チェコ国鉄
路線番号081
路線総延長79 km
軌間1435 mm
最大勾配 18 パーミル
最高速度80 km/h
停車場・施設・接続路線
STR
プラハ - ジェチーン線
DST
0.0 ジェチーン貨物駅 135 m
BHF
1.6 ジェチーン中央駅 旧ボーデンバッハ 135 m
ABZgl
ジェチーン - ドレスデン線
hKRZWae
ラベ川
STRo
道路62号
SBRÜCKE
自動車道I/13
BHF
3.5 ジェチーン東上駅 旧テチェン北駅 140 m
ABZgl
ジェチーン東下駅方面
WBRÜCKE1
プローチニツェ川
KRZu
ニンブルク - ジェチーン線
HST
6.0 ブジェジニ(ジェチーン近郊)
BST
8.0 ソーティエスカ信号所
HST
9.1 マラーヴェレニ 180 m
BST
9.8 ドリナ信号所
BHF
11.7 ベネショフ(プローチニツェ) 195 m
ABZgr
ベネショフ - チェスカー・リーパ線
WBRÜCKE1
プローチニツェ川
hKRZWae
ビストラー川
HST
14.3 ドルニハバルティツェ 225 m
HST
17.1 マルクヴァルティツェ 265 m
BUE
道路13号
HST
20.1 ヴェセレー・ポド・ラプシュタイネム 300 m
BUE
道路13号
BHF
25.0 チェスカー・カメニツェ 320 m
ABZgr
チェスカー・カメニツェ - チェスカー・リーパ線
HST
26.6 ホルニーカメニツェ 330 m
BUE
道路13号
WBRÜCKE1
カメニツェ川
WBRÜCKE1
カメニツェ川
WBRÜCKE1
カメニツェ川
WBRÜCKE1
カメニツェ川
WBRÜCKE1
カメニツェ川
WBRÜCKE1
カメニツェ川
WBRÜCKE1
カメニツェ川
WBRÜCKE1
カメニツェ川
WBRÜCKE1
カメニツェ川
WBRÜCKE1
カメニツェ川
WBRÜCKE1
カメニツェ川
WBRÜCKE1
カメニツェ川
WBRÜCKE1
カメニツェ川
WBRÜCKE1
カメニツェ川
WBRÜCKE1
カメニツェ川
BHF
32.0 ムリーニ 405 m
WBRÜCKE1
カメニツェ川
WBRÜCKE1
カメニツェ川
WBRÜCKE1
カメニツェ川
WBRÜCKE1
カメニツェ川
HST
34.6 キットリツェ 445 m
WBRÜCKE1
カメニツェ川
WBRÜCKE1
カメニツェ川
ABZg+r
バコフ - イェドロヴァー線
BHF
40.4 イェドロヴァー 545 m
STR
エバースバッハ方面

チェコ国鉄081号線、別名ヂェチーン~ベネショフ・ナド・プロウチニチー~ルンブルク/チェスカー・リーパ線チェコ語:Železniční trať Děčín – Benešov nad Ploučnicí – Rumburk/Česká Lípa)は、チェコ国鉄の鉄道線の名称である。

ヂェチーン - ルンブルク間は1869年、ベネショフ~チェスカー・リーパ間は1872年に、ボヘミア北部鉄道(Böhmische Nordbahn, BNB)によって開業した。なお、ベネショフ - リーパ間の支線については、086号線の頁にて記載する。

歴史

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ボヘミア北部鉄道の路線図

1865年10月6日に社名「ボヘミア北部鉄道」と二つの一般鉄道建設および運営許可が地方貴族と企業人たちに与えられた。当路線はバッコーフェン(現在バコフ)付近の分岐点とルンブルクを結ぶ幹線鉄道、ボーデンバッハ(現在ジェチーン中央駅)- ボヘミア・ライパ(現在チェスカー・リーパ)間、ボーデンバッハ - ヴァルスドルフ間として第一条に明示された[1]。バッコーフェン - ライパ間は1867年に完工されたものの[2]普墺戦争のため残りの区間工事は遅れた。1869年1月16日にボーデンバッハ - タンネンベルク(現在イェドロヴァー)間がライパ - ルンブルク間および現在のリブニシュテー - ヴァルスドルフ線と同時に開通された[3]

