AFCカップ2012
AFCカップ2012(英: AFC Cup 2012)は、2004年に第1回大会が行われて以来、9回目のAFCカップである。2012年2月18日から11月3日まで開催され、アル・クウェートが2回目の優勝を果たした。。
AFCカップ2012 AFC Cup 2012 | |
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大会概要 | |
日程 | 2012年2月18日 - 11月3日 |
チーム数 | 34 (1連盟) |
大会結果 | |
優勝 | アル・クウェート (2回目) |
準優勝 | アルビールSC |
大会統計 | |
試合数 | 117試合 |
ゴール数 |
362点 (1試合平均 3.09点) |
得点王 |
アムジャド・ラーディー ラジャー・ラーフィア(9点) |
< 20112013 > |
概要
編集グループリーグ参加クラブ数は前回大会と同じ32チームである。各4チーム、A~H組の8組に分かれる。A~E組は西地区、F~H組は東地区と東西に分かれてのグループ分けとなる。昨年度まではモルディブは東地区に参加していたが、本年度より西地区での参加となる。また、本年度よりマレーシアが復帰し、昨年までAFCプレジデンツカップに参加していたミャンマーのクラブが新たに参加することになった[1]。各グループの上位2チームがノックアウトステージに進出する。
ノックアウトステージは、ラウンド16をグループリーグ1位チームのホームで一発勝負。準々決勝・準決勝はホーム・アンド・アウェー方式で2試合行われる。 前回大会同様決勝戦は、中立地での一発勝負ではなく、決勝に勝ち進んだ2チームのどちらかのホームスタジアムでの一発勝負となる。どちらのホームになるかは事前の抽選によって決められる。
優勝チーム及び準優勝チームは、AFCチャンピオンズリーグ2013プレーオフの出場権が与えられる。
出場枠
編集前年度との変更点は以下のとおり。
- 2012年度はAFCチャンピオンズリーグ予選プレーオフ決勝ラウンドの敗者のみがAFCカップに出場する。(前年度まではプレーオフで敗退したクラブは全てAFCカップに参加出来た)
各参加協会は2つの出場枠が与えられている。
- 第1代表(リーグチャンピオン)はグループリーグに参加する。
- 第2代表(カップ優勝者またはリーグ2位)は、AFC評価ポイントによりグループリーグ出場またはプレーオフ出場に分かれる。
協会ランキング
編集AFCカップ2012の各国の出場枠が2012年12月1日に発表された[2]。AFC評価システムによると最低点の4つの協会(イエメン、マレーシア、モルディブ、ミャンマー)には1つのチームがグループステージに入り、1チームがプレーオフに入ります[3]。
AFCカップ2012への参加 | |
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参加 | |
不参加 | |
(N)本来の出場枠を示す。出場クラブ数によっては直接グループステージ出場に変更される |
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- 註
- ^ AFCカップ (AC): 本来AFCチャンピオンズリーグ2012プレーオフに参加するはずであった中国スーパーリーグ3位の遼寧宏運がプレーオフ出場を辞退し[4]、リーガ・インドネシア優勝のペルシプラ・ジャヤプラは参加不適格とみなされプレーオフ不参加となった[5]。これにより、東地区はAFCチャンピオンズリーグ2012プレーオフ敗者が1チームとなった。
- ^ インドネシア(IDN): >インドネシアは1チームがAFCチャンピオンズリーグ2012プレーオフに参加するため、AFCカップグループステージに参加するクラブは1クラブとなる。
- ^ クウェート(KUW): AFCカップ2011準優勝クラブのアル・クウェートは本来ならAFCチャンピオンズリーグ2012プレーオフに参加するが、ACL出場規定を満たしていなかったため本年もAFCカップグループステージより参加する。これにより、クウェートからは3チームがAFCカップに参加する。
- ^ バーレーン(BHR): バーレーンは本来2つの出場枠を与えられているが、本年は政情不安のため出場を辞退した
参加クラブ
編集
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- 註
- ^ オマーン(OMA): アル・オルーバは、2011年スルタン・カーブース・カップ王者のドファールに代わって出場する。
プレーオフ
編集プレーオフは2012年2月18日に開催される。
なお2011年12月6日に行われた組み合わせ抽選会において、アル・ティラールがプレーオフのホームチームに選ばれ、試合をイエメン・アデンで開催する予定であったものの、イエメン国内の政情不安を理由にホームとアウェーが入れ替えられ、ヴィクトリーの本拠地であるモルディブ・マレで開催されることとなった。[6]
ヴィクトリー | 3 - 4 | アル・ティラール |
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ウマイル 36分 (pen.), 59分 (pen.) シャフル 49分 |
レポート | 23分 (pen.)ベレイド 32分 ラムジ 45+2分 アル・オムザエ 75分 アル・ロイド |
グループリーグ
編集組み合わせ抽選会は2011年12月6日にクアラルンプールで行われた。
各グループの上位2チームがラウンド16に進出する。各グループで勝ち点が同点のチームが2つ以上ある場合は、以下の順に比較して順位を決定する。
- 当該チーム同士の対戦における、勝ち点の多少
- 当該チーム同士の対戦における、得失点差(アウェイゴールは不適用)
- 当該チーム同士の対戦における、ゴール数の多少(アウェイゴールは不適用)
