中新田 (海老名市)
中新田(なかしんでん)は、神奈川県海老名市の地名。現行行政地名は中新田一丁目から中新田五丁目および住居表示未実施の大字中新田からなる。
中新田 | |
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町丁・大字 | |
神奈川県立海老名高等学校 | |
北緯35度26分14秒 東経139度22分54秒 / 北緯35.4372度 東経139.381603度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 神奈川 |
市町村 | 海老名市 |
人口情報(2023年(令和5年)1月1日現在[1]) | |
人口 | 9,521 人 |
世帯数 | 4,389 世帯 |
面積([2]) | |
2.26 km² | |
人口密度 | 4212.83 人/km² |
設置日 | 1889年(明治22年)4月1日 |
郵便番号 | 243-0422[3] |
市外局番 | 046(厚木MA)[4] |
ナンバープレート | 相模 |
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地理
編集市内西部、相模川左岸に位置する。相模平野の中央部にあたり、一帯はほぼ平地である。神奈川県立海老名高等学校および神奈川県立中央農業高等学校が所在し、西部には首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の海老名インターチェンジが位置する。
北で河原口およびさつき町、北東で勝瀬、東で大谷、南で今里および社家、西で相模川を挟んで厚木市厚木に接する(特記ないものは海老名市)。北部に一丁目〜三丁目、南部に四丁目・五丁目が位置し、北東端と西部に住居表示未実施区域がある。
面積
編集面積は以下の通りである[2]。
大字・丁目 | 面積(km2) |
---|---|
中新田 | 0.82 |
中新田一丁目 | 0.31 |
中新田二丁目 | 0.28 |
中新田三丁目 | 0.27 |
中新田四丁目 | 0.30 |
中新田五丁目 | 0.28 |
計 | 2.26 |
河川
編集地価
編集住宅地の地価は、2023年(令和5年)1月1日の公示地価によれば、中新田2-13-35の地点で20万5000円/m2、中新田3-21-19の地点で18万円/m2となっている[5]。
歴史
編集地名の由来
編集東・北に広がる海老名三千石とも称された田圃の意とも、海老名上郷と下郷の間に新たに開拓された田圃の意ともされる。
沿革
編集- 江戸時代 - 高座郡中新田村成立。
- 1868年(明治元年) - 中新田村、神奈川府を経て神奈川県に所属。
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行により高座郡海老名村大字中新田となる。
- 1932年(昭和7年)11月1日 - 地内を走る相模鉄道相模線(現:JR相模線)に中新田停留場が開業[注 1]。
- 1940年(昭和15年)12月20日 - 海老名村が町制施行し、海老名町となる。
- 1943年(昭和18年)10月1日 - 中新田停留場が営業休止。
- 1944年(昭和19年)6月1日 - 相模鉄道相模線国有化時に中新田停留場廃止。
- 1971年(昭和46年)11月1日 - 海老名町が市制施行し、海老名市となる。
- 1973年(昭和48年) - 北部の一部がさつき町として分離。
- 2006年(平成18年)2月13日 - 中央部で住居表示実施、中新田一丁目〜五丁目成立[6]。
町名の変遷
編集実施後 | 実施年月日 | 実施前 |
---|---|---|
中新田一丁目 | 2006年2月13日 | 大字中新田 |
中新田二丁目 | ||
中新田三丁目 | ||
中新田四丁目 | 大字中新田・大字大谷 | |
中新田五丁目 | 大字中新田 |
世帯数と人口
編集2023年(令和5年)1月1日現在(海老名市発表)の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
大字・丁目 | 世帯数 | 人口 |
---|---|---|
中新田 | 26世帯 | 72人 |
中新田一丁目 | 779世帯 | 1,748人 |
中新田二丁目 | 1,178世帯 | 2,341人 |
中新田三丁目 | 1,391世帯 | 2,919人 |
中新田四丁目 | 809世帯 | 1,900人 |
中新田五丁目 | 206世帯 | 541人 |
計 | 4,389世帯 | 9,521人 |
人口の変遷
編集国勢調査による人口の推移。
年 | 人口 |
---|---|
1995年(平成7年)[7] | 8,922
|
2000年(平成12年)[8] | 8,721
|
2005年(平成17年)[9] | 9,061
|
2010年(平成22年)[10] | 9,114
|
2015年(平成27年)[11] | 9,177
|
2020年(令和2年)[12] | 9,226
|
世帯数の変遷
編集国勢調査による世帯数の推移。
年 | 世帯数 |
---|---|
1995年(平成7年)[7] | 3,881
|
2000年(平成12年)[8] | 3,636
|
2005年(平成17年)[9] | 3,756
|
2010年(平成22年)[10] | 4,048
|
2015年(平成27年)[11] | 4,305
|
2020年(令和2年)[12] | 4,128
|
学区
編集市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる(2022年12月時点)[13]。
大字・丁目 | 番地 | 小学校 | 中学校 |
---|---|---|---|
中新田 | 376~540 | 海老名市立中新田小学校 | 海老名市立海西中学校 |
中新田一丁目 | 全域 | ||
