Wikipedia:行動の方針は心中の協定ではない
この文書は私論です。一部のウィキペディアンが助言や意見を記したものです。広く共有されている考え方もあれば、少数意見の見解もあります。内容の是非については慎重に検討してください。 |
この文書の要旨: ウィキペディアを守ることは規定を杓子定規に守ることよりも重要です。 |
「善意にとるは心中の協定ではない」("Assume good faith" is not a suicide pact.)という言葉は、ウィキペディアのガイドラインである「Wikipedia:善意にとる」に関係して、ウィキペディア創設者ジミー・ウェールズが2005年3月に述べた言葉に由来します。
Our social policies are not a suicide pact. They are in place to help us write the encyclopedia. ... We need to take due process seriously, but we also need to remember: this is not a democracy, this is not an experiment in anarchy, it's a project to make the world a better place by giving away a free encyclopedia ... we can cut some serious slack to administrators who are doing the good work of defending us from nonsense.
(訳)
— Jimbo Wales、Wikipedia:Arbitration
私たちの社交方針は心中の協定ではありません。それらは百科事典を書く一助となるためにあります。[...] 手続きは重要ですが、忘れてはならないことがあります:ここは民主主義ではありませんし、無政府主義の実験場でもありません。ここは無料の百科事典を人々に与えることで、世界をより良くするためのプロジェクトです。[...] 私たちを馬鹿げたことから遠ざけるために良い仕事をする管理者にはいくらか寛容であってもいいでしょう。
このフレーズは編集者・管理者の行動に「Wikipedia:ルールすべてを無視しなさい」(「ウィキペディアの改善や維持をしようとするときに、いまあるルールが邪魔になるのなら、そのルールを無視してください」)を適用した形となっています。「ルールすべてを無視しなさい」と同じく、「善意にとるは心中の協定ではない」という考え方は管理者が官僚的な手続きに囚われずにウィキペディアを守るための例外であり、行動についての方針を無視せよという指針ではありません。この私論を引用しても直ちに免罪符になるわけではありません。