2016年リオデジャネイロオリンピックのバレーボール競技・女子出場国決定プロセス
2016年リオデジャネイロオリンピックのバレーボール競技・女子出場国決定プロセス(2016ねんリオデジャネイロオリンピックのバレーボールきょうぎ・じょししゅつじょうこくけっていプロセス)では、同競技の出場国・地域の決定プロセスについて記述する[1]。
出場チームは12か国・地域で、開催国、2015年ワールドカップの優勝・準優勝チーム、5大陸の大陸予選優勝チーム及び世界最終予選から4チームが選出される[1]。
出場決定国・地域一覧
編集2016年1月15日現在の出場決定国は次の通り[1]。
選考大会 | 日付 | 予選開催地 | 枠 | 出場チーム |
---|---|---|---|---|
オリンピック開催国 | 2009年10月2日 | コペンハーゲン | 1 | ブラジル |
2015年ワールドカップ | 2015年8月22日 - 9月6日 | 日本 | 2 | 中華人民共和国 |
セルビア | ||||
ヨーロッパ予選 | 2016年1月4日 -9日 | アンカラ | 1 | ロシア |
南アメリカ予選 | 2016年1月6日 - 10日 | バリローチェ | 1 | アルゼンチン |
北アメリカ予選 | 2016年1月7日 - 9日 | リンカーン | 1 | アメリカ合衆国 |
アフリカ予選 | 2016年2月12日 - 16日 | ヤウンデ | 1 | カメルーン |
アジア予選 | 2016年5月14日 - 22日 | 東京 | 1 | 日本 |
世界最終予選(1) | 3 | イタリア | ||
オランダ | ||||
韓国 | ||||
世界最終予選(2) (it) | 2016年5月20日 - 22日 | サンファン | 1 | プエルトリコ |
合 計 | 12 |
本記事における凡例
編集オリンピック出場が決定 世界最終予選(1)兼アジア予選に出場が決定 世界最終予選(2)に出場が決定
順位決定方式
編集リーグ戦方式をとる大会では、北米予選を除き、次の比較により順位を決定する。
- 勝利数
- 勝ち点(「3-2-1」方式による)
- セット率
- 得点率
- ここまで同率であった場合は、直接対決の勝敗
北米予選では、次の順位決定方法が採られた。
- 勝利数
- 勝ち点
3-0で勝利:勝ち点5、3-1で勝利:勝ち点4、3-2で勝利:勝ち点3、2-3で敗戦:勝ち点2、1-3で敗戦:勝ち点1、0-3で敗戦:勝ち点0。 - セット率
- 得点率
- ここまで同率であった場合は、直接対決の勝敗
開催国
編集国際バレーボール連盟はオリンピック開催国として、出場枠を設けている。
2015年ワールドカップ
編集2015年ワールドカップ優勝チーム及び準優勝チームがオリンピックに出場する。
- 開催地:日本各地
- 大会開催日:2015年8月22日 - 9月6日
順位 | チーム |
---|---|
中華人民共和国 | |
セルビア | |
アメリカ合衆国 | |
4 | ロシア |
5 | 日本 |
6 | 韓国 |
7 | ドミニカ共和国 |
8 | アルゼンチン |
9 | キューバ |
10 | ケニア |
11 | ペルー |
12 | アルジェリア |
大陸予選
編集アフリカ
編集アフリカ予選優勝チームはオリンピック出場が決定。2位及び3位チームは世界最終予選(2)の出場権を得る。
- 開催地: ヤウンデ
- 大会開催日:2016年2月12日 - 2月16日
順位 | チーム |
---|---|
1 | カメルーン |
2 | エジプト |
3 | ケニア |
4 | アルジェリア |
5 | ボツワナ |
6 | チュニジア |
7 | ウガンダ |
アジア
編集アジア予選は世界最終予選(1)に組み込まれて実施される。開催国(日本)と2016年1月現在世界ランキング上位3か国が出場し、世界最終予選(1)でアジア最高順位となったチームがアジア代表となる。
ヨーロッパ
編集ヨーロッパ予選優勝チームはオリンピック出場が決定。2位及び3位チームは世界最終予選(1)の出場権を得る。
- 開催地: アンカラ
- 大会開催日:2016年1月4日 - 1月9日
順位 | チーム |
---|---|
1 | ロシア |
2 | オランダ |
3 | イタリア |
4 | トルコ |
5 | ドイツ |
6 | ベルギー |
7 | ポーランド |
8 | クロアチア |