BNBの国有化の結果、1908年1月1日付きにこの路線はオーストリア帝国鉄道の路線網に編入された。

オーストリア=ハンガリー帝国の解体後に、この路線は新生のチェコスロバキア鉄道(ČSD)が引き受けた。1938年10月1日付きにナチスドイツズデーテン地方併合によりジェチーン - ルムブルク間はドイツ国営鉄道ドレスデン管理局に属することとなった。第二次世界大戦の終戦後、この路線はチェコスロバキア鉄道に復帰した。

1993年にチェコスロバキアの分離により、この路線は新生のチェコ鉄道(ČD)が引き受けた。

運行形態

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特急「リフリーク(R)」

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下記の2系統が運行されている。

  • R14B系統: ウースチー・ナド・ラベム - ヂェチーン - ベネショフ - リベレツ  ※アリヴァ列車による運行
    2時間ヘッドで運行されており、全便がヂェチーン以西で090号線と、ベネショフ以東で086号線に直通する。
    2020年以前はチェコ鉄道による運行で、「プロウチニツェ」号の愛称が与えられていた。
  • R21系統: コリーン - イェドロヴァー - ルンブルク  ※アリヴァ列車による運行
    2時間間隔で運行だが、日中は間隔が空く時間帯もある。全便がイェドロヴァー以西で080号線と、一部が083号線のシルクノフまで直通する。
    2019年以前はチェコ鉄道による運行で、また本数も少なく、2 - 4時間間隔での運行であった。「ベズヂェズ」号の愛称が与えられていた。
  • ルジツコホルスキー・リフリーク号: プラハ - イェドロヴァー - クラースナー・リーパ - ミクラーショヴィツェ 【春・夏の土曜・休日運行】 ※鉄道旅行者クラブ交通による運行
    季節限定で、一日1往復の運行。イェドロヴァー以南は080号線に、クラースナー・リーパ以北は084号線に直通する。各駅に停車する。
    2021年運行開始予定。

快速「スピェシニー(Sp)」

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下記の3系統が運行されている。

  • ヂェチーン → リブニシチェ → ヴァルンスドルフ / ミクラーショヴィツェ 【春・夏の土曜・休日運行】  ※チェコ鉄道による運行
  • ヂェチーン ← リブニシチェ ← ルンブルク 【春・夏の土曜・休日運行】  ※チェコ鉄道による運行
    季節限定で、一日1往復運行される。ドルニー・ハバルチツェを通過し、ムリーニ以東は各駅に停車する。ホルニー・カメニツェは西行に限り停車する。東行は、リブニシチェで分離し、ヴァルンスドルフ行が085号線に、ミクラーショヴィツェ行がクラースナー・リーパから084号線に直通する。
    過去の運行形態
    2017年以前は、ヴァルンスドルフ発着の車両を連結していなかった。ベネショフ、マルクヴァルチツェ、ホルニー・カメニツェを通過していた他、ミクラーショヴィツェ方面はムリーニを、ヂェチーン方面はヂェチーン東駅を通過していた。
    2018年度より、西行が、東行と同じくミクラーショヴィツェ始発となった。上下とも、ヂェチーン東駅、ベネショフ、ムリーニが停車駅に追加された。
    2019年度より、再び西行がルンブルク始発となった。
    2024年度より、東行がヴァルンスドルフ行の車両を連結する様になった。また、マルクヴァルチツェが上下とも、ホルニー・カメニツェが西行に限り停車に変更された。

