名鉄運輸株式会社(めいてつうんゆ、: Meitetsu Transportation Co., Ltd.)は、愛知県名古屋市東区本社を置く名鉄グループの総合物流事業者である。

名鉄運輸株式会社
Meitetsu Transportation Co., Ltd.
名鉄運輸本社
名鉄運輸本社
種類 株式会社
市場情報
名証メイン 9077
1976年8月 - 2022年6月14日
本社所在地 日本の旗 日本
461-0004
愛知県名古屋市東区二丁目12番8号
名鉄運輸ビル
北緯35度10分14.9秒 東経136度55分30.3秒 / 北緯35.170806度 東経136.925083度 / 35.170806; 136.925083座標: 北緯35度10分14.9秒 東経136度55分30.3秒 / 北緯35.170806度 東経136.925083度 / 35.170806; 136.925083
設立 1943年昭和18年)6月1日
(一宮運輸株式会社)
業種 陸運業
法人番号 4180001018441 ウィキデータを編集
事業内容 総合物流事業
代表者 代表取締役社長 吉川拓雄
資本金 20億65百万円
(2020年3月31日現在)[1]
売上高 単独 607億74百万円
連結 1,170億53百万円
(2020年3月期)[1]
営業利益 単独 18億45百万円
連結 47億18百万円
(2020年3月期)[1]
経常利益 単独 24億37百万円
連結 48億50百万円
(2020年3月期)[1]
純利益 単独 16億69百万円
連結 30億48百万円
(2020年3月期)[1]
純資産 単独 255億20百万円
連結 380億18百万円
(2020年3月期)[1]
総資産 単独 805億98百万円
連結 991億67百万円
(2020年3月期)[1]
従業員数 単独 2,832名、連結 7,499名
(2021年3月31日現在)[1]
決算期 3月31日
会計監査人 有限責任あずさ監査法人[1]
主要株主
主要子会社 関連会社の項目を参照
関係する人物 坂井昌治(元社長)
外部リンク www.meitetsuunyu.co.jp ウィキデータを編集
テンプレートを表示
名鉄運輸のトラック

概要

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一般運送業のほか、航空便(名鉄ゴールデン航空が配送)、引越し運送なども取り扱っている。宅配便に関しては荷物量の減少に伴い、2009年平成21年)より法人からの荷物受託のみ(配送はJPエクスプレスが行う)の取り扱いとなった。

こぐまのマスコットが目印である。宅配便を取り扱っていた1980年代には、小原乃梨子がこぐま役で声の出演を務めたアニメーションのテレビCMが放送されていた。

日本全国に路線網があるが、信州地区についてはグループ会社である信州名鉄運輸が取り扱うため、本体の路線網には含まれていない[3]

日本通運との資本提携により「アロー便」の集配を委託されている地域がある。また、一部の貨物を西濃運輸に委託する場合がある。

2022年2月7日、親会社の名古屋鉄道が同社に対し株式公開買い付け(TOB)を実施すると発表[4]。翌8日から3月24日にはTOBが成立し、6月14日付で上場廃止となった[5]

