.500S&Wスペシャル弾は.50口径のハイパワーリボルバー用の実包スミス&ウェッソン社の要望を受け、Cor-Bon/Glaser社が2004年に設計、製造した。[2] .357マグナム弾.38スペシャル弾、そして又.44マグナム弾.44スペシャル弾の関係同様、.500S&Wマグナム弾よりも短く、装薬量も劇的に少ない。しかし、前述の二組の弾薬とは異なり、本弾の誕生は.500S&Wマグナム弾の後である。

.500S&Wスペシャル
種類 拳銃
原開発国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
製造の歴史
設計者 Cor-Bon/Glaser
設計時期 2004
特徴
元モデル .500S&Wマグナム弾
薬莢形状 セミリムド、ストレート
薬莢長 1.274 in (32.4 mm)
全長 1.733 in (44.0 mm)
弾丸性能
弾頭重量/種類 初速 エネルギー
350 gr (23 g) FMJ 1,100 ft/s (340 m/s) 941 ft⋅lbf (1,276 J)
350 gr (23 g) JHP 1,250 ft/s (380 m/s) 1,215 ft⋅lbf (1,647 J)
算出時の銃砲身の長さ: 8.375 in
出典: Cor-Bon[1]

概要

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強烈な装薬量を減らすことで、.500S&W弾用の銃で、.44マグナム弾程度のマズルエネルギーで発射できる弾を目指して開発された。.500S&Wスペシャル弾に特化した銃器の登場も予測される。[3] ジョン・ロスは、スミス&ウェッソン社に対して、最大クラスの「Xフレーム」製品の、本弾に対応する短縮版を生産するように強く求めている。[4] 弾道は.480ルガー弾よりわずかに優れる。[3]

関連項目

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参考文献

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外部リンク

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