- 当該チームの全試合における、得失点差
- 当該チームの全試合における、ゴール数の多少
- ここまで参照し、それでも2クラブが差がつかず、さらにその両方が同じ試合会場にいる場合は、PK戦を行う。
- 警告および退場処分になった回数をポイント化(警告=1ポイント、2回目の警告による退場=3ポイント、いわゆる一発退場=3ポイント、警告に続いて退場=4ポイント)し、ポイントの少ない方を上位とする
- 抽選
西地区
編集イエメンおよび シリアのクラブは、国内の政情不安のため、ホームゲームを国外で開催するよう求められた[7]。このため、本来これらのクラブがホームとなる試合の会場は、中立地や対戦相手の本拠地に振り替えられている。
グループA
編集チーム | 勝点 | 試合 | 勝 | 引 | 敗 | 得 | 失 | 差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
アル・カーディシーヤ | 10 | 6 | 3 | 1 | 2 | 14 | 7 | +7 |
アル・スワイク | 10 | 6 | 3 | 1 | 2 | 8 | 9 | -1 |
アル・ファイサリー | 9 | 6 | 2 | 3 | 1 | 10 | 7 | +3 |
アル・イテハド | 4 | 6 | 1 | 1 | 4 | 5 | 14 | -9 |
グループB
編集チーム | 勝点 | 試合 | 勝 | 引 | 敗 | 得 | 失 | 差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
アルビール | 14 | 6 | 4 | 2 | 0 | 11 | 5 | +6 |
カーズマ | 11 | 6 | 3 | 2 | 1 | 10 | 6 | +4 |
アル・オルーバ・サナア | 8 | 6 | 2 | 2 | 2 | 10 | 8 | +2 |
イースト・ベンガル | 0 | 6 | 0 | 0 | 6 | 2 | 14 | -12 |
グループC
編集チーム | 勝点 | 試合 | 勝 | 引 | 敗 | 得 | 失 | 差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
アル・イテファク | 14 | 6 | 4 | 2 | 0 | 18 | 7 | +11 |
アル・クウェート | 11 | 6 | 3 | 2 | 1 | 17 | 10 | +7 |
アル・アヘド | 7 | 6 | 2 | 1 | 3 | 7 | 11 | -4 |
VB | 1 | 6 | 0 | 1 | 5 | 9 | 23 | -14 |
VB | 3 - 6 | アル・イテファク |
---|---|---|
マンサレー 39分 シャムウィール 59分 フサイン 63分 |
レポート | 5分, 10分, 35分 タグリアブエ 43分 アル=ハマド 48分 アッ=ズィヤーブ 90分 アッ=サリーム |
グループD
編集チーム | 勝点 | 試合 | 勝 | 引 | 敗 | 得 | 失 | 差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
アル・ワフダート | 12 | 6 | 4 | 0 | 2 | 15 | 9 | +6 |
ネフチ・フェルガナ | 11 | 6 | 3 | 2 | 1 | 11 | 7 | +4 |
アル・オルーバ | 7 | 6 | 2 | 1 | 3 | 8 | 10 | -2 |
サルガオカー | 4 | 6 | 1 | 1 | 4 | 6 | 14 | -8 |
グループE
編集チーム | 勝点 | 試合 | 勝 | 引 | 敗 | 得 | 失 | 差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
アル・ショルタ | 15 | 6 | 5 | 0 | 1 | 14 | 6 | +8 |
アル・ザウラー | 12 | 6 | 4 | 0 | 2 | 12 | 5 | +7 |
サファー | 9 | 6 | 3 | 0 | 3 | 6 | 7 | -1 |
アル・ティラール | 0 | 6 | 0 | 0 | 6 | 1 | 15 | -14 |
東地区
編集グループF
編集チーム | 勝点 | 試合 | 勝 | 引 | 敗 | 得 | 失 | 差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
傑志 | 11 | 6 | 3 | 2 | 1 | 9 | 4 | +5 |
トレンガヌ | 10 | 6 | 3 | 1 | 2 | 10 | 8 | +2 |
ソンラム・ゲアン | 7 | 6 | 2 | 1 | 3 | 6 | 9 | -3 |
タンピネス・ローバース | 5 | 6 | 1 | 2 | 3 | 3 | 7 | -4 |
グループG
編集チーム | 勝点 | 試合 | 勝 | 引 | 敗 | 得 | 失 | 差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
チョンブリーFC | 14 | 6 | 4 | 2 | 0 | 10 | 5 | +5 |
ホーム・ユナイテッド | 10 | 6 | 3 | 1 | 2 | 9 | 6 | +3 |
公民 | 7 | 6 | 2 | 1 | 3 | 9 | 12 | -3 |
ヤンゴン・ユナイテッド | 2 | 6 | 0 | 2 | 4 | 4 | 9 | -5 |
グループH
編集チーム | 勝点 | 試合 | 勝 | 引 | 敗 | 得 | 失 | 差 |
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ケランタン | 13 | 6 | 4 | 1 | 1 | 10 | 5 | +5 |