北アメリカ
編集北アメリカ予選優勝チームはオリンピック出場が決定。2位チームは世界最終予選(1)の出場権を得、3位チームは世界最終予選(2)の出場権を得る。
- 開催地: リンカーン
- 大会開催日:2016年1月7日 - 1月9日
順位 | チーム |
---|---|
1 | アメリカ合衆国 |
2 | ドミニカ共和国 |
3 | プエルトリコ |
4 | カナダ |
南アメリカ
編集南アメリカ予選優勝チームはオリンピック出場が決定。2位チームは世界最終予選(1)の出場権を得、3位チームは世界最終予選(2)の出場権を得る。
- 開催地: バリローチェ
- 大会開催日:2016年1月6日 - 1月10日
順位 | チーム |
---|---|
1 | アルゼンチン |
2 | ペルー |
3 | コロンビア |
4 | ベネズエラ |
5 | チリ |
世界最終予選 (1)
編集世界最終予選(1)はアジア予選を兼ねて実施される[2]。アジア予選参加チームは開催国(日本)と世界ランキング上位3チームの計4チームが参加し、他に世界各地から4チームの計8チームが出場する。アジア参加チームの最上位がアジア代表となり、これを除く上位3チームがオリンピック出場権を得る。
- 開催地: 東京
- 大会開催日:2016年5月14日 - 5月22日
出場理由 | チーム |
---|---|
開催国 | 日本 |
アジアの世界ランキング上位国 | 韓国 |
タイ | |
カザフスタン | |
ヨーロッパ予選(2位・3位) | オランダ |
イタリア | |
北アメリカ予選(2位) | ドミニカ共和国 |
南アメリカ予選(2位) | ペルー |
- 結果[3]
順位 | チーム | 備考 |
---|---|---|
1 | イタリア | |
2 | オランダ | |
3 | 日本 | アジア代表 |
4 | 韓国 | |
5 | タイ | |
6 | ドミニカ共和国 | |
7 | ペルー | |
8 | カザフスタン |
世界最終予選 (2)
編集本オリンピック予選から新設された出場枠で、アフリカ予選2位・3位チーム、北アメリカ予選3位チーム及び南アメリカ予選3位チームが出場し、最上位となったチームがオリンピック出場最後の1枠となる[4]。出場予定であったエジプトが出場辞退を表明したため、アフリカ予選4位であったアルジェリアが代替出場した[5]。
- 開催地: サンフアン ロベルト・クレメンテ・コロシアム
- 大会開催日:2016年5月20日 - 5月22日
出場理由 | チーム |
---|---|
アフリカ予選(2位・3位) | エジプト→ アルジェリア |
ケニア | |
北アメリカ予選(3位)[7] | プエルトリコ |
南アメリカ予選(3位) | コロンビア |
※エジプトが出場辞退したため、アフリカ予選4位のアルジェリアが代替出場。
- 結果
順位 | チーム |
---|---|
1 | プエルトリコ |
2 | ケニア |
3 | コロンビア |
4 | アルジェリア |
脚注
編集- ^ a b c FIVB. “RIO 2016 OLYMPIC GAMES QUALIFICATION PROCESS - VOLLEYBALL”. 2016年1月14日閲覧。
- ^ 日本バレーボール協会. “出場チームが続々決定! 第31回オリンピック競技大会(2016/リオデジャネイロ)男女バレーボール競技”. 2016年1月13日閲覧。
- ^ 日本バレーボール協会. “火の鳥NIPPONは3位で終了 2016リオデジャネイロオリンピック世界最終予選兼アジア大陸予選大会”. 2016年5月23日閲覧。
- ^ FIVB. “PUERTO RICO TO HOST WORLD OLYMPIC QUALIFICATION TOURNAMENT”. 2016年3月2日閲覧。
- ^ kingFUT.com. “Egypt women volleyball team withdraws from Olympics playoff”. 2016年3月3日閲覧。
- ^ 【バレーボール】不公平感漂う「もう一つ」の最終予選! 日本大会出場の監督ら相次ぎ疑問の声 知られざるプエルトリコ大会 - 産経ニュース、2016年5月24日
- ^ 北アメリカ予選2位だったドミニカ共和国は、世界最終予選(2)と同時期に日本で開催された世界最終予選兼アジア予選に出場(結果は敗退)となった[6]。