サン=テグジュペリ (宝塚歌劇)
『サン=テグジュペリ』は、2012年に宝塚歌劇団にて上演されたミュージカル。形式名は「ミュージカル・ファンタジー[1]」、18場[1]。副題として「-「星の王子さま」になった操縦士(パイロット)[1]-」。作・演出は谷正純[1]、初演で主役サン=テグジュペリ(サン=テックス)を演じたのは当時、花組トップスターの蘭寿とむ。上演時間は約1時間35分。
あらすじ
編集厳格なフランス貴族の家に生まれながらも、操縦士(パイロット)として、作家として天空を飛び続け、空の彼方に消えて行ったアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ。彼とその妻コンスエロ、中米マヤ族の血を引く妖艶で情熱的な妻との愛情を軸に、サン=テグジュペリの心の世界「星の王子さま」がファンタジックに絡み合い、純真な心の美しさを描く。
上演記録
編集主な役名
編集※「()」は新人公演
- サン=テックス(サン=テグジュペリ):蘭寿とむ(芹香斗亜)[2]
- コンスエロ:蘭乃はな(春妃うらら)[2]
- ギヨメ:壮一帆(大河凜)[2]
- メルモーズ:愛音羽麗(和海しょう)[2]
- レオン・ヴェルト:汝鳥伶(天真みちる)[2]
- クレミュー:高翔みず希(日高大地)[2]
- プレヴォー:悠真倫(羽立光来)[2]
- ネリー:桜一花(華雅りりか)[2]
- レーヌ:華形ひかる(水美舞斗)[2]
- コルノー:紫峰七海(銀華水)[2]
- シモーヌ:花野じゅりあ(鞠花ゆめ)[2]
- フランソワーズ:初姫さあや(桜帆ゆかり)[2]
- ベルナール:春風弥里(真輝いづみ)[2]
- アビラ大佐:夕霧らい(神房佳希)[2]
- ノエル:華耀きらり(仙名彩世)[2]
- ザジ:月央和沙(航琉ひびき)[2]
- ホルスト:望海風斗(柚香光)[2]
- ルネ;彩城レア(冴華りおな)[2]
- ガブリエル:芽吹幸奈(菜那くらら)[2]
- ルイーズ:梅咲衣舞(凪咲星南)[2]
- ルフィーノ:瀬戸かずや(舞月なぎさ)[2]
- 新聞記者:冴月瑠那(桜咲彩花)[2]
- マックス:鳳真由(蘭舞ゆう)[2]
- 新聞記者:輝良まさと(桜舞しおん)[2]
- サレス:天真みちる(愛羽ふぶき)[2]
- 新聞記者:日高大地(千幸あき)[2]
- 新聞記者:銀華水(碧宮るか)[2]
- アルベール:芹香斗亜(優波慧)[2]
- リゲル:大河凜(矢吹世奈)[2]
- ポーレット:桜咲彩花(朝月希和)[2]
- デージィー:仙名彩世(乙羽映見)[2]
- コレット:華雅りりか(真鳳つぐみ)[2]
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- 星の王子さま:蘭寿とむ、蘭乃はな
- バラ:蘭乃はな
- きつね:壮一帆
- 地理学者:高翔みず希
- 酔っぱらい:悠真倫
- うぬぼれ屋:愛音羽麗
- 王様:紫峰七海
場面
編集- プロローグ/星の王子さま
- サンタムール/ベルリンからの訪問者
- アルゼンチン/郵便飛行士
- アルゼンチン/エルサルバドルの小さな火山
- サンタムール/愛の伝説
- モロッコ/女たちの戦い
- リビア砂漠/不時着
- 星の王子さま/プチ・プリンス
- モロッコ/ミ・アミーゴ
- モロッコ/すれ違う二人
- パリ/空の英雄
- パリ/大戦勃発
- サンタムール/別離の晩餐
- ポルトガル/ミ・アミーゴ
- ニューヨーク/ぼくの大切な花
- シチリア島/戦う操縦士
- サンタムール/サン=テックスを撃墜した男
- エピローグ/小惑星B-612
参考資料:公演プログラム(宝塚大劇場・東京宝塚劇場)
スタッフ
編集※氏名の後ろに「宝塚」、「東京」の文字がなければ両劇場共通
- 作・演出:谷正純
- 作曲・編曲:吉崎憲治
- 編曲:脇田稔・水野久興
- 音楽指揮:伊澤一郎(宝塚)、西野淳(東京)
- 振付:尚すみれ・御織ゆみ乃
- 装置:新宮有紀
- 衣装:任田幾英
- 照明:勝柴次朗
- 音響:切江勝
- 小道具:西川昌希
- 演技指導:立ともみ
- 演出補:大野拓史
- 衣装補:川底美由紀
- 舞台進行:阪田健嗣
以下、併演作品と共通
参考資料:公演プログラム(宝塚大劇場・東京宝塚劇場)
脚注
編集参考文献
編集- 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(舞台編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14600-3。
関連作品
編集劇中にて使用、参考にされている作品