ヴヌーコヴォ国際空港

ロシア・モスクワにある空港
ヴヌコヴォ国際空港から転送)

ヴヌーコヴォ国際空港: Международный аэропорт "Внуково" ミジュドゥナロードヌィイ・アエラポールト・ヴヌーカヴァ)は、ロシア連邦モスクワ市内南西部にある国際空港である。日本語ではヴヌコヴォ空港ブヌコボ空港などとも表記される。2019年5月31日にウラジーミル・プーチン大統領が空港名に航空機技術者のアンドレーイ・トゥーポレフを冠する大統領令に署名した[4]

ヴヌーコヴォ国際空港
Аэропорт Внуково
Vnukovo International Airport
 
IATA: VKO - ICAO: UUWW
概要
国・地域 ロシアの旗 ロシア
所在地 モスクワ
種類 公共
運営者 JSC "Vnukovo Airport"
開港 1941年7月2日
拠点航空会社 ガスプロムアビア
Pobeda
UTエアー
標高 209 m (686 ft)
座標 北緯55度35分46秒 東経37度16分03秒 / 北緯55.59611度 東経37.26750度 / 55.59611; 37.26750座標: 北緯55度35分46秒 東経37度16分03秒 / 北緯55.59611度 東経37.26750度 / 55.59611; 37.26750
公式サイト 公式ウェブサイト
地図
ロシアの空港位置図
ロシアの空港位置図
VKO
ロシアの空港位置図
滑走路
方向 ILS 長さ×幅 (m) 表面
01/19 3,060×60 アスファルト
06/24 3,000×60 アスファルト
統計(2017年)
旅客数 18,139,000人
発着回数 163,600回
出典:DAFIF[1][2]、空港公式サイト[3]
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空港の一覧
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概要

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ヴヌーコヴォ国際空港全景
 
出発エリア
 
ターミナル内部
 
アエロエクスプレスの車両

開港は1941年7月2日で、ちょうどソ連対ドイツ大祖国戦争が始まった時期であり、モスクワの3つの国際空港の中では最も古い空港である。主にカフカス中央アジア方面の国内線・国際線が多いが、ヨーロッパ路線も発着しており、近年は ドモジェドヴォ空港シェレメーチエヴォ国際空港の過密解消のために続々と就航路線が増え、2010年には新ターミナルも竣工し利用客数はロシア第3位の規模となっている。

ターミナルはA、B、Dと三つあるが、BとDは閉鎖されていて使用されているのはターミナルAのみである。

2018年10月よりロシア国内の空港名に偉人の名を冠する計画が開始され、国民投票を経て2019年5月31日にウラジーミル・プーチン大統領がヴヌーコヴォ空港に航空機技術者アンドレーイ・トゥーポレフを冠する大統領令に署名した[4][5]

就航航空会社と就航都市

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2022年2月以降は以下の就航航空会社と就航都市は大幅に変更されている。西側諸国との航空路線は全便が運航停止になっている。
○ - ワンワールド
☆ - スターアライアンス
△ - スカイチーム

国際線

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航空会社就航地
  UTエアー バクーギャンジャレンキャランナヒチェバンエレバンタシュケントブハラサマルカンドフェルガナドゥシャンベ
  ポベーダ タシュケントサマルカンド、イスタンブール、アンタルヤアランヤ英語版ギュムリドバイ/アール・マクトゥーム
  アズール・エア 季節運航: カムランプンタカーナバラデーロ三亜
  アジムート航空英語版トビリシバトゥミクタイシエレバン
  ベラヴィア ミンスクホメリ
  アゼルバイジャン航空 バクー
  ジョージアン・エアウェイズ トビリシ
  フライワン・アルメニア英語版 エレバン
  シラク・アヴィア英語版エレバン
 SCAT航空 アスタナアルマトイシムケント
  ウズベキスタン航空 タシュケントブハラフェルガナカルシナマンガンサマルカンドウルゲンチヌクスナヴォイテルメズ
  アエロノマド英語版 ビシュケクオシ
  サモンエア ドゥシャンベ
  ターキッシュ エアラインズ イスタンブール
季節運航: アンタルヤボドルムダラマン
  Aジェット英語版アンカラ
  ペガサス航空 イスタンブール/サビハアンタルヤイズミル
 イランエアツアーズ テヘラン
  メラジ航空英語版 テヘラン
  イラク航空 バグダード
  シリア・アラブ航空 ダマスカス
  フライドバイ ドバイ
  コンビアサ航空 カラカス

