将軍澳運動場
将軍澳運動場(しょうぐんおううんどうじょう、繁体字:將軍澳運動場、英語: Tseung Kwan O Sports Ground)は、香港新界西貢区にある陸上競技場。球技場としても使用される多目的スタジアムでもある。香港リーグ甲組・傑志SCがホームスタジアムとして使用している。施設は香港政府が所有し、康楽及文化事務署が運営管理を行っている。
将軍澳運動場 | |
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施設情報 | |
所在地 | 香港西貢区将軍澳宝康路109号 |
位置 | 北緯22度18分43.21秒 東経114度15分50.87秒 / 北緯22.3120028度 東経114.2641306度座標: 北緯22度18分43.21秒 東経114度15分50.87秒 / 北緯22.3120028度 東経114.2641306度 |
起工 | 2006年6月18日 |
開場 | 2009年5月19日 |
所有者 | 香港特別行政区政府 |
運用者 | 康楽及文化事務署 |
グラウンド | 天然芝 |
ピッチサイズ | 105m×65m |
大型映像装置 | あり |
建設費 | 4億港幣 |
設計者 | パルマー・アンド・ターナー |
使用チーム、大会 | |
傑志SC(香港甲組) 2009年東アジア競技大会 (陸上競技) 2009年全港運動会 2011年全港運動会 | |
収容人員 | |
3,500人 (通常) 5,000人 (仮設スタンド増設時) | |
アクセス | |
将軍澳線 将軍澳駅 |
施設概要
編集将軍澳運動場は敷地面積5.9haあり、メインスタジアムとウォーミングアップ用サブグラウンドを備える。メインスタジアムは400mトラック、11人制サッカー対応の天然芝のインフィールドがあり、観客席は屋根のかかった3,500席の常設スタンドと必要に応じて増設できる1,500席の仮設スタンドあわせて最大5,000人の観客収容人数がある。サブグランドは香港初のウォーミングアップ専用サブグラウンドで、天然芝のグラウンドは7人制サッカーも可能である。この他国際大会開催に必要な諸施設がある。
設計
編集東アジア競技大会開催に伴い、将軍澳運動場は他の地方競技場と設計が大きく異なる。入口広場、プレス及び応接施設等は将軍澳運動場にのみ備わる。これ等の施設は将軍澳運動場が国際的な競技場たりうる様に念入りに設計されており、大型イベント開催時の流れや運営上の要求を十分に考慮したものになっている。当運動場の設計に東アジア競技大会香港大会の要素も取り入れており、三日月型のスタンドの屋根は9つの天窓があり、東アジア競技大会参加9ヶ国象徴している。また施設の配置についてもオリンピックの五輪マークを参考としている。[1][2][3][4]
フィールド
編集世界陸連クラス1公認の陸上競技場で、トラックは400m×8レーンの全天候舗装となっており、伝統的な赤いトラックではなく、メインスタジアムは緑色、サブグラウンドは青のトラックである。主任設計士がトラックは必ずしも赤いトラックである必要はなく、またベルリン・オリンピアシュタディオンのトラックも青であり、緑色を採用する事によって香港の特徴を出すことができると主張。香港浸会大学体育学科雷雄徳助教授は、世界陸連が既に青や緑のトラックの使用を認めており、更に屋外競技場のトラックの色の変更によって、選手のパフォーマンスに影響があるという研究結果もないと主張した。[5][6]インフィールドはサッカーに対応した105m×65m天然芝となっている。
参考文献及び脚注
編集- ^ 将軍澳運動場渉資3.5億 Archived 2008年12月10日, at the Wayback Machine.,香港政府新聞網,2006年6月12日
- ^ 将軍澳運動場啓用 Archived 2009年5月28日, at the Wayback Machine.,香港政府新聞網,2009年5月19日
- ^ 将軍澳運動場動土興建 標誌香港田徑運動發展邁步向前[リンク切れ],2009年東亞運動會官方網站,2006年6月17日
- ^ Building Journal - Hong Kong China,2008年9月號,第58頁
- ^ 港東亞運首用綠色跑道 Archived 2009年4月29日, at the Wayback Machine.,星島日報,2009年4月16日
- ^ 東亞運獲捐4000萬水浸 馬會贊助 籌款總額逾億 Archived 2009年4月22日, at the Wayback Machine.,明報,2009年4月16日