齋藤 透(さいとう とおる、1870年〈明治3年3月[1]〉 - 没年不明)は、明治から昭和時代前期の台湾総督府官僚。台東庁長。
金沢出身[2]。加賀藩士・齋藤鎭里の五男[1]。陸軍雇員として渡台[1]。1896年(明治29年)3月、台南県警部を皮切りに、塩水港庁、澎湖庁、南投庁に歴任し、1916年(大正5年)7月、台東庁警務課長に任じた[2]。ついで南投庁警視を経て、1920年(大正9年)9月、台中州能高郡守に任じ、同州大甲郡守[2]、高雄州屏東郡守を歴任したのち[1]、1924年(大正13年)台東庁長に就任した[3]。