南條玲子
南條 玲子(なんじょう れいこ、1960年7月12日[1] - )は、東京都出身[1]の元女優。
なんじょう れいこ 南條 玲子 | |
---|---|
生年月日 | 1960年7月12日(64歳) |
出生地 | 日本・東京都 |
職業 | 元女優 |
活動期間 | 1982年 - 1998年 |
活動内容 | 映画、テレビドラマ |
主な作品 | |
映画 『幻の湖』(1982年) |
来歴・人物
編集中学生の時から陸上競技を始め[1]、都立文京高校時代には陸上部に所属し、幅跳びと高跳びを得意とした。高跳びでは1m55cmの記録を持っている[1]。清泉女子大学英文科一年在学中[2]の1979年、資生堂の月刊誌「花椿」が表紙モデルを募集しているのを知って応募[2]。6000人の中から翌1980年の表紙に登場する12人に選ばれた(南條は1月号の表紙を飾った)。その後まもなく芸能プロダクションに所属し、文学座の研究生として演技の基礎を学んだ[3]。1980年秋、東宝創立50周年記念映画『幻の湖』(原作・脚本・監督:橋本忍。公開は1982年9月11日)のオーディションに参加。応募者1627名の中から主役の座を射止め、女優として本格的にデビューした[4]。この時に大学は一時休学していたが、その後しばらく女優の仕事に恵まれなかったため、後に復学[4]。大学ではイギリスの詩人、ジェラード・マンリ・ホプキンスを研究していた[4]ことで、卒業後は翻訳の仕事に就くことも考えていたが、「やり終えて満足感が残るような仕事は女優だけ」と思い直し、後に女優業に復帰[4]。「週刊宝石」(光文社)1982年5月15日号に掲載されたデビュー直後のデータは、身長163センチ、B83・W57・H88。1980年代後半から1990年代前半にかけて、2時間ドラマなどを中心に活躍した。また、映画『別れぬ理由』、2時間ドラマ『ポルノ女優小夜子シリーズ』などで惜しみなくヌードを披露するなど、美貌ながらもハードな濡れ場をこなす女優として知られた。現在は芸能界を引退しており、消息も知られていない[5]。
出演
編集ヒロイン役は太字。
テレビドラマ
編集- 流れ星佐吉 第21話「娘に睨まれさあ大変!」(1984年8月21日、KTV)
- 火曜サスペンス劇場(NTV)
- 「六月の花嫁シリーズ エンゲージリング」(1986年6月24日)
- 「死ぬ前にすべき二、三の事柄」(1988年1月26日)
- 「逆転判決 女弁護士水城邦子」(1989年5月2日)
- 「失踪」(1991年12月10日)
- 「京都・女性記者シリーズ 京都北国殺人街道 欲望はとめどなく、真偽を追って古美術の街金沢へ」(1993年2月9日)
- 「お巡りさん」(1993年11月9日)
- 水曜ドラマスペシャル(TBS)
- 「私はポルノ女優小夜子の恋」(1986年11月5日)
- 「それゆけ孔雀警視」(1987年4月22日)
- 「ポルノ女優 小夜子の冒険」(1987年9月9日)
- 間違いだらけの女磨き(1987年、CX)
- ダウンタウン物語 第9話~第15話(1987年12月1日 - 1988年1月19日、毎日放送) ※第2代 ヒロイン
- 土曜ワイド劇場(ANB)
- 「奈良大和路茶の湯の旅 家元相続をめぐる女たちの華麗な闘い」(1987年8月1日)
- 「珊瑚色ラプソディ殺人事件 南国の海オクマビーチに消えた女」(1988年4月23日)
- 「牟田刑事官事件ファイル8 湯けむり伊豆半島、女たちの殺人スポーツツアー」(1988年4月30日)
- 「名探偵・金田一耕助 夜歩く女」(1990年9月1日) - 八千代役
