Template:基礎情報 文学作品
文学作品の記事で作品の基礎情報を記載するためのテンプレートです。小説のほか、詩、随筆、文芸評論など文学的な著作に対して使用できます。ただし戯曲は専用のテンプレートが別にあります(Template:基礎情報 戯曲)。
文学作品の記事に使用可能なテンプレートには他にTemplate:基礎情報 書籍やTemplate:Infobox animanga/Novelなどがあります。書籍テンプレートは、ノンフィクション本などの一般的な書籍のほか、文学作品でも、特に記事の主題が特定の短編作品よりも「短編集」「作品集」に比重が置かれているような場合にも使用可能です。animanga/Novelテンプレートは、ライトノベル・キャラクター小説などの場合に使用可能です。
使い方
以下を記事の冒頭に貼り付けます。
{{基礎情報 文学作品 |題名 = |原題 = |画像 = |画像サイズ = |キャプション = |訳題 = |作者 = |国 = |言語 = |ジャンル = |シリーズ = |発表形態 = |初出 = |初出時の題名 = |初出の出版元 = |初出の挿絵 = |刊行 = |刊行の出版元 = |刊行の出版年月日 = |収録 = |収録の出版元 = |収録の出版年月日 = |装幀 = |装画 = |題字 = |口絵 = |挿絵 = |作品ページ数 = |総ページ数 = |id = |受賞 = |前作 = |次作 = |訳者 = }}
引数
- 題名
- 作品名を記入します。サブタイトル(副題)がある場合、サブタイトルは小文字スタイルで処理するのが望ましい。
- 原題
- 日本語以外の言語で発表された作品の原題(原語表記)を記入します。英語・日本語にない文字を含む場合はTemplate:Langを使用します。
- 画像
- 表示する画像のファイル名を記入します。「
[[
」「]]
」や「画像:
」「Image:
」は不要です。日本語版ではフェアユースに基づいて画像を使用することはできません。したがって、使用できるのはGFDLの下にあるかパブリックドメインである画像に限られます。 - 画像サイズ
- imageで指定された画像の幅をピクセル数で記入します。「
px
」は不要です。未指定の場合、画像の幅は200ピクセルになります。imageが未指定の場合、記入は不要です。 - キャプション
- imageで指定された画像の下に表示される画像の説明を記入します。imageが未指定の場合、記入は不要です。
- 訳題
- 日本語作品の英題などを記入します(任意)。英語の翻訳題名がない場合、他の翻訳された言語でも構いません(他国で多く翻訳出版され広く認知されている外国語が望ましい)。英語・日本語にない文字を含む場合はTemplate:Langを使用します。
- 作者
- 作者名を記入します。
- 国
- 基本的には作品が発表された国を記入しますが、作者の国籍を優先しても構いません。亡命作家の場合など、出版に関する複雑な事情があり妥当な国名が推定しづらいような場合は未記入で構いません。基本的には、Template国名3レターコードを使用します。例1:
{{JPN}}
。例2:{{USA}}
。 - 言語
- 作品がそれによって書かれた言語を記入します。サミュエル・ベケットのいくつかの作品のように、作者自身が同じ作品を複数の異なる言語で書いている場合のみ複数記入します。
- ジャンル
- 作品のジャンルを記入します。小説の場合は、長編小説、短編小説、ショートショート、推理小説、恋愛小説、歴史小説など。そのほかのジャンルの場合は随筆(エッセイ)、詩(叙事詩、抒情詩、叙景詩、…)、自伝、日記、紀行、ノンフィクション、ルポルタージュなど。
- その作品に対して広く妥当とみなされているジャンルを選び、限られた特定の評者だけがそれと見なしているものは入れないようにしてください。「純文学」「大衆文学」など判断に揺れ幅のある性質のものは記入しないでください。
- シリーズ
- シリーズ作品の場合、そのシリーズ名を書きます。例:シャーロック・ホームズシリーズ、人間喜劇 など。出版社の叢書名・レーベル名ではありません。
- 発表形態
- その作品が最初に発表された際の発表形式を記します。例:新聞連載、雑誌掲載、ウェブ掲載、(単行本)書き下ろし、シリーズ連載 など
- 初出
- 作品が最初に発表された雑誌・文芸同人誌といった媒体と年月(雑誌などの場合は発行年と号数)を記入します。単行本書き下ろしの場合は空欄にします。シリーズ連載などで発表媒体が多数におよぶ場合は代表的なもののみ記入するか、あるいは記事本文に記入したうえで「本文参照」としてもよい。
- 初出時の題名
- 初出時の題名を記入します。名称の変化がない場合は空欄にします。連載などで初出時の題名が複数にわたる場合は「初出」欄にて発行年・号数と共に記入します。
- 初出の出版元
- 最初に発表された出版者(出版社)を記入します。「初出」の雑誌媒体が広く認知されていないものの場合などに記入が推奨されます(有名雑誌の場合は省略可)。
- 初出の挿絵
- 初出時に挿絵を伴っていた場合に挿絵の担当者を記入します。
- 刊行
- 最初に刊行された単行本の書籍名を記入します(作品名と同じ書籍名がほとんどなのであえて記入しなくても構いませんが、同時収録の他の作品名が並列している場合もあるため)。短編集や選集・全集に収録された短編・中編作品の場合は下記の「収録」欄に記入してください(作品がその本の表題作となっている場合にはこの「刊行」に記入可)。刊本情報が複数に及ぶ時や、レイアウトの面から見て、タイトル以外の情報を記載するのに使用することもあります。
- 刊行の出版元
