XDarwin
XDarwinは、オペレーティングシステムMac OS XおよびDarwin上で動作するために移植されたX Window Systemをサポートするディスプレイサーバであった。これらのオペレーティングシテム上でX11のために書かれたプログラムの使用を可能にした。
XDarwinで動作するWindow Maker | |
開発元 | XonX |
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対応OS | Mac OS X |
サポート状況 | Discontinued |
種別 | ディスプレイサーバ |
概要
編集XDarwinはXFree86開発者らによって作られた分派プロジェクトであるXonXプロジェクトによって移植された。XFree86とXorg両サーバの上流ソースコードにおいて統合されている。
元々は、XDarwinは動作するためにXウィンドウマネージャを必要とした。このタスクのために、OroborOSX[1]と呼ばれるウィンドウマネージャが作られた。これは別のXウィンドウマネージャであるOroborusを基にしていたが、ネイティブのMac OSウィンドウマネージャらしく見えるように改良された。XDarwinのより最近のバージョンはルートレースモードでも作動できる。つまり、Xのためにこういったプログラムを区別に必要とする代わりにネイティブのウィンドウマネージャと統合されている。
AppleのXQuartzの導入前は、XDarwinがOS Xのために唯一のX11サーバであった。XonXプロジェクトによれば、XQuartzそれ自身がXDarwinからのコードを含んでいる。OpenOffice.orgといったプログラムはX11ウィンドウ環境(ルートレースあるいはフルスクリーンモードのどちらか)において動作するためにXDarwinを使用する。
出典
編集- ^ Adrian Umpleby. “Modified Oroborus for Mac OS X”. 2019年5月28日閲覧。
関連項目
編集- MacX – Classic Mac OS上でのX11サポート
外部リンク
編集- X.org – Official home of the X Window System
- X on Darwin and Mac OS X from X11R7.0 documentation
- XonX project
- OroborOSX