- 「江戸川乱歩の美女シリーズ 神戸六甲幻の美女」(1989年8月26日) - 舞谷藤子役
- 「魔性の殺人 幽霊からの脅迫電話!? 軽井沢夫人は二度死ぬ」(1993年10月16日) 凖ヒロイン
- 「和久峻三ミステリー 京都殺人案内・雪降る北の港町」(1994年3月19日)
- 「温泉若おかみの殺人推理 山陰城崎 - 女3人死体連れ!」(1994年7月30日)
- 「真夏のセレクション2 軽井沢、殺しのレクイエム」(1994年8月13日)
- 水戸黄門 (TBS / C.A.L)
- ザ・ドラマチックナイト「となりの女 危険な週末、危険な情事、愛が殺意を、3年目に現れた女の秘密とは」(1988年3月4日、CX) 準主役
- 女はいつも涙する (1988年、TBS)
- 代議士の妻たち(1988年、TBS)
- 銀河テレビ小説(NHK)
- しあわせ志願(1988年)- 石井典子役
- 帰っていいのよ、今夜も(1988年、TBS)
- プロポーズは週末に(1988年、TBS)
- 仙台着14時46分 東北新幹線の女 松島湾めぐり密会の旅(1988年、ANB)
- 月曜・女のサスペンス(TX)
- 土曜ドラマスペシャル(TBS)
- 男と女のミステリー(CX)
- 「マル秘を盗聴する女」(1988年8月5日)
- 「彼らのいちばん危険な夜」(1988年12月8日)
- 「スペシャル 海流1」(1990年5月25日)
- 23時の女たち(1988年、TBS)
- 結婚詐欺の方法 教えます(1988年、三宅裕司主演、ビデオ化作品)
- 火曜スーパーワイド「湯の町駅伝 坊主が走る!芸者が走る!ヤッちゃんも走る!」(1988年11月8日、ABC)
- 彼らのいちばん危険な夜(1988年12月9日、CX)
- 新春ドラマスペシャル「ブルーカナリア」(1989年1月14日、NTV)
- 木曜ゴールデンドラマ(YTV)
- 「家族病棟」(1989年6月8日)
- 「松本清張サスペンス 結婚式」(1989年9月21日) - 佐伯光子役
- 「殺意の彩」(1991年4月25日)
- 月曜ドラマスペシャル(TBS)
- 「夏樹静子の第三の女」(1989年10月16日)
- 「横浜ベイブリッジ殺人事件」(1990年11月5日)
- 「刑事ガンさん2 京都嵐山紅葉祭り殺人事件」(1993年3月15日)
- 炎の旅路(1990年、THK)- 千春 役
- 火曜ミステリー劇場(ANB)
- 「赤川次郎スペシャル 三毛猫ホームズの感傷旅行 男女7人同窓会ツアー連続殺人!」(1990年8月7日)- 中尾千恵 役
- 「森村誠一スペシャル 超高層ホテル殺人事件」(1990年12月25日)
- 「西村京太郎スペシャル 特急ひたち奥久慈温泉殺人ルート」(1990年11月6日)
- 「十津川警部の対決 寝台特急「さくら」長崎に消えた女!」(1991年3月26日)
- NHK大河ドラマ(NHK)
- 「翔ぶが如く」 第2部 第5話~18話(1990年)
- 刑事貴族 第1シリーズ 第16話「その時、愛を抱いて逝った」(1990年9月28日、NTV)
- 鬼平犯科帳 第2シリーズ 第2話「雲竜剣」(1990年、CX) - お妙 役
- 月影兵庫あばれ旅 第2シリーズ 第6話「妖しい姫君の野望! 」(1990年、TX) - 数姫 役
- 女無宿人 半身のお紺 第11話「吹雪は去りました」(1991年、TX)
- 岡っ引どぶ 第5話「京洛殺人事件」(1991年5月8日、CX) - 空蝉・桜子 役
- 金曜ドラマシアター「海流II 疑惑の旅路」(1991年5月17日、CX)
- 幕府お耳役檜十三郎 第12話「殺しの絵図の裏のウラ」(1991年6月23日、TX)
