鈴木大輔 (サッカー選手)
鈴木 大輔(すずき だいすけ、1990年1月29日 - )は、東京都国立市出身のプロサッカー選手。Jリーグ・ジェフユナイテッド千葉所属。ポジションはディフェンダー(センターバック)。元日本代表。
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名前 | ||||||
愛称 | ダイスケ | |||||
カタカナ | スズキ ダイスケ | |||||
ラテン文字 | SUZUKI Daisuke | |||||
基本情報 | ||||||
国籍 | 日本 | |||||
生年月日 | 1990年1月29日(34歳) | |||||
出身地 | 東京都国立市 | |||||
身長 | 182cm | |||||
体重 | 74kg | |||||
選手情報 | ||||||
在籍チーム | ジェフユナイテッド千葉 | |||||
ポジション | DF(CB) | |||||
背番号 | 13 | |||||
利き足 | 右足 | |||||
ユース | ||||||
2002-2004 | テイヘンズFC | |||||
2005-2007 | 星稜高校 | |||||
クラブ1 | ||||||
年 | クラブ | 出場 | (得点) | |||
2008-2012 | アルビレックス新潟 | 57 | (1) | |||
2013-2015 | 柏レイソル | 89 | (7) | |||
2016-2018 | ジムナスティック・タラゴナ | 69 | (1) | |||
2018 | 柏レイソル | 9 | (1) | |||
2019-2020 | 浦和レッズ | 20 | (0) | |||
2021- | ジェフユナイテッド千葉 | 101 | (9) | |||
通算 | 344 | (19) | ||||
代表歴2 | ||||||
2007 | 日本U-17 | 2 | (0) | |||
2012 | 日本U-23 | 6 | (0) | |||
2013-2014 | 日本 | 2 | (0) | |||
1. 国内リーグ戦に限る。2023年12月3日現在。 2. 2018年8月20日現在。 ■テンプレート(■ノート ■解説)■サッカー選手pj |
来歴
編集プロ入り前
編集東京都国立市[1] 生まれ。1歳年上の兄の影響で、小学1年生からサッカーを始めた[2]。
小学2年生の頃に石川県金沢市へ移り住み、地元のクラブ『仲良しスポーツ少年団』に入団[3]。当時のポジションはフォワードで、チームのエースストライカーを務めていた[3]。
中学校進学後はテイヘンズFCの下部組織に所属し、監督の勧めでディフェンダーへ転向[3]。2005年、U-15日本代表に選出された。
星稜高等学校進学後も各年代別日本代表に選出され、2007年、アルビレックス新潟の特別指定選手に登録された。同年、U-17日本代表の一員としてFIFA U-17ワールドカップに出場(グループリーグ敗退)。星稜高校では主将を務め、平成19年度全国高等学校総合体育大会で準優勝を果たしたが、第86回全国高等学校サッカー選手権大会では初戦敗退に終わった。
アルビレックス新潟時代
編集2008年、アルビレックス新潟に入団し、翌年、第89回天皇杯2回戦奈良クラブ戦で公式戦初出場。
2010年、J1第9節ヴィッセル神戸戦でリーグ戦初出場。ナビスコカップグループリーグ第4節京都サンガF.C.戦で公式戦初得点を記録した。同年、各クラブの控えメンバーを中心としたU-21日本代表に選出され、広州アジア競技大会に出場[4]。全7試合に出場し、史上初の金メダル獲得に貢献した。同大会後も関塚隆監督に重用され、ロンドン五輪アジア予選を戦った。
2011年、J1第1節アビスパ福岡戦での途中出場をきっかけにチャンスを掴み、徐々にレギュラーに定着。J1第13節浦和レッズ戦でリーグ戦初得点を記録した。
2012年、ロンドン五輪日本代表に選出され、オーバーエイジ枠で出場した吉田麻也と共にセンターバックを組み、過密日程の中全6試合に先発フル出場。メダルは逃したものの、44年ぶりのベスト4進出に貢献した。クラブでは最終節まで残留争いに巻き込まれたが、リーグ2位タイとなるシーズン通算34失点の堅守を支えた[5]。
柏レイソル時代
