E31T
ビジネスケータイ E31T(ビジネスケータイ イーさんいちティー)は、東芝が開発・製造し、富士通東芝モバイルコミュニケーションズ(現・FCNT)によって発売された、auブランドを展開するKDDIおよび沖縄セルラー電話のCDMA 1X WIN対応ストレート式フィーチャーフォン型スマートフォンである。メーカー型番はSS11-J01(えすえす いちいち じぇい ぜろいち)[1]。
キャリア | au |
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製造 | 東芝 |
発売日 | 2011年4月 |
概要 | |
OS | Windows Mobile® 6.5.3 Professional Edition 日本語版 (Windows® Phone) |
CPU | Qualcomm Snapdragon S1 QSD8650 1GHz |
音声通信方式 | 3G:CDMA 1X (CDMA2000 1xMC) (800MHz[1]/新800MHz/2GHz) 2G:GSM (900MHz/1.8GHz/1.9GHz) |
データ通信方式 | 3.5G:CDMA 1X WIN (CDMA2000 1xEV-DO Rev.A/Rel.0) 3G:CDMA 1X (CDMA2000 1xMC) |
形状 | 防水・防塵ストレート (携帯テンキーパッド・タッチパネル) |
サイズ | 152 × 56 × 23 mm |
質量 | 187 g |
連続通話時間 | 420分 (国内) |
連続待受時間 | 410分 (国内・移動と静止の組合せ) |
内部メモリ | RAM・384MB ROM・512MB |
外部メモリ | microSD(最大2GB) microSDHC(最大16GB) |
日本語入力 | Microsoft® IME ATOK for Windows Mobile® |
FeliCa | なし |
赤外線通信機能 | なし |
Bluetooth | あり |
放送受信機能 | なし |
備考 | 1. 無線LAN対応 (IEEE 802.11b/g) 2. 指紋センサーを搭載 3. SAR値:1.785W/kg (側頭部) 4. バッテリー容量:1880mAh 5. 製造国: 中国 |
メインディスプレイ | |
方式 | TFT液晶 |
解像度 | 800×480ドット |
サイズ | 3インチ |
表示色数 | 6万5536色 |
サブディスプレイ | |
なし | |
メインカメラ | |
画素数・方式 | 約320万画素・CMOS |
サブカメラ | |
なし | |
カラーバリエーション | |
ブラック×シルバー (Black×Silver) *1 ※ 下記を除く法人向け専用色 | |
ブラック×グリーン (Black×Green) *1 ※ ヤマト運輸向け専用色 | |
■テンプレート / ■ノート ■ウィキプロジェクト |
概要
編集- auブランドのスマートフォンは法人向けとして2代目にあたる機種で、当初から個人(一般)ユーザー向けとしての発売の予定は検討されておらず、ヤマト運輸において2011年1月現在使用されているE03CAを置き換える形で、同社のセールスドライバー向けに導入される。オリジナルUIを除く基本プラットフォーム(OS)、およびCPUなどの各種デバイスに関しては個人ユーザー向けとして発売されている既存のdynapocket IS02(TSI01・RP8-J01)にほぼ準拠しているが、形状はNTTドコモのハンディーターミナル型スマートフォンの、F-05Bなどと同等に防水ストレートでタッチパネルに対応し、キーボードに関してはQWERTYキーではなく、テンキーパッドが採用されている。なお、バッテリーパックに関しては本機専用の大容量タイプのもの(1880mAh)が使用されている。
- 本機種は旧・東芝モバイルコミュニケーション社が最後に単独で開発・製造したスマートフォンでもある。また、2011年のTOSHIBAブランドのスマートフォン(IS11T、およびIS12Tが該当)に関しては富士通東芝名義での開発・製造となる。
- 2011年夏モデルの法人向けスマートフォンのEIS01PT(PT01E)以降の機種より新型番ルールが採用されたため、旧型番ルールを用いたau向けの法人向けスマートフォンとしては最後の機種となった。
歴史
編集- 2010年(平成22年)7月14日 - ワイヤレスジャパン2010にて、本機が公開される。[2]
- 2010年8月6日 - 連邦通信委員会(FCC)を通過。
- 2011年(平成23年)1月以降 - ヤマト運輸へ5万台を納入。
- 2011年4月以降 - 全国にて法人向けとして発売。
- 2011年10月18日 - Microsoft My Phoneのサービスが終了。
