1961年ベルギーグランプリ
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1961年ベルギーグランプリ (1961 Belgian Grand Prix) は、1961年のF1世界選手権第3戦として、1961年6月18日にスパ・フランコルシャンで開催された。
レース詳細 | |||
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1961年F1世界選手権全8戦の第3戦 | |||
スパ・フランコルシャン(1947-1978) | |||
日程 | 1961年6月18日 | ||
正式名称 | XXI Grote Prijs van Belgie | ||
開催地 |
スパ・フランコルシャン ベルギー スパ | ||
コース | 公道コース/レース施設 | ||
コース長 | 14.1 km (8.761 mi) | ||
レース距離 | 30周 423.0 km (262.8 mi) | ||
決勝日天候 | 晴(ドライ) | ||
ポールポジション | |||
ドライバー | フェラーリ | ||
タイム | 3.59.3 | ||
ファステストラップ | |||
ドライバー | リッチー・ギンサー | フェラーリ | |
タイム | 3.59.8 (20周目) | ||
決勝順位 | |||
優勝 | フェラーリ | ||
2位 | フェラーリ | ||
3位 | フェラーリ |
レース概要
編集本レースは25台のエントリーがあり、主催者はスターティングマネーを19台(事前に選定された16台と、予選で残り9台のうち速かった3台)に支払うことを決めたが、実際には通常の予選方式で行われ、スターティングマネーが支払われないことで決勝出走を見合わせた3台と、予選の最初のラップでクラッシュし両膝を骨折したクリフ・アリソン(この事故でアリソンはF1キャリアを終えることになった)及びヘンリー・テイラー(アリソンとヘンリー・テイラーの2人が1台をエントリーしていた)がマシン大破のため決勝に出走できなかった。ルシアン・ビアンキとウィリー・メレスのエメリソンも実際には修復不可能なほどに大破していたため、決勝出走を見合わせたトニー・マーシュとヴォルフガング・ザイデルのロータス・18を使用した。
フェラーリの4台のうち、スポット参戦したオリビエ・ジャンドビアンのみ本来の赤ではなく黄色(ベルギーのナショナルカラー)に塗られた。
レースはフェラーリによって完全に支配され、1-4位を独占した。好スタートを切ったグラハム・ヒルが3列目からトップに立ったが、フェラーリの4台全てが1周目でグラハム・ヒルを追い抜いた。グラハム・ヒルはジョン・サーティースと激しい5位争いを繰り広げたが、24周目にオイル漏れでリタイアとなった。
エントリーリスト
編集- 追記
結果
編集予選
編集順位 | No. | ドライバー | コンストラクター | タイム | 差 | グリッド |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 4 | フィル・ヒル | フェラーリ | 3:59.3 | - | 1 |
2 | 2 | ヴォルフガング・フォン・トリップス | フェラーリ | 4:00.1 | + 0.8 | 2 |
3 | 8 | オリビエ・ジャンドビアン | フェラーリ | 4:03.0 | + 3.7 | 3 |
4 | 24 | ジョン・サーティース | クーパー-クライマックス | 4:06.0 | + 6.7 | 4 |
5 | 6 | リッチー・ギンサー | フェラーリ | 4:06.1 | + 6.8 | 5 |
6 | 36 | グラハム・ヒル | BRM-クライマックス | 4:07.6 | + 8.3 | 6 |
7 | 38 | トニー・ブルックス | BRM-クライマックス | 4:07.9 | + 8.6 | 7 |
8 | 14 | スターリング・モス | ロータス-クライマックス | 4:08.2 | + 8.9 | 8 |
9 | 18 | ヨアキム・ボニエ | ポルシェ | 4:08.3 | + 9.0 | 9 |
10 | 20 | ダン・ガーニー | ポルシェ | 4:08.4 | + 9.1 | 10 |
11 | 28 | ジャック・ブラバム | クーパー-クライマックス | 4:08.6 | + 9.3 | 11 |
12 | 44 | マステン・グレゴリー | クーパー-クライマックス | 4:10.2 | + 10.9 | 12 |
13 | 40 | ジャッキー・ルイス | クーパー-クライマックス | 4:11.1 | + 11.8 | 13 |
14 | 22 | カレル・ゴダン・ド・ボーフォール | ポルシェ | 4:16.7 | + 17.4 | 14 |
15 | 30 | ブルース・マクラーレン | クーパー-クライマックス | 4:17.4 | + 18.1 | 15 |
16 | 34 | ジム・クラーク | ロータス-クライマックス | 4:17.7 | + 18.4 | 16 |
17 | 46 | ロレンツォ・バンディーニ | クーパー-マセラティ | 4:19.0 | + 19.7 | 17 |
18 | 32 | イネス・アイルランド | ロータス-クライマックス | 4:20.0 | + 20.7 | 18 |
19 | 10 | ウィリー・メレス | ロータス-クライマックス | 4:20.6 | + 21.3 | 19 |
20 | 26 | モーリス・トランティニアン | クーパー-マセラティ | 4:21.4 | + 22.1 | 20 |
21 | 42 | トニー・マーシュ | ロータス-クライマックス | 4:24.2 | + 24.9 | DNS 1 |
