シャルロット・ゲンズブール

フランスの女優、歌手 (1971-)

シャルロット・ゲンズブールフランス語: Charlotte Gainsbourg1971年7月21日 - )は、フランス出身の女優歌手

Charlotte Gainsbourg
シャルロット・ゲンズブール
シャルロット・ゲンズブール
2022年 ベルリン国際映画祭にて
本名 Charlotte Lucy Gainsbourg
生年月日 (1971-07-21) 1971年7月21日(53歳)
出生地 イングランドの旗 イングランド ロンドン
出身地 フランスの旗 フランス パリ
国籍 イギリスの旗 イギリス
フランスの旗 フランス
職業 女優歌手
ジャンル 映画テレビドラマ、音楽、プロデュース
活動期間 1984年 - 現在
配偶者 イヴァン・アタル
著名な家族 ジュディ・キャンベル(祖母)
セルジュ・ゲンズブール (父)
ジェーン・バーキン (母)
アンドリュー・バーキン(叔父)
ケイト・バリー(姉)
ルー・ドワイヨン(妹)
デヴィッド・バーキン(いとこ)
アンノ・バーキン(いとこ)
公式サイト charlottegainsbourg.com
主な作品
なまいきシャルロット
21グラム
アンチクライスト
メランコリア
ニンフォマニアック
受賞
カンヌ国際映画祭
女優賞
2009年アンチクライスト
セザール賞
助演女優賞
1999年『ブッシュ・ド・ノエル
有望若手女優賞
1985年『なまいきシャルロット
その他の賞
2009年・2015年 ボディル賞 主演女優賞
2009年 サン・ジョルディ賞 主演女優賞
2010年 ブラチスラヴァ国際映画祭 主演女優賞
2011年 ロバート賞 助演女優賞
ヴィクトワール・ドゥ・ラ・ミュジック2018 最優秀女性アーティスト
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シャルロット・ゲンズブール
Charlotte Gainsbourg
USA・ニューヨーク公演 (2010年4月)
基本情報
ジャンル インディー・ポップ
ドリーム・ポップ
フレンチ・ポップス
職業 ポップシンガー
担当楽器 ボーカルキーボード、ほか
活動期間 1984年 - 現在
レーベル ポリグラム
ビコーズ・ミュージック
アトランティック・レコード
エレクトラ・レコード
共同作業者 セルジュ・ゲンズブール

芸能一家に生まれ、若い頃より才能が開花。以来、同国の代表的女優となり、欧米各賞ノミネートの常連となっている。また実父の影響で歌手としても才能を発揮し、マルチ・アーティストとして活動している。

人物

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イングランドロンドン生まれ。本名はシャルロット・ルーシー・ゲンズブール(Charlotte Lucy Gainsbourg)。主に女優を本業とし、音楽アーティスト、ファッションブランドやコスメのプロデュースを手掛けるなど多方面で活動している[1]

父親は歌手・音楽プロデューサーのセルジュ・ゲンズブール、母親は女優のジェーン・バーキン。カメラマンのケイト・バリーは異父姉、女優のルー・ドワイヨンは異父妹。歌手のルル・ゲンズブールは異母弟。映画監督のアンドリュー・バーキンは伯父。

女優活動

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母の出演映画の現場で早くから注目され、1984年の『残火』でカトリーヌ・ドヌーヴの娘役に抜擢され、映画デビューする。

1986年クロード・ミレール監督の『なまいきシャルロット』でセザール賞の有望若手女優賞を史上最年少受賞(14歳)し、注目される[2]。1989年に『小さな泥棒』でセザール賞主演女優賞に史上最年少ノミネート(17歳)。2000年ダニエル・トンプソン監督の『ブッシュ・ド・ノエル』で最優秀助演女優賞を受賞。

自分と縁故関係のある人物の監督映画に出演することが多い。実父であるセルジュやパートナーであるイヴァン以外にも、母ジェーンの再々婚相手であるジャック・ドワイヨンや母方叔父であるアンドリュー・バーキンの作品にも出演している。

