Key (一青窈のアルバム)
『Key』(キー)は、日本の歌手一青窈の4枚目のアルバム。2008年3月5日発売。
『Key』 | ||||
---|---|---|---|---|
一青窈 の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | J-POP | |||
時間 | ||||
レーベル | コロムビアミュージックエンタテインメント | |||
プロデュース | 武部聡志 | |||
チャート最高順位 | ||||
一青窈 アルバム 年表 | ||||
| ||||
『Key』収録のシングル | ||||
概要
編集オリジナル・アルバムとしては『&』から、約2年3ヶ月ぶりとなる。
本作は一青曰く「コンセプト・アルバム」としての位置付けとなるアルバムであるそうであり、作曲家の武部聡志もよく「コンセプト・アルバムが作りたいよね。」と言っていたのだと言う[2]。しかし、アルバムの制作過程で楽曲をシングルとして切っていってしまうとどうしてもそのシングルに合わせたアルバムにせざるを得ない形となってしまう事があったため、その辺りにしっかりと折り合いを付けつつ、前作から2年の期間が空いた事も相まって「本当にコンセプト・アルバムを作っていこう」と決まり、制作されたのが本アルバムだったのだと言い、一本筋の通った世界観を持ったアルバムとしては一番の出来になったと言う[2]。
本作のコンセプトとしては、この世界の中に住む人々は実は割りと身近な所で魔法のような事をやっているのではないか?と思い、どの状況でも自分の持つ原風景に近い場所やものを見た時に昔の思い出に引き戻される時があったり、知らないものと遭遇した時に新たな道を切り開いていったりと言ったような行動を音と言葉にして形にしていく事でリアルファンタジーのような世界観を描いていくと言う意味合いが込められているとの事[2]。
収録曲
編集CD
編集(全作詞:一青窈)
- Key
- 作曲・編曲:武部聡志
- 空中ブランコ
- 宙ぶらりん
- つないで手
- 幻月
- 作曲・編曲:武部聡志
- シャンデリア
- 作曲・編曲:Akeboshi
- moonlight
- ひとりでに
- 作曲:川江美奈子/編曲:武部聡志
- 10thシングル『「ただいま」』のカップリング
- doorway
- 作曲・編曲:武部聡志
- ドミノ
- 作曲:マシコタツロウ/編曲:鈴木正人
- 9thシングル『つないで手』のカップリング
- 全薬工業「新ジキニン顆粒」2007年CMソング
- 受け入れて
- 作曲:川江美奈子/編曲:武部聡志
- 11thシングル
- 虫プロダクション配給アニメ映画「パッテンライ!! 〜南の島の水ものがたり〜」主題歌
- 茶番劇
- 作曲:横山剣/編曲:武部聡志、横山剣
- 栞
- 「ただいま」inside ver.
DVD
編集- もらい泣き(Live)
- 大家(Live)
- 金魚すくい(Live)
- 江戸ポルカ(Live)
- ハナミズキ(Live)
- 影踏み(Live)
- かざぐるま(Live)
- 指切り(Live)
- つないで手(PV)
- 「ただいま」(PV)
- 受け入れて(PV)
演奏
編集- 一青窈
- Vocal
- Chorus (#2.3.7.10.11.12)
- 小倉博和
- Acoustic Guitar (#1-5.9)
- Electric Guitar (#2.4)
- 武部聡志
- Piano (#1.5.8.9.12.14)
- Keyboards (#3.4.11.13)
- Organ (#8.12)
- 國分建臣:Drums (#2.6)
- 前田啓介 (レミオロメン):Electric Bass (#2)
- 皆川真人:Keyboards & Programming (#2)
- 四家卯大ストリングス:Strings (#2.4.11)
- 坂田学:Drums (#3.7.10)
- 種子田健:Electric Bass (#3.4.13)
- 山中雅文:Synthesizer Operator (#3.4.11.13)
- 西村浩二:Trumpet (#3)
- 村田陽一:Trombone (#3)
- 山本拓夫:Alto Sax (#3)
- 河村智康:Drums (#4.12.13)
- 濱野泰政:Wood Bass (#4)
- 永田健志:Acoustic Guitar, Electric Guitar (#6)
- Akeboshi:Piano & Programming (#6)
- 樋口泰世:Cello (#6)
- マーティン・ジョンソン:Violin (#6)
- 津久場郷史:Tin Whistle (#6)
- 良原リエ:Accordion (#6)
- 鈴木正人
- Electric Bass (#7.10)
- Organ, Wurlitzer (#10)
- 高野寛:Acoustic Guitar, Electric Guitar (#7)
- 中島ノブユキ:Rhodes (#7)
- 島祐介:Flugelhorn (#7)
- 権藤和彦:Euphonium (#7)
- 福原将宜:Acoustic Guitar, Electric Guitar (#10.13)
- 高田漣:Pedal Steel (#10)
- マシコタツロウ:Chorus (#10)
- 屋敷豪太:Drums (#11)
- 美久月千晴:Electric Bass (#11)
- 鳥山雄司:Electric Guitar (#11.12)
- 山内薫:Electric Bass (#12)
- Tam & Toshi:茶番劇 (#12)
- 弦一徹ストリングス:Strings (#13.14)
脚注
編集- ^ “ORICON NEWS Key”. 2021年5月1日閲覧。
- ^ a b c “インタビュー:一青窈「痛いとか、悲しいと感じるアルバムは作りたくない」”. 2021年5月1日閲覧。
外部リンク
編集- エキサイトミュージックによるインタビュー - ウェイバックマシン(2008年3月11日アーカイブ分)
- hotexpressによるインタビュー
- MSNミュージックによるインタビュー