  • 過去の運転系統
    • ヂェチーン - チェスカー・カメニツェ ← ルンブルク  ※チェコ鉄道による運行
      2016年以前、早朝に西行が、カメニツェ発、イェドロヴァー発平日のみ一日1本ずつ、深夜に東行がカメニツェ止まりで平日・休日とも一日1本運行していた。イェドロヴァーでルンブルク始発特急の接続を受ける形となっていた。ドルニー・ハバルチツェ、ホルニー・カメニツェにも停車していた。
      2017年度より、イェドロヴァー始発の列車がルンブルク始発となった。イェドロヴァーとフルジブスカーは通過となった。
      2024年度より、各駅停車の普通に置き換えられた。
    • ドクスィ→イェドロヴァー→ルンブルク
      080号線から直通する系統が、平日早朝に一日片道1本運行されていたが、2015年12月のダイヤ改正で、普通列車に格下げとなった。なお、イェドロヴァー、フルジブスカー、クラースナー・リーパ町を通過していた。2019年末にアリヴァ列車に移管されて運行している。
    • ヂェチーン→ベネショフ→リベレツ
      早朝に片道2本が運行され、086号線のリベレツまで直通していた。うち1本のみ、081号線内で各駅に停車していた。2018年末に普通列車に格下げとなった。
    • ニンブルク → イェドロヴァー → ルンブルク
      一日片道1本のみの運行。特急同様、フルジブスカー、クラースナー・リーパ町を通過していた。2018,19年度に運行していた。
    • ルジツキー・モトラーチェク号:  シェノフ - カメニツェ - ベネショフ - リベレツ  ※鉄道旅行者クラブ交通による運行
      旧型客車にて運行していた。2018年以前は、夏季限定で、金曜日に一日1往復の運行であった。シェノフ - カメニツェ - ベネショフ - リベレツのルートで運行していた。カメニツェ以南は支線に、ベネショフ以西は086号線に直通していた。
      2019年度は、カメニツェ発着に短縮された。
      2020年度は、土曜日運行となり、チェスカー・カメニツェ - イェドロヴァー - リベレツのルートに変更された。ホルニー・カメニツェを通過していた。2020年限りで運行休止。

普通

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下記の6系統が運行されている。

  • ヂェチーン - ベネショフ - リベレツ  ※レンダーバーン社による運行[4]
    2時間に1本の運行で、ベネショフ以東は086号線に直通する。大部分はブルジェジニとマラー・ヴェレニを通過する。
    2017年以前は、殆どが各駅に停車していた。2022年以前は、チェコ鉄道が運行していた。
  • ヂェチーン - ルンブルク  ※チェコ鉄道による運行
    2時間に1本の運行。
  • ヂェチーン - リブニシチェ - ヴァルンスドルフ 【平日運行】  ※チェコ鉄道による運行
    一日3往復の運行。リブニシチェ以北は085号線に直通する。
    2023年度以前は、ヂェチーン - チェスケー・カメニツェまたはイェドロヴァーの区間運転であった。
  • ボレスラフ/ドクスィ - イェドロヴァー - ルンブルク  ※レンダーバーンによる運行
    2時間に1本の運行。フルジブスカーおよびクラースナー・リーパ町を通過する。
    かつては本数が少なかったが、2016年末に、特急の一部を休止する代わりに一日4往復に増発された。2019年末にさらに増発され、2時間に1本の運行となった。2021年末よりレンダーバーン社に移管された。
  • ボレスラフ/ドクスィ - イェドロヴァー - ルンブルク  ※アリヴァ列車による運行
    一日1往復の運行。休日はボレスラフ行のみの運行となる。フルジブスカーおよびクラースナー・リーパ町を通過する他、ルンブルク方面行はイェドロヴァーも通過する。
    2019年以前はチェコ鉄道による運行であった。
  • リベレツ - リブニシチェ - クラースナー・リーパ - ミクラーショヴィツェ 【春・夏の土曜・休日運行】  ※レンダーバーンによる運行
    季節限定で、一日1往復の運行。リブニシチェ以西は085号線に、リーパ以北は084号線に直通する。
    2021年運行開始した。2021年に限り、北行のみリーパ町を通過していた。

駅一覧

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以下では、チェコ国鉄081号線の駅と営業キロ、停車列車、接続路線などを一覧表で示す。