2009年ラース・フォン・トリアー監督の心理ホラー作品『アンチクライスト』で、衝撃的なヌード・シーンを含むヒロイン役を演じて、第62回カンヌ国際映画祭女優賞を受賞。

歌手活動

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1984年、父セルジュとのデュエット曲「レモン・インセスト」で歌手デビュー。

1986年、父のプロデュースで初のアルバム『魅少女シャルロット』をリリース[3]。以後は自身の主演映画で3度、主題歌を歌っている。また、2003年にはエティエンヌ・ダオーのアルバム『Réevolution』にゲスト参加した。

2006年9月、20年ぶりのアルバム『5:55』をリリースし、ビッグセールスを記録。

2009年12月、アメリカのミュージシャン、ベックのプロデュースによるアルバム『IRM英語版』をリリース。

2010年10月、単独来日公演を開催。翌2011年、アルバム『ステージ・ウィスパー』をリリース。

2014年、姉・ケイト・バリーの死去をきっかけに、本拠地を米国ニューヨークに移転[4]

2017年、6年ぶりのアルバム『レスト』をリリース[5]

2018年、4月に7年半ぶりの来日公演[6]

私生活

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長年のパートナーである俳優兼映画監督のイヴァン・アタルとの間に3人の子供がいる[7]。なお、イヴァンとは法的な夫婦ではなく[7]、『タイム』誌による2010年のインタビューでも、イヴァンを「夫」ではなく「私の子供達の父親」と呼んでいる[8]

2007年水上スキー中に事故を起こし、頭部に衝撃を受けたことが原因で脳内に大量出血が起きていたため、9月に緊急手術を受けた[9]

ギャラリー

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主な出演映画

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公開年 邦題
原題
役名 備考
1984年 残火
Paroles et musique
シャルロット VHSスルー
1985年 イザベルの誘惑
La tentation d'Isabelle
なまいきシャルロット
L'éffrontée
シャルロット セザール賞有望若手女優賞 受賞
1986年 シャルロット・フォー・エヴァー
Charlotte For Ever
シャルロット セルジュ・ゲンズブールと親子役で共演
1987年 アニエス・Vによるジェーン・B
Jane B par Agnès V
La fille de J.
カンフー・マスター!
Kung-fu master !
ルーシー ジェーン・バーキンと親子役で共演
1988年 小さな泥棒
La petite voleuse
ジャニーン
1990年 太陽は夜も輝く
Il sole anche di notte
マチルダ
1991年 メルシー・ラ・ヴィ
Merci la vie
カミーユ
愛を止めないで
Aux yeux du monde
ジュリエット
1992年 愛されすぎて
Amoureuse
マリー
ルナティック・ラブ 禁断の姉弟
The Cement Garden
ジュリー
1996年 ジェイン・エア
Jane Eyre
ジェイン・エア
アンナ・オズ
Anna Oz
アンナ・オズ
ラブetc.
Love, etc...
マリー
1999年 イントルーダー 侵入者
The Intruder
カトリーヌ
ブッシュ・ド・ノエル
La Bûche
ミラ セザール賞 最優秀助演女優賞 受賞
2000年 ニュルンベルク軍事裁判
Nuremberg
Marie Claude Vaillant-Couturier テレビ・ミニシリーズ
レ・ミゼラブル
Les misérables
ファンティーヌ テレビ・ミニシリーズ
フェリックとローラ
Félix et Lola
ローラ
2001年 僕の妻はシャルロット・ゲンズブール
Ma femme est une actrice
シャルロット
2003年 21グラム
21 Grams
メアリー・リヴァース
2004年 フレンチなしあわせのみつけ方
Ils se marièrent et eurent beaucoup d'enfants
ガブリエル
2005年 レミング
Lemming
Bénédicte Getty
2006年 恋愛睡眠のすすめ
The Science of Sleep'
ステファニー
Prete-moi ta main エマ
新世界[注 1]
The Golden Door
2007年 アイム・ノット・ゼア
I'm Not There
クレア
2008年 アニエスの浜辺
Les plages d'Agnès
ドキュメンタリー
2009年 アンチクライスト
Antichrist
彼女 カンヌ国際映画祭 女優賞 受賞
最終目的地
The City of Your Final Destination
アーデン
2010年 パパの木
The Tree
ドーン
2011年 メランコリア
Melancholia
クレア
2012年 詩人、愛の告白
Confession of a Child of the Century
ブリジット WOWOW放映
DVD発売
2013年 ニンフォマニアック
Nymphomaniac
ジョー
2014年 サンバ
Samba
アリス
ラブ・トライアングル 秘密
3 cœurs
シルヴィー WOWOW放映
2015年 誰のせいでもない
Every Thing Will Be Fine
ケイト
2016年 インデペンデンス・デイ: リサージェンス
Independence Day: Resurgence
カトリーヌ・マルソー博士
嘘はフィクサーのはじまり
Norman: The Moderate Rise and Tragic Fall of a New York Fixer
アレックス・グリーン
2017年 イスマエルの亡霊たち
Ismael's Ghosts
シルビア
スノーマン 雪闇の殺人鬼
The Snowman
ラケル・ファウケ
母との約束、250通の手紙
La Promesse de l'aube
ニーナ・カツェフ
2018年 孤独なふりした世界で
I Think We're Alone Now
ヴァイオレット
2021年 ジェーンとシャルロット
Jane par Charlotte
初監督作品。
母ジェーン・バーキンについてのドキュメンタリー
告発の先に
Les Choses humaines
クレール・ファレル WOWOW放映
2022年 ほの蒼き瞳
The Pale Blue Eye
パッツィ Netflixオリジナル映画
2023年 午前4時にパリの夜は明ける英語版
The Passengers of the Night
エリザベート

