カスパーゼ-4
カスパーゼ-4(Caspase 4)は、他のタンパク質をアスパラギン酸残基で切断するタンパク質分解酵素である。システインプロテアーゼファミリーに属し、カスパーゼと呼ばれる。カスパーゼ-4の機能は、完全には明らかになっていないが、カスパーゼ-1とカスパーゼ-5、さらにネズミ亜科の持つホモログであるカスパーゼ-11とともに炎症性カスパーゼであり、免疫系において役割を持つと考えられている[1]。
カスパーゼ-4 | |
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識別子 | |
略号 | CASP4 |
他の略号 | ICE(rel)II, ICH-2, TX |
Entrez | 837 |
HUGO | 1505 |
OMIM | 602664 |
RefSeq | NM_001225 |
UniProt | P49662 |
他のデータ | |
EC番号 (KEGG) | 3.4.22.57 |
遺伝子座 | Chr. 11 q22.2-q22.3 |
非ステロイド系抗炎症薬であるインドプロフェンは、カスパーゼ-4の阻害剤である[2]。
関連項目
編集出典
編集- ^ “Inflammatory caspases and inflammasomes: master switches of inflammation”. Cell Death Differ. 14 (1): 10-22. (2007). doi:10.1038/sj.cdd.4402038. PMID 16977329.
- ^ “NSAIDs are Caspase Inhibitors”. Cell Chem Biol 24 (3): 281-292. (2017). doi:10.1016/j.chembiol.2017.02.003. PMC 5357154. PMID 28238723 .