ベンジャミン・トッド・シェルトンBenjamin Todd Shelton2002年10月9日[1] - )は、アメリカ合衆国ジョージア州アトランタ出身のプロテニス選手[2]ATPランキング自己最高位はシングルス13位、ダブルス68位。これまでにATPツアーでシングルス2勝を挙げている。身長193cm、体重88kg。左利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。フロリダ大学卒業。

ベン・シェルトン
Ben Shelton
2025年全豪オープンでのベン・シェルトン
基本情報
フルネーム Benjamin Todd Shelton
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 同・ジョージア州
アトランタ
生年月日 (2002-10-09) 2002年10月9日(22歳)
身長 193cm[1]
体重 88kg
利き手
バックハンド 両手打ち
ツアー経歴
デビュー年 2022年
ツアー通算 2勝
シングルス 2勝
ダブルス 0勝
生涯獲得賞金 5,199,849 アメリカ合衆国ドル
4大大会最高成績・シングルス
全豪 ベスト4(2025)
全仏 3回戦(2024)
全英 4回戦(2024)
全米 ベスト4(2023)
4大大会最高成績・ダブルス
全豪 1回戦(2024)
全仏 2回戦(2023)
全英 2回戦(2024)
全米 2回戦(2022)
4大大会最高成績・混合ダブルス
全米 ベスト4(2023)
国別対抗戦最高成績
デビス杯 ベスト8(2024)
キャリア自己最高ランキング
シングルス 13位(2024年8月13日)
ダブルス 68位(2024年5月20日)
2025年1月25日現在

選手経歴

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ジュニア時代

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両親もテニスプレーヤーであり、母親は元世界ランキング4位のダブルスプレーヤーであった[1]。10歳のときにテニスを始め、大学では父親・ブライアン英語版の指導を受けて、2021年のNCAA男子ディビジョンIテニス選手権英語版で団体優勝、2022年の同選手権ではシングルス優勝を飾った[1]

2022年 トップ100入り

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2022年のシーズン途中にプロデビューし、同年7月のアトランタ・オープンではワイルドカードにより、ATPツアー初参戦を果たし、[1]。1回戦ではラームクマール・ラーマナータン英語版を6-2, 7-5のストレートで破り、ツアー初勝利を挙げた。2回戦では同胞の先輩であるジョン・イズナーに7-6(8), 4-6, 7-6(3)の熱戦の末に敗れた。8月のウエスタン・アンド・サザン・オープンではワイルドカードにより、ATPマスターズ1000初出場となった。1回戦で当時世界ランキング56位のロレンツォ・ソネゴを7-6(5), 3-6, 7-5で勝利したことでマスターズ1000初勝利を挙げ、2回戦ではキャスパー・ルードを6-3, 6-3のストレートで破ったことでトップ5選手から初勝利を挙げた。3回戦ではキャメロン・ノリーに0-6, 2-3のストレートで完敗となった。全米オープンでは1回戦でヌーノ・ボルヘスに6-7(6), 6-3, 6-7(5), 7-6(8), 3-6のフルセットの末に初戦敗退。年間最終ランキングは96位。

2023年 全米ベスト4 ツアー初優勝 トップ15入り

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1月、グランドスラム初出場となる全豪オープンでは準々決勝でトミー・ポールでは6-7(6), 3-6, 7-5, 4-6で敗れたが、四大大会でベスト8進出を果たした。

3月、BNPパリバ・オープンでは1回戦でファビオ・フォニーニを6-4, 6-1のストレートで破るも、2回戦ではテイラー・フリッツに6-4, 4-6, 3-6の逆転で敗れた。マイアミ・オープンではアドリアン・マナリノに4-6, 6-3, 1-6で初戦敗退。

 
2023年マイアミ・オープンでのベン・シェルトン

5月、全仏オープンでは第30シードとして出場するも、ロレンツォ・ソネゴに4-6, 6-3, 3-6, 3-6で敗れ、初戦敗退。

7月、ウィンブルドン選手権では第32シードとして出場して、1回戦でダニエル太郎を6-4, 6-3, 3-6, 4-6, 6-3のフルセットの末に破り、大会初勝利を挙げた[1]。2回戦ではラスロ・ジェレに6-3, 3-6, 6-7(5), 3-6で敗れた。