中新田二丁目 | 全域 | ||
中新田三丁目 | 全域 | ||
中新田四丁目 | 全域 | ||
中新田五丁目 | 全域 |
事業所
編集2021年(令和3年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[14]。
大字・丁目 | 事業所数 | 従業員数 |
---|---|---|
中新田 | 25事業所 | 1,030人 |
中新田一丁目 | 31事業所 | 394人 |
中新田二丁目 | 64事業所 | 399人 |
中新田三丁目 | 62事業所 | 414人 |
中新田四丁目 | 26事業所 | 778人 |
中新田五丁目 | 26事業所 | 910人 |
計 | 234事業所 | 3,925人 |
事業者数の変遷
編集経済センサスによる事業所数の推移。
年 | 事業者数 |
---|---|
2016年(平成28年)[15] | 204
|
2021年(令和3年)[14] | 234
|
従業員数の変遷
編集経済センサスによる従業員数の推移。
年 | 従業員数 |
---|---|
2016年(平成28年)[15] | 2,475
|
2021年(令和3年)[14] | 3,925
|
交通
編集鉄道
編集中央部をJR相模線、北端を小田急小田原線が通過するが、いずれも駅はない。最寄駅は隣接する河原口に所在する厚木駅(南部においては社家駅)。
バス
編集- 神奈川中央交通
- 海老名市コミュニティバス
- 大谷・杉久保ルート 海老名駅・EXPASA海老名下り行き
道路
編集高速道路
- 首都圏中央連絡自動車道(圏央道、さがみ縦貫道路) - 西端を南北に通過する。地内に海老名ICが位置する。
主要地方道
- 神奈川県道43号藤沢厚木線 - 地内南東から海老名ICを経て北上する。圏央道開通に伴ってルート変更が行われた。海老名インター入口交差点以降は46号と重複。
- 神奈川県道46号相模原茅ヶ崎線 - 地内南部から北上して海老名インター入口交差点へ至り、以降は43号と重複して海老名IC方面へ向かう本線と、そのまま北上する支線に分かれる。
施設
編集中新田(住居表示未実施)
- 海老名メディカルプラザ
- 海老名市保健相談センター
- 海老名市立わかば会館
- 海老名インターチェンジ
- 海老名運動公園(一部は社家に所在)
中新田一丁目
- 神奈川県立海老名高等学校
- 海老名市立中新田小学校
- 海老名中新田郵便局
- 海源寺
- 東興寺
中新田二丁目
- えびな団地
- 増全寺
- 諏訪神社
中新田三丁目
- 伊勢宮大神宮
中新田四丁目
- 神奈川県立中央農業高等学校(一部は今里に所在)
- 上台ノ原団地
- エホバの証人日本支部
中新田五丁目
ギャラリー
編集-
海老名インターチェンジ
-
神奈川県道43号・中新田跨線橋
-
神奈川県立中央農業高等学校
-
海源寺
-
エホバの証人日本支部
その他
編集日本郵便
編集参考文献
編集- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会『角川日本地名大辞典14. 神奈川県』角川書店、1984年。ISBN 4040011406。
脚注
編集注釈
編集- ^ 現在の中新田三丁目地内。
出典
編集- ^ a b “オープンデータ「統計えびな-令和4年版-」 B人口” (XLSX). 海老名市 (2023年5月29日). 2023年8月11日閲覧。 “(ファイル元のページ)”(CC-BY-4.0)
- ^ a b “海老名市の地区別面積一覧” (PDF). 海老名市. 2023年8月11日閲覧。
- ^ a b “中新田の郵便番号”. 日本郵便. 2023年8月9日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2019年6月24日閲覧。
- ^ “国土交通省地価公示・都道府県地価調査”. 国土交通省. 2023年8月9日閲覧。
- ^ “住居表示実施地区を知りたい。”. 海老名市. 2013年9月17日閲覧。
- ^ a b “平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年3月28日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年5月30日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年6月27日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2012年1月20日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2017年1月27日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “令和2年国勢調査の調査結果(e-Stat) -男女別人口,外国人人口及び世帯数-町丁・字等”. 総務省統計局 (2022年2月10日). 2022年2月20日閲覧。
- ^ “海老名市立小・中学校学区”. 海老名市 (2022年12月1日). 2023年8月11日閲覧。
- ^ a b c “経済センサス‐活動調査 / 令和3年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 事業所数、従業者数(町丁・大字別結果)”. 総務省統計局 (2023年6月27日). 2023年9月15日閲覧。
- ^ a b “経済センサス‐活動調査 / 平成28年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 都道府県別結果”. 総務省統計局 (2018年6月28日). 2019年10月23日閲覧。
- ^ “郵便番号簿 2022年度版” (PDF). 日本郵便. 2023年7月17日閲覧。