国内線

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航空会社就航地
  ロシア航空サンクトペテルブルク
  ポベーダサンクトペテルブルク、チェリャビンスクエカテリンブルクカリーニングラードマハチカラミネラーリヌィエ・ヴォードィノヴォシビルスクペルミサラトフソチチュメニウファウリヤノフスクウラジカフカス
  アジムート航空英語版サンクトペテルブルク、プスコフ
  UTエアー サンクトペテルブルク、ソチ、クラスノヤルスクグロズヌイハンティ・マンシースクコガリムマハチカラミネラーリヌィエ・ヴォードィマハチカラニジネヴァルトフスクノヤブリスクスルグトサマーラチュメニウファスィクティフカルウフタウシンスク英語版ウラジカフカス
 ヤクーツク航空 ヤクーツク、ノヴォシビルスク、ソチ、ミネラーリヌィエ・ヴォードィ、ネリュングリ
 アルロサ航空 ミールヌイ、サンクトペテルブルク、ノヴォシビルスク
 ラスライン英語版 ヴォルクタタンボフ
 UVTアエロ ノヴォシビルスク、カザンブグルマトボリスク
 アイフライ英語版 ソチ

空港アクセス

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市内へのアクセスはアエロエクスプレスヴヌーコヴォ空港駅ロシア語版からキエフスキー駅まで約35分で結んでいる。エヴラジアというシュタッドラー・レール社製の2階建て車両KISSが使用される。また、モスクワ地下鉄カリーニンスコ=ソンツェフスカヤ線が2023年9月に空港まで延伸され、ヴヌーコヴォ空港駅 (地下鉄)ロシア語版が開通しモスクワの空港としては初めて地下鉄で結ばれた。

事故

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  • 1976年1月3日、離陸直後のアエロフロート2003便が墜落。当初、乗員乗客86人以上全員が死亡と報じられたが後に61人に修正された。また、空港近くの民家も巻き込まれ、地上で1人が死亡した[6][7]
  • 2012年12月29日チェコパルドゥビツェ発のレッドウィングス航空9268便(ツポレフ204)が、当空港へ着陸したところ、滑走路をオーバーランして近くの幹線道路に突っ込み大破した。搭乗していた乗員8名のうち、機長を含む5名が死亡し3名は負傷。乗客はいなかった。

脚注

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  1. ^ UUWWの空港情報 - World Aero Data (2006年10月時点のデータ) 出典:DAFIF.
  2. ^ VKOの空港情報 - Great Circle Mapper. 出典:DAFIF.
  3. ^ Vnukovo Airport passenger statistics for 2008”. 2012年4月8日閲覧。
  4. ^ a b “ロシア各地の空港、大統領令で改名 サハリン島にチェーホフ空港誕生”. AFPBB News. フランス通信社. (2019年6月1日). https://www.afpbb.com/articles/-/3227904 2019年6月3日閲覧。 
  5. ^ “ロシアの空港に人名がつけられる”. Sputnik 日本. スプートニク. (2019年6月1日). https://sputniknews.jp/20190601/6315213.html 2019年6月3日閲覧。 
  6. ^ 旅客機が墜落乗客86人が死ぬ モスクワで判明『朝日新聞』1976年1月15日朝刊、13版、23面
  7. ^ Accident description Aeroflot Flight 2003”. Aviation Safety Network. 27 January 2021閲覧。

関連項目

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外部リンク

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