路線
編集- 日本国有鉄道(国鉄)
バス路線
編集道路
編集高速道路
編集- E78 東九州自動車道
東九州自動車道の野方ICは2014年12月21日に供用開始した[12][13]。東九州道が町内に開通する前は、東九州自動車道 曽於弥五郎ICまたは宮崎自動車道 都城ICなどが最寄りICであった。
一般国道
編集道の駅
編集名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
編集著名な出身者
編集脚注
編集- ^ a b 町章・町木・町花|鹿児島県大崎町 - 大崎町 2023年2月27日閲覧。
- ^ “資料1-3 市町村別平均津波高一覧表<満潮位>”. 内閣府防災情報のページ (2012年8月29日). 2024年2月16日閲覧。
- ^ 鹿児島県. “日本の白砂青松100選(くにの松原)”. 鹿児島県. 2023年2月27日閲覧。
- ^ a b c 『角川日本地名大辞典 46 鹿児島県』 p.149 角川書店
- ^ a b 『角川日本地名大辞典 46 鹿児島県』 p.510 角川書店
- ^ 鹿児島県告示第115号 https://dl.ndl.go.jp/pid/1087308/1/357
- ^ a b “一般廃棄物リサイクル率 鹿児島・大崎町が首位奪還 27分別は習慣(毎日新聞) - Yahoo!ニュース” (2021年4月20日). 2021年4月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月27日閲覧。
- ^ “家庭などのごみ リサイクル率が8割を超す町の挑戦とは”. 毎日新聞. 2023年2月27日閲覧。
- ^ “「経費が浮いて、雇用も生まれた」リサイクル率日本一の町の軌跡 | Yahoo! JAPAN SDGs - 豊かな未来のきっかけを届ける”. sdgs.yahoo.co.jp. 2023年2月27日閲覧。
- ^ “ジャパンSDGsアワード | JAPAN SDGs Action Platform | 外務省”. 外務省. 2019年3月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月27日閲覧。
- ^ 令和4年 市町村別農業産出額(推計)(農林業センサス結果等を活用した市町村別農業産出額の推計結果) 農林水産省、2024年3月14日公表。
- ^ 東九州自動車道 鹿屋串良JCT〜曽於弥五郎IC 平成26年内に開通します - 国土交通省 九州地方整備局 大隅河川国道事務所
- ^ 東九州⾃動⾞道(⿅屋串良JCT〜曽於弥五郎IC),大隅縦貫道(串良⿅屋道路)開通のお知らせ〜⿅屋市と⿅児島市が⾼速道路で繋がります〜 (PDF) - 国土交通省 九州地方整備局 大隅河川国道事務所 2014年11月13日
- ^ 「道の駅」北方よっちみろ屋・野方あらさの新たに登録〜九州地方整備局管内では118箇所に〜 (PDF) - 国土交通省 九州地方整備局 2014年10月10日
外部リンク
編集- 公式ウェブサイト
- 大崎町一宮 都萬神社
- 大崎町に関連する地理データ - オープンストリートマップ
- 地図 - Google マップ