- 作品タイトルの刊行本がある場合に、その出版社を記入します。
- 刊行の出版年月日
- 作品タイトルの刊行本がある場合に、その出版年月日を記入します。
※なお、下記の「収録」情報との並記の場合、レイアウトの都合上「刊行」欄に出版元と年月日などを込みで記入し対応してもよい。 - 収録
- 短編・中編作品などで、作品名が書籍タイトルに冠されない場合、最初に収録された作品集や全集などの書籍名を記入します。後発の収録本も任意で追記可能。刊本情報が複数に及ぶ時や、レイアウトの面から見て、タイトル以外の情報を記載するのに使用することもあります。
- 収録の出版元
- 収録本がある場合に、その出版社を記入します。
- 収録の出版年月日
- 収録本がある場合に、その出版年月日を記入します。
※なお、上記の「刊行」情報との並記の場合、レイアウトの都合上「収録」欄に出版元と年月日などを込みで記入し対応してもよい。 - 装幀
- 装幀の担当者(あるいは担当社)を記入します。
- 装画
- 装画の担当者を記入します。
- 題字
- 題字の担当者を記入します。
- 口絵
- 口絵の担当者を記入します。
- 挿絵
- 挿絵の担当者を記入します。
- 作品ページ数
- 短編作品の場合に、作品ページ数を記入します。「
p
」「ページ
」「頁
」などの助数詞は不要です。 - 総ページ数
- 総ページ数を記入します。「
p
」「ページ
」「頁
」などの助数詞は不要です。 - id
- 書籍のISBNを記入します。ISBNを記入するときは{{ISBN2}}を使用してください。
- 受賞
- その作品に対して与えられた賞を記入します。短編作品の場合、「その短編を表題作とする短編集に与えられたもの」の場合はその旨を明記し、その短編単独で与えられた賞と区別が付くように記入してください。
- なおノーベル文学賞は作家・文学者の業績に対して与えられる賞で特定の作品に与えられるものではないため、受賞理由に特定の作品名が挙げられている場合でもテンプレートには記入しないでください。
- 前作、次作
- その作品がシリーズ作品の内の1作である場合に、シリーズの前後の作品名を記入します。「作家がその作品の前後に書いた作品」ではありません。
- 訳者
- 日本語以外の言語で発表された作品で、日本語訳がある場合、その和訳者とその訳の出版年を記入します。多数ある場合は無理に列挙せず、特に代表的なもののみに絞るか、記事本文に記入した上で「本文参照」などとしてください。
注:
- 全て記入する必要はありませんが、後の加筆のために記入欄は残しておくことが推奨されます。
- 項目の1行が長くなる場合、改行「
<br />
」で区切って適宜調整してください。
記入例
こゝろ | |
---|---|
訳題 | Kokoro |
作者 | 夏目漱石 |
国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
ジャンル | 長編小説 |
発表形態 | 新聞連載 |
初出情報 | |
初出 |
『朝日新聞』 1914年4月20日 - 8月11日 |
初出時の題名 | 「心 先生の遺書」 |
刊本情報 | |
出版元 | 岩波書店 |
出版年月日 | 1914年9月 |
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飼育 | |
---|---|
作者 | 大江健三郎 |
国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
ジャンル | 短編小説 |
発表形態 | 雑誌掲載 |
初出情報 | |
初出 | 『文学界』 1958年1月号 |
刊本情報 | |
収録 | 『死者の奢り・飼育』 |
出版元 | 新潮社 |
出版年月日 | 1959年9月 |
受賞 | |
第39回芥川龍之介賞 | |
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長いお別れ The Long Goodbye | |
---|---|
作者 | レイモンド・チャンドラー |
国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
ジャンル | 長編小説、探偵小説 |
シリーズ | フィリップ・マーロウシリーズ |
発表形態 | 書き下ろし |
刊本情報 | |
出版元 | ハミッシュ・ハミルトン |
出版年月日 | 1953年 |
id | ISBN 4-15-070451-1 |
受賞 | |
エドガー賞 長編賞(1955年) | |
シリーズ情報 | |
前作 | かわいい女 |
次作 | プレイバック |
日本語訳 | |
訳者 |
清水俊二(1958年) 村上春樹(2009年) |
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陰翳礼讃 | |
---|---|
訳題 | In Praise of Shadows |
作者 | 谷崎潤一郎 |
国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
ジャンル | 随筆 |
発表形態 | 雑誌連載 |
初出情報 | |
初出 | 『経済往来』 1933年12月号-1934年1月号 |
出版元 | 日本評論社 |
刊本情報 | |
出版元 | 創元社 |
出版年月日 | 1939年12月 |
id | ISBN 4-12-202413-7 |
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