  • 種別
    • R:特急
    • Sp:快速
    • Os:普通
  • 停車駅
    • 印:全列車停車
    • 印:一部通過
    • ☆印:ヂェチーン方面行のみ停車
    • |印:全列車通過
路線名 駅名 駅間営業キロ 累計営業キロ R Sp Os 接続路線 所在地
081 ヂェチーン本駅 - ヂェチーン旧駅から
1.6
ヂェチーン東駅から
1.9
 

083号線(ベルリン方面)
130号線(モスト/プラハ方面)
132号線(テルニツェ方面)

ウースチー州 ヂェチーン郡
ヂェチーン東駅 1.9 3.5 0.0   073号線(ストルジェコフ方面)
ブルジェジニ・ウ・ヂェチーナ駅 2.3 5.8 2.3    
マラー・ヴェレニ駅 3.3 9.1 5.6    
ベネショフ・ナド・プロウチニチー駅 2.6 11.7 8.2   086号線(リベレツ方面)
ドルニー・ハバルチツェ駅 2.6 14.3 10.8      
マルクヴァルチツェ駅 2.8 17.1 13.6      
ヴェセレー・ポド・ラブシテイネム駅 3.9 21.0 17.5      
チェスカー・カメニツェ駅 4.0 25.0 21.5     082号線(シェノフ方面)
ホルニー・カメニツェ駅 1.6 26.6 23.1      
ムリーニ駅 5.4 32.0 28.5      
キトリツェ駅 2.6 34.6 31.1      
イェドロヴァー駅 5.8 40.4 36.9 バコフから
70.8
080号線(コリーン方面)
フルジブスカー駅 5.6   42.5 76.4  
リブニシチェ駅 3.7   46.2 80.1 085号線(ヴァルンスドルフ方面)
クラースナー・リーパ町駅 2.9   49.1 83.0  
クラースナー・リーパ駅 1.9   51.0 84.9 084号線(ミクラーショヴィツェ方面)
ルンブルク駅 6.0   57.0 90.9 083号線(ゼブニッツ方面)
084号線(ミクラーショヴィツェ方面)

参考文献

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  • Siegfried Bufe; Heribert Schöpfer (1991) (ドイツ語). Eisenbahn im Sudetenland. Egglham: Bufe-Fachbuchverlag. ISBN 3-922138-42-X 
  • Ignaz Konta (1898). Östereichischer Eisenbahnbeanten-Verein. ed (ドイツ語). Geschichte der Eisenbahnen Oesterreichs vom Jahre 1867 bis zur Gegenwart. Wien / Teschen / Leipzig: Karl Prochaska. pp. 1~426. https://archive.org/details/geschichtedereis12aust/page/n9/mode/2up 
  • Jan Němec (2007) (チェコ語). Děčín – železniční křižovatka českého severu. Děčín: Initiativa pro Děčínský zámek. ISBN 978-80-254-0048-7 

外部リンク

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脚注

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  1. ^ (ドイツ語) Reichs-Gesetz-Blatt: 24. Concessionsurkunde vom 6. October 1865. Wien: Kaiserlich-königlische Hof- und Staatsdruckerei. (1866). pp. 73~81. https://alex.onb.ac.at/cgi-content/alex?aid=rgb&datum=18660004&seite=00000073 
  2. ^ I. Konta: 1898, p. 37
  3. ^ “Officielle Mittheilung über neu eröffnete Vereins-Bahnen und Stationen etc.” (ドイツ語). Zeitung des Vereins Deutscher Eisenbahn-Verwaltungen (No. 4): p. 37. (1869年1月22日). https://www.digitale-sammlungen.de/de/view/bsb10934038?page=52,53 
  4. ^ Fahrplan & Fahrplanänderungen: L2 Liberec – Česká Lípa hl.n. – Děčín hl.n.” (ドイツ語). Die Länderbahn GmbH DLB / Regentalbahn GmbH. 2024年3月19日閲覧。

関連項目

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