1978年全仏オープン
1978年 全仏オープン(1978ねんぜんふつオープン、Internationaux de France de Roland-Garros 1978 )は、フランス・パリにある「ローランギャロス・スタジアム」にて、1978年5月29日から6月11日にかけて開催された。
大会の流れ
編集- 男子シングルスは「128名」の選手による7回戦制で、女子シングルスは「64名」の選手による6回戦制で行われた。男女とも「1回戦不戦勝」(抽選表では“Bye”と表示)はない。
- 女子のシード選手は、前年までは8名であったが、この年から16名に拡大された。
シード選手
編集男子シングルス
編集- ビョルン・ボルグ (優勝、3年ぶり3度目)
- ギリェルモ・ビラス (準優勝)
- ブライアン・ゴットフリート (3回戦)
- エディ・ディッブス (ベスト8)
- マニュエル・オランテス (ベスト8)
- ラウル・ラミレス (ベスト8)
- コラド・バラツッティ (ベスト4)
- ハロルド・ソロモン (3回戦)
- ロスコー・タナー (4回戦)
- ディック・ストックトン (ベスト4)
- ヴォイチェフ・フィバク (4回戦)
- フィル・デント (1回戦)
- ティム・ガリクソン (4回戦)
- クリストファー・モットラム (3回戦)
- ジョン・アレクサンダー (4回戦)
- スタン・スミス (3回戦)
女子シングルス
編集- ミマ・ヤウソベッツ (準優勝)
- バージニア・ルジッチ (初優勝)
- レジナ・マルシコワ (ベスト4)
- ナンシー・リッチー (2回戦)
- キャシー・メイ (ベスト8)
- ジャネット・ニューベリー (1回戦)
- カーチャ・エビングハウス (2回戦)
- ローラ・デュポン (1回戦)
- レナータ・トマノワ (2回戦)
- フロレンツァ・ミハイ (1回戦)
- ジーン・エバート (2回戦)
- ミシェル・タイラー (2回戦)
- フィオレラ・ボニセジ (ベスト8)
- マリアナ・シミオネスク (3回戦)
- ピーナツ・ルイ (2回戦)
- キャロライン・ストール (1回戦)
大会経過
編集男子シングルス
編集準々決勝
- ビョルン・ボルグ vs. ラウル・ラミレス 6-3, 6-3, 6-0
- コラド・バラツッティ vs. エディ・ディッブス 6-2, 7-6, 6-1
- ディック・ストックトン vs. マニュエル・オランテス 7-5, 6-1, 6-3
- ギリェルモ・ビラス vs. ハンス・ギルデマイスター 6-4, 2-6, 6-1, 3-6, 6-3
準決勝
- ビョルン・ボルグ vs. コラド・バラツッティ 6-0, 6-1, 6-0
- ギリェルモ・ビラス vs. ディック・ストックトン 6-3, 6-3, 6-2
女子シングルス
編集準々決勝
- ミマ・ヤウソベッツ vs. キャシー・メイ 6-4, 6-2
- レジナ・マルシコワ vs. ヘルガ・マシュトフ 6-3, 6-3
- ブリギッテ・シモン vs. ミロスラヴァ・ベンドロワ 6-3, 6-3
- バージニア・ルジッチ vs. フィオレラ・ボニセジ 6-7, 6-4, 8-6
準決勝
- ミマ・ヤウソベッツ vs. レジナ・マルシコワ 6-3, 6-4
- バージニア・ルジッチ vs. ブリギッテ・シモン 6-3, 6-0
決勝戦の結果
編集- 男子シングルス: ビョルン・ボルグ vs. ギリェルモ・ビラス 6-1, 6-1, 6-3
- 女子シングルス: バージニア・ルジッチ vs. ミマ・ヤウソベッツ 6-2, 6-2
- 男子ダブルス: ジーン・マイヤー& ハンク・プフィスター vs. マニュエル・オランテス& ホセ・ヒゲラス 6-3, 6-2, 6-2
- 女子ダブルス: バージニア・ルジッチ& ミマ・ヤウソベッツ vs. ゲイル・シェリフ& レスリー・ターナー・ボウリー 5-7, 6-4, 8-6
- 混合ダブルス: パベル・スロジル& レナータ・トマノワ vs. パトリス・ドミンゲス& バージニア・ルジッチ 7-6 (途中棄権)
みどころ
編集- この大会で、バージニア・ルジッチがルーマニアの女子テニス選手として最初の4大大会優勝者になった。ルジッチは女子シングルス・女子ダブルス・混合ダブルスの3部門すべてで決勝に進出し、女子シングルスと女子ダブルスで優勝したが、混合ダブルス決勝は途中棄権している。
外部リンク
編集先代 1977年全豪オープン (12月) |
テニス4大大会 1977年 - 1978年 |
次代 1978年ウィンブルドン選手権 |
先代 1977年全仏オープン |
全仏オープン 1978年 |
次代 1979年全仏オープン |