沿革

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  • 1943年昭和18年)6月1日 - 一宮運輸株式会社として設立[1]
  • 1945年(昭和20年)4月 - 名古屋鉄道が設立した名岐運輸を吸収合併、蘇東運輸株式会社へ商号変更[1]
  • 1960年(昭和35年)4月 - 名鉄運輸株式会社へ商号変更[1]
  • 1976年(昭和51年)8月 - 名古屋証券取引所市場第二部に株式上場[1]
  • 2010年平成22年)4月 - 名古屋鉄道より和歌山名鉄運輸の株式を取得し子会社化[1]
  • 2011年(平成23年)
    • 3月11日 - 東日本大震災により宮城県沿岸部を中心に営業していたグループ会社の三陸貨物が気仙沼営業所、志津川営業所、亘理営業所を津波で流出。その後、三陸貨物は解散し名鉄運輸、東北名鉄運輸が業務を継承した。
    • 10月 - 名古屋鉄道より四国名鉄運輸の株式を取得し子会社化[1]
  • 2015年(平成27年)12月25日 - 日本通運と資本業務提携契約および株式譲渡契約を締結[1][6]
  • 2016年(平成28年)4月1日 - 株式交換により信州名鉄運輸を完全子会社化[1][7]
  • 2017年(平成29年)
    • 1月26日 - 子会社の北海道名鉄運輸が同じく子会社の東北名鉄運輸から事業を譲り受け、北海道東北名鉄運輸へ商号変更[1][8]
    • 4月1日 - 子会社の関東名鉄急配が同じく子会社の関東名鉄カーゴサービスおよび東京名鉄カーゴサービスを吸収合併し、関東名鉄運輸株式会社へ商号変更[1]。同日、子会社の和歌山名鉄運輸が同じく子会社の大阪名鉄急配を吸収合併し、関西名鉄運輸へ商号変更[1][8]
  • 2018年(平成30年)4月 - 子会社の北陸名鉄運輸が、北陸名鉄急配を吸収合併[1]
  • 2019年令和元年)10月 - 子会社の信州名鉄運輸が、信州名鉄運送および信州名鉄流通を吸収合併[1]
  • 2020年(令和2年)9月23日 - 名鉄トラックターミナル関西の営業を開始[9]
  • 2022年(令和4年)
    • 3月31日 - 親会社の名古屋鉄道が株式公開買付け(TOB)を実施し、70.11%の株式を取得。第二位株主の日本通運保有株式を加えると90.19%となる[10]
    • 6月14日 - 名古屋証券取引所市場第二部の上場廃止[5]
    • 6月16日 - 株式併合により、株主が名古屋鉄道及び日本通運のみとなる[11]
  • 2024年(令和6年)4月1日 ‐ 日本通運から、NXトランスポート株式会社の全株式を取得。
  • 2025年(令和7年)1月1日 - NXグループとの特別積合せ運送事業の統合に伴い、名鉄NX運輸株式会社に商号を変更(予定)。これと同時に特別積合せ運送事業の商品名を「こぐまアロー便」と称する(予定)[12]

事業所

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関連会社

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連結子会社
持分法適用会社

連絡運輸企業

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  • 宮崎中央運輸
  • 東北西濃運輸
  • 立木運輸

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v 有価証券報告書-第87期(平成31年4月1日-令和2年3月31日)”. EDINET. 2020年10月6日閲覧。
  2. ^ 名古屋鉄道株式会社 有価証券報告書
  3. ^ 店所一覧 名鉄運輸株式会社
  4. ^ 支配株主である名古屋鉄道株式会社による当社株券に対する公開買付けに関する賛同の意見表明及び応募推奨のお知らせ
  5. ^ a b 名鉄運輸が上場廃止、名古屋鉄道のTOB成立で”. www.logi-today.com. 2022年6月14日閲覧。
  6. ^ 日本通運株式会社との資本業務提携契約の締結並びに主要株主及びその他の関係会社の異動に関するお知らせ” (PDF). 名鉄運輸株式会社 (2015年12月25日). 2015年12月25日閲覧。
  7. ^ 株式交換による信州名鉄運輸株式会社の完全子会社化完了に関するお知らせ” (PDF). 名鉄運輸株式会社 (2016年4月1日). 2016年4月5日閲覧。
  8. ^ a b 連結子会社間の組織再編に関するお知らせ” (PDF). 名鉄運輸株式会社 (2016年12月16日). 2015年12月21日閲覧。
  9. ^ 名鉄運輸、トラックターミナル関西開業で記念車両”. Logistics Today. マーケティングパートナー株式会社 (2020年9月23日). 2020年10月6日閲覧。
  10. ^ 支配株主である名古屋鉄道株式会社による当社株式に対する公開買付けの結果に関するお知らせ” (PDF). 名鉄運輸株式会社 (2022年3月25日). 2022年4月3日閲覧。
  11. ^ 株式併合並びに単元株式数の定めの廃止及び定款の一部変更に関するお知らせ” (PDF). 名鉄運輸株式会社 (2022年4月15日). 2022年7月16日閲覧。
  12. ^ 商号変更に関するお知らせ” (PDF). 名鉄運輸株式会社 (2024年8月21日). 2024年10月11日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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