- 2012年(平成24年)5月17日 - Windows Mobile 6.x Marketplace のサービスが終了[3]。
- 2012年7月22日 - L800MHz(旧800MHz帯・CDMA Band-Class 3)帯によるサービスの停波によりそれ以降はN800MHz(新800MHz帯・CDMA Band-Class 0)帯および2GHz(CDMA Band-Class 6)帯の各サービスで利用する事となる。
- 2012年9月 - 法人向けの販売を終了。
- 2022年3月31日 - 同キャリアにおける3Gサービスの完全終了・停波により、当機種は全て使用不可となる[4][5]。
主な機能・サービス
編集- Microsoft® My Phone
- Internet Explorer Mobile6
- Outlook Mobile(連絡先、予定、仕事)
- Office Mobile(Word Mobile、Excel Mobile、PowerPoint Mobile)
- Mail、Messenger(Windows Live Messenger Windows Live メール Outlookメール等)
- Windows Media Player Mobile(WMA(WMA9を含む)・WMV(ASFを含む)・MP3・MP4・AAC・M4A・M4A・H.264・AMR対応)
- 自動ログイン機能
- 電卓
- 世界時計
- 天気予報アプリ
- ActiveSync®[6](アプリケーションのインストールのほかに、PC上のMicrosoft OutlookとE31TのPIM(メール、予定表、連絡先、仕事)との同期ができる。企業利用であれば、Microsoft Exchange Serverとのリモートでの同期が図れる。その他に、音楽、動画、WordやExcelなどのファイルのPCとの共有などができる)
- Adobe Reader LE
- Bluetooth
- ボイスレコーダー
- タスクマネージャ
- 伝言メモ
- RSS・Hub
- ボイス短縮ダイヤル
- SIMマネージャ
- 手書きメモ
- 名刺OmCR
- スマートフォンアドレス帳移行ツール
- SPB Backup
- Cyber-SIGN
- PCメール
- PCデータ通信機能
- Cメール
- KDDIオリジナルランチャ(個人向けスマートフォンであるIS02の「NX!UI」に相当するUI)
主な対応サービス | |||
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緊急地震速報 | |||
グローバルパスポート ( |
無線LAN機能 |
Bluetooth |
関連項目
編集- 東芝
- 富士通モバイルコミュニケーションズ
- 東芝製のスマートフォン
- ヤマト運輸
- E03CA
- E05SH
- E06SH
- E30HT
- dynapocket IS02(TSI01・K01-KDDI)
- F-05B - 同端末と同様、大型のバーコードスキャナー、Windows Mobile 6.5を搭載した、佐川急便が採用をしているNTTドコモ提供の富士通製、防水・防塵対応のスマートフォン。佐川急便以外の法人向けにも一般販売されている。
- H-21 Business SmartPhone - 同端末と同様大型のバーコードスキャナーWindows Mobile 6.5を搭載した、オプトエレクトロニクス製の防水・防塵対応のスマートフォン。10キーのタイプのほかにQWERTYキーのタイプもある。
注・出典
編集*1 - 色表示の意味は左からフロントパネル、サイド、背面パネル
- ^ 2012年7月23日より利用不可
- ^ 「KDDI、ヤマト運輸が導入予定の防水・防塵スマートフォン「E31T」を展示」 - ITmedia +D Mobile(2010年7月14日)
- ^ Windows Mobile 6.x Marketplace のサービス終了について - 日本マイクロソフト 2012年5月18日、2013年3月1日閲覧。
- ^ auの3Gサービス「CDMA 1X WIN」が2022年3月末をもって終了 VoLTE非対応4G LTE端末も対象 - ITmedia 2018年11月16日
- ^ 「CDMA 1X WIN」サービスの終了について - KDDI 2018年11月16日
- ^ Windows® XPでこの機能を利用する場合、別途インストールが必要。なお、Windows Vista®およびWindows® 7で利用する場合、別途Windows Mobile® デバイスセンターをインストールする必要がある。
外部リンク
編集E31T(KDDI)(リンク切れ)