MotoE世界選手権
この項目「MotoE世界選手権」は翻訳されたばかりのものです。不自然あるいは曖昧な表現などが含まれる可能性があり、このままでは読みづらいかもしれません。(原文:英語版 "MotoE World Cup" 9 August 2018 01:23 UTC) 修正、加筆に協力し、現在の表現をより自然な表現にして下さる方を求めています。ノートページや履歴も参照してください。(2020年6月) |
FIM Enel MotoE世界選手権は、電動バイクによって行われるロードレース (オートバイ)。 国際モーターサイクリズム連盟によって認可されている。2022年まではFIM Enel MotoE ワールドカップの名称で行われていた。
カテゴリ | オートバイ競技 |
---|---|
国・地域 | ヨーロッパ |
開始年 | 2019年のMotoE |
ライダー | 18 |
チーム | 11 |
コンストラクター | ドゥカティ |
タイヤ サプライヤー | ミシュラン |
ライダーズ チャンピオン | エクトル・ガルソ |
チーム チャンピオン | ダイナボルト・インタクトGP MotoE |
公式サイト | motogp.com |
現在のシーズン |
概要
編集初年度の2019シーズンではヨーロッパの5つのサーキットにおいてMotoGPのサポートレースとして開催される予定だったが[1]、 同年3月にスペインのヘレス・サーキットで行われていたテスト中に火災が発生し、機材の多くはダメージを受け、マシンは全て失われた[2][3]。
そのため開幕レースとして同年5月に予定されていた、ヘレス・サーキットとフランスのサルト・サーキットでのレースは中止され[4]、4会場、6レースからなる新たなレーススケジュールが発表された[5]。
車輌
編集イタリアの電動バイクメーカーであるエネルジカから供給される『エネルジカ・エゴ・コルサ』によってレースが行われる[6]
- モーター: 永久磁石シンクロナスモーター(オイル冷却)
- 最高出力: 110 kW (147 hp/cv)
- 加速: 0-60 mph in three seconds
- 最高速度: 250 km/h (155 mph)
- トルク: 147.5 lb.-ft. (5,000 rpm)
- フレーム: 鉄製トラスフレーム
- スイングアーム: 鋳造アルミニウム
- ホイール: 鍛造アルミニウム
- スロットル: ライドバイワイヤ方式
- バッテリー: 高電圧リチウムイオン
- 充電: CCS(総合充電システム)準拠の直流急速充電ステーションを使用した場合、約20分で0から80パーセント程度まで充電可能。交流普通充電も可能
シーズン
編集2019
編集開幕シーズンである2019には7月から12月にかけて6レース開催された。イタリアのマッテオ・フェラーリが初代チャンピオンとなった。前述のように、5月に予定されていた開幕戦はテスト走行中の火災により延期された[7]他、第2ラウンドのオーストリアのレースでも、第1ラウンドの覇者ニキ・トゥーリの機体が充電中に発火するトラブルがあった[8]。
2020
編集5月から12月にかけてレースが予定されていたが、新型コロナウイルス感染症の流行 (2019年-)により5月のスペイングランプリは中止され、7月以降の新たなスケジュールが発表されている[9]。
2021
編集5月から9月にかけて6レース開催された。マルクVDSレーシングチーム所属のマイク・ディ・メッリオがFIM世界耐久選手権のカレンダーがブッキングとしてしまい、代役が見つけられなかったことから参戦を取り止めた[10]。また日本人ライダーとして大久保光がアヴァン・アジョMotoEから参戦した。スペインのジョルディ・トーレスが2連覇を達成した。
2022
編集エネルジカのマシンを使用する最後のシーズンである。スイスのドミニク・エガーターがチャンピオンとなった。
2023
編集ドゥカティがマシンを供給する最初のシーズンである。HPポンスLos40のマッティア・カサデイがチャンピオンとなった。
2024
編集ダイナボルト・インタクトGP MotoEのエクトル・ガルソがチャンピオンとなった。
脚注
編集- ^ “FIM Enel MotoE™ World Cup: a new class of competition”. motogp.com. 2020年6月19日閲覧。
- ^ “MotoE™ワールドカップ~火災によりオフィシャルテスト中止”. motogp.com. 2020年6月19日閲覧。
- ^ “2019年新設の電動バイクレース、MotoEのヘレステスト中に火災発生。損害状況は深刻”. www.as-web.jp. 2020年6月19日閲覧。
- ^ MotoE 2019 season will go ahead despite cancelled opener Autosport, 14 March 2019. 2020年6月19日閲覧。
- ^ New MotoE™ calendar announced, MotoGP.com. 2020年6月19日閲覧。
- ^ “『エネルジカ・エゴ・コルサ』の主要諸元”. MotoGP. 2020年6月19日閲覧。
- ^ “MotoE reveals cause of Jerez fire disaster”. motorsport.com (2019年3月16日). 2020年6月19日閲覧。
- ^ “MotoE、またしても火災発生。充電中のバイクから出火も、大事には至らず”. jp.motorsport.com (2019年8月10日). 2020年6月19日閲覧。
- ^ “『MotoE™ワールドカップ』~2020年シーズンの開催日程発表”. motogp.com (2020年6月11日). 2020年6月19日閲覧。
- ^ “Marc VDS Racing to withdraw from FIM Enel MotoE™ World Cup”. MotoGP.com. ドルナスポーツ (2021年1月21日). 2021年2月28日閲覧。