編集2013年1月5日、柏レイソルへの完全移籍が発表された[6]。J1第17節清水エスパルス戦で移籍後初得点を記録したが、これはJ1リーグ戦の通算17000ゴール目となるメモリアルゴールであった[7]。7月25日、東アジアカップ2013オーストラリア戦で国際Aマッチ初出場。
2014年10月5日、怪我により辞退した昌子源に代わり、約1年ぶりに日本代表に追加招集された。
2016年1月15日、柏レイソルを退団することが発表された[8]。
ジムナスティック・タラゴナ時代
編集柏レイソルを退団した後はスペイン・リーガ・エスパニョーラのラージョ・バジェカーノへの移籍に向けて交渉していたがまとまらず[9] 冬の移籍市場では新天地が決まっていなかったが、2016年2月16日、スペイン・セグンダ・ディビシオンのジムナスティック・タラゴナへの加入が発表された[10][11]。契約期間は2015-16シーズン終了までで、2年の契約延長というオプションが付けられている。リーグ戦では3位に入り昇格プレーオフに進出し、準決勝では6位のCAオサスナと対戦した。ホームで行われた第1戦は1-3と落とし、アウェーで行われた第2戦も2-3で敗れてプリメーラ・ディビシオンへの昇格はならなかった。
2017年2月26日、セグンダ・ディビシオン第27節のレアル・サラゴサ戦では海外移籍後初得点を決めた。
2018年8月19日、3シーズン在籍したジムナスティック・タラゴナから退団したことを自身のインスタグラムで発表した[12][13]。
柏復帰
編集2018年9月9日、柏レイソルへの2015シーズンぶりの復帰が発表された[14]。降格危機にあったチームを救えず、リーグ戦17位でJ2降格となった。
浦和レッズ時代
編集2018年12月19日、浦和レッズに完全移籍で加入することが発表された[15]。3バックの1角として活躍し、ACL決勝進出に貢献した。
2020年2月21日に行われたJリーグ開幕戦・湘南ベルマーレ戦で、2-2で迎えた69分に自陣ペナルティーエリア内でハンドの反則を犯し、このシーズンからリーグ戦で導入されたVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)とOFR(オン・フィールド・レビュー)が初めて適用された。OFRについて、「(自分のハンドしたシーンがスタジアムのオーロラ・ビジョンに映し出された)瞬間の歓声は、けっこうこたえた」と試合後に述べた。適用の結果PKを献上したが、これを相手FWタリクが外して事無きを得、チームもその後関根貴大の得点で3-2で勝利。試合後の取材に対し「正直、ホッとした」と答えた[16]。先発に定着する事はなく、退団となった。
ジェフ千葉時代
編集所属クラブ
編集- 1998年 - 2001年 仲良しスポーツ少年団(金沢市立諸江町小学校)
- 2002年 - 2004年 テイヘンズFCジュニアユース(金沢市立浅野川中学校)
- 2005年 - 2007年 星稜高校
- 2008年 - 2012年 アルビレックス新潟
- 2013年 - 2015年 柏レイソル
- 2016年 - 2018年 ジムナスティック・タラゴナ
- 2018年9月 - 同年12月 柏レイソル
- 2019年 - 2020年 浦和レッドダイヤモンズ
- 2021年 - ジェフ千葉
個人成績
編集国内大会個人成績 | |||||||||||
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年度 | クラブ | 背番号 | リーグ | リーグ戦 | リーグ杯 | オープン杯 | 期間通算 | ||||
出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | ||||
日本 | リーグ戦 | リーグ杯 | 天皇杯 | 期間通算 | |||||||
2008 | 新潟 | 26 | J1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
2009 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | |||
2010 | 4 | 5 | 0 | 1 | 1 | 2 | 1 | 8 | 2 | ||
2011 | 24 | 1 | 3 | 0 | 1 | 0 | 28 | 1 | |||