アレマ・インドネシア | 7 | 6 | 2 | 1 | 3 | 12 | 12 | 0 |
ナビバンク・サイゴン | 7 | 6 | 2 | 1 | 3 | 10 | 12 | -2 |
エーヤワディー・ユナイテッド | 7 | 6 | 2 | 1 | 3 | 7 | 10 | -3 |
(注): アレマ・インドネシア、ナビバンク・サイゴン、エーヤワディー・ユナイテッドは勝ち点で並んだため、直接対決の結果に従って順位が決定された。その結果は以下の通り。
チーム | 勝点 | 試合 | 勝 | 引 | 敗 | 得 | 失 | 差 |
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アレマ・インドネシア | 7 | 4 | 2 | 1 | 1 | 11 | 6 | +5 |
ナビバンク・サイゴン | 6 | 4 | 2 | 0 | 2 | 9 | 10 | -1 |
エーヤワディー・ユナイテッド | 4 | 4 | 1 | 1 | 2 | 4 | 8 | -4 |
アレマ・インドネシア | 6 - 2 | ナビバンク・サイゴン |
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クメロ 8分 (pen.), 45+1分 (pen.) ムサフリ 34分, 38分 アミルディン 42分, 79分 |
レポート | 64分 フォンセカ 70分 グエン・クアン・タイ |
ラウンド16
編集- 2012年5月22日、23日に開催される。
- グループ1位クラブと他グループ2位クラブとの対戦。グループ1位クラブのホームでの一発勝負。
- アウェーゴールルールは適用されない。
アル・カーディシーヤ | 1 - 1 (延長) |
アル・クウェート |
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アッ=ソーマ 13分 | レポート | 60分 ロジェリーニョ |
PK戦 | ||
アル=ムタウワ ファーディル サイード アル=アンサーリー |
1 - 3 | バーバー ハーキム アワド アル=アティーキー |
準々決勝
編集第1戦は2012年9月18日に、第2戦は9月25日に開催される[9]。組み合わせ抽選は2012年6月14日にマレーシア・クアラルンプールのAFCハウスで行われた。
チーム #1 | 合計 | チーム #2 | 第1戦 | 第2戦 |
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アル・クウェート | 3 - 0 | アル・ワフダート | 0 - 0 | 3 - 0 |
アレマ・インドネシア | 0 - 4 | アル・イティファク | 0 - 2 | 0 - 2 |
アルビール | 6 - 2 | ケランタンFA | 5 - 1 | 1 - 1 |
チョンブリーFC | 5 - 4 | アル・ショルタ | 1 - 2 | 4 - 2 (延長) |
第1戦
編集第2戦
編集準決勝
編集第1戦は2012年10月2日に、第2戦は10月23日に開催される[9]。
チーム #1 | 合計 | チーム #2 | 第1戦 | 第2戦 |
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アル・クウェート | 6 - 1 | アル・イテファク | 4 - 1 | 2 - 0 |
アルビール | 8 - 2 | チョンブリーFC | 4 - 1 | 4 - 1 |
第1戦
編集第2戦
編集決勝
編集決勝戦は対戦する2チームの内、一方のホームスタジアムで開催される。どちらのホームスタジアムを使用するかは事前の抽選で決定される[10]。
最終結果
編集AFCカップ2012優勝チーム |
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アル・クウェート 3大会ぶり2回目 |
脚注
編集- ^ Myanmar in the AFC Cup mix AFC.com 2011年12月1日掲載
- ^ “Myanmar in the AFC Cup mix”. AFC. 16 December 2012時点のオリジナルよりアーカイブ。1 December 2011閲覧。
- ^ a b c “Decision by Competitions Committee & Executive Committee for AFC Club Competitions” (PDF). AFC. 2018年7月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年11月28日閲覧。
- ^ 辽宁宏运足球俱乐部正式宣布退出亚冠联赛资格赛 - 中文
- ^ AFC Coret Persipura - インドネシア語
- ^ Al Tilal to play in Male AFC.com 2012年2月14日掲載
- ^ “Yemen, Syria clubs to play in neutral venue”. アジアサッカー連盟 (2012年2月27日). 2012年5月14日閲覧。
- ^ Tilal's opener to be played in Beirut AFC.com 2012年3月8日閲覧。
- ^ a b AFC Competitions Calendar 2012 AFC.com、2012年5月24日閲覧。
- ^ SF 2 winners to host AFC Cup Final AFC.com、2012年6月14日掲載、2012年10月30日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
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