9月、全米オープンではドミニク・ティームアスラン・カラツェフトミー・ポールらを下して、大会初のベスト8進出。準々決勝では第10シードのフランシス・ティアフォーを6-2, 3-6, 7-6(7), 2-6で破り、ベスト4入りを果たす。準決勝では第2シードのノバク・ジョコビッチに3-6, 2-6, 6-7(4)のストレートで敗退。また、テイラー・タウンゼント英語版との混合ダブルスの部でもベスト4進出を果たした。

レーバーカップでは世界選抜として初出場を果たし、シングルスとダブルスで全勝する奮闘を見せて世界選抜チームの連覇に貢献した。

10月、ジャパン・オープン・テニス選手権では決勝でカラツェフを7-5, 6-1のストレートで破り、ツアー初優勝を果たした[1]。年間最終ランキングは17位。

2024年 ツアー2勝目

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1月、全豪オープンでは第16シードとして出場。3回戦まで進出するも、第20シードのアドリアン・マナリノに6-7(4), 6-1, 7-6(2), 3-6, 4-6のフルセットの末に敗れた。

2月、2024年ダラス・オープン英語版ではベスト8進出。準々決勝ではジョーダン・トンプソンを6-7(2), 6-4, 6-4の逆転で破り、ベスト4進出するも、同胞のトミー・ポール (テニス) に2-6, 4-6のストレートで敗れた。メキシコ・オープンではベスト8進出するも、準々決勝ではキャスパー・ルードに7-6(7), 4-6, 4-6の逆転負けとなった。

3月、BNPパリバ・オープンでは2回戦でヤクプ・メンシークを4-6, 6-3, 6-4、3回戦ではフランシスコ・セルンドロを7-6(5), 3-6, 7-6(5)でそれぞれ破り、4回戦進出するも、ヤニック・シナーに6-7(4), 1-6のストレートで敗れた。マイアミ・オープンではロレンツォ・ムゼッティに4-6, 6-7(5)のストレートで敗れた。

4月、全米男子クレーコート選手権では準々決勝でブランドン・ナカシマを7-5, 7-6(9)、準決勝でトマス・マルティン・エチェベリー英語版を6-7(4), 6-4, 6-4でそれぞれ下して、クレーでの大会において初の決勝進出。決勝では同胞のフランシス・ティアフォーを7-5, 4-6, 6-3で破り、ツアー2勝目を挙げた。この優勝により、世界ランキング14位に上昇した[3]マドリード・オープンでは2回戦でトマーシュ・マハーチを6-0, 6-2のストレートを破るも、3回戦でアレクサンダー・ブブリクに6-3, 6-7(2), 4-6の逆転で敗れた。

5月、BNLイタリア国際では2回戦で张之臻英語版に2-6, 4-6のストレートで敗れたが、ブブリクと組んだダブルスではATPマスターズ1000初のベスト4進出を果たした。準決勝ではオラシオ・セバジョス/マルセル・グラノリェルス組に4-6, 4-6のストレートで敗れた。

6月、全仏オープンでは第15シードとして出場。1回戦でのユーゴ・ガストンを3-6, 6-3, 6-4, 6-4、2回戦での錦織圭戦ではを7-6(9), 6-4の第2セット終了後に錦織の棄権により勝利して初の3回戦進出。3回戦では第21シードのフェリックス・オジェ=アリアシムに4-6, 2-6, 1-6のストレートで敗れた。

7月、ウィンブルドン選手権では第14シードとして出場。1回戦ではマッティア・ベルッチ英語版を4-6, 6-3, 3-6, 6-3, 6-4、2回戦ではロイド・ハリス英語版を4-6, 7-6(5), 6-7(5), 6-3, 7-6(7)、3回戦でデニス・シャポバロフを6-7(4), 6-2, 6-4, 4-6, 6-2とここまでフルセットで突破して初の4回戦進出をするも、第1シードのヤニック・シナーに2-6, 4-6, 6-7(9)のストレートで敗れた。

