卑南郷(ベイナン/ひなん-きょう)は、台湾台東県に位置するである。

台東県の旗 台東県 卑南郷
別称: Puyuma
地理
位置 北緯--°--'
東経--°--'
面積: 412.6871 km²
各種表記
繁体字: 卑南
日本語読み: ひなん
拼音: Bēinán
注音符号: ㄅㄟ ㄋㄢˊ
片仮名転写: ベイナン
台湾語: Pi-lâm
客家語: Pî-nàm
プユマ語: Puyuma
アミ語: Puyuma
ルカイ語: Pinang
行政
行政区分:
上位行政区画: 台東県の旗 台東県
下位行政区画: 13村300鄰
卑南郷長: 許文献
公式サイト: 卑南郷公所
情報
総人口: 17,674 人(2015年1月)
世帯数: 6,661 戸(2015年1月)
郵便番号: 954
市外局番: 089
卑南郷の木: -
卑南郷の花: -
卑南郷の鳥: -
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知本渓中国語版に架かる勇男橋と対岸の知本外温泉街

地理

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卑南郷は台東県中部に位置し、北は鹿野郷延平郷と、東北は東河郷と、西は屏東県霧台郷と、南は台東市太麻里郷とそれぞれ接し、東は太平洋と面している。花東縦谷平原の南部に位置し、中央山脈海岸山脈が交差する地点に位置している。総面積の約60%が山地であり、その中を卑南渓知本渓中国語版利嘉渓中国語版等が流れている。

住民は漢人が多数を占めるが、約35%は原住民であるプユマ(パナパナヤナン)族アミ族ルカイ族が占めている。また東興村にはルカイ族の1支族の住む、タロマク(Taromak/達魯瑪克)村があり、台東県でルカイ族が住む唯一の地区である[1][2]

歴史

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卑南郷は古くは卑南族の居住地であった。オランダ統治時代には「雄東部」と称され、オランダ人は「Pimala」と称していた。清代は漢人の進出が禁止された蕃地であり、「卑南八社」と称されていた。「卑南」の由来はプユマ語で「最高の尊称」を意味する「Puyuma」を意味し、この土地の頭目であるPinaraを表している。

日本統治が開始されるとこの地に卑南庁が設置され、1886年に台東直隸州と改められた。その後「卑南庄」が設置され、台東庁台東郡の管轄とされた。戦後は台東県卑南郷と改められた。1974年、県政府所在地であった台東鎮が台東市に昇格する直前に、卑南郷の中心地域だった卑南、南王、富岡、岩湾、新園、建興、南栄、知本、豊田、建和の10村が台東鎮に編入され、「卑南里」が台東鎮に帰属するようになった。[3]

経済

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行政区

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賓朗村、美農村、初鹿村、明峰村、嘉豊村、太平村、泰安村、利嘉村、東興村、温泉村、富源村、利吉村、富山村

歴代郷長

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氏名 任期

教育

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国民中学

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国民小学

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交通

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種別 路線名称 その他
鉄道 台東線 山里駅
省道 台9線 花東公路
省道 台9乙線
省道 台11線
省道 台11乙線
省道 台24線
県道 県道194号 (台湾)
県道 県道197号 (台湾)

観光

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初鹿牧場中国語版

脚注

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  1. ^ 彼らのことを「タロマク族」と呼ぶこともある。
  2. ^ 臺灣原住民族資訊資源網 - 認識原住民族 - 部落介紹”. www.tipp.org.tw. 2024年12月13日閲覧。
  3. ^ 發現卑南 – 卑南鄉公所全球資訊網” (中国語). www.beinan.gov.tw. 2018年7月17日閲覧。

外部リンク

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