XFree86は、1991年よりオープンソースで開発されていたX Window Systemの実装である。名称は、AT&Tによるi386向けX Window Systemの実装であるX386の3 (Three) をFreeに置き換えた点から由来している。

XFree86
開発元 The XFree86 Project, Inc.™
初版 1991年 (33年前) (1991)
最新版
4.8.0 / 2008年12月15日 (15年前) (2008-12-15)
リポジトリ
  • [cvs://anoncvs@anoncvs.xfree86.org:/cvs cvs://anoncvs@anoncvs.xfree86.org:/cvs]
ウィキデータを編集
対応OS マルチプル
サポート状況 終了
種別 ウィンドウシステム
ライセンス XFree86 License 1.1
公式サイト www.xfree86.org
テンプレートを表示

PC向けに広く使われていたフリーソフトウェアであり、OSとしては、LinuxFreeBSDNetBSDOpenBSDSolarisMac OS XWindows NTOS/2などを対象としている。CPUアーキテクチャとしては、当初i386系CPUだけがサポートされたが、後にPowerPCなどの他のCPUもサポートするようになっている。

現在、2009年5月を最後にコミットされておらず、2011年にはプロジェクトは休止したと確認された。

X.Org Foundationの分離

編集

XFree86のバージョン4.4からはライセンス条項が変わり、Apache Software Licenseの謝辞条項に極めて類似した、いわゆる宣伝条項付きBSDライセンスと似たものになったため、GPLをライセンスとしているソフトウェアを含むディストリビューションではライセンス間の矛盾により使用できなくなった。このライセンス形態の変更と以前からのXFree86の開発プロセスの閉鎖性に不満を持ったXFree86の中核メンバーがXFree86 Projectを離脱し、新たにX.Org Foundationを立ち上げた。

関連項目

編集

外部リンク

編集