8月、全米オープンでは第13シードとして出場。1回戦ではドミニク・ティームを6-4, 6-2, 6-2、2回戦ではロベルト・バウティスタ・アグートを6-3, 6-4, 6-4のそれぞれストレートで下すも、3回戦では第20シードのティアフォーに6-4, 5-7, 7-6(5), 4-6, 3-6のフルセットの末に敗れた。

9月、昨年ツアー初優勝を果たした木下グループ・ジャパン・オープン・テニスではベスト8進出をするも、準々決勝ではアルトゥール・フィスに5-7, 7-6(5), 6-7(2)で敗れた。

10月、上海マスターズでは2回戦でシャポバロフを6-3, 7-5、3回戦ではロベルト・カルバレス・バエナを6-3, 6-4のストレートでそれぞれ下すも、4回戦ではシナーに4-6, 6-7(1)のストレートで敗退。スイス・インドアでは決勝進出。決勝ではジョヴァニ・ンペシ・ペリカールに4-6, 6-7(4)のストレートで敗れ、準優勝となった。パリ・マスターズでは1回戦でコランタン・ムーテを6-3, 6-7(8), 6-3で破り、初戦突破。2回戦ではアルトゥール・カゾー英語版に3-6, 6-7(4)のストレートで敗れた。年間最終ランキングは21位。

2025年 全豪ベスト4

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2025年全豪オープンでのベン・シェルトン

全豪オープンでは第25シードとして出場。1回戦で同胞のブランドン・ナカシマを7-6(3), 7-5, 7-5、2回戦でパブロ・カレーニョ・ブスタを6-3, 6-3, 6-7(3), 6-4、3回戦では第16シードのロレンツォ・ムゼッティを6-3, 3-6, 6-4, 7-6(5)、4回戦でガエル・モンフィスを7-6(3), 6-7(3), 7-6(2), 1-0(不戦勝)でそれぞれ下して、2年ぶりにベスト8進出。準々決勝ではロレンツォ・ソネゴを6-4, 7-5, 4-6, 7-6(4)で破り、初のベスト4進出を果たした。準決勝では第1シートのヤニック・シナーに6-7(2), 2-6, 2-6のストレートで敗退。

ATPツアー決勝進出結果

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シングルス: 3回 (2勝1敗)

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大会カテゴリ
グランドスラム (0–0)
ATPファイナルズ (0–0)
ATPツアー・マスターズ1000 (0–0)
ATPツアー500 (1–1)
ATPツアー250 (1–0)
サーフェス別タイトル
ハード (1–1)
クレー (1–0)
グラス (0–0)
結果 No. 決勝日 大会 サーフェス 対戦相手 スコア
優勝 1. 2023年10月22日   東京 ハード   アスラン・カラツェフ 7-5, 6-1
優勝 2. 2024年4月8日   ヒューストン クレー   フランシス・ティアフォー 7-5, 4-6, 6-3
準優勝 1. 2024年10月27日   バーゼル ハード (室内)   ジョヴァニ・ンペシ・ペリカール 4-6, 6-7(4-7)

成績

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シングルス

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グランドスラム大会

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大会 2021 2022 2023 2024 通算成績
全豪オープン A A QF 3R 6–2
全仏オープン A A 1R 3R 2–2
ウィンブルドン A A 2R 4R 4–2
全米オープン Q2 1R SF 3R 7–3

大会最高成績

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大会 成績
ATPファイナルズ A 出場なし
インディアンウェルズ 4R 2024
マイアミ 3R 2024
モンテカルロ 1R 2023
マドリード 3R 2024
ローマ 3R 2024
カナダ 2R 2023, 2024
シンシナティ QF 2024
上海 QF 2023
パリ 2R 2024
オリンピック A 出場なし
デビスカップ QF 2024

脚注

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  1. ^ a b c d e f g ベン シェルトン”. スポーツナビ. Yahoo! JAPAN (2024年6月17日). 2024年6月23日閲覧。
  2. ^ Ben Shelton | Overview | ATP Tour | Tennis” (英語). ATPTour.com. ATP. 2024年5月30日閲覧。
  3. ^ 「シェルトン、クレー初V 世界14位へ」”. tennis365.net (2024年4月8日). 2024年4月8日閲覧。

外部リンク

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