2012 | 28 | 0 | 4 | 1 | 0 | 0 | 32 | 1 | |||
2013 | 柏 | 23 | 1 | 3 | 0 | 2 | 0 | 28 | 1 | ||
2014 | 32 | 3 | 8 | 0 | 2 | 0 | 42 | 3 | |||
2015 | 34 | 3 | 1 | 0 | 2 | 0 | 37 | 3 | |||
スペイン | リーグ戦 | 国王杯 | オープン杯 | 期間通算 | |||||||
2015-16 | ジムナスティック | 18 | セグンダ | 15 | 0 | - | - | 15 | 0 | ||
2016-17 | 34 | 1 | 2 | 0 | - | 36 | 1 | ||||
2017-18 | 19 | 0 | 1 | 0 | - | 20 | 0 | ||||
日本 | リーグ戦 | リーグ杯 | 天皇杯 | 期間通算 | |||||||
2018 | 柏 | 4 | J1 | 9 | 1 | 2 | 0 | - | 11 | 1 | |
2019 | 浦和 | 15 | 0 | 1 | 0 | 2 | 1 | 18 | 1 | ||
2020 | 5 | 0 | 1 | 0 | - | 6 | 0 | ||||
2021 | 千葉 | 13 | J2 | 41 | 3 | - | 1 | 0 | 42 | 3 | |
2022 | 20 | 2 | - | 1 | 0 | 21 | 2 | ||||
2023 | 40 | 4 | - | 1 | 0 | 41 | 4 | ||||
2024 | |||||||||||
通算 | 日本 | J1 | 175 | 9 | 24 | 2 | 12 | 2 | 211 | 13 | |
日本 | J2 | 101 | 9 | - | 3 | 0 | 104 | 9 | |||
スペイン | セグンダ | 68 | 1 | 3 | 0 | - | 71 | 1 | |||
総通算 | 344 | 19 | 27 | 2 | 15 | 2 | 386 | 23 |
- 2007年は特別指定選手。
その他の公式戦
国際大会個人成績 | ||||
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年度 | クラブ | 背番号 | 出場 | 得点 |
AFC | ACL | |||
2013 | 柏 | 4 | 9 | 0 |
2015 | 9 | 0 | ||
2019 | 浦和 | 10 | 0 | |
通算 | AFC | 28 | 0 |
その他の国際公式戦
- 2014年
- スルガ銀行チャンピオンシップ2014 1試合0得点
- 2015年
- AFCチャンピオンズリーグ2015 東地区プレーオフ 1試合0得点
- 公式戦初出場 - 2009年10月11日 第89回天皇杯2回戦 奈良クラブ戦(東北電力ビッグスワンスタジアム)
- Jリーグ初出場 - 2010年5月1日 J1第9節 ヴィッセル神戸戦(ホームズスタジアム神戸)
- 公式戦初得点 - 2010年5月26日 ヤマザキナビスコカップグループリーグ第4節 京都サンガF.C.戦(東北電力ビッグスワンスタジアム)
- Jリーグ初得点 - 2011年5月28日 J1第13節 浦和レッズ戦(埼玉スタジアム2002)
- 国際Aマッチ初出場 - 2013年7月25日 東アジアカップ2013 オーストラリア戦(華城総合運動場)
代表歴
編集出場大会
編集- U-15日本代表
- U-16日本代表
- U-17日本代表
- 2007年 2007 FIFA U-17ワールドカップ(2試合0得点)
- U-19日本代表
- 2007年 AFC U-19選手権2008 (予選)(3試合0得点)
- U-20日本代表
- U-21日本代表
- U-22日本代表
- 2011年 - ロンドンオリンピックアジア2次予選
- 2011年 - ロンドンオリンピックアジア最終予選
- U-23日本代表
- 日本代表
- 2013年 EAFF東アジアカップ2013(1試合0得点)
試合数
編集- 国際Aマッチ 2試合 0得点(2013年 - 2014年)
日本代表 | 国際Aマッチ | |
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年 | 出場 | 得点 |