- 秋の特別企画「離婚仕掛け人が走る!」(1991年10月9日、NTV)
- さすらい刑事旅情編IV 第5話「防犯カメラに写った女!美人教師の災難」(1991年、ANB)
- 結婚しないかもしれない症候群(1991年、NTV)- まり子 役
- 京都三船祭殺人事件(1991年)
- 銭形平次 (北大路欣也版)(CX / 東映)
- 第1シリーズ 第9話「蛇の目傘の女」(1991年) ゲスト
- 第2シリーズ 第14話「顔のない盗賊」(1992年) ゲスト
- 第3シリーズ 第2話「死霊のお告げ」(1993年) ゲスト
- 第4シリーズ 第11話「奇妙な約束」(1994年) - おぶん 役
- 第7シリーズ 第4話「残酷な遺言」(1998年) - おこん 役
- 12時間超ワイドドラマ「天下の副将軍水戸光圀 徳川御三家の激闘」(1992年1月2日、TX)
- 半七捕物帳 第13話「氷雨の女」(1992年1月19日、NTV) - 小蝶 役
- 愛情物語(1992年3月30日 - 9月25日、YTV / 吉本興業)- 水島由紀 役
- スペシャルドラマ「ル・マンへ熱き涙を」(1992年6月15日、ANB) - 沢村明美 役
- 豆腐屋直次郎の裏の顔 第2話「美人が隠した二億四千万」(1992年7月14日、ABC / アズバーズ) - 水野夕子 役
- 愛しの刑事 第14話「第14話「夫の誘拐を隠す妻!愛に揺れて・・・・」(1993年2月7日、ANB / 石原プロ) - 宇田川明子 役
- セールスレディは何を見た(1993年4月15日 - 6月24日、ANB / 東映)
- はだかの刑事 第25話「拳銃とお弁当」(1993年8月6日、NTV / 東映)
- サスペンス・魔「ある男の三日間」(1993年9月20日、KTV) - 森林に現れる少女の役
- 名奉行 遠山の金さん (ANB / 東映)
- 第5シリーズ 第28話「過去を背負った二人の女」(1993年) - お葉 役
- 第6シリーズ 第11話「復讐の女絵草子」(1994年) - 桐江 役
- 金曜エンタテイメント(CX)
- 「太陽とお月さま 家出若妻とイキ遅れ銀行員、3億円持って大逃亡!男に捨てられた女達の意地と執念!!」(1994年3月18日)
- 喧嘩屋右近(1994年、TX)
- 初春ドラマスペシャル「花のれん 細腕一本で日本国中を笑いの渦にまき込んだ女性興業師 知恵と度胸の奮戦記」(1995年1月1日、TX)
- 家族旅行 (1995年、NHK)
- 夏樹静子サスペンス 一瞬の魔・衝撃の結末(1996年2月6日、CX)
- 雲霧仁左衛門 第12話「引き込み」(1996年3月14日、CX / 松竹) - お時 役
映画
編集- 幻の湖(1982年、東宝) - 尾坂道子 役
- 乱(1985年、東宝 / 日本ヘラルド映画)- 秀虎の側室 役
- BE FREE!(1986年、東映) - 西條先生 役
- さらば愛しき人よ(1987年、松竹) - 石橋由美子 役
- 別れぬ理由(1987年、東映) - 岡部葉子役
- リボルバー(1988年、シネ・ロッポニカ) - 山川亜代 役
- 丹波哲郎の大霊界2 死んだらおどろいた!!(1990年、松竹富士) - 岡本美香 役
バラエティー番組
編集- 味の素ごちそうさまワールド・地球おいしいぞ!! (NTV)
脚注
編集外部リンク
編集- 南條玲子 - 日本映画データベース
- 南條玲子 - allcinema
- 南條玲子 - KINENOTE
- 南條玲子 - テレビドラマデータベース
- Reiko Nanjo - IMDb