22 | 12 | ルシアン・ビアンキ | ロータス-クライマックス | 4:27.3 | + 28.0 | 21 |
23 | 48 | ヴォルフガング・ザイデル | ロータス-クライマックス | 4:27.4 | + 28.1 | DNS 1 |
24 | 50 | イアン・バージェス | ロータス-クライマックス | 4:34.6 | + 35.3 | DNS 1 |
25 | 16 | クリフ・アリソン | ロータス-クライマックス | No Time | DNS 2 | |
ソース:[2] |
- 追記
決勝
編集順位 | No. | ドライバー | コンストラクター | 周回数 | タイム/リタイア原因 | グリッド | ポイント |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 4 | フィル・ヒル | フェラーリ | 30 | 2:03:03.8 | 1 | 9 |
2 | 2 | ヴォルフガング・フォン・トリップス | フェラーリ | 30 | + 0.7 | 2 | 6 |
3 | 6 | リッチー・ギンサー | フェラーリ | 30 | + 19.5 | 5 | 4 |
4 | 8 | オリビエ・ジャンドビアン | フェラーリ | 30 | + 45.6 | 3 | 3 |
5 | 24 | ジョン・サーティース | クーパー-クライマックス | 30 | + 1:26.8 | 4 | 2 |
6 | 20 | ダン・ガーニー | ポルシェ | 30 | + 1:31.0 | 10 | 1 |
7 | 18 | ヨアキム・ボニエ | ポルシェ | 30 | + 2:47.1 | 9 | |
8 | 14 | スターリング・モス | ロータス-クライマックス | 30 | + 3:55.6 | 8 | |
9 | 40 | ジャッキー・ルイス | クーパー-クライマックス | 29 | + 1 Lap | 13 | |
10 | 44 | マステン・グレゴリー | クーパー-クライマックス | 29 | + 1 Lap | 12 | |
11 | 22 | カレル・ゴダン・ド・ボーフォール | ポルシェ | 28 | + 2 Laps | 14 | |
12 | 34 | ジム・クラーク | ロータス-クライマックス | 24 | + 6 Laps | 16 | |
13 | 38 | トニー・ブルックス | BRM-クライマックス | 24 | + 6 Laps | 7 | |
Ret | 36 | グラハム・ヒル | BRM-クライマックス | 24 | イグニッション | 6 | |
Ret | 26 | モーリス・トランティニアン | クーパー-マセラティ | 23 | ギアボックス | 20 | |
Ret | 46 | ロレンツォ・バンディーニ | クーパー-マセラティ | 20 | ホイールベアリング | 17 | |
Ret | 28 | ジャック・ブラバム | クーパー-クライマックス | 12 | エンジン | 11 | |
Ret | 30 | ブルース・マクラーレン | クーパー-クライマックス | 9 | イグニッション | 15 | |
Ret | 32 | イネス・アイルランド | ロータス-クライマックス | 9 | エンジン | 18 | |
Ret | 12 | ルシアン・ビアンキ | ロータス-クライマックス | 9 | オイル漏れ | 23 | |
Ret | 10 | ウィリー・メレス | ロータス-クライマックス | 7 | イグニッション | 19 | |
DNS | 42 | トニー・マーシュ | ロータス-クライマックス | スターティングマネー | |||
DNS | 48 | ヴォルフガング・ザイデル | ロータス-クライマックス | スターティングマネー | |||
DNS | 50 | イアン・バージェス | ロータス-クライマックス | スターティングマネー | |||
DNS | 16 | クリフ・アリソン | ロータス-クライマックス | 予選でマシンを壊す | |||
DNS | 16 | ヘンリー・テイラー | ロータス-クライマックス | アリソンがマシンを壊す | |||
ソース:[3]
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- ラップリーダー
- 1=フィル・ヒル、2=オリビエ・ジャンドビアン、3-5=P.ヒル、6-7=ジャンドビアン、8=P.ヒル、9-10=ヴォルフガング・フォン・トリップス、11-13=P.ヒル、14=フォン・トリップス、15=P.ヒル、16=フォン・トリップス、17-18=P.ヒル、19-20=フォン・トリップス、21-23=P.ヒル、24=フォン・トリップス、25-30=P.ヒル
第3戦終了時点のランキング
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- 注: トップ5のみ表示。ベスト5戦のみがカウントされる。
脚注
編集- ^ “Belgium 1961 - Race entrants”. statsf1.com. 2018年4月2日閲覧。
- ^ “Netherlands 1961 - Qualifications”. statsf1.com. 2018年4月1日閲覧。
- ^ “1961 Belgian Grand Prix”. formula1.com. 22 December 2014時点のオリジナルよりアーカイブ。20 September 2015閲覧。
外部リンク
編集前戦 1961年オランダグランプリ |
FIA F1世界選手権 1961年シーズン |
次戦 1961年フランスグランプリ |
前回開催 1960年ベルギーグランプリ |
ベルギーグランプリ | 次回開催 1962年ベルギーグランプリ |