2013 | 1 | 0 |
2014 | 1 | 0 |
通算 | 2 | 0 |
出場
編集No. | 開催日 | 開催都市 | スタジアム | 対戦国 | 結果 | 監督 | 大会 |
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1. | 2013年7月25日 | 華城 | 華城競技場 | オーストラリア | ○3-2 | ザッケローニ | EAFF東アジアカップ2013 |
2. | 2014年10月14日 | カラン | シンガポール・ナショナルスタジアム | ブラジル | ●0-4 | アギーレ | 国際親善試合 |
タイトル
編集クラブ
編集- 柏レイソル
- Jリーグカップ:1回(2013年)
- スルガ銀行チャンピオンシップ:1回(2014年)
代表
編集- U-21日本代表
- 日本代表
個人
編集- AFCチャンピオンズリーグ ドリームチーム:1回(2013年[18])
脚注
編集- ^ https://www.urawa-reds.co.jp/topteam/detail/?id=163 浦和レッズプロフィールより
- ^ 常勝集団で 世界に挑む 柏レイソルDF 鈴木大輔 - 北陸中日新聞 2013年4月17日
- ^ a b c (10)恩師3人忘れえぬ教え : ~夢の舞台へ~ : 男子サッカー 鈴木大輔選手 22(金沢市出身) - 読売新聞 2012年7月7日
- ^ “雑草”たちがアジア1に!! - ゲキサカ 2010年11月26日
- ^ 柏、五輪4強貢献の新潟DF鈴木獲り - 日刊スポーツ 2012年12月6日
- ^ “鈴木 大輔選手が移籍加入”. 柏レイソル (2013年1月5日). 2013年2月3日閲覧。
- ^ J1通算17000ゴール目が誕生…柏の鈴木大輔が記録 - サッカーキング 2013年7月18日
- ^ “鈴木 大輔選手が退団”. 柏レイソル. 2016年1月15日閲覧。
- ^ 柏DF鈴木大輔、ラージョのオファー認める 1月の移籍が実現へ? Goal.com 2015年11月10日
- ^ “鈴木大輔、スペイン2部クラブと契約…ヒムナスティック・タラゴナに加入”. サッカーキング. 2016年2月17日閲覧。
- ^ “鈴木大輔のスペイン移籍が決定 2部ナスティックと今季終了時までの契約を結ぶ”. GOAL 2016年2月17日閲覧。
- ^ スペイン2部退団鈴木大輔が別れの挨拶「決して忘れません」 サンスポ 2018年8月20日
- ^ 鈴木大輔がスペイン2部タラゴナ退団「難しい決断」 日刊スポーツ 2018年8月20日
- ^ “鈴木 大輔選手 加入のお知らせ”. 柏レイソル. 2018年9月9日閲覧。
- ^ “鈴木大輔選手 完全移籍加入のお知らせ”. 浦和レッドダイヤモンズ. 2018年12月19日閲覧。
- ^ “「VARをビジョンに映す」選手に与えた心理的影響は? ハンドの鈴木大輔、PK外したタリクの本音”. real-sports.jp. 2020年4月15日閲覧。
- ^ “鈴木大輔選手の加入について”. ジェフユナイテッド市原・千葉. 2020年12月28日閲覧。
- ^ The AFC Champions League Dream Team - AFC Champions League (Official) Facebook 2013年11月15日
関連項目
編集外部リンク
編集- 鈴木大輔 - Olympedia
- 鈴木大輔 - Sports-Reference.com (Olympics) のアーカイブ
- 鈴木大輔 - National-Football-Teams.com
- 鈴木大輔 - Soccerway.com
- 鈴木大輔 - FootballDatabase.eu
- 鈴木大輔 - WorldFootball.net
- 鈴木大輔 - Transfermarkt.comによる選手データ
- 鈴木大輔 - FIFA主催大会成績
- 鈴木大輔 - J.League Data Siteによる選手データ
- 鈴木大輔 - playmakerstats.com
- 柏レイソルによる公式プロフィール
- 鈴木大輔 (@4_DAISUKESUZUKI) - X(旧Twitter)
- 鈴木大輔 (@4daisuke4) - Instagram