ディスコグラフィ

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スタジオ・アルバム

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  • 魅少女シャルロット』 - Charlotte for Ever (1986年) ※再発盤のタイトルは『Lemon Incest』
  • 5:55』 - 5:55 (2006年)
  • IRM』 - IRM (2009年)
  • 『ステージ・ウィスパー』 - Stage Whisper (2011年)
  • 『レスト』 - Rest (2017年)

来日公演

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脚注

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注釈

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  1. ^ イタリア映画祭での題名。

出典

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  1. ^ シャルロット・ゲンズブールとコラボした「ナーズ」夏コレクション”. WWD JAPAN (2017年5月9日). 2018年2月17日閲覧。
  2. ^ “シャルロット・ゲンズブールが妖艶な裸体を披露する衝撃作が遂に公開”. MOVIE WALKER PRESS (株式会社ムービーウォーカー). (2011年2月20日). https://moviewalker.jp/news/article/18240/ 2023年8月28日閲覧。 
  3. ^ Charlotte's web”. Times Online (2007年6月3日). 2008年7月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月28日閲覧。
  4. ^ シャルロット・ゲンズブール ---フレンチシックの女王がNYへ引っ越した理由”. VOGUE (2017年11月15日). 2018年2月17日閲覧。
  5. ^ アルバム『Rest』インタビュー”. リアルサウンド (2017年11月17日). 2018年2月17日閲覧。
  6. ^ 40代で成功を手にしたシャルロット・ゲンズブール、自らを語る”. BARKS (2018年1月3日). 2018年2月17日閲覧。
  7. ^ a b Swanson, Carl (2014年3月10日). “Charlotte Gainsbourg on Nymphomaniac”. Vulture.com. New York Media LLC.. 2015年4月17日閲覧。
  8. ^ Adams, William Lee (2010年1月26日). “Charlotte Gainsbourg on Lars Von Trier, Beck”. TIME. 2015年4月17日閲覧。
  9. ^ “Brain surgery for star Gainsbourg”. BBC NEWS (BBC). (2007年9月6日). http://news.bbc.co.uk/2/hi/entertainment/6981963.stm 2023年8月28日閲覧。 

関連文献

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外部リンク

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